HELLOWEEN(バンド)

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&font(#6495ED){登録日}:2012/01/25(水) 01:43:46 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- H&bold(){E}LLOWEENはドイツのヘヴィメタルバンド。 スペルは一般のハロウィン(HALLOWEEN)とは違うので注意。ただし後述するアルバム「守護神伝」収録の曲は「H&bold(){A}LLOWEEN」((内容も「Trick or Treat」のハロウィンが題材である。))なのでこちらも注意。 一部からは「ヘッコ」などと呼ばれることもある(特段蔑称的意味はない)。 いわゆるメロスピ・メロパワと呼ばれるジャンルの先駆け的存在であり、世界中の様々なバンドに影響を与えた。 時代とボーカルの変遷と共に音楽性も変わっている為、ボーカル別に概要を記す。 【ボーカル別概要】 ●カイ・ハンセン期 [[カイ・ハンセン]]がギター兼ボーカルを務める。強烈でスピーディーなギターリフを活かしたメロディーにカイの魔女のようなしわがれ気味の独特な歌声を乗せたスタイル。 無理した英語発音は日本人並みにひどく、決して音感に優れているとは言えないながらも、カルト的な人気があった。 METALLICAのドラマーのラーズ・ウルリッヒも好んでいたという話も。 ●[[マイケル・キスク]]期 カイがギターに専念し、当時無名のマイケル・キスクが加入。 無名故に当初は不安視されたが、ヴァイキー,カイの作るメロディックな曲を伸びやかなハイトーンヴォイスで歌い上げるそのスタイルで人気が爆発。 当初の不安を払拭する圧倒的な実力を見せつけ、 メタル史に刻まれる名作〔KEEPER OF THE SEVEN KEYS〕を残す。 しかしこの時のツアーの過酷さ、ノイズ・レコードとの契約内容にまつわるいざこざが原因でバンドメンバー間の人間関係が悪化し、カイが脱退。 カイ脱退後の作品からは当時メタルよりもロックの音楽性を好んでいたキスクの嗜好が反映されるようになり、その作風はメタルサウンドを求めていた従来のファンから批判された。 後に、音楽性の相違を理由にキスクは脱退。 同時期にドラムのインゴも脱退した。 ●アンディ・デリス期 ヴァイキーの友人でピンククリーム69の元ボーカリストだったアンディ・デリスが加入。 キスクのように伸びやかなハイトーンヴォイスを売りにしている訳ではない新ボーカルに、やはり以前のファンからはリリース前から批判が相次いだ。 が、前2作で失った疾走感を取り戻したスピーディーで現代的なメロディックメタルを、ダークに、時にクリーミーに歌い分けるヴォーカルスタイルは、 多くのメタルファンから高く評価され、新生ハロウィンとして新たなファンを掴む事に成功した。 ●総括 キスク期後半の『ピンク・バブル・ゴー・エイプス』『カメレオン』のような例外を除けば、 メロスピの元祖と言う事で、全体を通してメロディックでスピーディーな音楽性。 ボーカルが変わって20年近く経った現在も未だにハロウィン=キスク=キーパーと言われるほどキスク期の人気は高く、 頭からアンディ期を否定する旧ファンも少なからず居る。 【メンバー】 ●カイ・ハンセン 初代Vo/Gでバンド設立者。後任2人と比較するとボーカルの技術には秀でていないが「魔女のような」と言われる独特の声質にはファンもそこそこ。 作詞・作曲・ギター&ボーカルを担当する中心的人物だったが、人間関係のいざこざ((後のカイとヴァイキーのインタビューでは個人的に恨みがあった訳ではなく、ノイズ・レコードの酷い契約内容のせいで心身共に荒んでいたときにそういういざこざが起きてしまったためと答えている。))と肝臓の疾患から脱退。後にGAMMA RAYを結成。 その後、HelloweenとGAMMA RAYのダブルヘッドライナーイベントも実現しており、昔出来てしまった溝は今はないと思われている。 やたらと&bold(){アーライ!}(All Right)というシャウトを使うのでファンやメタラーからはかなりネタにされており、 アーライ=カイ・ハンセンという認識がかなり浸透している。 一時期頭髪の量が減ったかと思いきやすぐ増えた。その事についてつぶやくと&color(#FF0000){MURDERER}されるので要注意。 2016年にマイケル・キスクと共にサポートメンバーとして復帰した。 ●マイケル・ヴァイカート ギター。通称ヴァイキー。ベースのマーカスと並ぶオリジナルメンバーの一人で、カイが脱退した後はバンドリーダーも務める。 ゲームと人を笑わせることが好き。KEEPER OF THE SEVEN KEYSの辺りからメロディーメーカーとしての非凡な才能を開花させる。 「How Many Tears」「Eagle Fly Free」「Power」「All Over the Nations」等ファンから名曲と評されている多くの曲を手掛けた。 アンディ期以降はアンディと共に中心人物と言える。 ギタリストとしては突出した技術を持っておらず、たまにライブでミスることもあるが、ここ最近はしっかり弾くようになっている。 昔はグラポウから「下手くそ!練習しろ!」と口酸っぱく言われて落ち込んでいたらしい。 日本食では無類のうどんファンらしい。 ●インゴ・シュヴィヒテンバーグ ドラム。バンド名の名付け親。 たまにモタったりするが、ツーバスを用いたパワフルなドラムプレイには定評があり、 現在のヘヴィメタルのドラマーに大きな影響を与えている。 精神を患い、薬物に走ってしまい、解雇された。 1995年に列車に飛び込み自殺してしまう。その早すぎる死はバンドの展開に大きな影響を与えた。 ●マーカス・グロスコフ ベース。ギターのヴァイキーと共に現在も残る数少ないオリジナルメンバー。縁の下の力持ち。バンド名をH&bold(){E}LLOWEENとしたのは彼のアイデア。((「メタルバンドなんだから「Hell」を入れてみたらどうか」とのこと。)) 曲提供は少なめだったが、近年の製作曲は評価が高い。 基本ギターに埋もれたり低音をカバーするだけの存在になりがちなベースだが彼のベースサウンドは正に3本目のギターと言える程に主張が強く、「Eagle Fly Free」「Born On Judgment Day」等ソロを披露する曲もある。 プレイスタイルはピック弾きと指弾きを使い分けているが、初期の曲は速いテンポでも指で弾ききってしまう。 そのモジャモジャした髪はライブでアンディにわしわしされたりする。 ●マイケル・キスク 未だ根強いファンを持つ二代目ボーカル。&s(){ケツアゴ} 加入当初は長めの綺麗なブロンドヘアーだったが、今はスキンヘッド。見ようによってはブラッド・ピットに見えないこともない。 クイーンズライクのジェフ・テイトのような、クリアかつ伸びと温かみのあるハイトーンが特徴だが、 「Windmill」では豊かな低音も聴くことができる。 元々はエルヴィス・プレスリーのようなロックンロールを目指しており、かつHelloweenのコンセプトであるヘヴィメタルをあまり好んでなかったため脱退。 以後様々なプロジェクトを立ち上げるも、彼のメタルを期待する世間からの評価は今一つ。 近年カイとHR/HMバンドの&bold(){ユニソニック}を立ち上げ、メタル界に復帰した。 そして2016年にカイと共にサポートメンバーとしてhelloweenに復帰した。 ●ローランド・グラポウ カイの後任。 イングヴェイ・マルムスティーンに影響を受けた速弾きプレイを中心にしている。ついでに容姿も結構似ている。 プレイスタイルの違い、音楽の方向性などからヴァイキーとは馬が合わなかった。 ライブでは声の伸びの良さを活かして高音コーラスを担当している。ただ一部の曲では音痴っぽくなる。 後にウリと共に脱退し、MASTERPLANを立ち上げる。現在もそこでリーダーとして活動中。 彼が手掛けた曲は上記の理由からかHelloweenの音楽性とは違う所謂「ネオクラシカル」な曲が多く、ファンの間で賛否が分れてるが「The Dark Ride」はバッチリHelloweenのサウンドになっており高い評価を得ている。 ●ウリ・カッシュ インゴの後任。 手数が多めで、要所要所でテクニカルなフレーズを決め込んでくる。 マシンガンのようなツーバスにも定評があり、「Push」でのプレイに聴くことができる。 ドラマーながら作曲能力は高いようで、特に彼が手がけた「Mr. Torture」はファンの間で大人気。 グラポウとともに脱退し、MASTERPLANを立ち上げるも脱退、 後に元STRATOVARIUSのティモ・トルキのSYMPHONIAに加入するも脱退してしまう。 現在は大工になるために勉強しているらしい。 ●アンディ・デリス PINK CREAM69を脱退し、ハロウィンに加入。 途中参加ながら、今やアルバムの半分近くの作詞・作曲を手がける中心人物。 若干男くさめの顔つきのキスクとは対照的に目鼻のはっきりした顔立ちをしている。 加入当初は非常にイケメンだったが、「ダーク・ライド」の頃から太り気味になり、最近は年もあってか結構老けてきてる。 クリアかつ伸びやかなハイトーンボーカルを得意とするキスクとは対照的な比較的ダークな声質のため、キーパー期のクリアなハイトーンボーカルを活かした曲を歌うのは若干苦手としているが、 カイが得意としていた「シャウトを多用した攻撃的な歌い方(Kill It等)」キスクが得意としていた「メロディアスかつ優しい歌い方(All Over the Nations等)」どちらもこなすことができ、それに加えて「重心を落としてドスをきかせた歌い方(Escalation 666等、曲によってはデスボイスらしき歌い方も駆使する)」「哀愁を纏わせリスナーに訴えかける歌い方(Forever and One等バラード系)」も得意とするなど引き出しを幾つも持っており、ボーカリストとして非常に高い技量を持つ。 彼の歌唱スタイルが映える曲(バラード曲、シャウト系の曲、ヘヴィな曲)ではまさしく独壇場である。 最近のライブではやたらと下ネタっぽいパフォーマンスをする。 幼少期にビール樽に落ちて溺れかけたトラウマを抱えてる為ビールが一切飲めない(匂いもアウトとのこと)。カプチーノが好き。 ●サシャ・ゲルストナー グラポウの後任。ヴァイキーより頭半分ほど高いイケメン巨人ギタリスト(公称197cmだが絶対2m超えてる)。 元FREEDOM CALL。プレイはやや荒めに弾くヴァイキーとは対照的に正確無比で、ヴァイキー本人も「俺より上手い」と認めている。ライブでもかなり安定している。 グラポウと違ってヴァイキーとは良好な関係を築いており、作曲もヴァイキーの影響が色濃く出ている。 最近彼もふくよかになっており、加入時のイケメン振りとのギャップがヤバイ。 ●マーク・クロス ウリの後任。加入後すぐさま全身が麻痺するという病に伏せ、レコーディングには2曲しか参加できずそのまま脱退。(代打はモーターヘッドのミッキー・ディー) 現在はドラマー業に復帰しており、ガス・GのFIREWINDなど様々なバンドで叩いている。 ●ステファン・シュヴァルツマン マークの代打の代打で、そのまま加入。 しかし、メンバーの意に満たなかったのかツアー参加のみで脱退。 現在は同国のバンド、ACCEPTのドラマーとして活躍中。 ●ダニ・ルブレ ステファンの後任。老け顔なのが特徴。 パワフルながらもテクニカルさを持ち合わせたドラマーである。 ライブではウリをも超える要塞ドラムセット(最近では4つもバスドラムを置いている)を展開している。 バンドメンバーで唯一楽譜の読み書きが出来る特技を持つ。 【アルバム】 ●ハロウィン(1985年のミニアルバム) カイ期。ギターリフを駆使した荒々しいサウンドでややスラッシュ気味の作風。 ●ウォールズ・オブ・ジェリコ 前作同様ギターリフを駆使した荒々しいサウンドながらメロディ要素が大幅に増量したアルバム。 ジャケットで壁を壊してる人「Fang Face」は後にカイと共に移籍。 「Ride the Sky」「Heavy Metal(is the law)」「How Many Tears」は現在でも根強い人気を誇る。 前作「ハロウィン」と今作はバラード無しの全編パワーメタル仕様である。((厳密に言えば「How Many Tears」は元々バラードだったがメタルにアレンジされた経緯を持つ。)) ●守護神伝 第一章&第二章(原題:Keeper of the Seven Keys) ここからキスク期。本来は2枚組の予定だったが、ノイズ・レコードの要望により別個発売になった。 メロディックな演奏にキスクのクリアで力強いハイトーンボーカルが響き渡るその音楽性は「メロスピのスタンダードを築き上げた」として現在も世界中で根強い人気を誇る。中でも第二章収録曲“EAGLE FLY FREE”は『メロスピのお手本』として名高い。 第1章収録の「Halloween」((後にMV用に5分程度にダイジェストされたバージョンも作られたがそちらは内容がぶつ切りになってしまいリスナーから不評を買った。これはレコード会社の意向でバンドメンバーとしては不本意だったがあえて文句を言わなかった事で自分達がプロの音楽家であるという覚悟を示したというエピソードも残っている。))と第2章収録の「守護神伝」はそれぞれ10分を超える曲ながらその巧みなメロディとストーリー性で高い人気を誇る。 ちなみにこの両曲は間に「Follow the Sign」(第1章収録)が入って続き物になっている。 ●ピンク・バブルズ・ゴー・エイプ 「女性が魚とキスをしようとする」というプログレ的なジャケット。アメリカンだったりミドルテンポだったりと音楽性もやや実験的。 日本とイギリス以外では当時脱退したノイズレコードから起こされた裁判の影響で1年発売が延期された。 ●カメレオン Helloweenサウンドの要だったメタルサウンド・疾走感を失ったHelloween屈指にして最大の問題作。 ただしハードロック調の「First Time」と「Giants」、キスクの優しい低音ボーカルを活かしたバラード「Windmill((インゴはこの曲を嫌っており、捩って「Shitmill」と呼んでいた))」は好評で「First Time」と「Windmill」は2019年のベストアルバム「Sweet Seductions」にも収録されている。「Giants」は後年アンディも歌った。 本アルバムの音楽性を巡ってバンドメンバーの人間関係が悪化し、キスクとインゴが脱退した他、ヴァイキーも一時期脱退を考えていた模様((曰く「ディープパープル」もどきの音楽をやろうかと思ってたとのこと。後に「ダーク・ライド」の時も「このスタイルを今後も押し通すなら自分はバンドを出て行って他の人と自分のやりたい音楽をやる」と発言したが、マーカスとアンディに必死に引き留められバンドに残った))。 当時は世界中で酷評の嵐となったが、曲そのものは(Helloweenサウンド・メタルサウンドを抜きに考えれば)上記の曲以外にもバラエティ豊かで聴き応えのあるものが揃っており、現在は良い評価を下すリスナーも出てきている。 ●マスター・オブ・ザ・リングス これ以後アンディ期。前2作で失われたスピード感を取り戻し、かつアンディの表現力豊かなボーカルも相まって新たなファンを獲得した。コンセプト的には守護神伝第三章に当たる筈だが、なぜか以後あまり触れられない。 ●タイム・オブ・ジ・オウス 前作をベースによりメタル色を強めた作風のアルバム。ノストラダムスの予言を題材にした曲が多い。 今やライブの定番曲となった“POWER”を含む、アンディ期代表作の1つ。 発売前にインゴが死去したのを受け、本アルバムはインゴに捧げられたアルバムとなった。 ●ベター・ザン・ロウ 実験的でバラエティー豊かながらも不思議とまとまりを感じさせる1枚。 最後の曲「Midnight Sun」は人気曲だが演奏難度が高いためライブで演奏されたことは無く、ヴァイキーがその事を逆手に取ったジョークをよくするとのこと。 ●ダーク・ライド アルバム通りダーク路線で、重いミドルテンポの曲が多い。制作体制に問題を抱え、バンドメンバー(特にヴァイキー)も納得がいかないクオリティとなり、ファンの評価も賛否が分かれるものになった。 本アルバムの音楽性を推し進めたウリとグラポウはこのアルバムをもって解雇となった。((他にもバンドメンバーになにも言わずサイドプロジェクト「MASTERPLAN」の活動を始めた事も切っ掛けの一つになっている。2人の脱退直前はマーカス・ヴァイキー対ウリ・グラポウによる「殺し合い寸前の喧嘩」が繰り広げられた模様。アンディはその頃体を壊していたため不参加。)) ●ラビット・ドント・カム・イージー ギターが交代。そしてドラムは二転三転四転しつつ制作されたアルバム。 前作の反動か、明るくスピーディーな曲が多い。 ●守護神伝 新章(原題:Keeper of the Seven Keys -The Legacy-) 守護神伝から18年。敢えて現メンバーで作製された2枚組。バラエティ豊かな曲調でかつドラマティックな10分越えの曲が2曲も入ってる非常に気合いの入ったアルバムである。 しかし、往年の名作の名前を冠する事に抵抗があるファンは多かったようだ。 ●ギャンブリング・ウィズ・ザ・デビル “ハロウィン的”な疾走曲が多く、近年の作品中でも非常に高い評価を得ている。 本アルバムよりメンバー共通のサーバーを使い、各位持ち込んだアイデアを元にメンバー全員が意見を共有して楽曲を製作するという手法が取られた。(クレジットされるメンバーは最初にアイデアを持ち込んだ人である。) ●アンアームド バンド結成25周年を記念して製作されたセルフカバーアルバム。 所謂「アコースティックアルバム」で、メタルの要であるエレクトリックギターのサウンドを廃し、オーケストラサウンドを採用するなど大胆なアレンジが施されている。 しかしそのコンセプト故にメタルサウンドを求める従来ファンから酷評を受け、あるファンから「Are you Metal?(お前らメタルバンドなのか?)」と言われてしまった。 ただし「The Keeper's Trilogy」は比較的好評で、メタルサウンドに拘らないHelloweenファンなら大胆にアレンジされたその他の曲も一聴の価値あり。 ●7シナーズ セルフカバーアルバム「アンアームド」が従来ファンから酷評された事を受け、『ヘヴィメタル』に立ち返って制作された。 いつになくブルータルなギターサウンドが特徴で、作風は「ギャンブリング~」よりもヘヴィで金属質。 収録曲「Are you Metal?」は上記の「アンアームド」のエピソードが元になっている。 ●ストレイト・アウト・オブ・ヘル アンディの持ち味が活かされたヘヴィかつメロディアスな曲やバラードが揃っており、往年のファンからも高く評価されている。 ●マイ・ゴッド・ギヴン・ライト アルバム名の由来はアンディの家族でただ一人ミュージシャンになる事に賛成した彼の父親からかけられた言葉が元になっている。((後年アンディも同じように悩んでいた息子に同じ言葉をかけている。)) 作風は前作の路線を引き継いでいる。 ●ハロウィン(2021) 2016年に復帰したカイ・ハンセンとマイケル・キスクが参加したアルバム。 「ウォールズ・オブ・ジェリコ」以来となるバラード無しの全編パワーメタル仕様でキスクとアンディのボーカルバトルも聴きどころ。 ドラムセットは今は亡き初代ドラマーのインゴ・シュヴィヒテンバーグの物を使用している。 最後を飾る大作「Skyfall」にはゲストキーボーディストとしてストラトヴァリウスのイェンス・ヨハンソンが参加している。 【似ていると言われる曲】 ●超神ネイガー主題歌 “豪石!超神ネイガー”のイントロが“I'm Alive(イントロ)”→“Secret Alibi(イントロ)” ●サイコ・ル・シェイム “Neo”が全編“Before The War” ●ドラえもん “Perfect Gentleman(一部リフ)” 自由に遊ぶアニオタ 親たちの目を開かせる ニートなりの方法で乗り切るしかないのさ 時間を越えて きざしに従え いつか一緒に追記・修正しよう #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,4) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ 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CREAM69を脱退し、ハロウィンに加入。 途中参加ながら、今やアルバムの半分近くの作詞・作曲を手がける中心人物。 若干男くさめの顔つきのキスクとは対照的に目鼻のはっきりした顔立ちをしている。 加入当初は非常にイケメンだったが、「ダーク・ライド」の頃から太り気味になり、最近は年もあってか結構老けてきてる。 クリアかつ伸びやかなハイトーンボーカルを得意とするキスクとは対照的な比較的ダークな声質のため、キーパー期のクリアなハイトーンボーカルを活かした曲を歌うのは若干苦手としているが、 カイが得意としていた「シャウトを多用した攻撃的な歌い方(Kill It等)」キスクが得意としていた「メロディアスかつ優しい歌い方(All Over the Nations等)」どちらもこなすことができ、それに加えて「重心を落としてドスをきかせた歌い方(Escalation 666等、曲によってはデスボイスらしき歌い方も駆使する)」「哀愁を纏わせリスナーに訴えかける歌い方(Forever and One等バラード系)」も得意とするなど引き出しを幾つも持っており、ボーカリストとして非常に高い技量を持つ。 彼の歌唱スタイルが映える曲(バラード曲、シャウト系の曲、ヘヴィな曲)ではまさしく独壇場である。 最近のライブではやたらと下ネタっぽいパフォーマンスをする。 幼少期にビール樽に落ちて溺れかけたトラウマを抱えてる為ビールが一切飲めない(匂いもアウトとのこと)。カプチーノが好き。 ●サシャ・ゲルストナー グラポウの後任。ヴァイキーより頭半分ほど高いイケメン巨人ギタリスト(公称197cmだが絶対2m超えてる)。 元FREEDOM CALL。プレイはやや荒めに弾くヴァイキーとは対照的に正確無比で、ヴァイキー本人も「俺より上手い」と認めている。ライブでもかなり安定している。 グラポウと違ってヴァイキーとは良好な関係を築いており、作曲もヴァイキーの影響が色濃く出ている。 最近彼もふくよかになっており、加入時のイケメン振りとのギャップがヤバイ。 ●マーク・クロス ウリの後任。加入後すぐさま全身が麻痺するという病に伏せ、レコーディングには2曲しか参加できずそのまま脱退。(代打はモーターヘッドのミッキー・ディー) 現在はドラマー業に復帰しており、ガス・GのFIREWINDなど様々なバンドで叩いている。 ●ステファン・シュヴァルツマン マークの代打の代打で、そのまま加入。 しかし、メンバーの意に満たなかったのかツアー参加のみで脱退。 現在は同国のバンド、ACCEPTのドラマーとして活躍中。 ●ダニ・ルブレ ステファンの後任。老け顔なのが特徴。 パワフルながらもテクニカルさを持ち合わせたドラマーである。 ライブではウリをも超える要塞ドラムセット(最近では4つもバスドラムを置いている)を展開している。 バンドメンバーで唯一楽譜の読み書きが出来る特技を持つ。 【アルバム】 ●ハロウィン(1985年のミニアルバム) カイ期。ギターリフを駆使した荒々しいサウンドでややスラッシュ気味の作風。 ●ウォールズ・オブ・ジェリコ 前作同様ギターリフを駆使した荒々しいサウンドながらメロディ要素が大幅に増量したアルバム。 ジャケットで壁を壊してる人「Fang Face」は後にカイと共に移籍。 「Ride the Sky」「Heavy Metal(is the law)」「How Many Tears」は現在でも根強い人気を誇る。 前作「ハロウィン」と今作はバラード無しの全編パワーメタル仕様である。((厳密に言えば「How Many Tears」は元々バラードだったがメタルにアレンジされた経緯を持つ。)) ●守護神伝 第一章&第二章(原題:Keeper of the Seven Keys) ここからキスク期。本来は2枚組の予定だったが、ノイズ・レコードの要望により別個発売になった。 メロディックな演奏にキスクのクリアで力強いハイトーンボーカルが響き渡るその音楽性は「メロスピのスタンダードを築き上げた」として現在も世界中で根強い人気を誇る。中でも第二章収録曲“EAGLE FLY FREE”は『メロスピのお手本』として名高い。 第1章収録の「Halloween」((後にMV用に5分程度にダイジェストされたバージョンも作られたがそちらは内容がぶつ切りになってしまいリスナーから不評を買った。これはレコード会社の意向でバンドメンバーとしては不本意だったがあえて文句を言わなかった事で自分達がプロの音楽家であるという覚悟を示したというエピソードも残っている。))と第2章収録の「守護神伝」はそれぞれ10分を超える曲ながらその巧みなメロディとストーリー性で高い人気を誇る。 ちなみにこの両曲は間に「Follow the Sign」(第1章収録)が入って続き物になっている。 ●ピンク・バブルズ・ゴー・エイプ 「女性が魚とキスをしようとする」というプログレ的なジャケット。アメリカンだったりミドルテンポだったりと音楽性もやや実験的。 日本とイギリス以外では当時脱退したノイズレコードから起こされた裁判の影響で1年発売が延期された。 ●カメレオン Helloweenサウンドの要だったメタルサウンド・疾走感を失ったHelloween屈指にして最大の問題作。 ただしハードロック調の「First Time」と「Giants」、キスクの優しい低音ボーカルを活かしたバラード「Windmill((インゴはこの曲を嫌っており、捩って「Shitmill」と呼んでいた))」は好評で「First Time」と「Windmill」は2019年のベストアルバム「Sweet Seductions」にも収録されている。「Giants」は後年アンディも歌った。 本アルバムの音楽性を巡ってバンドメンバーの人間関係が悪化し、キスクとインゴが脱退した他、ヴァイキーも一時期脱退を考えていた模様((曰く「ディープパープル」もどきの音楽をやろうかと思ってたとのこと。後に「ダーク・ライド」の時も「このスタイルを今後も押し通すなら自分はバンドを出て行って他の人と自分のやりたい音楽をやる」と発言したが、マーカスとアンディに必死に引き留められバンドに残った))。 当時は世界中で酷評の嵐となったが、曲そのものは(Helloweenサウンド・メタルサウンドを抜きに考えれば)上記の曲以外にもバラエティ豊かで聴き応えのあるものが揃っており、現在は良い評価を下すリスナーも出てきている。 ●マスター・オブ・ザ・リングス これ以後アンディ期。前2作で失われたスピード感を取り戻し、かつアンディの表現力豊かなボーカルも相まって新たなファンを獲得した。コンセプト的には守護神伝第三章に当たる筈だが、なぜか以後あまり触れられない。 ●タイム・オブ・ジ・オウス 前作をベースによりメタル色を強めた作風のアルバム。ノストラダムスの予言を題材にした曲が多い。 今やライブの定番曲となった“POWER”を含む、アンディ期代表作の1つ。 発売前にインゴが死去したのを受け、本アルバムはインゴに捧げられたアルバムとなった。 ●ベター・ザン・ロウ 実験的でバラエティー豊かながらも不思議とまとまりを感じさせる1枚。 最後の曲「Midnight Sun」は人気曲だが演奏難度が高いためライブで演奏されたことは無く、ヴァイキーがその事を逆手に取ったジョークをよくするとのこと。 ●ダーク・ライド アルバム通りダーク路線で、重いミドルテンポの曲が多い。制作体制に問題を抱え、バンドメンバー(特にヴァイキー)も納得がいかないクオリティとなり、ファンの評価も賛否が分かれるものになった。 本アルバムの音楽性を推し進めたウリとグラポウはこのアルバムをもって解雇となった。((他にもバンドメンバーになにも言わずサイドプロジェクト「MASTERPLAN」の活動を始めた事も切っ掛けの一つになっている。2人の脱退直前はマーカス・ヴァイキー対ウリ・グラポウによる「殺し合い寸前の喧嘩」が繰り広げられた模様。アンディはその頃体を壊していたため不参加。)) ●ラビット・ドント・カム・イージー ギターが交代。そしてドラムは二転三転四転しつつ制作されたアルバム。 前作の反動か、明るくスピーディーな曲が多い。 ●守護神伝 新章(原題:Keeper of the Seven Keys -The Legacy-) 守護神伝から18年。敢えて現メンバーで作製された2枚組。バラエティ豊かな曲調でかつドラマティックな10分越えの曲が2曲も入ってる非常に気合いの入ったアルバムである。 しかし、往年の名作の名前を冠する事に抵抗があるファンは多かったようだ。 ●ギャンブリング・ウィズ・ザ・デビル “ハロウィン的”な疾走曲が多く、近年の作品中でも非常に高い評価を得ている。 本アルバムよりメンバー共通のサーバーを使い、各位持ち込んだアイデアを元にメンバー全員が意見を共有して楽曲を製作するという手法が取られた。(クレジットされるメンバーは最初にアイデアを持ち込んだ人である。) ●アンアームド バンド結成25周年を記念して製作されたセルフカバーアルバム。 所謂「アコースティックアルバム」で、メタルの要であるエレクトリックギターのサウンドを廃し、オーケストラサウンドを採用するなど大胆なアレンジが施されている。 しかしそのコンセプト故にメタルサウンドを求める従来ファンから酷評を受け、あるファンから「Are you Metal?(お前らメタルバンドなのか?)」と言われてしまった。 ただし「The Keeper's Trilogy」は比較的好評で、メタルサウンドに拘らないHelloweenファンなら大胆にアレンジされたその他の曲も一聴の価値あり。 ●7シナーズ セルフカバーアルバム「アンアームド」が従来ファンから酷評された事を受け、『ヘヴィメタル』に立ち返って制作された。 いつになくブルータルなギターサウンドが特徴で、作風は「ギャンブリング~」よりもヘヴィで金属質。 収録曲「Are you Metal?」は上記の「アンアームド」のエピソードが元になっている。 ●ストレイト・アウト・オブ・ヘル アンディの持ち味が活かされたヘヴィかつメロディアスな曲やバラードが揃っており、往年のファンからも高く評価されている。 ●マイ・ゴッド・ギヴン・ライト アルバム名の由来はアンディの家族でただ一人ミュージシャンになる事に賛成した彼の父親からかけられた言葉が元になっている。((後年アンディも同じように悩んでいた息子に同じ言葉をかけている。)) 作風は前作の路線を引き継いでいる。 ●ハロウィン(2021) 2016年に復帰したカイ・ハンセンとマイケル・キスクが参加したアルバム。 「ウォールズ・オブ・ジェリコ」以来となるバラード無しの全編パワーメタル仕様でキスクとアンディのボーカルバトルも聴きどころ。 ドラムセットは今は亡き初代ドラマーのインゴ・シュヴィヒテンバーグの物を使用している。 最後を飾る大作「Skyfall」にはゲストキーボーディストとしてストラトヴァリウスのイェンス・ヨハンソンが参加している。 【似ていると言われる曲】 ●超神ネイガー主題歌 “豪石!超神ネイガー”のイントロが“I'm Alive(イントロ)”→“Secret Alibi(イントロ)” ●サイコ・ル・シェイム “Neo”が全編“Before The War” ●ドラえもん “Perfect Gentleman(一部リフ)” 自由に遊ぶアニオタ 親たちの目を開かせる ニートなりの方法で乗り切るしかないのさ 時間を越えて きざしに従え いつか一緒に追記・修正しよう #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,4) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ 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