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MR-S - (2020/07/05 (日) 16:11:15) のソース
&font(#6495ED){登録日}：2010/02/19 Fri 21:08:46
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[[トヨタ自動車]]が1999年～2007年まで生産販売していたオープンカー。
バブル期のパワー戦争に巻き込まれ、初期型は欠陥車とまで言われたMR2((実際スタイルを重視しすぎて挙動がアレだったので仕方はないが…なおIII型以降はかなりまともに))の反省から、ライトウェイトスポーツを主軸とした設計をされたトヨタ最期のミッドシップ2シーター。
軽い車体に同じく軽い常識的な出力で低域を重視したエンジンを搭載。
MR2で難点とされたじゃじゃ馬さを緩和し、出力から来る速さではなくミッドシップの利点を活かし軽量さと低域主体のエンジンによる高速なコーナリングによる速さで「扱い易く、楽しい車」に進化している。
よくミッドシップな点が目を引くMR-Sだが、特に話題となった特徴は、
6速シーケンシャルセミオートマチックトランスミッションが搭載されたグレードがある点である。
車載コンピュータにより下手な者が変速するより遥かに高速な クラッチ→シフト操作→回転合わせ→ミート の手順を実現。
シフトダウンの素早さは、MR-S自体が嫌いと公言していたレーサーをも唸らせたほどである。
ただし稀に初期型ではシフトチェンジがされなくなる等の不具合が見られた事もありディーラーはシーケンシャルＭＴ車を余り奨めなかったとされる。
後にトヨタ側の改修や近年のコンピュータ関連技術の凄まじい発展により改善され、さらに最終型では以前より速い速度でのシフトチェンジを実現した。
しかしエンジンスペックに目を引く部分が無く、似たようなパッケージのロードスターと時期からして被ってしまい、高出力を求める若い世代等の食指を動かすには至らず、2007年には製造が中止され、トヨタのスポーツカーは絶滅してしまった。
当時はスポーツ=パワーだったし、ATは女子供が乗る物だったのでセミオートマも注目されず。
なんとかしてターボ化しようにもトランクが無くなったせいでインタークーラーの置き場所に困る、というのがマイナス要素になってしまった。
同じ1ZZ型エンジンを搭載したロータス・エリーゼ フェイズIIは、7代目セリカなどにも搭載された2ZZ型エンジンを搭載したモデルもあったことから、MR-Sにも2ZZ型エンジン搭載モデルも出すべきだとの声もあった。
しかしオープンカーとして見ると重く排気量が高いマッスルカーに対して税金やガソリン代も軽く、スポーティーカーとして見てもミッドシップと軽量な車体、低域重視のエンジンによりコーナリング性能が高いので日本の道路事情、経済事情から選択される事も少なくない。ただし荷物は冗談抜きで積めないので注意。MR2にあったリアトランクがなくなり、シート後ろにちょっとした荷物をおいておける場所があるぐらいである。%%あと助手席%%
トヨタはこの車をスポーツカーではなくセクレタリーズカー（秘書の車＝大企業で秘書職を務めるようなデキる女が乗りこなす車）と見ていた節があるが、
スーパーGTのベース車両に使われたこともあり、決してスポーツカーとして素性が悪いわけではない。
ただしアレは魔改造of魔改造なのでロードカーとの共通点は？と言われるとアレなのだが。
今ではプリウスがこの魔改造のベースになっている。一時期だが''プリウスなのにミッドシップで、エンジンはスーパーフォーミュラで使ってた奴''なんて状況だった((現在はレギュレーションで「エンジンの搭載位置はベースモデルと同じ位置」になったため、フロントエンジンに、でも駆動形式は変更OKなのでFF→FRと相変わらずの魔改造。))。
現在では余り言われなくなったが、近い時期に出たポルシェのボクスターに似た外見だったので、
プアマンズポルシェ
(貧乏人のポルシェ)
といった蔑称がつけられていた。
マツダの2代目サバンナRX-7((『頭文字D』の高橋涼介の愛車として有名。))も、ポルシェ924・944と似ていたことから、同様に呼ばれていた。
しかしその様な蔑称を使う者はポルシェの金銭的価値を自慢したいだけで、ポルシェのオーナーとなっている者や本当に車が好きでは無い者でしかない。
C1クラスのベンツを小ベンツと呼ぶ者も然りで、このベンツクオリティーがコンパクトにまとまった車は世界中で名車として受け入れられている。
尤も、ポルシェボクスターやポルシェ924・944自体も原理主義的又は過激なポルシェユーザーからはプアマンズポルシェ呼ばわりされているため、その割を食らったといえなくもないが・・・。
さらに、プアマンズポルシェという言葉自体蔑称のみで使われているわけではなく、フォルクスワーゲン・カルマンギアや日産・フェアレディZのように愛称として使われている場合もあるので気をつけたい。
現在でもロールバーを装着してテクニカルなコースを走り回っているのを見る事ができたりするこのMR-S。
肩肘張らずにどこでも乗りたいと思わせられる車である。
因みに安価なMR車ということもあってか、ランボルギーニやフェラーリのレプリカのベース車両として使われることも少なくない。
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- 大昔にガラケーで作った項目が・・・サルベージありがとうございます。 -- 名無しさん (2014-01-10 01:30:20)
- プアマンズポルシェとはいうけど、比較すること自体そもそもが畑違いなのよね（某レースゲームに例えるなら大概のポルシェ車をRTS仕様のアッソルート車（ハンドルも軽い奴もいるが）とすると、差し詰めMR-SはMMM仕様のアージュ・ソロ車のタイプをドリフトに変えたものって感じ） -- 名無しさん (2014-01-10 05:48:02)
- 発売当初は、この価格のくるまによくセミATつんだなぁと感心した。 -- 名無しさん (2014-08-11 17:27:23)
- 連れがいじって楽しんでるけど、良いクルマだと思うなあ -- 名無しさん (2014-08-14 21:35:57)
- 意外にもこいつだけはレギュラーガソリン仕様 -- 名無しさん (2014-12-31 00:00:19)
- 時代が悪かったってのもあるよなぁ -- 名無しさん (2015-07-15 15:44:47)
- 最近は公道でもあんまり見なくなったけど、ハマスタのリリーフカーとして未だに現役なのは嬉しい。 -- 名無しさん (2015-07-16 13:38:20)
- トヨタ車のうえに安上がりで手抜き！遅い！って叩かれるよね。でもこれくらいで良いと思うけどな。部品は一般車と共通だから直しやすい、誰でも買えるように出来るだけ安く乗りやすく。不便なところもあるけど本来の若者向けってこういうことじゃないの？そのうえで目覚めちゃった人はエボやインプ、ＧＴ－Ｒに買えばいいんだし -- 名無しさん (2015-10-19 21:20:00)
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