&font(#6495ED){登録日}:2012/03/23(金) 05:11:34 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(#afeeee){あなたはどこにいるのですか} &font(#afeeee){たった一人のわたしに} &font(#afeeee){あなたは気づいてくれますか} &font(#ff7800){&bold(){超攻!}} &font(#ff0000){&bold(){合神!}} &font(#008000){&bold(){GO!!}} &font(#0000ff){&big(){&bold(){サーディオンッッ!!!}}} &font(#ff0000){※上記はイメージです※} } &bold(){超攻合神サーディオン}とは、1992年にアスミックにより制作されたARPGである。 ハードはSFC。 発売当時の価格は&font(#ff0000){8800円}。時代を感じずにはいられない。 【メインスタッフ】 企画 ガイナックス メカデザイン カトキハジメ 森木靖康(OVA版[[ゼオライマー]]他多数) 音楽 田中公平([[サクラ大戦]]シリーズ他多数) 御覧の通り、スタッフヲタならば(いい意味で)目を疑いたくなるほど豪華な顔ぶれである。 が、後述する諸々の理由により「くそったれ」なゲームとして歴史に埋もれてしまった。 【あらすじ】 太古の太陽系第四惑星「火球」―― ここでは三つの文明、すなわち #center(){&font(#008cff){「超科学」}&font(#ff0000){「超精神」}&font(#008000){「超自然」}} に属する人類が、果てしない争いを繰り返していた。 だが、この争いは予想だにしない形で終結する。 突如空間転移してきた正体不明の外敵――&font(#800080){機械化惑星}によって。 惑星から放たれた金属生命体により、人類は滅亡の危機にまで追いやられた。 これを打倒するため三大文明はついに結束し、切り札たる決戦兵器を建造する。 それこそが超攻アーマー&font(#0000ff){サーディオン}。人類の技術を結集したスーパーロボットである。 圧倒的な戦闘力で金属生命体を蹴散らしていくサーディオン。 しかし再び発生した空間転移に、機械化惑星共々巻き込まれてしまう。 #center(){◆◆◆} それから8000年後―― 三大文明はそれぞれ三つの惑星に分かれ、愚かにもまた争いを始めていた。 そして争いが繰り返されると同様に、三度空間の歪みが太陽系を震撼させる。 &font(#800080){機械化惑星}――かつて人類を壊滅寸前まで追い込んだ「敵」の再来である。 三惑星は各々の技術を以て、三機の「戦闘デバイス」を開発。 さらにこれらを合体させることで、伝説の機体を模した新たなる「超攻アーマー」を完成させる。 機械化惑星とは!? サーディオンとは!? #center(){ 多くの謎の答えを求め そして人類の存亡を懸け &big(){&bold(){最後の戦いが、始まる――}} } だいたいこんな感じ。 本家や説明書にはさらに詳しく書いてあるので、そちらも見るとよりwktkできるだろう。 【超攻アーマー】 以下の機体に変形しながら敵と戦うことになる。 #center(){&blankimg(サラマンダーその他(サーディオン).jpg,width=140,height=105)} &font(#ff7800){●サラマンダ}(画像左) 「超科学」の技術を有する火球で建造された「ヒューマノイド型超攻アーマー」。 カトキデザインが光るリアル系機体。 通常ショットを上下に撃ち分けられるため、非常に使いやすい。 特殊武器はグレネードやレーザーなど、ショットを変化させるものが多い。 大半の局面はこいつだけで事足りてしまう。 &font(#ff0000){●アルセイデス}(画像右) 「超精神」の技術を有する海球で建造された「シャーマン型超攻アーマー」。 深紅のボディに逆関節の脚部が特徴。デザインは森木氏。 「マシン・マーシャン」とも呼ばれるが、シャーマンの誤表記なのか、あるいはMartian(火星の、軍神の)で合っているのかは不明。 ショットは前方にしか撃てないものの、特殊武器で強力な広範囲攻撃が可能。 一定時間無敵になれる技も持つので、育てておくといざという時に頼りになる。 &font(#ffdc00){●レオパルド}(画像下) 「超自然」を有する空球で建造された「ビースト型超攻アーマー」。 ライオンっぽい四足歩行機体。デザインはカトキ氏。 ショットはやはり前方にしか撃てず、しかも体高が低いため地味に攻撃が当てにくい。 また、機動力に優れジャンプ力も高いという設定だが、&font(#ff0000){ゲーム上は他の機体と変わらない。} 特殊武器もなぜか少なく、無敵技もアルセイデスと被っているという徹底した不遇ぶり。 [[グオゴゴゴ]]とか言わないし、蜘蛛男から召還もされない。 #center(){&blankimg(1365676241460.jpg,width=75,height=105)} &font(#0000ff){●サーディオン} 過去の戦いで猛威を振るった三大文明の技術の結晶。「白い鉄の巨人」、「伝説の守護神」とも。 デザインは森木氏。本作のパッケージやソフトのラベルにも描かれている。 &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){そこ、Ξガンダムっていうな!}}} サラマンダを純粋に強化したような性能で、特殊武器も強力。 &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){普通に強いため、ぶっちゃけネタにし難い感がある。}}} 【用語解説】 ●くそったれ 本作で度々目にするフレーズ。状況が悪化した際に使う。 微妙に配慮に欠ける本作の仕様に対してプレイヤーが毒づく時にも使う。 転じて、本作の熱狂的なファンを指す際にもごく稀にだが用いられる。 ボトムズにおける最低野郎みたいなもん。 ●超攻アーマー 本作における人類製の機動兵器の総称。「戦闘デバイス」という戦闘機に分離することが可能。 サラマンダたち三機はこのデバイスを組み替えることで変形する。 要は[[ゲッターロボ]]や[[アクエリオン]]の遠い親戚。 ●機械化惑星 二度にわたり人類に立ちはだかる謎の惑星。二度目の襲来の際に「NGC-1611」という名称がつけられた。 イメージに反して地表は緑に覆われているが、これらは全て敵生命体が擬態したもの。 その行動は、あるひとつの意思に基づいている。 【くそったれ要素】 さてこのゲーム、先述したように「くそったれゲー」(クソゲーに非ず)である。 その所以を一つ一つ解説したいところだが、それにはスペースが足りないため列挙するに留めることにする。 ・取得経験値の関係からレベル上げがひたすらだるい。 ・終盤までサラマンダしか上方撃ちができないのに、敵は飛行タイプが多い。 ・その敵も軒並み&font(#ff0000){サラマンダより速い。}というより全体的に自機のレスポンスが悪い。 ・表示される台詞が誰のものか分からない。また、背景と同化して非常に見づらい。 ・クリアしたステージでも同じ台詞が流れ、しかも飛ばせない。 ・レオパルドの特性を生かせる場所が全編を通して一ヶ所しかない。それもステージ1。 ・チュートリアルは当然の如く存在せず、特殊武器やアイテムの説明もない。 ・オートセーブ対応だが、保存可能データは一つだけ。消去方法も説明書にしか記載されていない。 ・やたらカッコ悪いザコ敵のデザイン ・&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){ラスボスがサーディオンでしか倒せない。}}} …とまあ色々とディスってきたが、田中氏の手掛けたBGMはスーファミ音源ながら中毒性が高く、機体デザインはどれも秀逸である。ストーリーも壮大で、なかなかどうして妄想が掻き立てられる。 ゲーム部分が洗練されていれば、大化けした可能性もあr…いや、しかし… 現在入手するとしたらまず中古になるだろうが、できれば説明書つきのものをオススメする。表紙のサーディオンカッコいいから。いやホント。 なお、過去の戦いを描いた小説版も存在する。著者は苑崎透で、今は亡き朝日ソノラマ文庫から出版されていた。 ※以下、太陽系を揺るがすネタバレ &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){終盤、レオパルドは敵の胃酸に飲まれて死亡する。3号機の呪いからは逃れられなかったようだ。}}} 追記・修正はくそったれな状況を打開してからお願いします。 ---- &link_up(△)&aname(メニュー,option=nolink){メニュー} &link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー)&link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ) ---- #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)} #comment