&font(#6495ED){登録日}:2012/02/07(火) 23:30:36 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 『ウルトラマンタロウ』は1973年4月6日1974年4月5日に放送された円谷プロのウルトラシリーズの第6作である。全53話。 タロウの頭文字からウルトラマンTとも表記される。 【物語】 外国から帰国した風来坊の東光太郎は、超獣を撃退したことで[[ZAT>ZAT(ウルトラマンタロウ)]]にスカウトされる。 しかし、怪獣アストロモンスとの戦いで命を落としてしまう。 だが、光太郎を見ていた[[ウルトラの母]]によってウルトラの命が与えられた。そして[[ウルトラマンタロウ]]となりアストロモンスを倒す。 こうして[[東光太郎]]=ウルトラマンタロウと[[ZAT]]の戦いの日々が始まった。 【概要】 円谷プロの創立10周年記念作品として製作された作品である。初期は名前の案がジャックであり宇宙を意識した作品になるはずだったが、ハイジャック等の影響で没になった。 最終的にはジャックが西洋の昔話の主人公の名前だったことから、日本の昔話の主人公によくある太郎からタロウとなったらしい。 そこから現代のおとぎ話を志向した内容になったとのことである。 作品としては、ZATに代表されるように全体的に陽性なテイストに仕上がっており、明るい作風になっている。 反面、シリアスな話も存在しており、話の幅の広い作品になっている。 また、前作で[[ウルトラの父]]が登場したのに引き続きウルトラの母が登場、ウルトラ兄弟から更に発展してウルトラファミリーともいうべき展開になった。 話の構成としては光太郎とゲストの子供の交流を軸にした話が多いのが特徴である。 またテーマとしては親子の繋がりや、自分の力で戦うことの重要性を説く話が多い。 イベント編が多いのも特徴で、ウルトラファミリーの客演だけでなく怪獣や宇宙人の再登場といったイベントも組まれた。前後編の数はシリーズでも多い方。 すでに特撮ヒーローのブームは峠を過ぎていた中では安定した視聴率と人気を獲得、他の第二期シリーズの作品と違い大きいテコ入れもなく放送を終了した。 【スタッフ・キャストについて】 スタッフ面ではメインライターに田口成光氏、サブに石堂淑朗氏や阿井文瓶氏を配し子供向けながらバラエティに富んだ話を作り上げた。 また、音楽ではウルトラシリーズには本作のみの参加となった日暮氏が従来とはひと味違った音楽で盛り上げた。 キャストではすでに若手俳優として活躍してた篠田三郎氏を主演に抜擢した他、ベテランの名古屋章氏や東野孝彦氏を起用している。また、ウルトラの母の人間体に歌手のペギー葉山を使ったりもしている。 ゲストでは、江戸屋猫八といった芸人や新人時代の大和田漠といった意外な人物がいる。 【主題歌】 作詞は阿久悠、作曲は川口真。本作より積極的に主題歌が戦闘シーンにかかるようになり、以降お約束の一つになった。 またOPでは戦闘機の出撃場面が使われており、これも以降お約束になった。 なお、歌の冒頭に入る「タローウ!! ウルトラマンナンバーシックス!!」という台詞だが、タイトルにもまったく同じ台詞が入るため、続けて見た場合&font(#ff0000){同じ台詞を2連続で聞く}事になる。大事な事なので(ry 【登場人物】 ◆[[東光太郎]] 本作の主人公。詳しくは項目を参照。 ◆[[ZAT>ZAT(ウルトラマンタロウ)]] 本作の防衛隊。隊員含めて詳しくは項目参照。 ◆白鳥家 光太郎が作中で居候している一家。 ◆白鳥船長 光太郎が帰国した際の船の船長。光太郎を見込んでおり船員にスカウトした他、下宿先に自宅を紹介した。出番は1話のみだが色々な意味で光太郎にとって重要な存在となった。 しかし、最終回で…… ◆さおり 長女で大学生。母親のいない白鳥家の母親代わりである。 光太郎に思いを寄せているが、イマイチ届かない。 作中で役者が変更している。 ◆健一 長男で小学生。光太郎にとっては友人で弟分。交友関係は広く、ゲストの子供の半分以上は健一の知り合いである。 子役が声変わりの時期だったため、最初と最後でかなり声が違う。 【怪獣・宇宙人について】 時期によってある程度登場する怪獣や宇宙人の傾向が決まっているのも特徴である。 ここでは大まかに3つに区切って解説する。 ◆前期 超獣を超えた大怪獣というコンセプトが最初期にはあり、超獣を食ったアストロモンスや液体化するコスモリキッドみたいな一芸に秀でた怪獣が登場した。 また、トータス親子に始まりジレンマやアリンドウ、キングゼミラ等生物をモチーフにした怪獣も多い。 さらに笑い声と再生能力のライブキングや、そのものずばりな見た目のエンマーゴといったインパクト抜群な怪獣も存在する。 ◆中期 [[メフィラス星人]]を皮切りに宇宙人も登場するようになった。 また本来は敵意の無い怪獣も現れ殺さないで終了する回も増えていく。 宇宙人に濃いキャラクターが多く、テンペラー星人やカタン星人、テロリスト星人等が登場した。 ◆後期 フリーダム。あまりにも強烈なキャラクターのモチロンやモットクレロン、歌が大好きオルフィや酒が大好きベロン、ボール大好きガラキングといった他の作品には出ないような怪獣が大量に登場した。 またシリアスな話でも[[メモール]]やエレジア、ピッコロといったシナリオに密接した濃い怪獣が登場した。 【余談】 本作で怪獣がやたらフリーダムになったのは、商業展開が怪獣中心からウルトラマンと戦闘機中心になったためデザインの縛りがなくなったためとされる。 小学館の子供向け雑誌で積極的に特集やコミカライズもされていた。低年齢向きにはよくある特集が、やや年齢層が上になるとメイキングも掲載された。 コミカライズは内山まもる版を筆頭に豊富だが、&font(#ff0000){あの}[[石川賢]]の手掛けた[[狂気の産物>ウルトラマンタロウ(石川版)]]も存在する。 又、香港や東南アジアでも放送された。 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 主題歌の「タロウ ウルトラマンナンバーシックス」っていう歌詞がどうしても「ウルトラマンナンバースリー」って言ってるように聴こえる。耳鼻科行こう。 -- 名無しさん (2013-09-22 12:56:48) - 怪獣や宇宙人の外見のインパクトは間違いなくトップクラスだろう。まんま妖怪のミエゴンやエンマーゴ、ファンタジー路線まっしぐらのピッコロやモチロンとか。 -- 名無しさん (2013-10-19 12:43:08) - ベロンの奴、やたら当時の流行歌に詳しかったな。 -- 名無しさん (2013-12-17 07:09:07) - 怪獣とのバレーボールはマジで面白かった。 -- 名無しさん (2013-12-17 08:49:56) - モットクレロンが一番印象的。拾った経緯も元に戻す方法もタイトルも。 -- 名無しさん (2013-12-17 11:14:20) - ピッコロ回はピッコロの外見のファンシーさとストーリーのシリアス具合とのギャップが凄かったな。 -- 名無しさん (2013-12-17 12:04:11) - 食事シーンが秀逸。おにぎりとかみたいななんて事無い食いもんが凄い美味そうに見えた。 -- 名無しさん (2013-12-17 12:27:57) - モチロンの話ではまさかAの夕子さんが出るとは・・・・。 -- 名無しさん (2013-12-17 13:23:25) - ↑でもレオのキララ回では出てきてくれなかった・・・・・・ -- 名無しさん (2013-12-17 14:54:55) - 90年代くらいまでは特撮ガチオタから蛇蝎のように嫌われまくっていた作品だったが、流石に今ではそんなことも無い…よな? -- 名無しさん (2013-12-17 15:39:49) - ギンガ最終話でまさか原曲が流されるとわwww -- 名無しさん (2013-12-21 01:18:17) - 序盤で前後編が2連続であるのが凄かったな。 -- 名無しさん (2014-01-04 19:05:55) - ↑ しかも母やセブンも登場したしね。デッパラスの回も面白かったな。腹ペコな光太郎も面白いし、デッパラスの変貌には驚いたよ。 -- DCD (2014-01-04 21:37:23) - ↑3ギンガ最終回はテンションすげえ高ぶった。 -- 名無しさん (2014-01-04 21:43:43) - ↑2タロウって結構再生能力持ち多いな・・・・・ -- 名無しさん (2014-01-04 22:45:45) - 見た目はシュールだが実力、能力共に超獣を軽く凌駕する怪獣が多いのも特徴。アストロモンス、バードン、タイラントはその代表格 -- 名無しさん (2014-01-04 22:51:49) - トータス親子やシェルターみたいに何もしなければ無害な怪獣でも油断ならない実力を持った奴もいるしな。 -- 名無しさん (2014-01-04 22:54:16) - 今にして思えばヤプールが地球征服するのって無理だったと思う。超獣より強く個性豊かな怪獣たちが地球産だけでも結構いたし -- 名無しさん (2014-02-18 08:01:43) - ↑超獣がいたから過剰進化(進化というと個人的にあまり合わないので強化か)した可能性も…… -- 名無しさん (2014-02-18 08:15:33) - 前半で再生持ち2体、ストリウム光線効かない奴3体出てくるしな、あり得る。 -- 名無しさん (2014-02-18 08:22:34) - そして一般人が妙に強い作品。 -- 名無しさん (2014-03-06 12:54:56) - 侵略宇宙人でもないのに攻撃技が妙に豊富なピッコロが印象深い。 -- 名無しさん (2014-04-29 20:23:11) - 石川賢版が筆頭にあげられるけど、内山まもる版のコミカライズも凄まじいシリアスな内容なんだよね…… -- 名無しさん (2014-06-02 10:35:57) - ↑簡単にでいいから教えてくれないか? -- 名無しさん (2014-06-02 10:57:18) - よく「この番組に出てくる2代目怪獣はブサイク」って言われるけど、そもそもこの番組の怪獣は大体ブサイクだ。着ぐるみがヨレヨレのクタクタばっかだし、色はくすんでいるし、赤色だけはやけに鮮やかで毒々しいし。 -- 名無しさん (2014-06-02 15:58:07) - ↑↑小学五年生で連載されていたバージョンなんだけど、『父を侵略者(インベーダー)に殺され、その口封じとして狙われ続ける少年の逃避行と、それを守るタロウ=東光太郎』って言う感じ ラストになるとタロウすら登場しなくなると言う…… -- 名無しさん (2014-06-09 11:04:30) - 今回のスパークドールズ劇団はまさかのタロウの人間特集wエレキングの子供や某海野さんに突込みが入るとは思わなかったw -- 名無しさん (2014-06-25 01:04:04) - 昭和ウルトラマンで路線変更(露骨なテコ入れ)してないのは初代とタロウだけって考えるとすごい -- 名無しさん (2014-06-25 01:06:45) - ↑2 あと何気にタロウの声が石丸さんに差し替えられてたな。 -- 名無しさん (2014-06-25 16:34:41) - ↑2 セブンは? -- 名無しさん (2014-06-25 16:49:45) - ↑あっ制限時間? -- 名無しさん (2014-06-25 16:51:04) - ↑3 石丸タロウがウルトラマンタロウを紹介する時には毎回差し替えしてるんだよ。前にヒカルにZATを教えた時もそうだった -- 名無しさん (2014-06-25 18:39:16) - MXで今日べムスター回の後編だが、あの世界の人間は本当に逞しすぎる -- 名無しさん (2014-07-20 18:43:42) - 初心者にもっともオススメのウルトラシリーズのひとつ。内容も明るく、それでいてたまに現実に一石を投じる話もあるし。あとレンタルDVDで置いてるとこが多い。 -- ??隊員 (2014-08-01 00:15:49) - まさかこの後教官になっているとは・・・。 -- 名無しさん (2014-09-05 22:07:00) - ウルトラマンタロウ負けろとか叫んでたガキマジ腹立つ!てめえが負けろコノヤロー!! -- 名無しさん (2014-11-16 02:08:34) #comment #areaedit(end) }