シルヴァリオ ヴェンデッタ

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&font(#6495ED){登録日}:2016/12/03 (土) 20:24:03 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &b()&sizex(5){&color(red){──“勝利”からは逃げられない。}} &b()&sizex(6){&color(red){さあ、&ruby(ヴェンデッタ){逆襲}を始めましょう}} } 『シルヴァリオ ヴェンデッタ』は2015年にPCゲームメーカー[[light]]の15周年記念作品第一弾として発売されたPCゲーム。 シナリオは同メーカーの『[[Vermilion ‐Bind of Blood‐]]』から続く作品を担当した昏式龍也&高濱亮コンビに加えて無義歩が務めている。 原画とキャラデザはこのラインで主流だった泉まひるに代わりKeG・夕薙が担当。 タイトルにあるヴェンデッタとはイタリア語で復讐を意味し、本作では主に『逆襲』という意味で使われる。 **概要 昏式&高濱コンビによるVermilionチーム作品第4弾。light産であるため、男と女が武器持ってイチャついたり、男と男が己が信念をぶつけ合うような展開が光る、所謂『[[燃えゲー]]』である。 燃えゲーとしては近い時期に発売されていた[[正田卿>正田崇]]の『[[戦神館シリーズ>相州戦神館學園 八命陣]]』が有名であるためあまり目立たないが、こちらも負けず劣らず&font(l){[[厨二病]]}熱いバトルが売り。 今作は高濱亮氏が初めて企画も担当した作品であり、このチームの過去作と比べると物語が幾らか王道。純粋に燃える展開が分かりやすい反面、割とエグイ描写も多い。主人公が初戦闘で相手を[[首チョンパ>首ちょんぱ/首切断]]するくらいには。 王道とは言っても、正義が悪を倒すといった勧善懲悪の正道というわけではなく、どちらかというとその逆。 ある陰謀に巻き込まれた主人公が、なし崩し的に社会的にも実力的にも上の強者に挑まざるを得ない状況の中で戦っていく『逆襲』の物語である。 逆に敵側が、愚直なほどに正道を通す堅物だったり、努力で才能を超えた努力家だったり、どんな逆境でも諦めず立ち上がる勇者だったりと、ことごとく主人公とは正反対の人物であるのが印象的。 [[ラノベ>ライトノベル]]や燃えゲー的な王道展開を知っていれば知っているほどに&font(l){笑えたり、騙されたりして}惹きこまれる内容であるため(逆にそこが賛否が分かれる点ではあるのだが)、同メーカーの燃え系のジャンルが好きな人等は一度手に取ってみてはどうだろうか。 世界観は少し中世風味が入ったSFであり、説明は作中にあるものの専門用語が多めなので公式HPの用語集を先に眺めた方が理解は進む。 戦闘はいわゆる[[能力バトル]]もの。敵味方問わず濃いキャラが揃っているだけでなく、男女に関係なく見せ場が多い。 男とかいいからヒロインとの関係や絡みを増やせ?それだとホモできないじゃないですか。 ルートは各ヒロインに対応した3ルートだが、ヴェンデッタルートが実質のグランドルートであるため、他2ルートをクリアするまでロックが掛かっている。 2015年萌えゲーアワードの『金賞・燃え系作品賞』を受賞(同年に発売された[[万仙陣>相州戦神館學園 八命陣]]は金賞・グラフィック賞を受賞)し、メーカーとして見ると昨年の八命陣と合わせて連続受賞を果たした。 翌年の2016年3月にはCS版である『シルヴァリオ ヴェンデッタ-Verse of Orpheus-』が[[PS Vita>PlayStation Vita]]で発売。ダウンロード販売限定ではあるがPC版もある。 新OPと新規CG、あと短編エピソードが3つ追加されているため、今から買う人はこっちがおすすめ。エロはないけど。 2017年1月27日には続編である『[[シルヴァリオ トリニティ]]』が発売された。 冒頭から主人公とヒロインのイチャラブが見れるぞ! &font(l){ラッキースケベなど死ねばいいッ} **登場人物 CVの表記はPC版/CS版。 ***□主要人物 ●[[ゼファー・コールレイン]] ※主人公です。 CV:[[ルネッサンス山田]]/前田剛 本作の主人公。職・[[金>お金]]・やる気がない典型的な駄目人間。義理の妹であるミリィに半ば養われながら日常を過ごしている。 かつては[[帝国軍>帝国]]の人間兵器である星辰奏者(エスペラント)の一人であったが、首都を襲った大虐殺を境に軍を脱走して今に至る。 星辰奏者である経験を生かして、臨時収入として訳アリの仕事を請け負うこともある。 軍人時代の過酷な経験により能力自体はかなりのものだが、優秀すぎる上官(女神と英雄)を見てきたせいで自己評価が異常なほどに低い。 ある日、貨物列車の内偵調査を請け負い、荒事の後に積み荷として搬送されていたヴェンデッタを意図せず起動させてしまったことで、帝国で進められていたある陰謀に巻き込まれてしまう。 ●ヴェンデッタ CV:[[木村あやか]]/いのくちゆか ヒロインの一人。ヴァルゼライドの密命で搬送されていた謎の少女。 長い銀髪と、乳首と局部が見えるか見えないかギリギリの破廉恥な衣装が特徴。愛称はベティ。 総統が極秘裏に進めているプロジェクトの中核を成す存在で、関係者には『死想恋歌(エウリュディケ)』と呼ばれている。 ゼファー、ミリィと共同生活を送ることになった後はゼファーに対するオカン的な立場に落ち着いた母性ロリ。 ミステリアスな雰囲気とは裏腹に性格はドSで、特にゼファーに対する態度と言動は容赦がない。とはいえ言うことは正論で彼女なりの優しさが込められた言葉でもある。なるほどこれがバブみか。 星辰光は星辰体感応能力『冥界へ、響けよ我らの死想恋歌』 干渉性にのみ特化した性能であり、他者の星光にすら干渉する星殺しの能力。 作中で最も特異な星辰光であり、彼女単身では使用できず、ゼファーと同調した時にのみその力を発揮する。 ●ミリアルテ・ブランシェ CV:遠野そよぎ/岡嶋妙 ヒロインの一人。ゼファーの義理の[[妹>弟(妹)キャラ]]で、兄とは違って真面目で優しく家庭的な女の子。愛称はミリィ。 技術者だった両親を数年前の大虐殺で失っており、ゼファーとは両親の護衛を担当していた縁で知り合い、大虐殺の際には命を救われた。 衣食住のほとんどがミリィに委ねられているため、普段は穀潰しであるゼファーは当然彼女には頭が上がらない。 両親から技術者としての才能を受け継ぎ、現在はそれを活かしジンの工房で鉄機手芸技師(エンジニア)として修行中。 その才能から、若くして星辰奏者に調整を施す奏鋼調律師(ハーモナイザー)の卵でもある。 家族であるゼファーに淡い恋心を抱いており、何かにつけて甘やかすため彼の駄目人間ぶりを悪化させている。 ●チトセ・朧・アマツ CV:[[民安ともえ]]/たみやすともえ ヒロインの一人。帝国軍の精鋭部隊の一つ『裁剣天秤(ライブラ)』の隊長を務める女傑。かつてはゼファーの直属の上官であると同時に親しい相棒だった。 直系のアマツであるため星辰奏者として破格の才能を持ち、帝国最高の星辰奏者の一人として総統と並ぶ実力を持つ。 その優秀すぎる能力のせいでゼファーのコンプレックスを悪化させた張本人(トドメは総統)。 総統とは実力者同士で互いに能力を認め合う仲であり、チトセはやや砕けた態度で彼と接している。 かつて大虐殺の際の戦闘で右眼を失っており、現在は[[眼帯]]を付けている。 ゼファーのことは大虐殺で[[死亡した>死]]と思っていたが、ヴェンデッタの件で彼の生存を確信し、かつてゼファーに無自覚に抱いていた恋情を爆発させる。 星辰光は気流操作能力『無窮たる星女神、掲げよ正義の天秤よ』 突風や竜巻の発生、積乱雲の発生による雷撃とかなり応用がきく万能型。パラメーターは全方位に優れるだけでなく、基準値から発動値の差も特化型ほどではないなど、全てにおいて隙が無い。 星辰奏者としては間違いなく作中で最優の使い手であり、ゼファーとしてはこういう万能型の能力が本気で切実に欲しかった。 万能型のチトセと特化型のゼファーのコンビは互いを補い合う抜群の相性だったらしい。 余談だが、原案だと元々男として設定されていたので、もしそれが起用されていたのならば [[ヤンホモ>ヤンデレ]][[ストーカー]][[ライバル]]というエロゲ版[[マダラ>うちはマダラ(NARUTO)]]が爆誕した可能性があった。 それを止めて愛に一途な[[眼帯]][[巨乳]]の女傑にしたプロデューサーは(美少女ゲーム的には)英断だったと言えるだろう。 ***□帝国軍 ●[[クリストファー・ヴァルゼライド]] ※主人公ではありません CV:Mr.デリンジャー/遠藤大智 軍事帝国アドラーの現総統。帝国首都で起こったアスクレピオスの大虐殺を一人で終息させたことで英雄となり、国の総統にまで上り詰めた稀代の傑物。 アドラー最初の星辰奏者であると同時に最高戦力。英雄の名に恥じない実力と威風は、もはや主人公の域である。 現在はアドラーの地下にて極秘裏にあるプロジェクトを実行している。 本作随一の存在感を発揮しているキャラクターで、&bold(){[[人気投票]]ではなんと主人公とヒロインを押しのけて一位を勝ち取ってしまった}とんでもない御方。 星辰光は核分裂・放射能光発生能力『天霆の轟く地平に、闇はなく』 集束性に著しく偏った性質を持ち、手にした[[刀]]に放射能光を付属させ、光剣として振るう。星の集束密度が凄まじく高いため、あらゆる防御をその上から叩き徹す威力を持っている。 特化型の究極系であり、ゼファーと同じく特化型の宿命で使用時と後の反動が凄まじいはずだが、本人はそれを気合と根性で耐え涼しい顔で使い続けている。 ●サヤ・キリガクレ CV:美南凛/内村史子 裁剣天秤の現副隊長。[[くノ一]]風の改造軍服に身を包んだクールな女性で、チトセからの信頼も厚い。 星辰奏者であり、戦闘・諜報なんでもござれの優秀な人物だが、実はチトセに心酔するクレイジーでサイコな[[レズ>百合]]である。 チトセの思い人であるゼファーのことを死ぬほど嫌っており、戦闘となれば一切容赦しない。 こんな彼女だが、作中の登場人物が揃いも揃って問題児ばかりなので相対的に見ればマトモな部類に入る。 星辰光は爆熱火球生成能力『降り注げ、火の落涙。正義の滅びた大地へと』 爆発性のプラズマ火球を複数生成し、自在に操作する。星辰奏者に対して十分な火力と、攻性防御や罠にも使える汎用性を持つシンプル故に優れた能力。 …ではあるのだが、周りが強すぎて割と不遇気味。 ●シン・ランスロー CV:青葉大二郎/室元気 帝国の諜報部隊『深謀双児(ジェミニ)』の隊長。眼鏡が似合う優男。星辰奏者ではないが、鋭い洞察力と先見の明を持つ諜報部隊を統べるに相応しい人物である。 控えめな姿勢が目立つが、国の未来のためならたとえ総統の前であっても臆せず反対意見を述べる確かな愛国心も持つ。 ヴァルゼライドが極秘裏に進めている計画を密かに察知し、現在の急速な外への領土拡大も含めて彼へ疑念を感じ始めている。 ●アオイ・漣・アマツ CV:桜川未央/小林眞紀 ヴァルゼライドの副官を務める女性。チトセとは従姉妹関係だが、立場的に対立することも。 ヴァルゼライドを特に心酔する一人で、彼を否定する者(チトセやランスロー)には強く当たる。 実は崇拝以前にアオイはヴァルゼライドを一人の女として愛しているのだが、本人はその気持ちに気付いておらず、チトセには微笑ましく見守られている。 彼女も星辰奏者であり、単身での戦闘力は無いが部隊指揮にはこの上ない力を発揮するサポート型。 ***□帝国民 ●ルシード・グランセニック CV:佐和真中/中澤まさとも 帝国とも深い関係があるグランセニック商会の若き御曹司。 交渉術に長ける商人として確かな手腕を持つ人物だが、根がゼファーと同レベルの駄目人間であるため商会の三男として膨大な仕事量にいつもうんざりしている。 ゼファーとは気の合う親友で、愚痴をこぼし合ったり、たまに彼の腕を見込んで仕事を依頼することもある。 ドMかつB以上の膨らみには全く興味がないと公言する真正の[[ロリコン>ロリータ・コンプレックス]]であり、そんな性癖からヴェンデッタに一目惚れ。[[某水銀>カール・クラフト=メルクリウス]]の如くねっとりと跪いてしまう。 当然足蹴にされるのだが、それは彼にとってはご褒美でしかない。 ●イヴ・アガペー CV:有栖川みや美/高田初美 歓楽街で娼婦をやっている女性。歓楽街エリアの元締めという顔を持っており、権力者に多くのコネを持つ。ゼファーも情報屋代わりに使うことがある。 溢れる母性と[[妖艶な肉体>巨乳]]を使って積極的に相手を癒そうとするが、そこに他意は全くなく、純粋な奉仕心からくる行動。ゼファーも妹に内緒で時々お世話になっている。「兄さん、あとでお話があります」 ルシードと並ぶゼファー達の後ろ盾であり、ゼファーにもしものことがあった場合はルシードとイヴがミリィの後見人として安全を保障することになっている。 ●ジン・ヘイゼル CV:祭大!!/上別府仁資 凄腕の奏鋼調律師でありミリィの師匠。過去に何かあったのか左腕は[[義手>義手/義足]]である。 気難しい職人気質を体現したような頑固爺で、弟子のミリィにすら不愛想で辛辣な態度を崩さない。しかし彼女からはとても尊敬されている。 腕前のみで信頼を勝ち取ってきた本物の職人で、こんな性格であっても仕事が無くなったことはないという。 本人は自分の経歴を語らないが、かつては軍に所属していたのは確実視されている(明らかに軍事機密の技術を持っているため)。 ゼファーが軍から離れた後にも星辰奏者としての力を腐らせずにいられるのは、市井にいながら奏鋼調律師としての技術を持つ彼がいたおかげである。 ●アルバート・ロデオン CV:野☆球/景浦大輔 ゼファーがよく通う『安い・速い・でもどこかで食ったことのある微妙さ』が売りのレストランの店主。 ツケの常習犯であるゼファーが来ても必要以上には辛く当たらない気の良いおっちゃん。 料理の腕は微妙なため売り上げは結構やばいらしく、ウェイトレスに給料払うのも辛いとか。 ゼファーが心を許している数少ない人物で、年長者としてゼファーに助言を送ることもあった。 ●ティナ&ティセ CV:月野きいろ/さいとうよしえ アルバートのレストランでウェイトレスをしている[[双子]]。 おとなしそうなティナ、活発なティセとタイプは違うが両者共に毒舌家。[[無職>ニート]]のゼファーにも容赦ない言葉を浴びせる。 公式HPではカウントダウンボイスの進行を担当している。 [[モブキャラ]]とはいえ、何気に続編では本作キャラで唯一引き続き登場することが決まっている。 ●アスラ・ザ・デッドエンド CV:新塾怒魂/古川慎 貧民窟をその圧倒的実力で支配している[[世紀末>北斗の拳]][[ヒャッハー]]な男。ちなみにこの名前は自称。人によっては死にたくなるようなネーミングセンスである。通称袋小路阿修羅さん。 本人曰く、人体破壊の拳法を極めているとのことで、星辰奏者でないにも関わらずゼファーをフルボッコにするなど驚異的な技量を持つ。 絵に描いたような[[戦闘狂>戦闘狂(属性)]]で、どこに行っても戦いを渇望している。 ***□魔星 魔星と呼ばれる現状の星辰奏者を遥かに凌ぐアストラル運用兵器群。 アスクレピオスの大虐殺を引き起こした2体の他にも存在する模様。 ●マルス-No.ε CV:戸塚和也/白熊寛嗣 アスクレピオスの大虐殺を引き起こした魔星の一体。 鬼を思わせる外観を持つ巨体であり、触れたものを消滅させる星辰光で暴虐の限りを尽くした。 凶悪な面に似合わずその言葉は知的で、人類に対して何かを見極めるべく行動しているという。 ●ウラヌス-No.ζ CV:真中海/櫻井浩美 マルスと共に大虐殺を引き起こした魔星の一体。 こちらはバイザーを付けた女性の姿で、広範囲を制する氷の星辰光を持つ。 ヴァルゼライドとはかなり深い因縁を持つようで、彼を強く敵視している。彼女と総統の間でいったい何があったのだろうか…… ●[[カグツチ>カグツチ(シルヴァリオ ヴェンデッタ)]] CV:どてら4号/四宮豪 帝都地下の謎の施設に存在する謎の男。半身が崩れており、カプセルの中で浮いたまま動かない。 動けないが確かな意思を持った存在であり、ヴァルゼライドは彼と共通の目的を持っている様子。 しかしにも関わらず両者は公然と敵対も宣言しているなどその関係性には謎が多い。 本作一の萌えキャラ。 **用語 □星辰体感応奏者(エスペラント) 未知の粒子『星辰体(アストラル)』と感応することで超常の力を発揮する能力者のこと。縮めて星辰奏者とも。 アドラーが生み出した新世代の超人であり、身体能力の増幅と同時に固有の能力『星辰光(アステリズム)』すら有する、まさに人間兵器。 アドラー初の星辰奏者はヴァルゼライド。 能力の高低を表す評価項目としては、出力=身体能力の向上に関わるものとして「&ruby(アベレージ){基準値}」と「&ruby(ドライブ){到達値}」の二項目、&ruby(アステリズム){星辰光}の特性を表すものとして「集束性」「拡散性」「操縦性」「付属性」「維持性」「干渉性」の六項目が存在しており、これらにより厳正なランク付けが下されている。 #region(詳細) |&ruby(アベレージ){基準値}|&ruby(エスペラント){星辰奏者}の基準となる出力。常態の出力であるため、高ければ高いほど有利。| |&ruby(ドライブ){到達値}|&ruby(アストラル){星辰体}と感応した状態の出力。&ruby(アベレージ){基準値}との差額が大きいほど反動が身体を襲うため、単に高ければ有利というわけではない。| |集束性|&ruby(アストラル){星辰体}の密度を、どれだけ上昇させられるかの値。低ければ相手の放つ星に対して脆弱に、高ければ逆に強固になって貫通できる。| |拡散性|&ruby(アストラル){星辰体}の影響を、どれだけ拡大できるかの値。この値が高いほど、使用者を中心により広範囲へ星の効果を波及させられるようになる。| |操縦性|&ruby(アストラル){星辰体}の挙動を、どれだけ自在に操れるかの値。低ければ単調な直射しかできない反面、高ければ放った後で屈折させたり旋回させたり自由に操作することが可能。| |付属生|&ruby(アストラル){星辰体}の特性を、どれだけ武装や物質を損なわず付与することができるかの値。この性質に優れていれば発火能力ならば炎の剣、透過能力ならば武器の透明化といった風に物体へ己が星の特性を付加できるように。| |維持性|&ruby(アストラル){星辰体}の発動後、どれだけ起こした現象を持続できるかの値。低いほど長時間の維持が難しく、高いほど発動した星の効果を長時間に渡って維持できる。| |干渉性|自らの&ruby(アステリズム){星辰光}によって、どれだけ自然界の現象に干渉できるかの値。発現した星が風、光、熱といった周辺環境に溢れているものならば、それを起点に己が星を奮うことが可能になる。六性質の中でもとりわけ特殊な性質であり、仮に優れていても目覚めた星がありふれた自然現象に対応したものでなければ恩恵を得られない。| 能力の高さは下から順にE、D、C、B、A、AA、AAA、EXの八段階で表され、各ステータスを個別に見るならばCが普通、Bが優秀、Aが超優秀、それ以上は化物クラスだとされる。 #endregion □星辰体(アストラル) 星辰体とは、この世界の大気に満ちている未知の粒子。 元々は存在しなかったが、旧暦に起こった『大破壊(カタストロフ)』によって日本が第二太陽という名の特異点となり、それ以降は常時そこから降り注いでいる。 この粒子を運用する技術によって完成した成果の一つが星辰体感応奏者である。 星辰体が世界を覆ったことにより『燃料類の低出力・高燃費化』『金属抵抗値の一律排除』『空気抵抗の増大』など、大破壊以降は物理法則にかなり変化が生じている。 まぁこのへんの設定はあまり熟知しなくても、単に「超能力が使えるようになる要素」程度に認識していれば問題はない。 □アスクレピオスの大虐殺 本編から5年前、謎のアストラル運用兵器『マルス』と『ウラヌス』によって引き起こされた未曾有の大虐殺。 帝都に突如現れた2体の魔星の力は当時の星辰奏者では全く歯が立たず、統計約七万三千人の死者を出す空前絶後の被害を出した。 ヴァルゼライドがこれらを単独で討伐したことで、彼は総統の地位まで一気に駆け上ることになった。 #center(){ &b()&sizex(5){&color(red){――“追記”からは逃げられない。}} &b()&sizex(6){&color(red){さあ、&ruby(ヴェンデッタ){編集}を始めましょう}} } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,5) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 作成乙です。とにかくゼファーが人間臭くて、逆に総統閣下が怪物としても英雄としてもカッコよくて大好きだわ -- 名無しさん (2016-12-03 21:27:44) - ウラヌスちゃんの下りでワロタwてめぇ分かって書いてんだろw -- 名無しさん (2016-12-03 23:46:45) - なおシナリオライター曰く「いじめるの超楽しい」と言わしめたゼファーさん -- 名無しさん (2016-12-04 15:12:29) - そして次回作でも苦労人ポジな模様、もう許してあげてよ -- 名無しさん (2016-12-04 15:19:03) - え?トリニティにゼファー出んの? -- 名無しさん (2016-12-04 15:27:00) - ↑確定じゃないが体験版でそれっぽいのが出る -- 名無しさん (2016-12-04 15:31:07) - 幼馴染バカップルの痴話喧嘩のせいで世界が崩壊しかかり、それを頭抱えながら止めようとしているのを見て、「あ、これゼファーさんだ」となるトリニティ体験版 -- 名無しさん (2016-12-04 15:49:11) - というか公式サイトの説明と声と能力でこいつゼファーだろってなるよな -- 名無しさん (2016-12-05 01:01:43) - CVルネ山さんだし能力が… -- 名無しさん (2016-12-05 02:18:51) - ランスローとかウラヌスちゃん辺りの説明で何というか笑ってしまうw てか本編知ってるともうねwww -- 名無しさん (2016-12-06 05:44:58) - 尚、ミリィに対する女性三人(チトセ・サヤ・イヴ)の好感度が何気に正史√だとほぼMAX……妹さんアンタ美少女ゲームの主人公か何かかw 正史ルートだと現状いないとはいえヴェティちゃんの好感度もかなり高いしw -- 名無しさん (2016-12-06 07:47:54) - 兄貴も何気に物語序盤の時点でヒロイン3人+イヴからの好感度があげる必要ないくらい高いからな、なんなんだこの兄妹 -- 名無しさん (2016-12-06 15:18:33) - zero infinity の項目も作ってええんやで -- 名無しさん (2016-12-07 16:24:55) - カイザーとセルゲイとゴーシュがいますねぇ -- 名無しさん (2016-12-07 16:41:58) - ゼファーさん、アンタやっぱり化け物の仲間だったじゃねーか! -- 名無しさん (2017-02-06 19:50:10) - ゼファーは初戦闘だけじゃなく大体の相手をチョンパしておるよ。ラスボスだってチョンパさ -- 名無しさん (2017-02-07 21:04:55) - まぁゼファーさん、どう考えても詰んでる状況に追い込まれては生還する真似を繰り返しては周囲からの評価を上げまくってたみたいだからなー。尚、そのせいでドツボに嵌っていった模様 -- 名無しさん (2017-02-07 21:11:49) - トリニティのコラムとか見てると、本当主人公らしくねぇのよなゼファーさん。格上相手するのに入念な下調べとトラップ、抹殺対象の近しい者達を事前に殺して生首爆弾にするとか、主人公のやる事じゃねえよ…… -- 名無しさん (2017-02-28 09:18:47) - ヘタレ系主人公が好かれるのに必要な条件は悲惨なまでに徹底的にイジめられる事という証明みたいな主人公 -- 名無しさん (2017-09-20 19:19:42) - 人類に対して何かを見極めるべく行動している(爆笑) -- 名無しさん (2017-12-11 10:22:30) - ↑5 ゼファーってそう言う意味ではハデスの他に伊邪那美命にも当てはまるんだよね。 -- 名無しさん (2018-01-14 19:50:17) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2016/12/03 (土) 20:24:03 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &b()&sizex(5){&color(red){──“勝利”からは逃げられない。}} &b()&sizex(6){&color(red){さあ、&ruby(ヴェンデッタ){逆襲}を始めましょう}} } 『シルヴァリオ ヴェンデッタ』は2015年にPCゲームメーカー[[light]]の15周年記念作品第一弾として発売されたPCゲーム。 シナリオは同メーカーの『[[Vermilion ‐Bind of Blood‐]]』から続く作品を担当した昏式龍也&高濱亮コンビに加えて無義歩が務めている。 原画とキャラデザはこのラインで主流だった泉まひるに代わりKeG・夕薙が担当。 タイトルにあるヴェンデッタとはイタリア語で復讐を意味し、本作では主に『逆襲』という意味で使われる。 **概要 昏式&高濱コンビによるVermilionチーム作品第4弾。light産であるため、男と女が武器持ってイチャついたり、男と男が己が信念をぶつけ合うような展開が光る、所謂『[[燃えゲー]]』である。 燃えゲーとしては近い時期に発売されていた[[正田卿>正田崇]]の『[[戦神館シリーズ>相州戦神館學園 八命陣]]』が有名であるためあまり目立たないが、こちらも負けず劣らず&font(l){[[厨二病]]}熱いバトルが売り。 今作は高濱亮氏が初めて企画も担当した作品であり、このチームの過去作と比べると物語が幾らか王道。純粋に燃える展開が分かりやすい反面、割とエグイ描写も多い。主人公が初戦闘で相手を[[首チョンパ>首ちょんぱ/首切断]]するくらいには。 王道とは言っても、正義が悪を倒すといった勧善懲悪の正道というわけではなく、どちらかというとその逆。 ある陰謀に巻き込まれた主人公が、なし崩し的に社会的にも実力的にも上の強者に挑まざるを得ない状況の中で戦っていく『逆襲』の物語である。 逆に敵側が、愚直なほどに正道を通す堅物だったり、努力で才能を超えた努力家だったり、どんな逆境でも諦めず立ち上がる勇者だったりと、ことごとく主人公とは正反対の人物であるのが印象的。 [[ラノベ>ライトノベル]]や燃えゲー的な王道展開を知っていれば知っているほどに&font(l){笑えたり、騙されたりして}惹きこまれる内容であるため(逆にそこが賛否が分かれる点ではあるのだが)、同メーカーの燃え系のジャンルが好きな人等は一度手に取ってみてはどうだろうか。 世界観は少し中世風味が入ったSFであり、説明は作中にあるものの専門用語が多めなので公式HPの用語集を先に眺めた方が理解は進む。 戦闘はいわゆる[[能力バトル]]もの。敵味方問わず濃いキャラが揃っているだけでなく、男女に関係なく見せ場が多い。 男とかいいからヒロインとの関係や絡みを増やせ?それだとホモできないじゃないですか。 ルートは各ヒロインに対応した3ルートだが、ヴェンデッタルートが実質のグランドルートであるため、他2ルートをクリアするまでロックが掛かっている。 2015年萌えゲーアワードの『金賞・燃え系作品賞』を受賞(同年に発売された[[万仙陣>相州戦神館學園 八命陣]]は金賞・グラフィック賞を受賞)し、メーカーとして見ると昨年の八命陣と合わせて連続受賞を果たした。 翌年の2016年3月にはCS版である『シルヴァリオ ヴェンデッタ-Verse of Orpheus-』が[[PS Vita>PlayStation Vita]]で発売。ダウンロード販売限定ではあるがPC版もある。 新OPと新規CG、あと短編エピソードが3つ追加されているため、今から買う人はこっちがおすすめ。エロはないけど。 2017年1月27日には続編である『[[シルヴァリオ トリニティ]]』が発売された。 冒頭から主人公とヒロインのイチャラブが見れるぞ! &font(l){ラッキースケベなど死ねばいいッ} **登場人物 CVの表記はPC版/CS版。 ***□主要人物 ●[[ゼファー・コールレイン]] ※主人公です。 CV:[[ルネッサンス山田]]/前田剛 本作の主人公。職・[[金>お金]]・やる気がない典型的な駄目人間。義理の妹であるミリィに半ば養われながら日常を過ごしている。 かつては[[帝国軍>帝国]]の人間兵器である星辰奏者(エスペラント)の一人であったが、首都を襲った大虐殺を境に軍を脱走して今に至る。 星辰奏者である経験を生かして、臨時収入として訳アリの仕事を請け負うこともある。 軍人時代の過酷な経験により能力自体はかなりのものだが、優秀すぎる上官(女神と英雄)を見てきたせいで自己評価が異常なほどに低い。 ある日、貨物列車の内偵調査を請け負い、荒事の後に積み荷として搬送されていたヴェンデッタを意図せず起動させてしまったことで、帝国で進められていたある陰謀に巻き込まれてしまう。 ●ヴェンデッタ CV:[[木村あやか]]/いのくちゆか ヒロインの一人。ヴァルゼライドの密命で搬送されていた謎の少女。 長い銀髪と、乳首と局部が見えるか見えないかギリギリの破廉恥な衣装が特徴。愛称はベティ。 総統が極秘裏に進めているプロジェクトの中核を成す存在で、関係者には『死想恋歌(エウリュディケ)』と呼ばれている。 ゼファー、ミリィと共同生活を送ることになった後はゼファーに対するオカン的な立場に落ち着いた母性ロリ。 ミステリアスな雰囲気とは裏腹に性格はドSで、特にゼファーに対する態度と言動は容赦がない。とはいえ言うことは正論で彼女なりの優しさが込められた言葉でもある。なるほどこれがバブみか。 星辰光は星辰体感応能力『冥界へ、響けよ我らの死想恋歌』 干渉性にのみ特化した性能であり、他者の星光にすら干渉する星殺しの能力。 作中で最も特異な星辰光であり、彼女単身では使用できず、ゼファーと同調した時にのみその力を発揮する。 ●ミリアルテ・ブランシェ CV:遠野そよぎ/岡嶋妙 ヒロインの一人。ゼファーの義理の[[妹>弟(妹)キャラ]]で、兄とは違って真面目で優しく家庭的な女の子。愛称はミリィ。 技術者だった両親を数年前の大虐殺で失っており、ゼファーとは両親の護衛を担当していた縁で知り合い、大虐殺の際には命を救われた。 衣食住のほとんどがミリィに委ねられているため、普段は穀潰しであるゼファーは当然彼女には頭が上がらない。 両親から技術者としての才能を受け継ぎ、現在はそれを活かしジンの工房で鉄機手芸技師(エンジニア)として修行中。 その才能から、若くして星辰奏者に調整を施す奏鋼調律師(ハーモナイザー)の卵でもある。 家族であるゼファーに淡い恋心を抱いており、何かにつけて甘やかすため彼の駄目人間ぶりを悪化させている。 ●チトセ・朧・アマツ CV:[[民安ともえ]]/たみやすともえ ヒロインの一人。帝国軍の精鋭部隊の一つ『裁剣天秤(ライブラ)』の隊長を務める女傑。かつてはゼファーの直属の上官であると同時に親しい相棒だった。 直系のアマツであるため星辰奏者として破格の才能を持ち、帝国最高の星辰奏者の一人として総統と並ぶ実力を持つ。 その優秀すぎる能力のせいでゼファーのコンプレックスを悪化させた張本人(トドメは総統)。 総統とは実力者同士で互いに能力を認め合う仲であり、チトセはやや砕けた態度で彼と接している。 かつて大虐殺の際の戦闘で右眼を失っており、現在は[[眼帯]]を付けている。 ゼファーのことは大虐殺で[[死亡した>死]]と思っていたが、ヴェンデッタの件で彼の生存を確信し、かつてゼファーに無自覚に抱いていた恋情を爆発させる。 星辰光は気流操作能力『無窮たる星女神、掲げよ正義の天秤よ』 突風や竜巻の発生、積乱雲の発生による雷撃とかなり応用がきく万能型。パラメーターは全方位に優れるだけでなく、基準値から発動値の差も特化型ほどではないなど、全てにおいて隙が無い。 星辰奏者としては間違いなく作中で最優の使い手であり、ゼファーとしてはこういう万能型の能力が本気で切実に欲しかった。 万能型のチトセと特化型のゼファーのコンビは互いを補い合う抜群の相性だったらしい。 余談だが、原案だと元々男として設定されていたので、もしそれが起用されていたのならば [[ヤンホモ>ヤンデレ]][[ストーカー]][[ライバル]]というエロゲ版[[マダラ>うちはマダラ(NARUTO)]]が爆誕した可能性があった。 それを止めて愛に一途な[[眼帯]][[巨乳]]の女傑にしたプロデューサーは(美少女ゲーム的には)英断だったと言えるだろう。 ***□帝国軍 ●[[クリストファー・ヴァルゼライド]] ※主人公ではありません CV:Mr.デリンジャー/遠藤大智 軍事帝国アドラーの現総統。帝国首都で起こったアスクレピオスの大虐殺を一人で終息させたことで英雄となり、国の総統にまで上り詰めた稀代の傑物。 アドラー最初の星辰奏者であると同時に最高戦力。英雄の名に恥じない実力と威風は、もはや主人公の域である。 現在はアドラーの地下にて極秘裏にあるプロジェクトを実行している。 本作随一の存在感を発揮しているキャラクターで、&bold(){[[人気投票]]ではなんと主人公とヒロインを押しのけて一位を勝ち取ってしまった}とんでもない御方。 星辰光は核分裂・放射能光発生能力『天霆の轟く地平に、闇はなく』 集束性に著しく偏った性質を持ち、手にした[[刀]]に放射能光を付属させ、光剣として振るう。星の集束密度が凄まじく高いため、あらゆる防御をその上から叩き徹す威力を持っている。 特化型の究極系であり、ゼファーと同じく特化型の宿命で使用時と後の反動が凄まじいはずだが、本人はそれを気合と根性で耐え涼しい顔で使い続けている。 ●サヤ・キリガクレ CV:美南凛/内村史子 裁剣天秤の現副隊長。[[くノ一]]風の改造軍服に身を包んだクールな女性で、チトセからの信頼も厚い。 星辰奏者であり、戦闘・諜報なんでもござれの優秀な人物だが、実はチトセに心酔するクレイジーでサイコな[[レズ>百合]]である。 チトセの思い人であるゼファーのことを死ぬほど嫌っており、戦闘となれば一切容赦しない。 こんな彼女だが、作中の登場人物が揃いも揃って問題児ばかりなので相対的に見ればマトモな部類に入る。 星辰光は爆熱火球生成能力『降り注げ、火の落涙。正義の滅びた大地へと』 爆発性のプラズマ火球を複数生成し、自在に操作する。星辰奏者に対して十分な火力と、攻性防御や罠にも使える汎用性を持つシンプル故に優れた能力。 …ではあるのだが、周りが強すぎて割と不遇気味。 ●シン・ランスロー CV:青葉大二郎/室元気 帝国の諜報部隊『深謀双児(ジェミニ)』の隊長。眼鏡が似合う優男。星辰奏者ではないが、鋭い洞察力と先見の明を持つ諜報部隊を統べるに相応しい人物である。 控えめな姿勢が目立つが、国の未来のためならたとえ総統の前であっても臆せず反対意見を述べる確かな愛国心も持つ。 ヴァルゼライドが極秘裏に進めている計画を密かに察知し、現在の急速な外への領土拡大も含めて彼へ疑念を感じ始めている。 ●アオイ・漣・アマツ CV:桜川未央/小林眞紀 ヴァルゼライドの副官を務める女性。チトセとは従姉妹関係だが、立場的に対立することも。 ヴァルゼライドを特に心酔する一人で、彼を否定する者(チトセやランスロー)には強く当たる。 実は崇拝以前にアオイはヴァルゼライドを一人の女として愛しているのだが、本人はその気持ちに気付いておらず、チトセには微笑ましく見守られている。 彼女も星辰奏者であり、単身での戦闘力は無いが部隊指揮にはこの上ない力を発揮するサポート型。 ***□帝国民 ●ルシード・グランセニック CV:佐和真中/中澤まさとも 帝国とも深い関係があるグランセニック商会の若き御曹司。 交渉術に長ける商人として確かな手腕を持つ人物だが、根がゼファーと同レベルの駄目人間であるため商会の三男として膨大な仕事量にいつもうんざりしている。 ゼファーとは気の合う親友で、愚痴をこぼし合ったり、たまに彼の腕を見込んで仕事を依頼することもある。 ドMかつB以上の膨らみには全く興味がないと公言する真正の[[ロリコン>ロリータ・コンプレックス]]であり、そんな性癖からヴェンデッタに一目惚れ。[[某水銀>カール・クラフト=メルクリウス]]の如くねっとりと跪いてしまう。 当然足蹴にされるのだが、それは彼にとってはご褒美でしかない。 ●イヴ・アガペー CV:有栖川みや美/高田初美 歓楽街で娼婦をやっている女性。歓楽街エリアの元締めという顔を持っており、権力者に多くのコネを持つ。ゼファーも情報屋代わりに使うことがある。 溢れる母性と[[妖艶な肉体>巨乳]]を使って積極的に相手を癒そうとするが、そこに他意は全くなく、純粋な奉仕心からくる行動。ゼファーも妹に内緒で時々お世話になっている。「兄さん、あとでお話があります」 ルシードと並ぶゼファー達の後ろ盾であり、ゼファーにもしものことがあった場合はルシードとイヴがミリィの後見人として安全を保障することになっている。 ●ジン・ヘイゼル CV:祭大!!/上別府仁資 凄腕の奏鋼調律師でありミリィの師匠。過去に何かあったのか左腕は[[義手>義手/義足]]である。 気難しい職人気質を体現したような頑固爺で、弟子のミリィにすら不愛想で辛辣な態度を崩さない。しかし彼女からはとても尊敬されている。 腕前のみで信頼を勝ち取ってきた本物の職人で、こんな性格であっても仕事が無くなったことはないという。 本人は自分の経歴を語らないが、かつては軍に所属していたのは確実視されている(明らかに軍事機密の技術を持っているため)。 ゼファーが軍から離れた後にも星辰奏者としての力を腐らせずにいられるのは、市井にいながら奏鋼調律師としての技術を持つ彼がいたおかげである。 ●アルバート・ロデオン CV:野☆球/景浦大輔 ゼファーがよく通う『安い・速い・でもどこかで食ったことのある微妙さ』が売りのレストランの店主。 ツケの常習犯であるゼファーが来ても必要以上には辛く当たらない気の良いおっちゃん。 料理の腕は微妙なため売り上げは結構やばいらしく、ウェイトレスに給料払うのも辛いとか。 ゼファーが心を許している数少ない人物で、年長者としてゼファーに助言を送ることもあった。 ●ティナ&ティセ CV:月野きいろ/さいとうよしえ アルバートのレストランでウェイトレスをしている[[双子]]。 おとなしそうなティナ、活発なティセとタイプは違うが両者共に毒舌家。[[無職>ニート]]のゼファーにも容赦ない言葉を浴びせる。 公式HPではカウントダウンボイスの進行を担当している。 [[モブキャラ]]とはいえ、何気に続編では本作キャラで唯一引き続き登場することが決まっている。 ●アスラ・ザ・デッドエンド CV:新塾怒魂/古川慎 貧民窟をその圧倒的実力で支配している[[世紀末>北斗の拳]][[ヒャッハー]]な男。ちなみにこの名前は自称。人によっては死にたくなるようなネーミングセンスである。通称袋小路阿修羅さん。 本人曰く、人体破壊の拳法を極めているとのことで、星辰奏者でないにもかかわらずゼファーをフルボッコにするなど驚異的な技量を持つ。 絵に描いたような[[戦闘狂>戦闘狂(属性)]]で、どこに行っても戦いを渇望している。 ***□魔星 魔星と呼ばれる現状の星辰奏者を遥かに凌ぐアストラル運用兵器群。 アスクレピオスの大虐殺を引き起こした2体の他にも存在する模様。 ●マルス-No.ε CV:戸塚和也/白熊寛嗣 アスクレピオスの大虐殺を引き起こした魔星の一体。 鬼を思わせる外観を持つ巨体であり、触れたものを消滅させる星辰光で暴虐の限りを尽くした。 凶悪な面に似合わずその言葉は知的で、人類に対して何かを見極めるべく行動しているという。 ●ウラヌス-No.ζ CV:真中海/櫻井浩美 マルスと共に大虐殺を引き起こした魔星の一体。 こちらはバイザーを付けた女性の姿で、広範囲を制する氷の星辰光を持つ。 ヴァルゼライドとはかなり深い因縁を持つようで、彼を強く敵視している。彼女と総統の間でいったい何があったのだろうか…… ●[[カグツチ>カグツチ(シルヴァリオ ヴェンデッタ)]] CV:どてら4号/四宮豪 帝都地下の謎の施設に存在する謎の男。半身が崩れており、カプセルの中で浮いたまま動かない。 動けないが確かな意思を持った存在であり、ヴァルゼライドは彼と共通の目的を持っている様子。 しかしにもかかわらず両者は公然と敵対も宣言しているなどその関係性には謎が多い。 本作一の萌えキャラ。 **用語 □星辰体感応奏者(エスペラント) 未知の粒子『星辰体(アストラル)』と感応することで超常の力を発揮する能力者のこと。縮めて星辰奏者とも。 アドラーが生み出した新世代の超人であり、身体能力の増幅と同時に固有の能力『星辰光(アステリズム)』すら有する、まさに人間兵器。 アドラー初の星辰奏者はヴァルゼライド。 能力の高低を表す評価項目としては、出力=身体能力の向上に関わるものとして「&ruby(アベレージ){基準値}」と「&ruby(ドライブ){到達値}」の二項目、&ruby(アステリズム){星辰光}の特性を表すものとして「集束性」「拡散性」「操縦性」「付属性」「維持性」「干渉性」の六項目が存在しており、これらにより厳正なランク付けが下されている。 #region(詳細) |&ruby(アベレージ){基準値}|&ruby(エスペラント){星辰奏者}の基準となる出力。常態の出力であるため、高ければ高いほど有利。| |&ruby(ドライブ){到達値}|&ruby(アストラル){星辰体}と感応した状態の出力。&ruby(アベレージ){基準値}との差額が大きいほど反動が身体を襲うため、単に高ければ有利というわけではない。| |集束性|&ruby(アストラル){星辰体}の密度を、どれだけ上昇させられるかの値。低ければ相手の放つ星に対して脆弱に、高ければ逆に強固になって貫通できる。| |拡散性|&ruby(アストラル){星辰体}の影響を、どれだけ拡大できるかの値。この値が高いほど、使用者を中心により広範囲へ星の効果を波及させられるようになる。| |操縦性|&ruby(アストラル){星辰体}の挙動を、どれだけ自在に操れるかの値。低ければ単調な直射しかできない反面、高ければ放った後で屈折させたり旋回させたり自由に操作することが可能。| |付属生|&ruby(アストラル){星辰体}の特性を、どれだけ武装や物質を損なわず付与することができるかの値。この性質に優れていれば発火能力ならば炎の剣、透過能力ならば武器の透明化といった風に物体へ己が星の特性を付加できるように。| |維持性|&ruby(アストラル){星辰体}の発動後、どれだけ起こした現象を持続できるかの値。低いほど長時間の維持が難しく、高いほど発動した星の効果を長時間に渡って維持できる。| |干渉性|自らの&ruby(アステリズム){星辰光}によって、どれだけ自然界の現象に干渉できるかの値。発現した星が風、光、熱といった周辺環境に溢れているものならば、それを起点に己が星を奮うことが可能になる。六性質の中でもとりわけ特殊な性質であり、仮に優れていても目覚めた星がありふれた自然現象に対応したものでなければ恩恵を得られない。| 能力の高さは下から順にE、D、C、B、A、AA、AAA、EXの八段階で表され、各ステータスを個別に見るならばCが普通、Bが優秀、Aが超優秀、それ以上は化物クラスだとされる。 #endregion □星辰体(アストラル) 星辰体とは、この世界の大気に満ちている未知の粒子。 元々は存在しなかったが、旧暦に起こった『大破壊(カタストロフ)』によって日本が第二太陽という名の特異点となり、それ以降は常時そこから降り注いでいる。 この粒子を運用する技術によって完成した成果の一つが星辰体感応奏者である。 星辰体が世界を覆ったことにより『燃料類の低出力・高燃費化』『金属抵抗値の一律排除』『空気抵抗の増大』など、大破壊以降は物理法則にかなり変化が生じている。 まぁこのへんの設定はあまり熟知しなくても、単に「超能力が使えるようになる要素」程度に認識していれば問題はない。 □アスクレピオスの大虐殺 本編から5年前、謎のアストラル運用兵器『マルス』と『ウラヌス』によって引き起こされた未曾有の大虐殺。 帝都に突如現れた2体の魔星の力は当時の星辰奏者では全く歯が立たず、統計約七万三千人の死者を出す空前絶後の被害を出した。 ヴァルゼライドがこれらを単独で討伐したことで、彼は総統の地位まで一気に駆け上ることになった。 #center(){ &b()&sizex(5){&color(red){――“追記”からは逃げられない。}} &b()&sizex(6){&color(red){さあ、&ruby(ヴェンデッタ){編集}を始めましょう}} } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,5) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 作成乙です。とにかくゼファーが人間臭くて、逆に総統閣下が怪物としても英雄としてもカッコよくて大好きだわ -- 名無しさん (2016-12-03 21:27:44) - ウラヌスちゃんの下りでワロタwてめぇ分かって書いてんだろw -- 名無しさん (2016-12-03 23:46:45) - なおシナリオライター曰く「いじめるの超楽しい」と言わしめたゼファーさん -- 名無しさん (2016-12-04 15:12:29) - そして次回作でも苦労人ポジな模様、もう許してあげてよ -- 名無しさん (2016-12-04 15:19:03) - え?トリニティにゼファー出んの? -- 名無しさん (2016-12-04 15:27:00) - ↑確定じゃないが体験版でそれっぽいのが出る -- 名無しさん (2016-12-04 15:31:07) - 幼馴染バカップルの痴話喧嘩のせいで世界が崩壊しかかり、それを頭抱えながら止めようとしているのを見て、「あ、これゼファーさんだ」となるトリニティ体験版 -- 名無しさん (2016-12-04 15:49:11) - というか公式サイトの説明と声と能力でこいつゼファーだろってなるよな -- 名無しさん (2016-12-05 01:01:43) - CVルネ山さんだし能力が… -- 名無しさん (2016-12-05 02:18:51) - ランスローとかウラヌスちゃん辺りの説明で何というか笑ってしまうw てか本編知ってるともうねwww -- 名無しさん (2016-12-06 05:44:58) - 尚、ミリィに対する女性三人(チトセ・サヤ・イヴ)の好感度が何気に正史√だとほぼMAX……妹さんアンタ美少女ゲームの主人公か何かかw 正史ルートだと現状いないとはいえヴェティちゃんの好感度もかなり高いしw -- 名無しさん (2016-12-06 07:47:54) - 兄貴も何気に物語序盤の時点でヒロイン3人+イヴからの好感度があげる必要ないくらい高いからな、なんなんだこの兄妹 -- 名無しさん (2016-12-06 15:18:33) - zero infinity の項目も作ってええんやで -- 名無しさん (2016-12-07 16:24:55) - カイザーとセルゲイとゴーシュがいますねぇ -- 名無しさん (2016-12-07 16:41:58) - ゼファーさん、アンタやっぱり化け物の仲間だったじゃねーか! -- 名無しさん (2017-02-06 19:50:10) - ゼファーは初戦闘だけじゃなく大体の相手をチョンパしておるよ。ラスボスだってチョンパさ -- 名無しさん (2017-02-07 21:04:55) - まぁゼファーさん、どう考えても詰んでる状況に追い込まれては生還する真似を繰り返しては周囲からの評価を上げまくってたみたいだからなー。尚、そのせいでドツボに嵌っていった模様 -- 名無しさん (2017-02-07 21:11:49) - トリニティのコラムとか見てると、本当主人公らしくねぇのよなゼファーさん。格上相手するのに入念な下調べとトラップ、抹殺対象の近しい者達を事前に殺して生首爆弾にするとか、主人公のやる事じゃねえよ…… -- 名無しさん (2017-02-28 09:18:47) - ヘタレ系主人公が好かれるのに必要な条件は悲惨なまでに徹底的にイジめられる事という証明みたいな主人公 -- 名無しさん (2017-09-20 19:19:42) - 人類に対して何かを見極めるべく行動している(爆笑) -- 名無しさん (2017-12-11 10:22:30) - ↑5 ゼファーってそう言う意味ではハデスの他に伊邪那美命にも当てはまるんだよね。 -- 名無しさん (2018-01-14 19:50:17) #comment #areaedit(end) }

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