&font(#6495ED){登録日}:2012/05/14(月) 21:25:56 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &bold(){ガガガッ} &bold(){ガガガッ} &bold(){ガオガイガー!} &bold(){ガガガ} &bold(){ガガガガッ} &bold(){ガオガイガー!!} } 『勇者王誕生!』はアニメ『[[勇者王ガオガイガー]]』及びそのシリーズのOP曲。 作詞:米たにヨシトモ氏(同アニメ監督) 作曲:田中公平氏 歌手は【アニソン界の若獅子】こと[[遠藤正明>遠藤正明(歌手)]]氏であり、遠藤氏の当たり曲。 ***■概要 言わずと知れた熱血ロボットアニメ「勇者王ガオガイガー」を象徴する一曲。 それを製作するにあたって米たに監督が「アニメ本編と一体化した歌」を考えたのが始まり。 作曲の田中氏と監督、その他大勢のスタッフの協力により本曲は完成した経歴を持つ。 特徴は、なんと言っても「アニメソング」らしいストレートな熱い歌詞。 本作が放送されていた97年当時は歌詞と番組の内容が全く関係が無いようなタイアップの主題歌も珍しくなかった中で、「合体」や「必殺技」など数々のキーワードをふんだんに盛り込んである。 「勇者王ガオガイガー」は視聴率などは割と不遇なほうであったが、遠藤氏の力強い歌声による「ガガガ、ガガガ」の連呼は当時の少年達の耳に強烈なインパクトを残し、「あの主題歌だけは覚えてる」という者も少なくなかった。 尚、当初の予定では『ガ』の数を400個を想定して歌詞を作ろうとしていたらしい(実現していたら大変なことになっていたことだろう)。 また、この曲はいわゆる詞先(歌詞を先に製作し、それに曲を付けるという順序)で作られている。 そのためか、七五調のシンプルかつ堅実な歌詞に反して「どうしてこの歌詞にこんなメロディを付けようと思ったんだ」と言いたくなるほど複雑な音程やリズムになっており、素人がカラオケで歌いこなすには難しい曲である。 実際、オリジナルの歌手である遠藤正明も初めてこの曲を紹介されたときはあまりの複雑さに頭を抱え、作曲者の田中公平も「どうしても歌いこなせる歌手が見つからなかったら、仕方ないから自分で歌おう」と思っていたという。 歌詞は後述する「TVアニメVer.」とOVA「神話Ver.」の二種類であるが、 (プロトタイプであるデモテープを含めれば三種類だが遠藤氏が歌っていないので割愛) 歌詞が似ていることや、コーラスが付いた別バージョンがあるなどで非常にややこしく、 歌っている遠藤氏はライブでこの曲を歌う際、歌詞を間違えることがある。(まぁお約束みたいなモノなのでそこはご愛嬌) 余談だが、同じタカラ版権で主人公がサイボーグのロボットアニメ、 『[[鋼鉄ジーグ]]』の主題歌も歌詞の8割がバンバンとダンダンで埋め尽くされた熱血ソングだったりする。 &bold(){■勇者王誕生!} TVシリーズで使用されたバージョン。 記念すべき第一号。通称「無印」 『ガ』の数は124個。 曲の歌詞、映像はともに本編の内容にマッチしており、今OPを見ても十分にカッコいい。 DAMには映像つきで収録されているので、勇者なら歌おう。 高らかに歌い上げられている「[[ディバイディングドライバー]]」が必殺技でも武器ではなく、市街地の被害(と、作画の手間)を減らすための道具であることは有名。 他には、スタッフの大半が「[[ゴルディオンハンマー]]」を「ゴールデンハンマー」だと思ってたらしい。 実際金色になるけど。 ちなみにOP映像は話が進むにつれ少しずつ変更されており、全部で8種類存在する。 &bold(){■勇者王誕生!~神話ヴァージョン~} “神話”の読みは「マイソロジー」 続編OVA「[[勇者王ガイガイガーFINAL]]」に使用されたバージョン。 作中に合うように前半は『[[闘う勇者王>ガオファイガー]]』、後半は『[[新たな勇者王>ジェネシックガオガイガー]]』が登場するなど、 歌詞の変更やイントロのアレンジ等があり、以降の派生ヴァージョンはこれをベースにしている。 ちなみにOPとして使われたのはOVA 第2話から(第6話まで)であり、 第1話では挿入歌、7話は後述の究極、8話はピアノバージョンが使用されている。 さらにTV放送する際は、後述する「集大成ヴァージョン」にこれまたOP枠をもっていかれた。 前半モチーフのガオファイガーも作中ではやや扱いが悪い点もある。というか唯一「&bold(){ぼくらの勇者王}」になれなかった…… 『ガガガォ、ファイティング、ガオガイガー』と歌うとかっこよく歌える。 以下、派生ヴァージョン &bold(){■究極神話ヴァージョン} 「究極神話」と書いて「きゅうきょくマイソロジー」と読む。 『神話ヴァージョン』の後半歌詞に「[[GGG]]少女歌激部隊」によるコーラスが付いているのが特徴。 監督曰く『子供っぽさを出したかったから』とのこと。その目論見は大成功していると思う。 OVA第7話OPとして使用された際はネタバレを防ぐため、後半歌詞の最終兵器の部分はカット。 映像の方も、代わりにジェネシックとガオファイガー(と[[ガオガイガー]])が握手する絵に変更された。 (CD版ではきちんと聴けるためご安心を) &bold(){■完璧絶叫ヴァージョン} 「完璧絶叫」と書いて「パーフェクトぜっきょう」と読む。 『無印』と『究極神話』をフルで繋げ、さらに「絶叫」の名の通り、 勇者ロボ全部の武器や必殺技などのセリフを取り入れた究極の勇者王ソング。 要所要所で凱兄ちゃんや勇者ロボが熱くシャウトしてくれる。 「ディバイディングドライバー」の辺りも使っている本人が叫んでいる。 カラオケではCROSSOやDAM等の機種には入っているため歌うことは可能。 ただし、2曲分の長さなので8分以上ある上、「メイン」「コーラス」「セリフ」のパートがあるため最低3人はいないと歌えない。 まぁ、勇者である諸君なら歌えるであろう(きっと……) [[ベターマン]]のあの人も登場。 ???「勇者なら歌え!!!」 &bold(){■集大成神話ヴァージョン} “集大成神話”の読みは「ギャザリングマイソロジー」 こちらは通常の『神話ヴァージョン』に「スリージーズ2005」(アニメ出演者達)コーラスとパーカッションが入っているもの。 サビが始まるとどこからともなく「ガガガガガガガガガ…」というコーラスが聞こえてくるため、これまでにない迫力がある。 全曲中コーラスを含めると「ガ」の数が一番多い曲。offボーカルでも歌として成立できる気がする。 第一話ではネタバレ全開の画像を使用した特別版が流れ、また公式MADともいうべき特典動画もある。 ガオファイガーからジェネシック・ガオガイガー……そして四体のガオガイガーによるヘルアンドヘヴン。 最後を締めるのは一号ロボ『ガオガイガー』という、一号ロボを大切にしたいという願いが存分にこもった動画となっている。 ……一体[[レプリジン>レプリジン(勇者王ガオガイガー)]]がいるとか突っ込んじゃダメ ちなみに初代勇者王誕生!の女性バックコーラスが歌詞変更されてない部分だけ流用されている。 例えば『舞い上がれ』の『上がれ』に勇者王誕生!の『立ち上がれ』の『上がれ』を流用している他、 『闘う勇者王』に『ぼくらの勇者王』の勇者王を流用している。) &bold(){■-extra-} 『FINAL』のサウンドトラックvol.1に収録されたボーナストラック。歌詞はテレビ版と共通。 歌手は※mai。当時の[[宇多田ヒカル]]と新人賞を争った(嘘)とも言われ、 米たにヨシトモ監督が「健康のため聴きすぎに注意」と警告するほどの歌唱力は必聴(上手いとは言っていない)。 なお、※とかmaiとかついているが、&bold(){米}たにヨシトモとは一切関係が無い(大嘘ォ)。 「歌ってみた」とか「職権濫用」とかは言ってはいけない。 &bold(){■ピアノソロ・ヴァージョン} 日本人ピアニスト「島健」氏の演奏によるヴァージョン。 OVA最終話に使用されたヴァージョンであり、物語の最後を締めくくった。 さて、多くの種類が存在する本曲であって視聴するのは大変そうだが、 2005年に発売された「ガ王~勇者王誕生!10連発!!~」を購入すれば&font(#ff0000){全曲聴けた}ので心配は無用だ。 また、ナレーションの小林氏の歌う「歌詞指導ヴァージョン」、謎の吟遊詩人の歌う「-extra-ヴァージョン」など 変り種もあるため聴いてみる価値ありである。 ちなみにプロトタイプである作曲家の田中公平氏が歌うデモテープ版では歌詞が異なっており、 特にディバイディングドライバーがプロテクトシェードになっているという、今思うと面白い歌詞となっている。 「空間湾曲・・・プロテクトシェエエエエエエエエエエド!!」 ……「全曲聴けた」という事で、実はその後に発表されたヴァージョンも存在する。 &bold(){■パチンコ Ver.} SanThreeのパチンコ『CR勇者王ガオガイガー』で新たなバージョンが登場した模様。 具体的にどこが変わったかは、パチンコを打ったことがないのでわかりません(苦笑) アニメは描き下ろしのようだ。 &bold(){■Present of the Voice Ver.} 遠藤正明のアルバム『Present of the Voice』に収録されたヴァージョン。 歌っている本人すら想像出来なかったまさかのアコースティックアレンジ。 ***&bold(){カバー} &bold(){■勇者王誕生!パラパラVer.} 石田燿子が歌うパラパラバージョン。 &bold(){■勇者王誕生!-神話ヴァージョン-ユーロビートVer.} [[石原慎一]]が歌う『神話ヴァージョン』をユーロビート調にアレンジしたもの。 これはこれでいい曲なのだが、特撮作品で熱い歌を歌っていた石原氏が歌っているためか「普通に歌っているバージョンも聞きたかった」という声もある。 &bold(){■いでよ ガイアレオン} [[トミカヒーロー レスキューファイアー]]の挿入歌でガオガイガーとは一切関係ない。 だが、同じ遠藤正明氏が歌っているうえ、[[ガイアレオン]]のモチーフがライオン。 さらに歌詞に『ガ』や『ガガガ』が存在するため、良くネタにされる曲。 最後に監督より一言。 ***勇者なら歌ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!! #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,5) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 個人的に神話ヴァージョンは一番は集大成、二番は究極が好き。 -- 名無しさん (2013-07-14 00:33:01) - 作曲者の田中公平氏本人が歌った試作品のデモテープはバリエーションのひとつに入らないのかな?(ちなみに、田中氏はボーカリストとしての訓練も受けた経験があるため歌は結構上手い) -- 名無しさん (2013-07-14 02:21:12) - 田中さん、キングゲイナーの仮歌も歌ってたよな。歌手としても食っていけそう -- 名無しさん (2013-09-09 23:51:03) - 一度、完璧絶叫を一人で歌おうとやってみたけど、無理でした… しかも喉が酷い事になった… 俺は勇者になれない… -- 名無しさん (2013-11-03 03:00:09) - デモテープだとプロテクトシェードなんだよなwディバイディングドライバーもそうだが、無印一番の武装は全部武器じゃねぇのか -- 名無しさん (2013-11-03 07:02:14) - ガガガガガガガイアレ~オ~ン♪ -- 名無しさん (2013-12-04 12:56:59) - 集大成神話ヴァージョンを最初に聴いたときの衝撃が忘れられない… -- 名無しさん (2014-07-25 23:07:33) - 監督も何気に歌上手いんだよな(笑) -- 名無しさん (2014-11-23 15:11:06) - 最初は通常、集大成神話ヴァージョンは最後に聞いた方がいい気がする。 -- 名無しさん (2015-10-18 11:55:21) - 「歌詞は普通に七五調なのに曲は違っててなんか歌いにくい」って誰かが言ってたな -- 名無しさん (2015-12-23 19:17:23) - 5つ↑、確かに武器じゃないよな。ディバインディングドライバーは武器として代用出来なくは無いかもだけど基本的に闘技場を作る装備だし、プロテクトシェードは盾、スパロボでスターガオガイガーの追加武器として扱われているガトリングドライバーも実は武器じゃないからな(BXでようやく本来の使われ方になったが武器欄がヒジョーに寂しい事に・・・・・) -- 名無しさん (2016-05-09 07:21:06) - ガで加速ってのがニコ動に有るけど、タグ通りに腹筋が光になるw -- 名無しさん (2016-10-28 09:21:07) - いつかガガガ対ベターの御伽噺(ジョブナイル)ヴァージョンもいつか作られて欲しいなぁ。一番の装備シャウトはヘルアンドヘブンとか -- 名無しさん (2017-02-04 19:28:49) - ↑そういえばヘルアンドヘブンはガオガイガーを代表する技だけど完璧絶叫ヴァージョンくらいでしかないのか。まあ、ヘル・アンド・ヘブンって叫びにくい気もするけど -- 名無しさん (2017-02-04 19:44:55) #comment #areaedit(end) }