下妻物語

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下妻物語 - (2024/02/29 (木) 12:46:01) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2012/06/20 Wed 23:27:51
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&font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます

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#center(){&font(#f09199){ふたりなら、}&font(#800080){負ける気がしねえ!}}








小学館より刊行された嶽本野ばらの小説、およびそれを原作とした映画。

映画版は[[中島哲也]]監督の8年ぶりの長編監督映画であり、その大胆な演出によって自身の名を大きく知らしめた出世作。

かねさだ雪緒による漫画版も刊行された。

茨城県の田舎町・下妻を舞台に、自己中なロリータ娘と人情に篤いヤンキー娘の、水と油のような二人の友情を描く。



*【ストーリー】
ここは茨城県にある田畑に囲まれた田舎町・下妻。
何もないこの町で服を買うところと言ったらジャスコくらい。
そんな下妻に住む女子高生・竜ヶ崎桃子は18世紀のロココ時代に憧れる根っからの&font(#f09199){ロリータ趣味}の少女だ。
ジャージ天国の尼崎生まれの彼女は、ダメ親父と愛人と家を出た母に囲まれ無慈悲な、非常に冷めた性格となり、何者にも縛られない、楽しいことばかりの孤高の生活を楽しんでいた。
そんなある日、桃子がベル○ーチのバッタ物を売りつける商売をしていると、客として一人の少女が現れる。
その時代錯誤な&font(#800080){ヤンキー少女}・白百合イチゴは何度か桃子と会話をするうちに頻繁に家に出入りするようになる。
最初はイチゴを鬱陶しがっていた桃子であったが、ヤンキーなのに人情に篤くちょっとおバカなイチゴのノリに押され、次第に打ち解けるようになっていく。
そして、イチゴがレディースチームの頭にお祝いをするため特攻服に刺繍を入れることになり、桃子の行きつけの代官山で二人は伝説の刺繍屋を探すことに…。

*【登場人物】
※()内は映画キャスト

&bold(){○竜ヶ崎桃子}(深田恭子)
ヒラヒラ好きなロリータ趣味の高校生。
DQNな両親に囲まれ無慈悲かつ冷めきった自己中心的な性格に育った。
他人に全く興味がなく、友達もいないがそれをなんとも思っていない。自身のロリータとしての生き方に絶対的な誇りを持ちそれを曲げようとはしない。
しかし、自分とは正反対のイチゴとの出会いで彼女がかけがえのない存在になっていく。
趣味の刺繍の腕は天才レベルで、プロも認めるほど。
&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){本人は認めていないがパチンコも}}}
ロリータブランドの[[BABY, THE STARS SHINE BRIGHT]]の大ファンで、店からもお得意様扱いされている。

&bold(){○白百合イチゴ}(土屋アンナ)
どぎつい顔つきのヤンキーな高校生。レディースチーム「舗爾威帝劉(ポニーテール)」のメンバー。バイク(原付)で疾走することをこよなく愛し、自由な所属チームに愛着を抱いている。
義理人情に篤く貸した借りは必ず返すことが主義な熱血気質だが、漢字や知識に疎いおバカ。
「イチゴ」というヤンキーなのに可愛い名前にコンプレックスを抱いており、人前では「イチコ」と名乗っている。
厳しい親の元に生まれ、中学時代は酷いいじめに遭い悩んでいた所を現チームの頭・亜樹美に救われた恩でチームに入った。
桃子の生き方に忠告する一方で、彼女の自由な生き方に憧れを持つようになる。

&bold(){○桃子の父}(宮迫博之)
通称・ダメ親父な尼崎のチンピラ
ヘタレのくせにヤクザになり、ある日妻と出会って出来ちゃった婚。
しかし離婚を経てさらにヘタレになり、冷めた娘には騙され金をせびり取られる毎日。
おまけにバッタ物の商売に手を染め、向こうから目をつけられたことから実家の下妻に逃げて現在は的屋にありついている。

&bold(){○桃子の母}(篠原涼子)
もとスナック嬢でダメ親父とできちゃった婚したが、夫の甲斐性なしに呆れ果て、自分を担当した産婦人科医と浮気して再婚。
現在もたかの友梨エステティックシンデレラコンテストに応募するなど、プロポーションも抜群。

&bold(){○桃子の祖母}(樹木希林)
ダメ親父の母。今は落ち着いてるが、かつては相当なヤンキーだった。飛んでいる虫を手づかみにするほどの俊敏さを未だ持ち合わせている。またレア物の原付を所持している。
孫にきちんと物事を諭せるがばいおばあ様。

&bold(){○亜樹美}(小池栄子)
舗爾威帝劉のヘッド。
貫録があって面倒見のいい姉御肌なマブい女。近々結婚で引退予定。しかしイチゴ以外の部下には恵まれなかったようだ。

&bold(){○一角獣の龍二}(阿部サダヲ)
パチンコ屋で出没する自称下っ端の極道。
エナメル靴に超長いリーゼント(原作ではオールバック)が特徴。イチゴを助けたことで彼女に惚れられる。
小説の次回作では…

&bold(){○ミコ}(矢沢心)
舗爾威帝劉のメンバーの一人で、亜樹美の後釜のヘッド。
亜樹美が引退するや否やチームの方針をねじ曲げ強豪チームに育て上げた。喧嘩は弱いが人に命令するのだけは一人前な小物。

&bold(){○磯部明徳}(岡田義徳)
BABY,THE STARS SHINE BRIGHTの社長で、桃子にとっての神様。桃子が施した刺繍を見てそれに惚れ込み、彼女に自社の製品に刺繍を加えてほしいと依頼する。
ちなみに実在の人物であり、現在も同社代表取締役を務めている。

&bold(){○妃魅姑<ヒミコ>}
かつて茨城に存在したと言われる伝説のレディース。
たった一人で暴力団を壊滅させ、こつ然と姿を消したという。彼女の御用達の刺繍屋が代官山にあるとされる伝説の刺繍屋「閻魔」であり、桃子たちはそこを探すことになる。
&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){実はイチゴの妄想の産物。}}}






*【作中に登場する実在の会社・スポット】
・&bold(){ジャスコ}
下妻市民御用達の何でも屋。
食料品は勿論、服は安上がりであらゆる物が手に入る。
東京のパルコ以上。
ちなみにリアルでは映画公開から4年後、他のジャスコと共にイオンへとリニューアル。映画館イオンシネマも増設された。

・&bold(){ベル○ーチ、ユニ×ーサルスタジオ}
ダメ親父がパクったバッタ物のブランド品として登場。
だが、勝手なコラボはユニ×ーサルを怒らせた。

・&bold(){BABY,THE STARS SHINE BRIGHT}
桃子御用達のロリータブランド。
梅田のデパートで虜になって以来、桃子はずっとここから服を買い続けている。
現在は下妻からはるばる代官山まで電車を使って買いに来ている。
なお代官山の本店は現在原宿に移転しており、また梅田店も残念ながら2019年に閉店している。

・&bold(){貴族の森}
実在する喫茶店。現在は「森の館」に名称を変更している。

・&bold(){たかの友梨エステティックシンデレラコンテスト}
美容整形したオバ…お姉様方が出場する美女コンテスト。
桃子の母が出場したが敗退した。

・&bold(){牛久の大仏}
イチゴがチームのメンバーからけじめをつけることになった空き地のすぐそばにある。
相当デカい。
火は吹かない。





 


イチゴ「そんな項目どこで追記修正やってんだ?」
桃子「アニヲタの集いのアニヲタWiki。 ねぇ、その項目どこで追記修正やってるの?」
イチゴ「ジャスコだよ!」

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- ジャッコ(ジャスコ)ねぇ・・なつかしいなぁ。いまじゃイオンとかいうバカらしい名前になったけど  -- 名無しさん  (2014-07-13 04:43:49)
- 今はつくばエクスプレスがローカル線経由で使えるため、東京出るのは若干楽。これが舞台の時期は片道3時間だそうな。  -- 名無しさん  (2014-07-13 05:30:32)
- 実際ホントにジャスコくらいしかなかった当事、それでもあのあたりじゃ一番発展してたんだよね下妻  -- 名無しさん  (2014-07-14 04:36:54)
- 挿入歌のshe side  -- 名無しさん  (2016-12-06 08:35:56)
- ↑ミス 挿入歌のshe saidが好きなんだけどあんまり配信とかされなくて悲しい。歌手の及川リンさんが嫌われ松子の一生なんかで採用された曲なんかはよく見かけるんだけど  -- 名無しさん  (2016-12-06 08:39:17)
- 下妻行くことがあったが映画のまますぎて笑えた。あれもこれもジャスコである。  -- 名無しさん  (2017-06-09 14:25:44)
- この映画の深キョンが可愛くて可愛くて、ロリータファッションの似合うことよ  -- 名無しさん  (2022-03-04 20:55:00)
- 磯部社長がなんだかんだ優しいのがすき  -- 名無しさん  (2023-02-19 16:04:09)
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