Naomi: Season One

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&font(#6495ED){登録日}:2020/03/25 Wed 21:23:40 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &bold(){『Naomi: Season One』}は2019年にDCコミックスから出版されたアメコミ作品。 #region(作品情報) 『Naomi』#1~#6 発売 2019年1月から 脚本 ブライアン・マイケル・ベンディス、デビット・F・ウォーカー 作画 ジャマル・キャンベル #endregion 日本では未邦訳。 オレゴンの田舎町で暮らすアフリカ系の少女Naomiが、自分のアイデンティティを確立する姿を描いた作品。 ベンディスが過去にも取り組んできたアフリカ系若手ヒーローのオリジンストーリー。 ベンディスが総指揮を務める若きヒーローの活躍を明るい作風で描いた作品群『Wonder Comics』の1つ。 アフリカ系の養子を引き取っているベンディスは、過去にもその経験を活かして新たなヒーロー&footnote(『Ultimate Universe』のスパイダーマンことマイルス・モラレスやアイアンマンの後継者リリ・ウィリアムズなど。)を生み出している。 それらは既存のヒーローの名を受け継ぐ形で生み出され、同じ境遇の人々が憧れの存在に近づける懸け橋となっていた。 本作のNaomiもコンセプトは同じながら、新たな挑戦として完全新規のキャラクターとして生み出されている。 新キャラクターが受け入れられにくいアメコミだが、ベンディスたちはNaomiを普通の人間として登場させ、 読者と同じ目線で謎を追える分身であると同時に誰もが持つ隠された才能を気づかせる象徴としての役割を与えた。 さらに周囲の人物や町の雰囲気をリアルに描くことで、Naomiを親しみやすい存在として受け入れさせることに成功した。 Naomiだけでなくベンディスらしい会話劇やジャマル・キャンベルの躍動感と神々しさを併せ持つアート、 『DCユニバース』と深い関係があるNaomiの周囲の人物たちも魅力的で物語を盛り上げている。 全6話と『Wonder Comics』の中では短めだが、高い人気から続編がすぐに発表された他、 ベンディスがライターを務める『Action Comics Vol.1』や『Young Justice Vol.3』にNaomiがゲスト出演している。 **&font(#000000){【物語】} オレゴン州の田舎町ポートオスウィーゴでは、まさかのスーパーマンの来訪に町中が盛り上がっていた。 盛り上がりをよそに、スーパーマンのように両親を知らずに養子になった少女Naomiは、モヤモヤした思いを抱いていた。 そんな中、以前にもヒーローが現れた噂を聞いたNaomiは、町の修理工Deeからその日が自分が引き取られた日と同じだと知った。 自分が何者かという疑問を強くしたNaomiは、真実を求め動き出し、自分そして周囲の人物の秘密と向き合っていく。 **&font(#000000){【登場人物】} ・&font(b,15px){Naomi McDuffie}&footnote(苗字はアフリカ系キャラが活躍するマイルストーン・コミックスの創設者ドウェイン・マクダフィへのリスペクト。) 本作の主人公。ポートオスウィーゴで暮らすアフリカ系の少女。17歳。ドレッドヘアがトレードマーク。 赤ん坊の頃に引き取られた過去を持ち、同じ境遇のスーパーマンの出現で自分の過去に疑問を持つようになった。 そして何故か自分が引き取られた日を知るDeeを探った結果、彼だけでなく両親そして自分の秘密を知っていく。 #region(その正体は) 異世界の地球人。その地球では大気圏に空いた穴から未知のエネルギーが降り注ぎ、ある29人にスーパーパワーを与えた。 世界を支配できるほどのそのパワーを巡って戦争が勃発し、残り8人になったところで戦いは終わるはずだったが、 その内の1人死刑囚Zumbadoが欲望のままに暴走を続けたため、残りの7人は彼から世界を守るために戦いを続けざるを得なかった。 絶望的な状況の中、子供を作れないはずのパワーの持ち主の間に1人の希望が生まれた。それがNaomiだった。 しかしNaomiの存在を許せないZumbadoが彼女の命を狙ったため、両親とその友人AkiraはNaomiを別の地球に送り出したのだった。 母の言葉が込められたメッセージボックスから自分の正体と両親の愛情を知ったNaomiは、 覚醒したパワーで親友Annabelleの元に向かい全てを語り、その直後に両親の仇であるZumbadoが現れた。 #endregion ・&font(b,15px){Dee} 町の修理工。Naomiの2倍はある体格にスキンヘッドとタトゥーという厳つい大男。寡黙な性格で元犯罪者とも噂されている。 過去にもヒーローが現れたという噂を知ったNaomiから話を聞かれ、その噂が本当で彼女が拾われた日と同じだと教えた。 それ以上は明かさず追い出すも、真実を求めるNaomiにガレージを探られ、ある女性との写真を発見されてしまう。 その女性はNaomiによく似ていたため、彼女から本当の父親だと疑われるが……。 #region(その正体は) 惑星サナガーの特殊部隊隊員。様々な惑星や異世界で任務をこなしてきたエリート。巨大な槍のような武器が得物。 写真の女性は隊長のQyeala。彼女と数多くの戦場を共にする内に心を通わせ、戦い以外の人生を望むようになった。 そして異世界『ジェムワールド』での任務失敗を機に2人で脱走を試みたが、地球を目前にQyealaは敵の攻撃で倒れてしまう。 独りだけで地球にたどり着くと、惑星サナガーに戻るわけにもいかず、虚しさを抱えたまま生き続けていたが、 Naomiと出会ってからは彼女のもう1人の保護者として陰ながら見守り続けていた。 #endregion ・&font(b,15px){Greg McDuffie} Naomiの父親。恰幅の良い中年男性。NaomiをPumpkinと呼び深く愛している。Deeとは知り合いではないらしい。 過去を知りたがるNaomiを諭していたが、Deeの過去を知った彼女の成長を認め、ある洞窟に連れて行き自分の秘密を教える。 #region(その正体は) 惑星ランのエリート兵士。『ラン/サナガー・ウォー』でも活躍し、惑星ランの英雄アダム・ストレンジとも知り合い。 その実績を買われ、地球に消えたDeeの目的を探ることになり彼を発見したが、偶然見かけたJenniferに一目惚れしてしまう。 任務をそっちのけで彼女との日々を楽しみ、ランの状況が変わったのか特に追及もされず、そのまま結婚に至った。 子供のことで悩みながらも地球人として平穏に暮らしていたが、ある日謎のエネルギーを感知し調査に向かった。 同じく異変を察知したDeeと合流した直後、異世界から現れた人間の戦闘に巻き込まれ、その内の1人から赤ん坊を託された。 そして子供を育てる自信が無いDeeに代わって赤ん坊を引き取り、Naomiと名付け育てていくことにした。 #endregion ・&font(b,15px){Jennifer McDuffie} 茶髪のショートヘアがよく似合うNaomiの母親。Gregと同様にNaomiを愛しており、Deeとの関係も強く否定していた。 さらにDeeの元にNaomiが向かったことを知ると、バットを持って駆け付けて、Deeにビンタを食らわせ怒りの表情を浮かべていた。 Gregと異なりNaomiが秘密を知るのは早いと思っていたが、夫の判断を信じ後を任せた。 #region(その正体は) 普通の地球人。若い頃はアーティストで髪を様々な色に染めるなど、今の姿からは考えられないものだった。 ポートオスウィーゴに移住して初めて絵が売れた瞬間の笑顔をGregに見初められ、異星人と恋愛結婚した。 しかし夫が異星人であるために妊娠も養子縁組も出来ず悩んでいたが、Naomiと運命的な出会いをすることになった。 そうした経緯もあってNaomiへの愛情は深く、彼女が秘密を知ることで何かが変わるのを恐れていた。 #endregion ・&font(b,15px){Annabelle} Naomiの親友。髪をピンクに染め、動画投稿や音楽、ダンスを楽しむ今どきの女の子。 悩みを抱えるNaomiに親身になって向き合う。秘密を知った彼女からそのことを教えてもらうと一緒に涙を流した。 ・&font(b,15px){[[スーパーマン>スーパーマン(人物)]](クラーク・ケント/カル=エル)、モンガル} メトロポリスを守る鋼鉄の男と惑星サイズの移動要塞『ウォーワールド』で侵略行為を繰り返していた異星人。 激しい戦いの途中ポートオスウィーゴを通過した。その後スーパーマンは、後始末のために再び街に現れた。 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2020/03/25 Wed 21:23:40 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &bold(){『Naomi: Season One』}は2019年にDCコミックスから出版されたアメコミ作品。 #region(作品情報) 『Naomi』#1~#6 発売 2019年1月から 脚本 ブライアン・マイケル・ベンディス、デビット・F・ウォーカー 作画 ジャマル・キャンベル #endregion 日本では未邦訳。 オレゴンの田舎町で暮らすアフリカ系の少女Naomiが、自分のアイデンティティを確立する姿を描いた作品。 ベンディスが過去にも取り組んできたアフリカ系若手ヒーローのオリジンストーリー。 ベンディスが総指揮を務める若きヒーローの活躍を明るい作風で描いた作品群『Wonder Comics』の1つ。 アフリカ系の養子を引き取っているベンディスは、過去にもその経験を活かして新たなヒーロー&footnote(『Ultimate Universe』のスパイダーマンことマイルス・モラレスやアイアンマンの後継者リリ・ウィリアムズなど。)を生み出している。 それらは既存のヒーローの名を受け継ぐ形で生み出され、同じ境遇の人々が憧れの存在に近づける懸け橋となっていた。 本作のNaomiもコンセプトは同じながら、新たな挑戦として完全新規のキャラクターとして生み出されている。 新キャラクターが受け入れられにくいアメコミだが、ベンディスたちはNaomiを普通の人間として登場させ、 読者と同じ目線で謎を追える分身であると同時に誰もが持つ隠された才能を気づかせる象徴としての役割を与えた。 さらに周囲の人物や町の雰囲気をリアルに描くことで、Naomiを親しみやすい存在として受け入れさせることに成功した。 Naomiだけでなくベンディスらしい会話劇やジャマル・キャンベルの躍動感と神々しさを併せ持つアート、 『DCユニバース』と深い関係があるNaomiの周囲の人物たちも魅力的で物語を盛り上げている。 全6話と『Wonder Comics』の中では短めだが、高い人気から続編がすぐに発表された他、 ベンディスがライターを務める『Action Comics Vol.1』や『Young Justice Vol.3』にNaomiがゲスト出演している。 **&font(#000000){【物語】} オレゴン州の田舎町ポートオスウィーゴでは、まさかのスーパーマンの来訪に町中が盛り上がっていた。 盛り上がりをよそに、スーパーマンのように両親を知らずに養子になった少女Naomiは、モヤモヤした思いを抱いていた。 そんな中、以前にもヒーローが現れた噂を聞いたNaomiは、町の修理工Deeからその日が自分が引き取られた日と同じだと知った。 自分が何者かという疑問を強くしたNaomiは、真実を求め動き出し、自分そして周囲の人物の秘密と向き合っていく。 **&font(#000000){【登場人物】} ・&font(b,15px){Naomi McDuffie}&footnote(苗字はアフリカ系キャラが活躍するマイルストーン・コミックスの創設者ドウェイン・マクダフィへのリスペクト。) 本作の主人公。ポートオスウィーゴで暮らすアフリカ系の少女。17歳。ドレッドヘアがトレードマーク。 赤ん坊の頃に引き取られた過去を持ち、同じ境遇のスーパーマンの出現で自分の過去に疑問を持つようになった。 そして何故か自分が引き取られた日を知るDeeを探った結果、彼だけでなく両親そして自分の秘密を知っていく。 #region(その正体は) 異世界の地球人。その地球では大気圏に空いた穴から未知のエネルギーが降り注ぎ、ある29人にスーパーパワーを与えた。 世界を支配できるほどのそのパワーを巡って戦争が勃発し、残り8人になったところで戦いは終わるはずだったが、 その内の1人死刑囚Zumbadoが欲望のままに暴走を続けたため、残りの7人は彼から世界を守るために戦いを続けざるを得なかった。 絶望的な状況の中、子供を作れないはずのパワーの持ち主の間に1人の希望が生まれた。それがNaomiだった。 しかしNaomiの存在を許せないZumbadoが彼女の命を狙ったため、両親とその友人AkiraはNaomiを別の地球に送り出したのだった。 母の言葉が込められたメッセージボックスから自分の正体と両親の愛情を知ったNaomiは、 覚醒したパワーで親友Annabelleの元に向かい全てを語り、その直後に両親の仇であるZumbadoが現れた。 #endregion ・&font(b,15px){Dee} 町の修理工。Naomiの2倍はある体格にスキンヘッドとタトゥーという厳つい大男。寡黙な性格で元犯罪者とも噂されている。 過去にもヒーローが現れたという噂を知ったNaomiから話を聞かれ、その噂が本当で彼女が拾われた日と同じだと教えた。 それ以上は明かさず追い出すも、真実を求めるNaomiにガレージを探られ、ある女性との写真を発見されてしまう。 その女性はNaomiによく似ていたため、彼女から本当の父親だと疑われるが……。 #region(その正体は) 惑星サナガーの特殊部隊隊員。様々な惑星や異世界で任務をこなしてきたエリート。巨大な槍のような武器が得物。 写真の女性は隊長のQyeala。彼女と数多くの戦場を共にする内に心を通わせ、戦い以外の人生を望むようになった。 そして異世界『ジェムワールド』での任務失敗を機に2人で脱走を試みたが、地球を目前にQyealaは敵の攻撃で倒れてしまう。 独りだけで地球にたどり着くと、惑星サナガーに戻るわけにもいかず、虚しさを抱えたまま生き続けていたが、 Naomiと出会ってからは彼女のもう1人の保護者として陰ながら見守り続けていた。 #endregion ・&font(b,15px){Greg McDuffie} Naomiの父親。恰幅の良い中年男性。NaomiをPumpkinと呼び深く愛している。Deeとは知り合いではないらしい。 過去を知りたがるNaomiを諭していたが、Deeの過去を知った彼女の成長を認め、ある洞窟に連れて行き自分の秘密を教える。 #region(その正体は) 惑星ランのエリート兵士。『ラン/サナガー・ウォー』でも活躍し、惑星ランの英雄アダム・ストレンジとも知り合い。 その実績を買われ、地球に消えたDeeの目的を探ることになり彼を発見したが、偶然見かけたJenniferに一目惚れしてしまう。 任務をそっちのけで彼女との日々を楽しみ、ランの状況が変わったのか特に追及もされず、そのまま結婚に至った。 子供のことで悩みながらも地球人として平穏に暮らしていたが、ある日謎のエネルギーを感知し調査に向かった。 同じく異変を察知したDeeと合流した直後、異世界から現れた人間の戦闘に巻き込まれ、その内の1人から赤ん坊を託された。 そして子供を育てる自信が無いDeeに代わって赤ん坊を引き取り、Naomiと名付け育てていくことにした。 #endregion ・&font(b,15px){Jennifer McDuffie} 茶髪のショートヘアがよく似合うNaomiの母親。Gregと同様にNaomiを愛しており、Deeとの関係も強く否定していた。 さらにDeeの元にNaomiが向かったことを知ると、バットを持って駆け付けて、Deeにビンタを食らわせ怒りの表情を浮かべていた。 Gregと異なりNaomiが秘密を知るのは早いと思っていたが、夫の判断を信じ後を任せた。 #region(その正体は) 普通の地球人。若い頃はアーティストで髪を様々な色に染めるなど、今の姿からは考えられないものだった。 ポートオスウィーゴに移住して初めて絵が売れた瞬間の笑顔をGregに見初められ、異星人と恋愛結婚した。 しかし夫が異星人であるために妊娠も養子縁組も出来ず悩んでいたが、Naomiと運命的な出会いをすることになった。 そうした経緯もあってNaomiへの愛情は深く、彼女が秘密を知ることで何かが変わるのを恐れていた。 #endregion ・&font(b,15px){Annabelle} Naomiの親友。髪をピンクに染め、動画投稿や音楽、ダンスを楽しむ今どきの女の子。 悩みを抱えるNaomiに親身になって向き合う。秘密を知った彼女からそのことを教えてもらうと一緒に涙を流した。 ・&font(b,15px){[[スーパーマン>スーパーマン(人物)]](クラーク・ケント/カル=エル)、モンガル} メトロポリスを守る鋼鉄の男と惑星サイズの移動要塞『ウォーワールド』で侵略行為を繰り返していた異星人。 激しい戦いの途中ポートオスウィーゴを通過した。その後スーパーマンは、後始末のために再び街に現れた。 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() #comment #areaedit(end) }

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