ふぶきのつるぎ(ドラゴンクエスト)

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ふぶきのつるぎ(ドラゴンクエスト) - (2016/01/29 (金) 03:01:58) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2017/01/29 (金曜日) 01:58:00
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます

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&color(blue){ロトのつるぎ}、&color(red){メタルキングの剣}、&color(green){グリンガムのムチ}……
「ドラクエにおける強い武器は?」と聞かれたら、この辺りが浮かぶだろう。
しかし、あなたはご存知だろうか?
やりこみプレイヤーに愛される、隠れた名器がある事を……

&sizex(5){■概要}

&color(paleturquoise){氷の力}を持った剣。
初出のDQ3を除き、細かい仕様は違えど&color(blue){&bold(){「敵のヒャド系の耐性に応じてダメージが増える」}}という仕様が共通している。
この「ダメージが増える」という点がこの武器の肝……なのだが、作品によってその実用性はまちまち。
だが、輝く作品では本当にきらびやかに輝いてくれる、そんな武器なのである。

&sizex(5){■DQ3でのふぶきのつるぎ}

攻撃力80。
この作品のみ、追加ダメージは発生しない。
その代わり、戦闘中にアイテムとして使用すると&color(blue){ヒャダルコ}が発生する。
だがデメリットが2つ。まず、入手方法が&color(purple){「&bold(){じごくのきしまたはソードイドのドロップのみ}」}というレアアイテムであり、
じごくのきしが初登場するネクロゴンドの洞窟には、攻撃力85で、アイテム使用でより便利な&color(red){イオラ}が発生する「いなずまのけん」があるので、つまり実用性はお察しレベル……
リメイク版では攻撃力90になり、且つドムドーラにて購入出来るようになった為、やっとお呼びがかかるかな?といった程度。

&sizex(5){■DQ5でのふぶきのつるぎ}

恐らく、&color(red){「ふぶきのつるぎは強い」}という認識を持っている方は、殆どはこの作品での印象が為であろう。
攻撃力105で、且つ相手のヒャド耐性に応じて、&color(red){&bold(){ダメージが最大1.5倍の補正がかかる}}という素晴らしい仕様。
そして嬉しいことに、本作のラスボスであるミルフィーユ、裏ボスであるエスタークは&color(blue){ヒャド耐性を持っていない}ので、
この1.5倍の補正がそのままかかる。
最強の攻撃力(130)を持つメタルキングの剣も、ラスボスや裏ボス相手ではこの武器の前に霞むことになるのである!(`・ω・´)

やりこみプレイヤーの専らの討伐対象はエスタークである為、
ふぶきのつるぎの仕様を知っているやりこみプレイヤーには&color(red){最強装備として長らく愛される}事になる。
一体、どれだけのプレイヤーのエスタークの最短撃破に貢献したであろうか?
まさか後々、同じ運命が待っていようとは……

&sizex(5){■DQ6・7でのふぶきのつるぎ}

DQ5時代と変わらぬ性能……なのだが、
追加ダメージが&color(purple){通常攻撃と剣技タイプの特技でしか発生せず、}
どんな武器でも適用される上にダメージが&bold(){2倍}となる&color(red){正拳突き}や&color(red){爆裂拳}の存在により、
この武器の存在感は皆無である……
おまけにDQ7では&color(purple){&bold(){クリア後に登場するデスカイザーのドロップでしか入手出来ない}}という、3以上にふざけた入手時期な為尚更である……
次回作DQ8まで、この武器は日の目を見る事なく隅に追いやられていた。

&sizex(5){■DQ8でのふぶきのつるぎ}

主人公とゼシカが装備可能。

攻撃力は90まで落ち、仕様も&color(blue){「敵のヒャド耐性に応じて&bold(){最大40%}の追加ダメージが発生」}と、
これだけ見れば更に弱くなったように思えるが、
攻撃力はスキルを高めれば115(ゼシカの短剣スキルの場合120)まで上がるし、
通常攻撃やスキル攻撃のみで追加ダメージが発生する点も、
今作には比較対象となる、過去の正拳突きや爆裂拳のようなトンデモ特技は無いので問題無し。
ヒャド系の追加ダメージは、(属性のイメージ的には真逆なので多少違和感があるが)&color(red){火炎斬り}を使った際にも発生するので、
炎にもヒャドにも耐性を持っていない敵には、バイキルトをかけた際には&bold(){隼の剣×隼斬りを上回るダメージ}が期待できる。
ラスボスであるラプソーンも炎もヒャドも耐性無しなので、ここで活躍させた方も居るのではなかろうか?

……まあ、やりこみ時の討伐対象である竜神王相手では&color(red){ドラゴンスレイヤー×ドラゴン斬り}の方が圧倒的にダメージで勝り、
ゼシカもぶっ壊れ特技:&bold(){双竜打ち}がある為、最終的にはいらない子になってしまうのだが……

だが、この武器の真の黄金時代はこの後にやってきたのだった!

&sizex(5){■3DS版DQ8でのふぶきのつるぎ}

新規追加メンバーである&color(red){ゲルダ}も装備可能に。
そして、リメイク版である今作に追加されたあるアイテムにより、この武器は&color(red){&bold(){とんでもない恩恵}}を受ける事になった。

 【ていおうのうでわ】
 装飾品。装備すると、与えるダメージが2倍になる

シンプルかつ超絶的な効果のこのアイテムだが、
ふぶきのつるぎはこの効果を最大限、いやそれ以上に受けたのだ。

例として、ヒャド耐性の無い相手に、ていおうのうでわ無しでふぶきのつるぎで殴って100ダメージが出たとしよう。
追加ダメージは、100×0.4で40。合計ダメージは140となる。

では、ていおうのうでわを装備したらどうなるか?

&sizex(5){「ダメージ2倍なんだから、140×2で280だろ?」}

と思ったそこのあなた。

&color(red){良い意味で期待を裏切ってくれる}のです

答えは「&bold(){360}」。200+160で360となるのだ。

&color(blue){「追加ダメージが40%どころじゃねーじゃねーか!」}と驚くであろうが、
その理由として、ふぶきのつるぎの仕様として
 ①まず通常攻撃のダメージを算出し、与える
 ② 直後に、①で算出されたダメージを元に、敵のヒャド耐性に応じた追加ダメージ算出し、与える

という仕様なのだが、
ていおうのうでわは①の「通常攻撃でのダメージ」、②の「①を元にした追加ダメージ」、
&bold(){両方のダメージを2倍にする処理}を行っているのだ。

なので、追加ダメージだけで見れば、
元となる通常攻撃のダメージが2倍されているので、まずここで腕輪無しの状態に比べ2倍に。
更に、追加ダメージ自体も2倍する処理を行っているので、2度「2倍にする」処理を行っている事になる。
故に、腕輪無しの状態から比べたら&color(red){&bold(){4倍}}もの追加ダメージが発生する事になるのである。

なので無耐性の敵には、&color(red){通常攻撃の8割}もの追加ダメージが発生するというトンデモない仕様になっているのだ。

そして今作では、新追加ダンジョン「追憶の回廊」最奥部に、なんと&color(purple){&bold(){エスターク}}が登場する。
DQ5の時と違いヒャド系に微耐性があるが、
これをディバインスペルで無耐性に引き下げ、
力の種によるドーピングで攻撃力をカンストさせ、短剣スキルを極めたゼシカにていおうのうでわとコレを装備させ、
テンション50、バイキルト状態で、
3DS版にて強化された短剣スキル奥義&color(red){「ライトニングデス」}を放つと……

#center(){&sizex(6){&color(red){12800+10240=23040}}}

という、どこの最終幻想だと言わんばかりのダメージを叩き出すのだ。

特に追加ダメージ10240ってもうおまけ程度じゃ済まないのでは……(笑)

DQ5発売から23年後。
ふぶきのつるぎは、またも&color(red){&bold(){対地獄の帝王用最終兵器}}として君臨することになるのであった。

……というのが最近知られてきている今作でのふぶきのつるぎの活用法だが、
今作には&bold(){力の種を確実にドロップし、尚且つ何度でも戦える}&color(red){「追憶のザバン」}というボスが存在する。
コイツを何度も倒しまくるのが&color(blue){力ドーピングの一番効率の良い方法}である為、
日夜コイツを狩ることに執心しているプレイヤーも居るのであるが、

剣スキル66以上のレベル99主人公の力を、力の種により462まで上げ、この武器とていおうのうでわを装備させ、
主人公より素早い3人にタンバリンを叩かせ&color(green){(3DS版ではタンバリンは3つ作れる)}、
テンション50で通常攻撃を行うと、
なんと&bold(){一撃かつ1ターンで追憶のザバンを倒すことが出来る}。

そして上記のプロセスは、主人公のみ作戦を「めいれいさせろ」にして、
タンバリンを持たせた3人を&color(red){「テンションためろ」}にしておけば、&bold(){戦闘中の操作はAボタンを押すだけでOK}となるので、
コマンドの操作ミスが起きない、&color(purple){頭が残念と評判}の今作のAIに頼らなくて済む、といったメリットがある。
長い目で見るのならば、とても安定かつスムーズに狩れる方法なのでとても便利。

更に言うならば、ゼシカの攻撃力が&color(red){カンスト}しているのならばテンション5で「ガンガンいこうぜ」によるライトニングデスを放つ事でも可能。
こちらはより速くザバンを倒せるが、&color(purple){おバカAIがたまにポイズンソードやヒップアタックをやらかす}のが玉にキズ。

……とまあ、やり込めばやり込む程この武器の素晴らしさが分かる仕組みになっているのである。




ドラクエでは「無属性武器」や「伝説の武器」が最強の武器に落ち着く事が多いが、
そればかりではないぞ!という事を我々に教えてくれるこのふぶきのつるぎ、皆さんも使ってみては?

追記、修正は腕輪を着けてからお願い致します

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- エスターク「やめろ主人公 その武器は俺に効く」  -- 名無しさん  (2016-01-29 02:55:00)
- エスターク最短撃破に重要な役割を担おうとは・・・  -- 名無しさん  (2016-01-29 03:01:58)
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