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「シルフェイド幻想譚」(2023/11/25 (土) 16:12:39) の最新版変更点
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&font(#6495ED){登録日}:2011/05/20(金) 20:42:51
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます
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&bold(){&font(#afdfe4){災厄の時まで あと十五日}}
&bold(){&font(#afdfe4){私たちの冒険が今 始まる}}
&bold(){シルフェイド幻想譚}とは、Smoking WOLF氏に2005年に公開されたRPG[[フリーゲーム]]。
2021年には&bold(){14年ぶり}のアップデート、翌年にはゲームアツマールで公開されスマホでのプレイも可能になるなど現在まで末永く活動が続いている。
*ストーリー
それはシルフェイドと呼ばれる世界の、遠い遠い昔のお話。
人々は空に浮かぶ島で、『理力』と呼ばれる力と共に、森に住む魔物を恐れつつも、なかば平和な日々を送っておりました。
そんな中、この天空島を見守っていた一人の人間――リクレールはある時、
15日後のこの島に大きな『災い』が起こるということを予知しました。
それは島の多くの生命を巻き込む、とても大きな『災い』のようでした。
「このまま私が何も干渉しなければ、きっと『災い』が島を襲ってしまう……」
そう思ったリクレールはこの天空島を守るためにその不思議な力で、ある一つの生命を生み出しました。
……そう、『あなた』のことです。
リクレールは、我々の住む場所とは別の次元にある『意識の海』から『あなた』を引き上げて『身体』を与え、そして『あなた』にお願いをします。
「15日後に起こるであろう『災い』の正体を確かめ、そしてそれを阻止して欲しいのです――」
――たった15日間の『あなた』の冒険は、ここから始まります。(公式サイトより)
*登場人物
-ゴンベエ(男)、ナナシ(女)
意識の海より引き上げられた、あなた自身。
特に名前がないので自分でつける方式であるが、何も名前を付けずに"完了"すると、ゴンベエかナナシの二択を迫られる。
ドラクエ主人公のように基本しゃべらず、また扱うプレイヤーによって&font(#ffdc00){善人}にも&font(#800080){悪人}にもなれる。
-リクレール
「意識の海に漂うそこのあなた……私の声が聞こえますか………?」
シルフェイド世界におけるいわゆる神。
主人公にトーテム(守り神的な存在)を授け、初期装備である旅人のマントを夜なべして作ってくれる、いい人である。
だが、夜なべの影響で手引きの書(マニュアル)に誤字があったり、主人公に指摘されて鼻毛を直したりするなど、結構抜けている。
-クロウ
狼(犬?)の姿をしたトーテム。
戦闘面では大いに活躍する初心者向けのトーテム。
-フェザー
鳥の姿をしたトーテム。
敏捷が伸びやすくそのほかの能力も平均的にあがる中級者向けのトーテム。
-スケイル
水龍のトーテム。
好奇心が強く、人の住む世界にあこがれている。
男の写真集をみて頬を染めたり、主人公(男)の裸体を見て興奮するあたり男好きなのかもしれない。
上級者向け。(RPG的な意味で)
**サーショの町
-エージス
「なあ、なんで男って風呂で屁こいたらアワが前に来るんだ?邪魔なモンがついてんのによ」
兵士詰め所の隊長。
おやじであるためか、&font(#f09199){下ネタ成分}多めの中年。
パンチ一発で竜人を屠れたりする意外と強い人、だが扱いづらい。
-オーバ
「雪景色には、ぴちぴちにひきしまったあたしの美貌が生えるねぇ」
占い屋を営む人物で、トーテム能力者。
理力の扱いにたけた人物で、彼女の持つ邪眼はラスボスをも眠らせる。
首から下は&font(#f09199){目がつぶれるほど}美しい(自称)。
-シン/シズナ
「…その葉っぱ、ステキですね……」
町に住む少年&村娘。
男主人公ならばシンが、女主人公ならシズナが病に臥せっており、健康な片方が森に薬草を取りに行っている。
&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){エンディングで明らかになるが、実はオーバの孫。}}}
**リーリルの町
-イシュテナ
「うちの旦那、ああ見えて全然たよりないのよ……まあ、別に誰でもよかったんだけど」
町の薬屋の人妻でトーテム能力者。
ドライな性格の持ち主で、夫クラートとは愛に欠ける夫婦関係を営んでいる。
賢者サリムの孫であり、行方不明になった彼を探している。
シイルの町
-ウリユ
「&font(#f09199){お、お母さ〜ん……。}」
シイルの町に住む、盲目の少女。
生まれつき目が見えないらしく、世界を自分の目で見たいと思っている。
代わりに未来を見通す能力をもつが、それを危険視した竜人に狙われることになる。
妹キャラの影響かその道のお兄さんに人気が高かったようだ。
-ユーミス
雑貨屋を営む女性。
理力の水など回復アイテムを売っている。
**不定
-アーサー
世界一周を夢見る旅人。
一日ごとにマップ上で居場所が変わるため、旅を続けていくうちに何度も目にするだろう。
アルバートと旅をするようになる。
&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){正体はバーン城の王子である。父である王がおかしくなったことに気付き、なんとか治そうと世界一周がてら手がかりを探している……という設定があった。}}}
-アルバート
「…気が付いたら消えてたなんてまっぴらだぞ、俺は」
ムーの村にある時の扉を通ってやってきた、言葉の通じない傭兵。
アーサーと旅をしているが、とある方法で仲間になる。
-セタ
「……おまえは、不思議なやつだ。」
トカゲ人の砦の副隊長で、竜人の戦士。
正々堂々とした武人の魂を持ち、無意味な殺生を嫌う。
(選択肢によっては)主人公と対峙する中で竜人と人間の対立関係に疑問を抱くようになる。
&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){ちなみに女性である。}}}
-メアリー
エージスの娘で、城で給仕の仕事をしている。要はメイド。エージスが仲間になった後に死亡すると、仲間になる予定だったらしいが、企画段階で没になったらしい。
ちなみにスペックは[[大ダメージを与えられる全体攻撃フォースが使える>マダンテ]]上に[[「初期Lvは低いが、成長率が主人公並み」>ニノ(FE)]]という強力な[[お助けキャラ(RPG)]]の予定だった。
そのほかにも様々な登場人物が物語を彩っていく。
彼らと出会うか出会わないかは、主人公の旅路次第。
*用語
-トーテム
「トーテム」とは、シルフェイドの世界で精霊や守り神のような存在。
それを宿すことで、普通の人間とは比べ物にならない大きな力を得ることができる。
また、この世界のトーテムは極めて原始的なもののようで、話す力、姿を持つトーテムはリクレールに作られた三匹のみである。
-理力(フォース)
簡単に言えば魔法のようなものであるが、どちらかといえば超能力に近い(作者談)。
たとえば、"火炎"のフォースならば相手をじーっと見つめていると、相手が発火する、といった感じである。
*システム
-仲間
仲間は上記のうち一人しか連れて歩けず、一部の仲間を連れていると主人公の移動用スキル(水中移動など)が制限される場合がある。
一方で仲間を連れていると荷物が多く持てるようになり、戦闘面でも共闘してくれる等、メリットは多い。
また、戦闘中に全滅してしまうと、一部のキャラを除き&color(red){二度と生き返らない。}
逆に言えば戦闘中何度力尽きようと回復されできればOK。
仲間になるキャラクターは内部ID順に
「アルバート」「イシュテナ」「ウリユ」「エージス」「オーバ」「スケイル」「セタ」と設定されている。
最初5人のイニシャルが、アイウエオ順になっているのは狙ったものである。
加入時期も1日目から人化が可能なスケイルを除くと、アルバートが一番早い。
-時間
マップ上、ダンジョン内では歩くたびに時間が経過するようになっており、時間経過につれて各所で様々なイベントが起こる。
つまり、&font(#ff0000){ただマップをぶらぶらしているだけで}時間は進行し、身の回りの状況は刻一刻と変化するため、初回では見逃すイベントも多いだろう。
街では時間経過がないので安心しよう。
『災い』が起きるまでの15日間、どう過ごすかはすべてあなたの自由だ。
-戦闘
基本的にはいわゆるターン性の戦闘であるが二つ変わった点がある。
■一ターンに複数回行動できる
主人公には戦闘スキル枠が4つ(スケイルの場合5つ)あるのだが、戦闘時にこれらの中から行動回数分スキルを選択して行動する。
また、戦闘スキルは漢字二文字の熟語である。
最初は基本スキルとして攻撃、道具、集中くらいしかないので戦略性がないが、スキルを習得するにつれて戦略の幅が広がる。
(例:覚醒→封印→増幅→衝撃)
■Willシステム
このコマンドを使用すると、行動速度の上昇、スキルの威力増加、集中が不要等の利点が得られる。
そのため、うまく立ち回れば&font(#ff0000){自分より格上の相手でも}倒すことが可能になる。
一日に5回(ハードでは3回)使える。
持ち越しはできないので余らせるくらいならガンガン使おう。
-S.EXP(特殊経験値)
敵を倒すたびに手に入れられる経験値。
これを割り振ることによって、スキルの習得、戦闘時の行動回数の増加、ステータスの強化ができる。
得意分野にガン振りするもよし、短所を補う育成をしても良し、スキル習得のため貯めるのも良し。
ツクール2000で作ったとは思えない完成度の高さ、作りこまれたストーリー、システム、自由度の高さから知名度はフリーゲーム随一である。
以下ネタバレ
-スケイル(人間)
「ゴンベエ様にさわってて思うんですが、生き物ってこんなに温かいものなんですね……」
湖底神殿にいる初代魔王を倒し、&font(#f09199){願いの水晶}を手に入れることで人の姿となったスケイル。
微妙にセクシーな発言が目立つ。
高い意志、全体回復持ちであるため戦闘では比較的使いやすい。
ひれ耳、ないすばでぃと高い人気を誇る。
-サリム
50年前の戦いで魔王を倒した英雄。
だが"&font(#0000ff){魔王を倒すと倒した者が魔王になる}"という呪いのせいで体が魔王になりつつある。
人としての理性が保てなくなってきたため、封印の神殿の奥底に自らを幽閉する。
-真なる魔王
「……たった二人で、何かできるとでも思っているのか?……殺せ。」
大きな翼と鎧をもつ、巨体の竜人。
人間の王に化けて優秀な人材を殺したり、シイルの町を兵を率いて壊滅させたりするなど、大胆かつ緻密な行動をとる。
戦闘面でもクリティカル以外の物理攻撃を無効化する結界を常時張っており、かなりの強敵。
彼と戦える場所は三か所ほどあり、いずれにせよ準備を怠ると普通に負ける。
…というわけでもなく、二週目だと一撃で倒すこともできたりする。
-神
「……私は人間を憎み続けた、昔も、今も、ずっと。」
竜人たちを統べる竜の神。
目覚めたとき、夢の中で思い描いた竜人が戦いの中で人間に殺される様を見て、人間を憎むようになる。
憎しみの果てに人間を消し去ることを決めた神は500年の時をかけ人間を消し去る術を発動させる。
戦闘においても常時結界を張る強敵で、体力も多く初見では死ぬかもしれない。
スケイルかセタを仲間にした状態で神を倒すとグッドエンドとなる。
追記・修正よろしくお願いします。
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#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,3)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 昔、いろいろなパターン見たなあ、大好きなゲームだった -- 名無しさん (2016-04-07 20:22:38)
- 個人的にRPGといえばこれ -- 名無しさん (2022-02-21 15:02:45)
#comment
#areaedit(end)
}
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&bold(){&font(#afdfe4){災厄の時まで あと十五日}}
&bold(){&font(#afdfe4){私たちの冒険が今 始まる}}
&bold(){シルフェイド幻想譚}とは、Smoking WOLF氏に2005年に公開されたRPG[[フリーゲーム]]。
2021年には&bold(){14年ぶり}のアップデート、翌年にはゲームアツマールで公開されスマホでのプレイも可能になるなど現在まで末永く活動が続いている。
*ストーリー
それはシルフェイドと呼ばれる世界の、遠い遠い昔のお話。
人々は空に浮かぶ島で、『理力』と呼ばれる力と共に、森に住む魔物を恐れつつも、なかば平和な日々を送っておりました。
そんな中、この天空島を見守っていた一人の人間――リクレールはある時、
15日後のこの島に大きな『災い』が起こるということを予知しました。
それは島の多くの生命を巻き込む、とても大きな『災い』のようでした。
「このまま私が何も干渉しなければ、きっと『災い』が島を襲ってしまう……」
そう思ったリクレールはこの天空島を守るためにその不思議な力で、ある一つの生命を生み出しました。
……そう、『あなた』のことです。
リクレールは、我々の住む場所とは別の次元にある『意識の海』から『あなた』を引き上げて『身体』を与え、そして『あなた』にお願いをします。
「15日後に起こるであろう『災い』の正体を確かめ、そしてそれを阻止して欲しいのです――」
――たった15日間の『あなた』の冒険は、ここから始まります。(公式サイトより)
*登場人物
-ゴンベエ(男)、ナナシ(女)
意識の海より引き上げられた、あなた自身。
特に名前がないので自分でつける方式であるが、何も名前を付けずに"完了"すると、ゴンベエかナナシの二択を迫られる。
ドラクエ主人公のように基本しゃべらず、また扱うプレイヤーによって&font(#ffdc00){善人}にも&font(#800080){悪人}にもなれる。
-リクレール
「意識の海に漂うそこのあなた……私の声が聞こえますか………?」
シルフェイド世界におけるいわゆる神。
主人公にトーテム(守り神的な存在)を授け、初期装備である旅人のマントを夜なべして作ってくれる、いい人である。
だが、夜なべの影響で手引きの書(マニュアル)に誤字があったり、主人公に指摘されて鼻毛を直したりするなど、結構抜けている。
-クロウ
狼(犬?)の姿をしたトーテム。
戦闘面では大いに活躍する初心者向けのトーテム。
-フェザー
鳥の姿をしたトーテム。
敏捷が伸びやすくそのほかの能力も平均的にあがる中級者向けのトーテム。
-スケイル
水龍のトーテム。
好奇心が強く、人の住む世界にあこがれている。
男の写真集をみて頬を染めたり、主人公(男)の裸体を見て興奮するあたり男好きなのかもしれない。
上級者向け。(RPG的な意味で)
**サーショの町
-エージス
「なあ、なんで男って風呂で屁こいたらアワが前に来るんだ?邪魔なモンがついてんのによ」
兵士詰め所の隊長。
おやじであるためか、&font(#f09199){下ネタ成分}多めの中年。
パンチ一発で竜人を屠れたりする意外と強い人、だが扱いづらい。
-オーバ
「雪景色には、ぴちぴちにひきしまったあたしの美貌が生えるねぇ」
占い屋を営む人物で、トーテム能力者。
理力の扱いにたけた人物で、彼女の持つ邪眼はラスボスをも眠らせる。
首から下は&font(#f09199){目がつぶれるほど}美しい(自称)。
-シン/シズナ
「…その葉っぱ、ステキですね……」
町に住む少年&村娘。
男主人公ならばシンが、女主人公ならシズナが病に臥せっており、健康な片方が森に薬草を取りに行っている。
&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){エンディングで明らかになるが、実はオーバの孫。}}}
**リーリルの町
-イシュテナ
「うちの旦那、ああ見えて全然たよりないのよ……まあ、別に誰でもよかったんだけど」
町の薬屋の人妻でトーテム能力者。
ドライな性格の持ち主で、夫クラートとは愛に欠ける夫婦関係を営んでいる。
賢者サリムの孫であり、行方不明になった彼を探している。
シイルの町
-ウリユ
「&font(#f09199){お、お母さ〜ん……。}」
シイルの町に住む、盲目の少女。
生まれつき目が見えないらしく、世界を自分の目で見たいと思っている。
代わりに未来を見通す能力をもつが、それを危険視した竜人に狙われることになる。
妹キャラの影響かその道のお兄さんに人気が高かったようだ。
-ユーミス
雑貨屋を営む女性。
理力の水など回復アイテムを売っている。
**不定
-アーサー
世界一周を夢見る旅人。
一日ごとにマップ上で居場所が変わるため、旅を続けていくうちに何度も目にするだろう。
アルバートと旅をするようになる。
&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){正体はバーン城の王子である。父である王がおかしくなったことに気付き、なんとか治そうと世界一周がてら手がかりを探している……という設定があった。}}}
-アルバート
「…気が付いたら消えてたなんてまっぴらだぞ、俺は」
ムーの村にある時の扉を通ってやってきた、言葉の通じない傭兵。
アーサーと旅をしているが、とある方法で仲間になる。
-セタ
「……おまえは、不思議なやつだ。」
トカゲ人の砦の副隊長で、竜人の戦士。
正々堂々とした武人の魂を持ち、無意味な殺生を嫌う。
(選択肢によっては)主人公と対峙する中で竜人と人間の対立関係に疑問を抱くようになる。
&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){ちなみに女性である。}}}
-メアリー
エージスの娘で、城で給仕の仕事をしている。要はメイド。エージスが仲間になった後に死亡すると、仲間になる予定だったらしいが、企画段階で没になったらしい。
ちなみにスペックは[[大ダメージを与えられる全体攻撃フォースが使える>マダンテ]]上に[[「初期Lvは低いが、成長率が主人公並み」>ニノ(FE)]]という強力な[[お助けキャラ(RPG)]]の予定だった。
そのほかにも様々な登場人物が物語を彩っていく。
彼らと出会うか出会わないかは、主人公の旅路次第。
*用語
-トーテム
「トーテム」とは、シルフェイドの世界で精霊や守り神のような存在。
それを宿すことで、普通の人間とは比べ物にならない大きな力を得ることができる。
また、この世界のトーテムは極めて原始的なもののようで、話す力、姿を持つトーテムはリクレールに作られた三匹のみである。
-理力(フォース)
簡単に言えば魔法のようなものであるが、どちらかといえば超能力に近い(作者談)。
たとえば、"火炎"のフォースならば相手をじーっと見つめていると、相手が発火する、といった感じである。
*システム
-仲間
仲間は上記のうち一人しか連れて歩けず、一部の仲間を連れていると主人公の移動用スキル(水中移動など)が制限される場合がある。
一方で仲間を連れていると荷物が多く持てるようになり、戦闘面でも共闘してくれる等、メリットは多い。
また、戦闘中に全滅してしまうと、一部のキャラを除き&color(red){二度と生き返らない。}
逆に言えば戦闘中何度力尽きようと回復されできればOK。
仲間になるキャラクターは内部ID順に
「アルバート」「イシュテナ」「ウリユ」「エージス」「オーバ」「スケイル」「セタ」と設定されている。
最初5人のイニシャルが、アイウエオ順になっているのは狙ったものである。
加入時期も1日目から人化が可能なスケイルを除くと、アルバートが一番早い。
-時間
マップ上、ダンジョン内では歩くたびに時間が経過するようになっており、時間経過につれて各所で様々なイベントが起こる。
つまり、&font(#ff0000){ただマップをぶらぶらしているだけで}時間は進行し、身の回りの状況は刻一刻と変化するため、初回では見逃すイベントも多いだろう。
街では時間経過がないので安心しよう。
『災い』が起きるまでの15日間、どう過ごすかはすべてあなたの自由だ。
-戦闘
基本的にはいわゆるターン性の戦闘であるが二つ変わった点がある。
■一ターンに複数回行動できる
主人公には戦闘スキル枠が4つ(スケイルの場合5つ)あるのだが、戦闘時にこれらの中から行動回数分スキルを選択して行動する。
また、戦闘スキルは漢字二文字の熟語である。
最初は基本スキルとして攻撃、道具、集中くらいしかないので戦略性がないが、スキルを習得するにつれて戦略の幅が広がる。
(例:覚醒→封印→増幅→衝撃)
■Willシステム
このコマンドを使用すると、行動速度の上昇、スキルの威力増加、集中が不要等の利点が得られる。
そのため、うまく立ち回れば&font(#ff0000){自分より格上の相手でも}倒すことが可能になる。
一日に5回(ハードでは3回)使える。
持ち越しはできないので余らせるくらいならガンガン使おう。
-S.EXP(特殊経験値)
敵を倒すたびに手に入れられる経験値。
これを割り振ることによって、スキルの習得、戦闘時の行動回数の増加、ステータスの強化ができる。
得意分野にガン振りするもよし、短所を補う育成をしても良し、スキル習得のため貯めるのも良し。
ツクール2000で作ったとは思えない完成度の高さ、作りこまれたストーリー、システム、自由度の高さから知名度はフリーゲーム随一である。
ちなみにツクール2000は作品の暗号化ができず、ソフトさえ持っていれば配布作品の中身を見ることが可能であるが、このゲームその事を逆手に取り色んなところにネタが仕組まれているのがわかる。
特に&bold(){行けないところに長時間いるとトーテムが話さなくなる}というドきついペナルティすらもある。ズルしてデータをいじるのも程々に。
以下ネタバレ
-スケイル(人間)
「ゴンベエ様にさわってて思うんですが、生き物ってこんなに温かいものなんですね……」
湖底神殿にいる初代魔王を倒し、&font(#f09199){願いの水晶}を手に入れることで人の姿となったスケイル。
微妙にセクシーな発言が目立つ。
高い意志、全体回復持ちであるため戦闘では比較的使いやすい。
ひれ耳、ないすばでぃと高い人気を誇る。
-サリム
50年前の戦いで魔王を倒した英雄。
だが"&font(#0000ff){魔王を倒すと倒した者が魔王になる}"という呪いのせいで体が魔王になりつつある。
人としての理性が保てなくなってきたため、封印の神殿の奥底に自らを幽閉する。
-真なる魔王
「……たった二人で、何かできるとでも思っているのか?……殺せ。」
大きな翼と鎧をもつ、巨体の竜人。
人間の王に化けて優秀な人材を殺したり、シイルの町を兵を率いて壊滅させたりするなど、大胆かつ緻密な行動をとる。
戦闘面でもクリティカル以外の物理攻撃を無効化する結界を常時張っており、かなりの強敵。
彼と戦える場所は三か所ほどあり、いずれにせよ準備を怠ると普通に負ける。
…というわけでもなく、二週目だと一撃で倒すこともできたりする。
-神
「……私は人間を憎み続けた、昔も、今も、ずっと。」
竜人たちを統べる竜の神。
目覚めたとき、夢の中で思い描いた竜人が戦いの中で人間に殺される様を見て、人間を憎むようになる。
憎しみの果てに人間を消し去ることを決めた神は500年の時をかけ人間を消し去る術を発動させる。
戦闘においても常時結界を張る強敵で、体力も多く初見では死ぬかもしれない。
スケイルかセタを仲間にした状態で神を倒すとグッドエンドとなる。
追記・修正よろしくお願いします。
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- 昔、いろいろなパターン見たなあ、大好きなゲームだった -- 名無しさん (2016-04-07 20:22:38)
- 個人的にRPGといえばこれ -- 名無しさん (2022-02-21 15:02:45)
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