八つ裂き光輪(ウルトラスラッシュ)

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八つ裂き光輪(ウルトラスラッシュ) - (2016/11/16 (水) 14:37:11) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2016/02/24(火) 23:03:36
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます

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&bold(){八つ裂き光輪}とは、[[初代ウルトラマン>ウルトラマン]]の光線技、[[切断技>切断技(ウルトラシリーズ)]]の一つである。
初代マンの他にもウルトラマンジャック、エース、80、ギンガストリウムが使用可能。

名称がおっかないからか&bold(){「ウルトラスラッシュ」}と呼称されることも多く、初代マンのそれを「八つ裂き~」と限定する場合もある。
(ギャグ漫画『ウルトラ怪獣かっとび!ランド』ではマンが八つ裂き~、エースがウルスラを使っていた)

八つ裂き光輪という名前が物騒なために規制されてウルトラスラッシュという名前に変更された
……というのは&color(red){デマ}であり、当時から存在する別名であり、八つ裂き光輪という名前が消えたわけでもない。


*概要
ウルトラマンは右手にマイナス、左手にプラスのスペシウムエネルギーを蓄積しており、これを重ねることで[[スペシウム光線]]を放つが、
八つ裂き光輪はそのエネルギーを放射するのではなく、歯車状に展開し、放り投げる技である。
発動の際にはまず両手を胸の前で揃え、右手を肩の高さまで掲げる予備動作が必要で、この直後に指先に光輪が生まれる。
これを振りかぶって投げつけることで、八つ裂き光輪を射出することが出来るのだ。

初登場は『ウルトラマン』16話「科特隊宇宙へ」。
R惑星にて、[[バルタン星人]]二代目(囮or分身)の策略に陥れられたハヤタは、
ウルトラマンに変身すると空に跳びあがり、バルタン星人が大の苦手とするスペシウム光線を放つ。
しかしバルタンはそれを読み、胸のスペルゲン反射鏡を展開してスペシウム光線を跳ね返してしまう。
これにより自分の攻撃を浴びたウルトラマンは地面に落下、バルタンは重力嵐を発生させウルトラマンを苦しめる。
だが、勝利を確信したバルタンが重力嵐を止め、飛びかかってきた瞬間、ウルトラマンは八つ裂き光輪を発射!
スペルゲン反射鏡も真上からの攻撃にゃあどうしようもなく、あえなくバルタンは真っ二つ。
続けてウルトラマンは自らの命を削るテレポートを敢行。
一瞬にして地球に帰還すると、日本を空爆していたバルタン星人の本体を捕らえる。
驚くバルタンをウルトラマンはキックでふっとばし、再び八つ裂き光輪を放つ。
しかしバルタンもこれを読んでいたようで、バリアを展開し「効かないもんね」とばかりに嘲笑う。
だがウルトラマンはIQ10000の頭脳をフル回転、即座にウルトラ眼光を用いてバリアを無力化。
やけくそになって襲い掛かってきたバルタンを今度こそ八つ裂き光輪で両断し、その破片をスペシウム光線で焼き払ってとどめを刺した…。

※R惑星に置き去りとなった宇宙ビートルとムラマツキャップ達は、
(再度テレポーテーションを使ったのか戻ってきていた)ハヤタと共に岩本博士の宇宙船フェニックス号で救出された。

その後、水爆を呑みこんだ[[レッドキング]]二代目に対しても使用した。
ウルトラエアキャッチで暴れ狂うレッドキングを空中に固定すると、ウルトラマンは八つ裂き光輪を分身させ、首と腹を切断。
こうして水爆の収まったレッドキングの首をウルトラマンは宇宙に投棄し、日本の危機を救ったのである。

しかし、その後は[[グビラ]]のドリルや[[キーラ]]の尻尾、[[ゼットン]]のバリアなどで無効化されたり、
[[メフィラス星人]]に迎撃されたりと有効打になったことは(『ウルトラマン』本放映においては)無かった。


レッドキング戦を見れば明らかなとおり、八つ裂き光輪は空中で分裂させることができる。
ウルトラマンの念力により軌道も自在に変えることが可能であり、射程も数㎞先まで届く程高い。
また、手に持った状態で使用することも可能でウルトラギャラクシーでは直接切断技を披露した。
更に連射性に富み、一峰版やTHE FIRST、ウルトラ銀河伝説では何発も続けて発射している。
更に更に防御も可能で、劇場版ウルトラマンXにおいて光輪そのものを盾にしてゴルザの攻撃を防いだ。


*他キャラの使用具合
・[[ウルトラマンジャック]]
[[サドラ]]戦にて、サドラの首を跳ね飛ばして倒した。
しかし[[キングザウルス三世]]との戦いでバリアに阻まれて以降は使用しておらず、ウルトラブレスレット登場後はお払い箱になった。
内山まもる版では手裏剣のように放つのが特徴的で、こちらでは穴も棘もない。
作中では体を回転しブレスレットを跳ね返した二代目[[ベムスター]]を破り、[[ナックル星人]]を誤って刺殺し慌てた[[ブラックキング>用心棒怪獣 ブラックキング]]の胴体を突き破って倒し、
ラスボスである[[グロテス星人]]を葬り去り、後年の『ザ・ウルトラマン』では宇宙大魔王ジャッカルへの合体攻撃の際に放つなど、
ウルトラブレスレット以上の「切り札」として描かれている。

・&font(l){ギロチン王子}[[ウルトラマンエース]]
[[バキシム]]との戦いで首を跳ね飛ばして倒した。
内山版では忍者超獣ガマスを粉砕している。
エースはこのほかにも&bold(){ウルトラギロチン}、&bold(){ギロチンショット}などと言った派生技も多く開発している。

・[[ウルトラマン80]]
[[バルタン星人]]六代目との戦いで初代マンの言説を思い出して使用。見事に高速で移動しながら相手を惑わす宇宙忍者を一刀両断した。

・[[ウルトラマンギンガストリウム>ウルトラマンギンガ(登場キャラクター)]]
「ウルトラマンの力」として採用された。

・[[ウルトラマンタロウ]]
より小型化した&bold(){「手裏剣光線」}を使用。ゴルゴザウルスⅡ世に当てたが、命中しても切断はできず爆発している。

・[[ウルトラマンパワード]]
青色の&bold(){「パワードスラッシュ」}を使用。
鉄塔30本を切断するほどの威力だが大人の事情により怪獣を真っ二つにするシーンは無かった。

・[[ウルトラマンダイナ]]
&bold(){「ダイナスラッシュ」}を使用。[[ギャビッシュ]]の尻尾を斬り落とした。
ちなみにダイナの[[ソルジェント光線]]はスペシウム光線と発射ポーズが似ているが、溜めを省略してスペシウム光線を放つことも出来る。
(ギャビッシュ、[[ゴルザ]]Ⅱ戦では公式でスペシウム光線を使ったとされている)

・ウルトラマンネオス
&bold(){「ネオスラッシュ」}を使用。ザムリベンジャーに対して放ったが、バリアで通じなかった。

・[[ウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオン>ウルトラマンオーブ(登場キャラクター)]]
&bold(){「スペリオン光輪」}を使用。初代マンとティガの力を借りた形態だけに、発射前のポーズにゼペリオン光線のチャージも混ざっている。

・ウルトラマンオーブ [[サンダーブレスター>サンダーブレスター(ウルトラマンオーブ)]]
こちらは[[ウルトラマンベリアル]]と[[ゾフィー]]の力を借りた形態で、赤い八つ裂き光輪を使う。
(ベリアル・ゾフィーともに八つ裂き光輪は使用していないが、ゾフィーの技だろうか?)

サンダーブレスターの初陣となるマガオロチ戦にて、情け無用の残虐ファイトの末に近接攻撃として使用。
マガオロチの尻尾を盛大に叩き斬った。

*派生作品での扱い
・コミカライズ(一峰大二版)
「スペシウムに並ぶもう一つの必殺技」としてフィーチャーされており、非常に頻繁に使用される。
放出させるだけではなく縮退させているためかどうかは知らないが、「スペシウムが打てない程に疲労している!!」という状況においても
使用が可能であり、[[アボラス>青色発泡怪獣アボラス]]と[[バニラ>赤色火炎怪獣バニラ]]の二大怪獣相手に&bold(){左右同時に放り投げて倒す}というガンマンの如き早業を見せた。
発動時には腕を突き出して[[ウルトラフロスト>帰ってきたウルトラマン]]のようにあわせたり、[[ネクサス>ウルトラマンネクサス]]や[[メビウス>ウルトラマンメビウス]]のように腕が発光するほどエネルギーを蓄積させてから
大きく円を描いて投げつけたりするなど、原作とは異なるタメ描写がある。&font(l){作者が本放送見てなかっただけじゃないのとか言うな}
原作同様誘導性にも優れており、[[タンギラー>タンギラー(ウルトラ怪獣)]]戦では二つ投げると[[ドローン]]のように巧みに操作して氷山を削りまくってレンズに変え、
[[スカイドン]]戦においてはいくつも展開することで&bold(){磁場を発生させ、リニアモーターの原理でスカイドンを高空まで跳ねあげた}。
更に、先に放った光輪に後で放った光輪を空中でぶつけることで&bold(){起爆させる}ということも可能で、
[[ケムラー]]戦ではスペシウム光線を拡散させてしまうほどの密度で展開された毒ガスを霧散させ、
スカイドンとの戦いにおいては飲み込ませた光輪に後で光輪をぶつけることで体内から貫通させて倒した。
また、多々良島編では原作と異なり[[レッドキング]]・[[チャンドラー]]・[[マグラー]]の三大怪獣が東京に上陸したため、
&bold(){フラフープのような特大の八つ裂き光輪}を作って投げつけ、[[ソードマスターヤマト]]方式にぶち抜いて倒すという離れ業を見せた。

・コミカライズ(楳図版)
作者の[[かずをちゃん>楳図かずお]]の家には当時テレビが無く、内容が一峰版以上に本編から解離しているのもあってか、
残念ながら使用したのはツイフォン編だけであり、しかも「キャッチリング」とゴッチャになっている。
水爆を呑みこんだ[[レッドキング]]相手に使用し首を刎ねる…のはグロいからか、体中に輪投げのように連射してはめ込み、
両手両足と首の動きを完全に封じるとウルトラマンはレッドキングの尻尾を掴んで地底深くに潜る。
そして核兵器保管庫を探し当てるとウルトラマンはレッドキングを押し込んで脱出、直後に水爆は大爆発!!!
そんなことをしたら麓に途轍もない大雪崩が起きそうなものだが、余程深くに押し込んだのか幸いにも被害はゼロで済んだ。

・[[ウルトラマン THE FIRST]]
バルタン星人との戦いで使用し、上からではなく真正面からスペルゲン反射鏡ごとぶった切っている。
当たる面積が狭いほど威力は高い。パスカルの法則を持ち出すまでもなく考えれば当たり前の事。
改造ゼットン戦では&bold(){八つ裂き3連射→スペシウム光線のコンボ}を決めたが、原作通りまるで歯が立たなかった。

・[[ウルトラ怪獣かっとび!ランド]]
マンが使用。等身大のSDキャラになっても威力は健在で、建物を難なくバラバラに切り刻むほどの威力。
連射可能、手に持って使用できる、誘導性抜群と何気に原作再現がよくできている。&font(l){むしろこっちを参考にしてたりして}

・[[疾風ウルトラ忍法帖]]
マンが使っているが、タロウの「解剖バラバラの術」(速い話がオペオペの実)が凄すぎて空気。

・[[ウルトラマン超闘士激伝]]
第1回銀河最強武道会において、覆面男(メフィラス)戦でウルトラマンが使用するも、握り潰されてしまう。
先に使用したスぺシウム光線も通用しなかった為、観戦していた[[ウルトラの父]]は「ウルトラマンの2大必殺技を破るとは」と脅威を感じていた。

・[[ウルトラマンSTORY 0]]
原作より時系列は前なのだが、マンがバカスカ撃ちまくっている。

・[[ウルトラマンVS仮面ライダー]]
暴れ狂うサソリガドラスに対して使用。
ジャンボ化した[[仮面ライダー1号/本郷猛]]を叩き落とした尻尾を切り落とし、攻撃力を奪った。

・格闘ゲーム(AC/SFC)
上から二番目に強力な光線技として登場。当たっても爆発するだけ。
これに限らず他のゲームでも「貫通するだけ」「爆発する」などの描写が使われることが多い。

・アクションゲーム(PS2)
同上の通り大人の事情で命中しても切れないが、レッドキングを相手にすると特殊演出が入る。

・[[スーパーヒーロー作戦]]
必殺技として使用可能。ウルトラマンには全体技がないため、これを全体攻撃に採用してほしかったが無理だった。
[[ゴモラ]]との戦いにおいては尻尾をぶった切っている。

・[[ロストヒーローズ]]
「八つ裂き光輪コンボ」として必殺技に採用された。内容はFIRSTのゼットン戦で見せたコンボと同じ。


*余談
『[[ドラゴンボール>ドラゴンボール(DRAGON BALL)]]』の[[気円斬]]や『[[絶園のテンペスト]]』の絶園カッターのように、
「エネルギーを高速で回転させて切断する」という[[オマージュ]]は後の作品にも多く見受けられる。




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- 八つ裂きにしないことの方が多いからね。それでもハッピーセットで八つ裂き光輪の方が採用されてたのは驚いたけど  -- 名無しさん  (2016-02-25 00:07:03)
- 銀河伝説のベリュドラへの連発はシュールに見えた  -- 名無しさん  (2016-02-25 00:24:01)
- ヒーロー戦記だとエースから教えて貰ってセブンが使えるんだよねウルトラギロチン セブンは割と回復で忙しいからあんまり使う機会ないけど  -- 名無しさん  (2016-02-25 00:33:45)
- 切断好きな光の国の戦士たち  -- 名無しさん  (2016-02-25 01:08:07)
- 真っ二つ光輪!  -- 名無しさん  (2016-02-25 01:36:32)
- ダイナも使える  -- 名無しさん  (2016-02-25 02:51:21)
- ウルトラ兄弟の中でも作品の放送期間にブランクがあるせいでいまいち距離感を感じていた中で、80の初代マン直伝ってお墨付きが熱い。  -- 名無しさん  (2016-02-25 06:22:45)
- 初代は惑星Qでキーラにも使ってる。背後からの不意打ちで決めた挙句に尻尾ではじき返されて例によって効かなかったけど。  -- 名無しさん  (2016-02-25 10:01:44)
- ネオスは「ネオスラッシュ」、ダイナは「ダイナスラッシュ」という八つ裂き光輪と同様の技を使用可能。ギンガストリウムは設定だけで一度も使用していない。また、キングジョーブラックに使用した技は「八つ裂き光輪チョップ」として普通の八つ裂き光輪とは区別される場合もある。  -- 名無しさん  (2016-02-25 10:58:30)
- とある戦隊のラスボスも使ってた  -- 名無しさん  (2016-02-25 13:07:58)
- どの作品かは忘れたけど、スぺシウムエネルギーが物質化してるから威力は高いけどその分エネルギー消費が激しいし防がれやすいってのがあった気がする  --    (2016-02-25 13:08:31)
- fighting revolution reverse の時の八つ裂き光輪はスゲーかっこよかったな。  -- 名無しさん  (2016-02-25 20:23:37)
- ↑あぁ、あれはいいな。腕を後ろに回すのと同時に光が集まっていくのがすごくいい  --    (2016-02-25 20:30:11)
- ベリュドラ戦で初代ウルトラマンだけ八つ裂き連射なのは(ベリュドラ戦にいないけど)セブンやダイナ・メビウスみたいにマジで過労死しかけたりレイみたいにボコボコにされてボロボロになった経験もなかった(ゼットンにボロ負けだったけどその後ゾフィーと元気に光の国に帰って行ってるし)から効率厨と化してしまったんだと思ってる   -- 名無しさん  (2016-02-25 23:05:09)
- 手裏剣光線ってゴーストリバースの時にさらっと使ってたよね?  -- 名無しさん  (2016-02-26 06:49:13)
- 立て!撃て!斬れ!!  -- 名無しさん  (2016-02-26 11:45:49)
- ↑3 ゴモラに一度敗退してるのをお忘れか  -- 名無しさん  (2016-02-26 19:23:05)
- 金城氏の書いた小説版ウルトラマンだとスペシウム光線に変わってこっちが最強必殺技だったらしいね  -- 名無しさん  (2016-02-26 21:08:41)
- アニヲタマンってなんだよ(哲学)  -- 名無しさん  (2016-02-27 00:59:03)
- バルタン星人「ヤバイ、逃げなきゃ」  -- 名無しさん  (2016-02-28 13:48:42)
- まさか八つ裂き光輪の穴をあんな使い方するとはね  -- 名無しさん  (2016-03-15 17:20:09)
- ↑グビラ戦で跳ね返された事?  -- 名無しさん  (2016-04-13 13:10:36)
- 劇場版Xでも新たな使い方を披露。盾代わりにして攻撃を防ぎ、即座に反撃に移るというテクニックを見せた。  -- 名無しさん  (2016-04-21 09:24:04)
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- エース「俺の出番か」  -- 名無しさん  (2016-04-23 19:27:28)
- ウルトラマンオーブはスペリオン光輪なる技を使用している。  -- 名無しさん  (2016-07-16 22:13:53)
- ゼッパンドン「ウメーウメー」  -- 名無しさん  (2016-11-16 14:37:11)
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