ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-

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&font(#6495ED){登録日}:2020/03/31 (火) 06:49:32 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(32px,b,#ff0000){呼ばれてないけど、参上。} &sizex(5){&b(){&color(black,#ffdc00){イギリス3週間連続NO.1の衝撃作!}}} &sizex(5){&b(){&color(black,#ffdc00){HOTな署名をうけ遂に日本上陸!}}} } 『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』((原題は『Hot Fuzz』。ここでいう「Fuzz」は「警官」「刑事」などを意味するスラングである。))とは、2007年2月に公開されたイギリス映画。 エドガー・ライト監督、サイモン・ペグとニック・フロスト主演のB級コメディ映画、「スリー・フレーバー・コルネット3部作」の第2作目である。(第1作目は『[[ショーン・オブ・ザ・デッド>ショーン・オブ・ザ・デッド(映画)]]』) 当初日本では公開予定が無かったが、2008年にギャガ・コミュニケーションズ(現:ギャガ)の配給、R-15(現:&color(magenta){R15+})指定で劇場公開された。 ギャガ公式によれば、映画評論家の町山智浩らを始めとする署名運動に応じる形で公開に踏み切ったとの事。((ちなみに町山は2005年にも『ホテル・ルワンダ』でも同様に署名による日本での劇場公開を実現した実績があった。)) **あらすじ ロンドンの首都警察に勤めるニコラス・エンジェルは検挙率ダントツ1位の超エリート警察官。 しかし、上司や同僚にその優秀さを疎まれたニコラスは、平和すぎる田舎町サンドフォードに左遷させられてしまう。 犯罪が全くない、イギリス一安全な村と謳われるサンドフォードで、平和ボケした同僚とおかしな村人たちに辟易するニコラス。 だがある日、そんな平穏な村には似つかわしくない凄惨な事件が発生。 ニコラス以外の警察はこれを事故として片付けるが、その後も一人、また一人と殺されていく。 **登場人物 ・ニコラス・エンジェル 演:サイモン・ペッグ/声:横島亘 頭脳明晰スポーツ万能、検挙率400%の超エリート警察官。 しかし、&bold(){「君の頑張りのせいで我々が無能に見える」}と上司や同僚からは疎まれており、巡査から巡査部長への昇格を理由にド田舎のサンドフォードへと左遷させられる。 警視庁の刑事だった叔父からパトカーを買ってもらったのをきっかけに、5歳の頃から警察官を目指していた。 警察官としては優秀だが、ディナーや誕生日、葬式よりも仕事を優先して恋人に愛想を尽かされてしまうなど、生真面目すぎる性格のせいか頭の切り替えが苦手。 ・ダニー・バターマン 演:ニック・フロスト/声:[[茶風林]] ニコラスの相棒として当てがわれた、警察署長の息子。 母親を車の事故で亡くしており、父親の傍にいてやりたいからと警察官になった。 飲酒運転で捕まるなどお世辞にも優秀とは言い難いが、サンドフォード警察署員の中で数少ないニコラスに対して友好的な人物。 刑事映画のようなドンパチやカーチェイスに憧れており、自宅には『ハートブルー』や『バッドボーイズ2バッド』など大量の映画が置かれている。 ・フランク・バターマン 演:ジム・ブロードベント/声:西村知道 サンドフォード警察の署長であり、ダニーの父親。 未成年がパブに入るのを「公共の利益」のためだと言って見逃したり、息子の飲酒運転を「来月いっぱい署員のためにアイスクリームを調達する」という軽い罰で済ませてしまうなど、良くも悪くもおおらかな性格。 実はウェスタンオタク。 ・トニー・フィッシャー 演:ケヴィン・エルドン/声:岡野浩介 ・アンディ・ワインライト 演:パディ・コンシダイン/声:鈴木貴征 ・アンディ・カートライト 演:レイフ・スポール ・ドリス・サッチャー 演:オリヴィア・コールマン ・ボブ・ウォーカー 演:カール・ジョンソン サンドフォード警察の署員たち。 トニーは巡査部長、ワインライトは刑事、カートライトとドリスとボブは警部補。 ・ポップウェル 濃いアゴヒゲが特徴の、ニコラスの前任者。 フランクによると「ここを田舎だと甘く見ていたために神経がやられてしまった」という。 ・トム・ウィーバー 演:エドワード・ウッドワード 警察署に駐在している、近隣監視同盟の連絡係。 防犯カメラを使い、署内にある指令センターから村全体を監視している。 ・マーティン・ブロワー 演:デイヴィッド・スレルフォール ・イヴ・ドレイパー 演:ルーシー・パンチ ニコラスとダニーがスピード違反で取り締まった車に乗っていた男女。 マーティンは事務弁護士であり、イヴとは浮気関係にある。 イヴは役所の職員で、変な笑い方が特徴。 二人とも演劇愛好会に所属しており、『[[ロミオとジュリエット]]』のロミオ役とジュリエット役。 なお、演技力はニコラスに&bold(){「3時間芝居に付き合わされて、真に迫ってたのはキスシーンだけだった」}と評されるほど酷い。 芝居が終わった後、密会をしていたところに押し入ってきた犯人に殺害され、斧で[[首を切り落とされてしまう。>首ちょんぱ/首切断]] 最初の犠牲者。 ・ジョージ・マーチャント 演:ロン・クック キッチングッズで富を築いた冷蔵庫王。 ニコラスに「田舎にはちょっと悪趣味」と言われるくらい豪華な屋敷に住んでいる。 マーティンやイヴとは親しかったようで、彼らの早すぎる死を悼んでいた。 パブで足元がおぼつかなくなるまで酔っ払い、ニコラスとダニーに自宅まで送り届けてもらうが、犯人に鈍器で殴打され、ガス爆発で豪邸ごと吹き飛ばされて爆死する。 二番目の犠牲者。 ・ティム・メッセンジャー 演:アダム・バクストン サンドフォード紙の記者。 彼の書く新聞は、エンジェル(Angel)がアングル(Angle)になっているなど、綴りや年齢などの間違いが多いため評判は良くない。 ジョージのことで伝えたい話があるからと、教会の前でニコラスと待ち合わせる約束をするが、犯人が落とした尖塔の屋根に頭部を潰されて死亡する。 三番目の犠牲者。 ・レズリー・ティラー 演:アン・レイド 園芸店の主人で、近隣監視同盟の一人。 「彼女のおかげでサンドフォードが地図に載った」と言われるほどのカリスマ園芸家。 ダニーの誕生日プレゼントとしてピース・リリーを買いに来たニコラスに、他の村に引っ越そうとしていることを教える。 しかし、その会話中に犠牲者たちが狙われた原因に気がついたニコラスが署に連絡するため席を外した隙に犯人に枝切り鋏で刺殺される。 四番目の犠牲者。 ・サイモン・スキナー 演:ティモシー・ダルトン/声:土師孝也 地元スーパーマーケットの経営者で、近隣監視同盟の一人。 ニコラスに対して気さくに接しているがどこか胡散臭く、他の村のメガマートに大量の客を奪われたことについて&bold(){「裏切り者はいっそ打ち首になればいい」}と語るなど過激な発言が目立つ。 言動が怪しく、また動機もある(ジョージの進めていた土地開発計画が上手くいくと商売の邪魔になる。他の犠牲者もこの計画の関係者)ため、ニコラスに連続殺人事件の犯人として逮捕されそうになる。 だが彼にはアリバイがあり犯行は不可能だったため、この一件でニコラスは同僚からの信頼を完全に失ってしまう。 ・犯人 イギリス一安全な村、サンドフォードに現れた連続殺人鬼。 次々と村人を殺害していくが、偽装工作のせいでニコラス以外の警察はその犯行を事故として処理してしまう。 黒いフード付きマントを着ているため、顔や性別を外見から判断することは不可能。 首都警察100メートル走の記録保持者であるニコラスから走って逃げ切るなど、高い身体能力を持つ。 **用語 ・サンドフォード ニコラスが左遷された田舎町。 ビレッジ・オブ・ザ・イヤー(イギリス国内最優秀の村)に一度ならず何度も選ばれたことがある。 犯罪がほとんど起きないと言われているが、実際は外で迷惑を起こされるよりはマシだからと未成年をパブで飲ませたり、万引き犯を捕まえてもすぐ釈放してしまうなど、見て見ぬふりをしているだけ。 そのせいで警察はすっかり堕落してしまっている。 モデルとなっているのはエドガー・ライト監督の故郷ウェルズ。 ・近隣監視同盟(Neighborhood Watch Alliance) 防犯カメラと村人の連絡網を用いた「軍隊並みのシステム」でサンドフォードの治安に貢献する集団。 前述した3名の他に、ホテルを経営しているクーパー夫妻、パブを経営するポーター夫妻、医者のロビン・ハッチャー、牧師のフィリップ・シューター、雑貨店のアネット・ローパー、校長のアマンダ・ペイバー、農家のジェームズ・リーパー、セミプロの役者であるグレッグとシェリーなどの村人が参加している。 事件の真相(ネタバレ注意) ・フランク・バターマン ・近隣監視同盟 犯人の正体であり、サンドフォードを支配する処刑人。 その動機は、&bold(){ビレッジ・オブ・ザ・イヤーに選ばれること。} フランクの妻は村を愛しており、彼女の努力によってサンドフォードは一度ならず何度もその栄誉を与えられていた。 しかしある年、審査員が来る前日に現れた流浪の民のせいで受賞を逃してしまい、そのことで精神を病んだフランクの妻は自ら命を絶ってしまう。 彼女の意思を継いだフランクと近隣監視同盟のメンバーは、ナンバーワンの座に返り咲くために村の価値を貶める人間を次々に殺害していた。 その判断基準は非常に利己的なもので、マーティン・ブロワーは大根役者だったから、イヴ・ドレイパーは笑い方が酷かったから、ジョージ・マーチャントは悪趣味な屋敷を建てたから、ティム・メッセンジャーは新聞のミスが多かったから、そして村を地図に載せた功労者であったはずのレズリー・ティラーは、その才能を他の村に渡したくなかったからという理由で命を奪われている。 ・ニコラス・エンジェル 真相に辿り着いたことで始末されそうになるが、ダニーの機転で村を脱出することに成功。 あまりにも身勝手なフランクと近隣監視同盟に憤り、彼らを逮捕しようとするが、ダニーに「首都警察に訴えても信じてもらえない。何もできないんだから忘れてくれ」と協力を拒まれ意気消沈する。 だが、たまたま寄ったサービスエリアで『ハートブルー』と『バッドボーイズ2バッド』のDVDを見たことで正義の炎が再燃。 警察署の保管庫から大量の銃器を持ち出し、本性を現した近隣監視同盟と刑事映画のようなドンパチを繰り広げる。 ・ダニー・バターマン 父親の「悪い奴を叱って家に帰す活動をしている」という嘘を信じており、彼の凶行については何も知らなかった。 唯一の肉親を裏切ることはできないと一度はニコラスを拒絶するが、近隣監視同盟と戦う彼の姿を見て正義のために立ち上がる。 ・サンドフォード警察の署員たち フランクの命令でニコラスとダニーを逮捕しようとするが、彼らの言葉で自分たちが署長の操り人形にされていたことに気がつき反旗を翻した。 ニコラスを仲間として受け入れ、サイモン配下のスーパーマーケットの店員たち相手に奮闘する。 #center(){ ここはベストWikiなんだよ みんなを見ただろ? 追記修正、みんなハッピー 満足してる } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ショーンと比べるとアクションとかサスペンスに舵を切った感ある。同じ物を期待して見ると面食らうかもだけどこれはこれで名作 -- 名無しさん (2020-03-31 09:59:34) - 関係ないのに付けられてる俺たちの邦題にも言及してほしい。これはまだ原題残ってるだけマシなタイトルだけど -- 名無しさん (2020-03-31 10:15:18) - ↑この辺りは興行収入見込めない非大作映画にはよくある事よ。まあ項目内に原題表記はあった方がいいとは思うけど -- 名無しさん (2020-03-31 11:13:49) - 最初は劇場公開予定はなかったけど署名運動があって劇場公開にこぎつけたんだよね確か -- 名無しさん (2020-03-31 18:40:10) - 良い映画の国内上映に奔走したり、この頃のマッチーは良かったなぁ・・・・・・ -- 名無しさん (2020-04-02 00:18:01) - 水野晴郎が生前最後に見た映画でもあるのよね ニッコニコで楽しんで観たそうな -- 名無しさん (2020-04-02 13:55:09) - ↑2 あの人はあくまで庶民の味方として情報発信してるから今でも好きだよ。 -- 名無しさん (2020-07-11 11:15:38) - 終盤、なんで署長の息子が急に強くなったんだろう。それも都会で実績挙げまくってたエリート警官と互角ぐらいに -- 名無しさん (2020-07-11 11:54:44) - ↑これがそういう映画だから。それ以上の理屈がいるか? -- 名無しさん (2020-07-11 13:40:05) - この頃の町山クンは評論家として仕事をしていたけど、今は公私混同がはっちゃけるとは(困惑) -- 名無しさん (2020-07-12 10:46:39) - 「ウィッカーマン」でこちらはムラ社会の犠牲になった主人公役のウッドワード氏が、今度は村人側で出ている。 -- 名無しさん (2022-09-23 14:01:50) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2020/03/31 (火) 06:49:32 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(32px,b,#ff0000){呼ばれてないけど、参上。} &sizex(5){&b(){&color(black,#ffdc00){イギリス3週間連続NO.1の衝撃作!}}} &sizex(5){&b(){&color(black,#ffdc00){HOTな署名をうけ遂に日本上陸!}}} } 『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』((原題は『Hot Fuzz』。ここでいう「Fuzz」は「警官」「刑事」などを意味するスラングである。))とは、2007年2月に公開されたイギリス映画。 エドガー・ライト監督、サイモン・ペグとニック・フロスト主演のB級コメディ映画、「スリー・フレーバー・コルネット3部作」の第2作目である。(第1作目は『[[ショーン・オブ・ザ・デッド>ショーン・オブ・ザ・デッド(映画)]]』) 当初日本では公開予定が無かったが、2008年にギャガ・コミュニケーションズ(現:ギャガ)の配給、R-15(現:&color(magenta){R15+})指定で劇場公開された。 ギャガ公式によれば、映画評論家の町山智浩らを始めとする署名運動に応じる形で公開に踏み切ったとの事。((ちなみに町山は2005年にも『ホテル・ルワンダ』でも同様に署名による日本での劇場公開を実現した実績があった。)) **あらすじ ロンドンの首都警察に勤めるニコラス・エンジェルは検挙率ダントツ1位の超エリート警察官。 しかし、上司や同僚にその優秀さを疎まれたニコラスは、平和すぎる田舎町サンドフォードに左遷させられてしまう。 犯罪が全くない、イギリス一安全な村と謳われるサンドフォードで、平和ボケした同僚とおかしな村人たちに辟易するニコラス。 だがある日、そんな平穏な村には似つかわしくない凄惨な事件が発生。 ニコラス以外の警察はこれを事故として片付けるが、その後も一人、また一人と殺されていく。 **登場人物 ・ニコラス・エンジェル 演:サイモン・ペッグ/声:横島亘 頭脳明晰スポーツ万能、検挙率400%の超エリート警察官。 しかし、&bold(){「君の頑張りのせいで我々が無能に見える」}と上司や同僚からは疎まれており、巡査から巡査部長への昇格を理由にド田舎のサンドフォードへと左遷させられる。 警視庁の刑事だった叔父からパトカーを買ってもらったのをきっかけに、5歳の頃から警察官を目指していた。 警察官としては優秀だが、ディナーや誕生日、葬式よりも仕事を優先して恋人に愛想を尽かされてしまうなど、生真面目すぎる性格のせいか頭の切り替えが苦手。 ・ダニー・バターマン 演:ニック・フロスト/声:[[茶風林]] ニコラスの相棒として当てがわれた、警察署長の息子。 母親を車の事故で亡くしており、父親の傍にいてやりたいからと警察官になった。 飲酒運転で捕まるなどお世辞にも優秀とは言い難いが、サンドフォード警察署員の中で数少ないニコラスに対して友好的な人物。 刑事映画のようなドンパチやカーチェイスに憧れており、自宅には『ハートブルー』や『バッドボーイズ2バッド』など大量の映画が置かれている。 ・フランク・バターマン 演:ジム・ブロードベント/声:西村知道 サンドフォード警察の署長であり、ダニーの父親。 未成年がパブに入るのを「公共の利益」のためだと言って見逃したり、息子の飲酒運転を「来月いっぱい署員のためにアイスクリームを調達する」という軽い罰で済ませてしまうなど、良くも悪くもおおらかな性格。 実はウェスタンオタク。 ・トニー・フィッシャー 演:ケヴィン・エルドン/声:岡野浩介 ・アンディ・ワインライト 演:パディ・コンシダイン/声:鈴木貴征 ・アンディ・カートライト 演:レイフ・スポール ・ドリス・サッチャー 演:オリヴィア・コールマン ・ボブ・ウォーカー 演:カール・ジョンソン サンドフォード警察の署員たち。 トニーは巡査部長、ワインライトは刑事、カートライトとドリスとボブは警部補。 ・ポップウェル 濃いアゴヒゲが特徴の、ニコラスの前任者。 フランクによると「ここを田舎だと甘く見ていたために神経がやられてしまった」という。 ・トム・ウィーバー 演:エドワード・ウッドワード 警察署に駐在している、近隣監視同盟の連絡係。 防犯カメラを使い、署内にある指令センターから村全体を監視している。 ・マーティン・ブロワー 演:デイヴィッド・スレルフォール ・イヴ・ドレイパー 演:ルーシー・パンチ ニコラスとダニーがスピード違反で取り締まった車に乗っていた男女。 マーティンは事務弁護士であり、イヴとは浮気関係にある。 イヴは役所の職員で、変な笑い方が特徴。 二人とも演劇愛好会に所属しており、『[[ロミオとジュリエット]]』のロミオ役とジュリエット役。 なお、演技力はニコラスに&bold(){「3時間芝居に付き合わされて、真に迫ってたのはキスシーンだけだった」}と評されるほど酷い。 芝居が終わった後、密会をしていたところに押し入ってきた犯人に殺害され、斧で[[首を切り落とされてしまう。>首ちょんぱ/首切断]] 最初の犠牲者。 ・ジョージ・マーチャント 演:ロン・クック キッチングッズで富を築いた冷蔵庫王。 ニコラスに「田舎にはちょっと悪趣味」と言われるくらい豪華な屋敷に住んでいる。 マーティンやイヴとは親しかったようで、彼らの早すぎる死を悼んでいた。 パブで足元がおぼつかなくなるまで酔っ払い、ニコラスとダニーに自宅まで送り届けてもらうが、犯人に鈍器で殴打され、ガス爆発で豪邸ごと吹き飛ばされて爆死する。 二番目の犠牲者。 ・ティム・メッセンジャー 演:アダム・バクストン サンドフォード紙の記者。 彼の書く新聞は、エンジェル(Angel)がアングル(Angle)になっているなど、綴りや年齢などの間違いが多いため評判は良くない。 ジョージのことで伝えたい話があるからと、教会の前でニコラスと待ち合わせる約束をするが、犯人が落とした尖塔の屋根に頭部を潰されて死亡する。 三番目の犠牲者。 ・レズリー・ティラー 演:アン・レイド 園芸店の主人で、近隣監視同盟の一人。 「彼女のおかげでサンドフォードが地図に載った」と言われるほどのカリスマ園芸家。 ダニーの誕生日プレゼントとしてピース・リリーを買いに来たニコラスに、他の村に引っ越そうとしていることを教える。 しかし、その会話中に犠牲者たちが狙われた原因に気がついたニコラスが署に連絡するため席を外した隙に犯人に枝切り鋏で刺殺される。 四番目の犠牲者。 ・サイモン・スキナー 演:ティモシー・ダルトン/声:土師孝也 地元スーパーマーケットの経営者で、近隣監視同盟の一人。 ニコラスに対して気さくに接しているがどこか胡散臭く、他の村のメガマートに大量の客を奪われたことについて&bold(){「裏切り者はいっそ打ち首になればいい」}と語るなど過激な発言が目立つ。 言動が怪しく、また動機もある(ジョージの進めていた土地開発計画が上手くいくと商売の邪魔になる。他の犠牲者もこの計画の関係者)ため、ニコラスに連続殺人事件の犯人として逮捕されそうになる。 だが彼にはアリバイがあり犯行は不可能だったため、この一件でニコラスは同僚からの信頼を完全に失ってしまう。 ・犯人 イギリス一安全な村、サンドフォードに現れた連続殺人鬼。 次々と村人を殺害していくが、偽装工作のせいでニコラス以外の警察はその犯行を事故として処理してしまう。 黒いフード付きマントを着ているため、顔や性別を外見から判断することは不可能。 首都警察100メートル走の記録保持者であるニコラスから走って逃げ切るなど、高い身体能力を持つ。 **用語 ・サンドフォード ニコラスが左遷された田舎町。 ビレッジ・オブ・ザ・イヤー(イギリス国内最優秀の村)に一度ならず何度も選ばれたことがある。 犯罪がほとんど起きないと言われているが、実際は外で迷惑を起こされるよりはマシだからと未成年をパブで飲ませたり、万引き犯を捕まえてもすぐ釈放してしまうなど、見て見ぬふりをしているだけ。 そのせいで警察はすっかり堕落してしまっている。 モデルとなっているのはエドガー・ライト監督の故郷ウェルズ。 ・近隣監視同盟(Neighborhood Watch Alliance) 防犯カメラと村人の連絡網を用いた「軍隊並みのシステム」でサンドフォードの治安に貢献する集団。 前述した3名の他に、ホテルを経営しているクーパー夫妻、パブを経営するポーター夫妻、医者のロビン・ハッチャー、牧師のフィリップ・シューター、雑貨店のアネット・ローパー、校長のアマンダ・ペイバー、農家のジェームズ・リーパー、セミプロの役者であるグレッグとシェリーなどの村人が参加している。 事件の真相(ネタバレ注意) ・フランク・バターマン ・近隣監視同盟 犯人の正体であり、サンドフォードを支配する処刑人。 その動機は、&bold(){ビレッジ・オブ・ザ・イヤーに選ばれること。} フランクの妻は村を愛しており、彼女の努力によってサンドフォードは一度ならず何度もその栄誉を与えられていた。 しかしある年、審査員が来る前日に現れた流浪の民のせいで受賞を逃してしまい、そのことで精神を病んだフランクの妻は自ら命を絶ってしまう。 彼女の意思を継いだフランクと近隣監視同盟のメンバーは、ナンバーワンの座に返り咲くために村の価値を貶める人間を次々に殺害していた。 その判断基準は非常に利己的なもので、マーティン・ブロワーは大根役者だったから、イヴ・ドレイパーは笑い方が酷かったから、ジョージ・マーチャントは悪趣味な屋敷を建てたから、ティム・メッセンジャーは新聞のミスが多かったから、そして村を地図に載せた功労者であったはずのレズリー・ティラーは、その才能を他の村に渡したくなかったからという理由で命を奪われている。 ・ニコラス・エンジェル 真相に辿り着いたことで始末されそうになるが、ダニーの機転で村を脱出することに成功。 あまりにも身勝手なフランクと近隣監視同盟に憤り、彼らを逮捕しようとするが、ダニーに「首都警察に訴えても信じてもらえない。何もできないんだから忘れてくれ」と協力を拒まれ意気消沈する。 だが、たまたま寄ったサービスエリアで『ハートブルー』と『バッドボーイズ2バッド』のDVDを見たことで正義の炎が再燃。 警察署の保管庫から大量の銃器を持ち出し、本性を現した近隣監視同盟と刑事映画のようなドンパチを繰り広げる。 ・ダニー・バターマン 父親の「悪い奴を叱って家に帰す活動をしている」という嘘を信じており、彼の凶行については何も知らなかった。 唯一の肉親を裏切ることはできないと一度はニコラスを拒絶するが、近隣監視同盟と戦う彼の姿を見て正義のために立ち上がる。 ・サンドフォード警察の署員たち フランクの命令でニコラスとダニーを逮捕しようとするが、彼らの言葉で自分たちが署長の操り人形にされていたことに気がつき反旗を翻した。 ニコラスを仲間として受け入れ、サイモン配下のスーパーマーケットの店員たち相手に奮闘する。 #center(){ ここはベストWikiなんだよ みんなを見ただろ? 追記修正、みんなハッピー 満足してる } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ショーンと比べるとアクションとかサスペンスに舵を切った感ある。同じ物を期待して見ると面食らうかもだけどこれはこれで名作 -- 名無しさん (2020-03-31 09:59:34) - 関係ないのに付けられてる俺たちの邦題にも言及してほしい。これはまだ原題残ってるだけマシなタイトルだけど -- 名無しさん (2020-03-31 10:15:18) - ↑この辺りは興行収入見込めない非大作映画にはよくある事よ。まあ項目内に原題表記はあった方がいいとは思うけど -- 名無しさん (2020-03-31 11:13:49) - 最初は劇場公開予定はなかったけど署名運動があって劇場公開にこぎつけたんだよね確か -- 名無しさん (2020-03-31 18:40:10) - 良い映画の国内上映に奔走したり、この頃のマッチーは良かったなぁ・・・・・・ -- 名無しさん (2020-04-02 00:18:01) - 水野晴郎が生前最後に見た映画でもあるのよね ニッコニコで楽しんで観たそうな -- 名無しさん (2020-04-02 13:55:09) - ↑2 あの人はあくまで庶民の味方として情報発信してるから今でも好きだよ。 -- 名無しさん (2020-07-11 11:15:38) - 終盤、なんで署長の息子が急に強くなったんだろう。それも都会で実績挙げまくってたエリート警官と互角ぐらいに -- 名無しさん (2020-07-11 11:54:44) - ↑これがそういう映画だから。それ以上の理屈がいるか? -- 名無しさん (2020-07-11 13:40:05) - この頃の町山クンは評論家として仕事をしていたけど、今は公私混同がはっちゃけるとは(困惑) -- 名無しさん (2020-07-12 10:46:39) - 「ウィッカーマン」でこちらはムラ社会の犠牲になった主人公役のウッドワード氏が、今度は村人側で出ている。 -- 名無しさん (2022-09-23 14:01:50) #comment #areaedit(end) }

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