ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(映画)

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&font(#6495ED){登録日}:2023/03/31 Fri 07:04:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約17分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(32px,b){&color(whitesmoke, #1e90ff){殺しはピカイチ。}} &font(32px,b){&color(whitesmoke,#1e90ff){暮らしはイマイチ。}} &font(32px,b){&color(#EC008C){ただいま、殺し屋生活。}} } &bold(){&color(#FFD400,#1e90ff){『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』}}(英題:Baby Assassins 2 Babies)は2023年3月24日に公開された日本のアクション映画。 2021年に公開された[[&bold(){&color(#EC008C,#FFD400){『ベイビーわるきゅーれ』}}>>ベイビーわるきゅーれ(映画)]]の続編。 監督は前作に引き続き&bold(){阪元裕吾}。 OP曲にKYONOの『2bRaW feat. N∀OKI(ROTTENGRAFFTY)』。 ED曲に新しい学校のリーダーズの『じゃないんだよ』。 新しい学校のリーダーズは映画内でも本人役として商店街の福引きの客引きをしている。 また、例によって『じゃないんだよ』はパンフレットにドラマCDと共に付録として収録されている。 *◆概要 オフビートなギャグ交じりで綴られる殺し屋女子コンビのゆるい日常と、キレキレのアクションの思わぬギャップと調和で話題を集めた殺し屋青春バイオレンスアクション映画の続編。 公開時は3館レイトショー限定だったものの、口コミによって評判が広がり、徐々に上映館数を増やし1年以上のロングランヒットに至った前作の成功を受けて2021年末に製作が決定。 2022年10月には撮了が報告され、同年末には&bold(){&color(#FFD400,#1e90ff){『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』}}のタイトルで前作以上の初日上映館数による全国公開が予告された。 ちなみにタイトルは[[マイケル・ベイ]]監督の『バッドボーイズ2バッド』オマージュ。 監督・脚本に阪元裕吾、アクション監督に園村健介、髙石あかりや伊澤彩織ら主要キャストはそのままの続編となっており、前作の良さも変わらず引き継がれている。 さらに前作公開からの1年半の間に阪元監督は『殺し屋最強伝説 国岡』シリーズの続編『グリーンバレット』を製作、髙石あかりや伊澤彩織も映画を中心に活躍の場を増やすなど、各人のスキルも着実にパワーアップ!! 阪元監督も「純度100パーセントで自分のやりたかった『ベビわる続編』を撮ることができた」と自ら太鼓判を押す続編となっている。 さらに新たな敵として、殺し屋協会アルバイトの神村兄弟が登場。 兄のゆうり役に『[[HiGH&LOW THE MOVIE2/END OF SKY]]』や『[[るろうに剣心 最終章 The Final>るろうに剣心(実写映画)]]』、香港映画『燃えよデブゴン TOKYO MISSION』などでキレキレのアクションを魅せる&bold(){丞威}、 弟のまこと役に『[[ウルトラマンジード]]』などでお馴染み、我らが龍臣プロこと&bold(){[[濱田龍臣]]}と注目の役者がキャスティングされた。 また、前作のBlu-ray豪華版特典のオリジナルスピンオフドラマ『田坂さんの一日』で登場した中井友望演じる田坂の部下・宮内も本編に合流した。 新キャストも含めてのアクションもパワーアップしており、特に伊澤彩織と丞威によるラストバトルは阪元監督も「今見ているこの試合こそが後に伝説と言われると確信」するほどのものに仕上がっている。 新しい試みとして、今回はコメディテイストのアクションが取り入れられ、銀行強盗戦では小道具も駆使した小気味良く笑える格闘を披露しており、[[ジャッキー>ジャッキー・チェン]]映画をも彷彿とさせる。 また、ちさまひがお互いに着ぐるみを着込みながら殴り合う場面は&bold(){ファンシーな絵面に反し、本格的な肉弾戦が繰り広げられる}など非常にシュール((ただし、この場面はスタントダブルを活用。))。着ぐるみ内の顔のドアップが別窓で浮かぶ演出も[[どっか>アイアンマン(映画)]]で見たことがあるような…… 一方で死ぬ時は呆気なく死ぬというドライな空気も漂っており、殺伐さとコメディのバランスは本作においても健在。 ちさととまひろ、ゆうりとまことという2組のバディをそれぞれ魅力的に描いた上で&bold(){「もし出会い方が違えば仲良くなれたかなぁ」}という湿度の高さも垣間見せてくる。 続編ではあるものの、前作同様にほぼ日常アニメ、合間にアクションといった作風であるため本作単体でも十分楽しめる作品にはなっている。 ただ、前作やドラマCDの内容もふんだんに拾っているため、配信等での観賞やドラマCD付きのパンフレットを取り寄せての予習・復習をするとより楽しめるだろう。 サブカルネタへの言及やパロディも健在で、のっけから&bold(){「麻雀のルールがわからないから[[麻雀編>17歩(カイジ)]]が始まってからの[[カイジ>賭博堕天録カイジ]]を読んでない」}といったネタをブッ込んでくる他、『[[リコリス・リコイル]]』のOPの後ろ向きでのキック((元ネタをさらに遡ると『[[スタンド・バイ・ミー>スタンド・バイ・ミー(映画)]]』だが…))も披露している。 また、菅田将暉&有村架純主演の恋愛映画&bold(){『花束みたいな恋をした』}(以下『はな恋』)を物凄い勢いで擦っており、&bold(){割と内容もガッツリ言及している}ため、下手すると前作以上に事前知識として観た方がいい作品かもしれない。 なんだったら作中で『はな恋』の配信をちさまひが観賞する描写があり、その時に&bold(){菅田将暉と有村架純のやり取りが聞こえてくる。}&font(#d3d3d3){権利関係の諸々があるため全部吹替だが} いくら脚本家と名前が似てるからって!!((『ベビわる』の監督→阪元裕吾、『はな恋』の脚本家→坂元裕二。)) なお、ちさまひの住む部屋が変わっているが((居住地自体は台東区のままなので、鶯谷からは離れていないと思われる。))、これは前作のドラマCDで&bold(){手榴弾51個とダイナマイトを誤爆させ以前までの部屋を吹き飛ばした}からだと思われる。&font(#d3d3d3){よくトレーニングボブ無事だったな…} 本作に続く第3弾『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』が2024年9月に公開予定。 *◆あらすじ 殺し屋協会アルバイトの神村ゆうりとまことの兄弟は窮地に陥っていた。 ただでさえ非正規扱いで生活が苦しいのに、やっとの思いで達成した仕事も上からの指令ミスにもかかわらず、その責任を被らされてバイト代すら貰えなかったのだ。 この状況に不満を抱いた彼らは協会の正規の殺し屋を殺して空いた枠に潜り込むという下克上を目論みだす。そしてそのターゲットに選ばれたのは女の殺し屋コンビ…即ち杉本ちさとと深川まひろであった。 一方、渦中の人であるちさととまひろもまた窮地に陥っていた。ジムの会費、保険のプラン変更……と度重なる督促状を無視し続けた結果、早急に400万円近くの金額を銀行に振り込まなければならなくなっていたのだ。 しかも懲りずに支払いを先延ばしにした挙句、トラブルに巻き込まれたことで振り込みどころか借金を抱え、オマケに殺し屋稼業も謹慎処分と踏んだり蹴ったり。表の着ぐるみアルバイトで日々を食いつなぐ貧乏生活に突入する。 果たして、この追い詰められた2組はいかように邂逅し、そしてどのような運命を迎えることになるのだろうか──? *◆登場人物 **関東殺し屋協会 殺し屋や死体処理業者などから成る裏社会の組織。 協会内のルールは前作でも触れられていたが、今回は殺し屋が問題を起こした際の謹慎処分措置が具体的に描かれた。 なお処分内容や例外規定は配布されている手帳に全て記載されているとのこと。 また、他に殺し屋専用のトレーニングジムや保険プランの存在も明かされたが、&bold(){ジムの会費が5年で389万800円}など全体的に高級志向なようだ((まあセキュリティや守秘義務が厳しそうなのに加えて、殺し屋は高給取りなので妥当とも言える。))。 ちさまひはこれらの値段の高さを&bold(){「殺し屋価格」}として文句を言っている。 -&bold(){杉本ちさと} 演:髙石あかり #center(){ &font(18px,b){&color(#ff00ff,#283446){私の相棒を傷付けたこと、墓場で後悔させてやる}} } 陽キャだが、ところどころ辛辣でブチギレると何をやるかわからない[[黒髪ロング]]の殺し屋。 非常にルーズで、一度行っただけでそれ以降行っていないジムの退会処理を怠り、料金の支払いもスルーし続けた結果、ジム代が400万円近くまで膨れ上がり、督促状を見て唖然としていた(ここまで先延ばしにしたのはまひろも同様だが)((保険料も2年前に「ワクワク殺し屋保険プラン」から「ウキウキ殺し屋保険プラン」に自動変更されてからずっと支払いを無視していたようで同様に督促状を貰っている。))。 元々浪費家であることは描写されていたものの、今回はそれに加えて賭け事で短絡的に金を稼ごうとして破滅する[[%%人間のクズ%%>伊藤開司]] ギャンブル狂な側面が目立つ。 しかも、勝負事に強くない……どころか、賭け将棋で&bold(){「初手から王将を動かす」「飛車を直進してくる歩にむざむざ取られる」}など、基礎知識や定石も知らない状態で何故か挑んでは負けている。 それでも懲りずに隠れて博打に勤しむため、まひろには呆れられており、今回はやたら煽られ続けている。 とはいえ、ヘアピンに仕込んだ刃物で拘束を解いたり、背後の敵を高い洞察力で早々に察知して然り気なく様子を窺ったりと非常時の仕込みや頭脳は冴え渡っている。%%何故それをギャンブルに活かせないのか…%% -&bold(){深川まひろ} 演:伊澤彩織 #center(){ &font(18px,b){&color(#ffdc00, #003F8E){私に賭けろ、杉本ちさと}} } 身体能力が高いコミュ障で金髪ショートの殺し屋。 前作ラストで表では[[絶対に働かない>双葉杏]]ことを決心したように、殺し一本に転向した模様。 ただ、その条件である運転免許を取るために&bold(){試験で落ちまくって教習代50万円を費やした}らしい。 隣の住人が外にいるだけで外出することを躊躇い、&bold(){スモークグレネードの使用を大真面目に検討する}ほどに相変わらず人見知りが激しいが、本作では初対面の人であっても会話を試みるなどの成長も感じられる。 まあ、&bold(){ほぼ相手の喋ることをオウム返しにしているだけで会話として成り立ってない}のがほとんどだったが。 元々そこまで物欲があるわけでないこともあってか貧乏生活には割と順応しており、ちさとが賭け事で破滅している傍らで豆苗を買って育てるなどの生活力を見せていた。 戦闘力は結束バンドを純粋な腕力のみで破壊し、背後の敵を勘で察知するなど前作以上に%%ゴリラ%%研ぎ澄まされており、ちさとに軽く引かれている。 -&bold(){須佐野} 演:飛永翼(ラバーガール) #center{ &color(#905740){&bold(){謹慎です}} } ちさととまひろのマネージャーを務める眼鏡の男。趣味は一人飲み。 相も変わらず話を聞かず、あらゆる書類を無視し続けるちさまひには呆れ返っており、半ば諦めの境地に到達。 そのため、リモートでちさまひから支払いや規則に対する不平不満をぶつけられても、辛辣に流し続けている。 とはいえ、仕事には真面目で、謹慎中の禁止事項や例外規定などは逐一調べて説明するなどして対応している。 前半はリモートのみでの出演となっており、ちさまひとは一度もナマで対面していないが、後半では田坂や宮内と相対して前作ではなかった掛け合いを見せている。 -&bold(){田坂守} 演:水石亜飛夢 #center{ &color(#3355ff){&bold(){こんな夜更けに死体かよ…!ふざけんじゃないよ!}} } &color(#3355ff){&bold(){ブルーのキャップ}}がトレードマークの死体処理業者の青年。 現場を汚すちさまひの仕事ぶりに不満を抱えており、前作では何かにつけてねちっこく慇懃無礼に説教していた。 本作ではちさまひに対する嫌悪感をもはや隠そうともしなくなっており、会うたびに顔をしかめながら苦言を呈している。 普段から自分語りが激しいが、ストレスが限界を迎えると仕事後にやりたいことを愚痴も交えてブツブツとノンストップで語り散らかす&bold(){(独り言)}癖があり、ちさまひにキモがられている。 ちさまひからの好感度は相変わらず低いが、実の部下の宮内にも割と舐められており、振り回され続けている。 しかし、宮内に対して身命を賭して仕事内容を教示するなど、仕事に対する責任感は本物。 業務が業務だけに自衛や確保のため拳銃を所持しているが、使用時に&color(#3355ff){&bold(){「二度と使わないと思ったのに…!」}}と語り、須佐野からも&color(#905740){&bold(){「まだ現役でイケるじゃんか」}}と言われたようにどうやら元殺し屋らしい。 自分の仕事の責任を果たすため、銃を構えてむざむざ逃がしてしまった神村兄弟の行方を追うが…… -&bold(){宮内茉奈} 演:中井友望 #center{ &color(#dc143c){&bold(){田坂さん話長い!そんなんだから嫌われちゃうんですよ}} } &color(#dc143c){&bold(){赤い帽子}}を被る田坂の部下。前作のBD特典では研修中だったが、正規の&ruby(クリーナー){清掃員}となっている。自称[[ギャル>ギャルキャラ]]。 色々と面倒くさい田坂の下でそつなく働くなどかなり優秀な人材。 性格も割と図太く、田坂の愚痴や奇行を基本受け流し、それどころか逆に本人の前で堂々とdisったりしている。 思い切りはかなり良く、緊急事態に際してマシンガンをいきなりぶっ放したりと田坂を振り回すこともしばしば。 ただ、それでも根っこの部分では田坂に敬意を抱いており、なんやかんや良いコンビ。 何かと生きるのに不器用な人間が多い本作においては貴重な[[リア充]]で、仕事とプライベートをしっかり分けて行動している。 最近のトレンドはシーシャ吸いながらの[[カタン>カタン(ボードゲーム)]]。 **関東殺し屋協会派遣アルバイトクルー ちさとやまひろといった正規の殺し屋に対する非正規の下請け。 指令ミスなど本来上が被るべき責任を一方的に押し付けられることもあるなど、立場は低く待遇も劣悪。 「正規の殺し屋を殺せば、その後釜に座ることができる」という噂が流れたのが今回の事件の発端だが、須佐野によればデマらしい。 -&bold(){神村&ruby(ゆうり){悠里}} 演:丞威 #center(){ &font(18px,b){&color(#d2691e, #ffff00){そうだな…ゼッテー勝ちたいもんな……}} &font(18px,b){&color(#d2691e, #ffff00){燃えるぜ…!}} } 神村兄弟の兄。 貧乏な家庭で暮らしてきており、弟のまことを可愛がる良き兄。 割と世間知らずなまことに対して常識人で、明らかに挙動不審となっている弟の恋路をツッコミながらも生暖かく見守っている。 ドッグタグを身に付けたりと服装はミリタリー趣味。 普段は冷静沈着だが、何かに夢中になると他のことに手が付けられなくなるような熱血漢。口癖は&bold(){&color(#d2691e, #ffff00){「燃えるぜ…!」}}。 赤木から持ち掛けられた正規クルーへの下克上にも前向きで意欲的な態度を見せる。 &bold(){「子ども科学電話相談」を愛聴}しており、途中で遮られたりすると不機嫌になる。 格闘術に優れているが、アマとプロの実力差からまひろには劣る。しかし、対応力もあるため、闘ううちに次第に肉薄していくようになる。 -&bold(){神村&ruby(まこと){真琴}} 演:[[濱田龍臣]] #center(){ &font(18px,b){&color(#191970, #ffff00){せめてあの2人ぶっ倒そうよ!!}} &font(18px,b){&color(#191970, #ffff00){勝つために戦うんだろ!?}} } 神村兄弟の弟。 貧乏な家庭で暮らしてきており、兄のゆうりに可愛がられる愛されキャラな弟。 定食屋でいつも七味をたくさんかける辛党で甘いものは苦手。喫煙者。 ゴツイゴーグルを常に首からぶら下げており、猫好きなのか猫が描かれた私服を愛着。 それどころか腰のポーチには服に描かれた猫にあげるという名目でチュールや猫用の玩具をしまっている。また、&bold(){チュールは愛食もしている}。 定食屋の娘に恋をするが、奥手で思い込みが激しく自己評価が高いので不審者丸出しな対応をしながらも全肯定する前向きさを見せる。 熱血寄りな兄に対して熱しやすく冷めやすいタイプ。『[[カイジ>賭博黙示録カイジ]]』もルールがわからないため[[麻雀編>17歩(カイジ)]][[が始まって>>賭博堕天録カイジ]]から読んでいない。 それでも兄の気質をよく理解しているので、無謀とも思える野望に挑むゆうりに文句も言わずに従い、時に励ましながら一発逆転を狙う。 -&bold(){赤木} 演:橋野純平 #center{ &color(#483d8b){&bold(){死ぬ気で掴み取ろう…!}} } 殺し屋協会に所属していないが、神村兄弟に仕事の斡旋をしているマネージャー的存在。 髭面で眼鏡をかけており1年中作業着姿。どもり気味でいかにも気が弱そうな風貌をしており、実際上からの圧力に屈している。 神村兄弟も長い付き合いで信頼こそしているものの、その気弱な性質に関しては不満を抱いている。 また、定食屋で慌てて味噌汁をこぼしてしまったりとそそっかしい一面も。 立場が弱い現状に不満を抱いており「正規の殺し屋を殺せば後釜に座れる」という裏社会の噂に縋り、神村兄弟に一発逆転を持ちかける。 **その他の人々 -&bold(){松本} 演:渡辺哲 #center{ &color(#f5fffa,#ffb6c1){&bold(){『溺れるナイフ』の時、ビジュ爆発してたよね!!}} } 商店街の責任者的立場のおじいさん。着ぐるみアルバイトとしてちさまひを雇う。 休憩中のちさまひにお洒落なカフェで使われるガラス瓶みたいなグラスに入れた自家製レモネードを差し入れ『はな恋』の話題を振るなど年の割に感性が若い。 特に『はな恋』はお気に入りで&color(#f5fffa,#ffb6c1){&bold(){「アレ観てないのは人生の半分損してるようなもん」}}と、&bold(){&color(#ffdc00, #003F8E){「しょうもない大学生みたい」}}な発言をしている。 映画の感想は&bold(){どこぞの邦画プレゼン女子高生((ちなみに同漫画のSeason7では前作と『はな恋』が紹介されている。どっちにもしょうもな……意識高い大学生の池ちゃんが出てきているのは…偶然…かなあ…?))のように着眼点が珍妙}((なんせ『はな恋』の良かったところとして挙げるのが「[[ゼルダのブレスオブザワイルド>ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド]]をやるのも疲れた菅田将暉が[[パズドラ>パズル&ドラゴンズ]]しかやる気がなくなるところ」である。))。 推し活には精力的で『はな恋』の劇中で菅田&有村が履いていた&bold(){コンバースの「ジャックパーセル」}を履いているほか、菅田将暉の『着服史』に付箋を貼るほど愛読。中でも2019年の[[紅白>NHK紅白歌合戦]]で着ていた&bold(){「メゾンマルジェラ」}がお気に入りらしい。 使われる語彙も&color(#f5fffa,#ffb6c1){&bold(){「ビジュ爆発」}}((「ビジュアルが爆発的に良い」の略で、主にジャニーズや韓流アイドルに対して使われるスラング。TikTokなどでよく使われている…らしい。))など独特。 マシンガントークでこれらの話を捲し立てるため、ちさまひも対応に苦慮したが、2人はその後『はな恋』を観賞した上、ビジュ爆発などの単語も会話の中で使うことが流行するなど滅茶苦茶影響されている。 -&bold(){向井さくら} 演:安部乙 #center{ &color(#ff69b4){&bold(){お茶、淹れますね}} } 赤木と神村兄弟がよく行く定食屋「こもれび」の看板娘。 母親が料理を作っているとのことなので店は家族経営らしい。 まことが好意を寄せており、接客する度に挙動不審な態度を取られるが、彼の恋心に気が付くことは全くない。 -&bold(){銀行強盗} 演:鈴村正樹(パンダ覆面) 演:遊木康剛(武打星シャツ) #center{ &color(#ff0000,#ff8c00){&bold(){フォーメーション崩すんじゃあねえよ!!}} &color(#ffffff,#000000){&bold(){何がフォーメーションだよ!2人しかいねえのに!!}} } 連続強盗を働いている覆面姿の2人組。 髪の毛が薄い男がパンダ覆面、痩せ型の男が「武打星」と書かれたシャツを着ている。 2人とも本物のショットガンを持ち歩きぶっ放すなど非常に危険。 しかし、どう見ても手際が良いとは言えず、言い争いをしながらgdgdしている。&font(#d3d3d3){よく今まで捕まらずに強盗し続けられたな…} 強盗に拘束されたちさまひも当初は早くお金を振り込みたいため強盗側の応援すらしていたが、その手際の悪さを見てボコって捕まえた方が早いと判断。 拘束を解いて強盗と直接対決することになるが…… -&bold(){山音麦} 吹替:阪元裕吾 #center{ &color(#f0f8ff,#4169e1){&bold(){じゃあ結婚しようよ!!}} } 『花束みたいな恋をした』の主人公。演者は菅田将暉。 大学生の時に終電を逃したことで知り合った八谷絹(演:有村架純)と恋仲になり同棲生活を始める。 当初は好きなカルチャーや趣味が似通っていたことから良好な関係を築いていたが、お互い社会人となりすれ違いが多くなっていく。 特に麦は生活のために始めた仕事に忙殺され、[[BotW>ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド]]もやらずひたすら[[パズドラ>パズル&ドラゴンズ]]しかできなくなる社畜の道を歩むようになる。 そしてある時、仕事のことで絹と口論となった末にプロポーズをしてしまい…… …という作中終盤のやり取りをちさまひコンビが観賞する一幕がある。 権利関係諸々の理由で実際の音声は使えなかったため、一連の菅田将暉と有村架純のやり取りは吹替なのだが、&bold(){菅田将暉の台詞は阪元監督が担当している}((有村架純の吹替担当は不明。))。 *◆余談 ・前作での伊能昌幸(「おいで」の人)に引き続き、阪元監督のもう一つの殺し屋シリーズ『最強殺し屋伝説 国岡』に出演している松本卓也、大坂健太の2人が賭け将棋の野次馬役として友情出演している。&br()また、国岡の続編である『グリーンバレット』には「関東殺し屋協会」から独立して起業した元殺し屋が登場しており、本作においてもちさまひが独立しての起業を目指そうとして規定に阻まれていたが、相変わらず国岡世界との繋がりの有無は不明瞭なままである。 ・前作とは色々と対照的な部分が目立つ。 ・・季節が冬から夏に ・・殺す側だったちさまひが殺される側に ・・前回はまひろが原因で2人の仲が険悪となるが、今回はちさとが原因で喧嘩になる ・また前作では&bold(){「社会不適合者が社会に馴染めない」}という葛藤がテーマとなっていたが、監督によると今回は殺し屋コメディを重点的に描くために意図的にこの要素を省いたとのこと。&br()&font(#d3d3d3){結果、社会不適合を超える要因で借金を背負うことになっているが……} ・本作の公開を記念して六本木蔦屋書店では2023年3月17日~4月6日にかけて、ポスター&ちさまひの衣装の展示展が開催された。&br()また、同期間内に前作のパンフレットや松本さんが読んでいた菅田将暉の『着服史』、ちさまひの部屋に置かれているコミックといったフェア対象商品を購入するとオリジナルブックカバーがプレゼントされる企画も実施された。 ・・フェア対象コミックとなったのは『SAKAMOTO DAYS』、『ダンダダン』、『[[忍者と極道]]』。 ・・・フェア対象にはならなかったものの、ちさまひの部屋には他に『[[ワールドトリガー]]』、『バガボンド』、『[[TISTA>TISTA(ティスタ)]]』、『[[コジコジ]]』、『ルックバック』、『福田ナオのわくわくインターネット生活』、『A子さんの恋人』、『[[1日外出録ハンチョウ]]』などの作品が確認されている。 ・・・また、よく見ると[[国民的長寿警察漫画>こちら葛飾区亀有公園前派出所]]に似せた『最強殺し屋伝説 国岡』の漫画も……((こちらはTwitter上でファンメイド作品が確認できるため、それを撮影用に借りたものだと思われる。)) ・・後にフェア対象商品に『花束みたいな恋をした』と『溺れるナイフ』の映像ソフトも追加された。 #center(){ &bold(){&color(#191970, #ffff00){アニヲタWiki(仮)、Wiki篭り集合―ッ!}} &bold(){&color(#191970, #ffff00){俺たちにあるのはーッ!?}} &bold(){&color(#d2691e, #ffff00){情熱!!}} &bold(){&color(#191970, #ffff00){俺たちはーッ!?}} &bold(){&color(#d2691e, #ffff00){賢い!!}} &bold(){&color(#191970, #ffff00){誤情報はーッ!?}} &bold(){&color(#d2691e, #ffff00){載せない!!}} &bold(){&color(#191970, #ffff00){その為にはーッ!?}} &bold(){&color(#d2691e, #ffff00){追記・修正!!}} } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,0) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 1は勧善懲悪ものだったけど今作は「ボニー&クライド」みたいなフィルムノワール調だったな。あと東映ヤクザ映画みたいな。 -- 名無しさん (2023-03-31 07:10:23) - 待ってました!! -- 名無しさん (2023-04-01 00:14:59) - 予算は増えたけどスケールはあえてアップさせず、代わりに撮影やら美術やらエフェクトやらを洗練させてたのは良い選択だった。なによりほのぼのな日常とゴリゴリアクションのギャップがそのままなのが最高 -- 名無しさん (2023-04-01 02:27:27) - 花束みたいな恋をしたの麦、阪元裕吾監督が吹替してたのかよww -- 名無しさん (2023-04-01 23:05:55) #comment(striction) #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2023/03/31 Fri 07:04:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約17分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(32px,b){&color(whitesmoke, #1e90ff){殺しはピカイチ。}} &font(32px,b){&color(whitesmoke,#1e90ff){暮らしはイマイチ。}} &font(32px,b){&color(#EC008C){ただいま、殺し屋生活。}} } &bold(){&color(#FFD400,#1e90ff){『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』}}(英題:Baby Assassins 2 Babies)は2023年3月24日に公開された日本のアクション映画。 2021年に公開された[[&bold(){&color(#EC008C,#FFD400){『ベイビーわるきゅーれ』}}>>ベイビーわるきゅーれ(映画)]]の続編。 監督は前作に引き続き&bold(){阪元裕吾}。 OP曲にKYONOの『2bRaW feat. N∀OKI(ROTTENGRAFFTY)』。 ED曲に新しい学校のリーダーズの『じゃないんだよ』。 新しい学校のリーダーズは映画内でも本人役として商店街の福引きの客引きをしている。 また、例によって『じゃないんだよ』はパンフレットにドラマCDと共に付録として収録されている。 *◆概要 オフビートなギャグ交じりで綴られる殺し屋女子コンビのゆるい日常と、キレキレのアクションの思わぬギャップと調和で話題を集めた殺し屋青春バイオレンスアクション映画の続編。 公開時は3館レイトショー限定だったものの、口コミによって評判が広がり、徐々に上映館数を増やし1年以上のロングランヒットに至った前作の成功を受けて2021年末に製作が決定。 2022年10月には撮了が報告され、同年末には&bold(){&color(#FFD400,#1e90ff){『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』}}のタイトルで前作以上の初日上映館数による全国公開が予告された。 ちなみにタイトルは[[マイケル・ベイ]]監督の『バッドボーイズ2バッド』オマージュ。 監督・脚本に阪元裕吾、アクション監督に園村健介、髙石あかりや伊澤彩織ら主要キャストはそのままの続編となっており、前作の良さも変わらず引き継がれている。 さらに前作公開からの1年半の間に阪元監督は『殺し屋最強伝説 国岡』シリーズの続編『グリーンバレット』を製作、髙石あかりや伊澤彩織も映画を中心に活躍の場を増やすなど、各人のスキルも着実にパワーアップ!! 阪元監督も「純度100パーセントで自分のやりたかった『ベビわる続編』を撮ることができた」と自ら太鼓判を押す続編となっている。 さらに新たな敵として、殺し屋協会アルバイトの神村兄弟が登場。 兄のゆうり役に『[[HiGH&LOW THE MOVIE2/END OF SKY]]』や『[[るろうに剣心 最終章 The Final>るろうに剣心(実写映画)]]』、香港映画『燃えよデブゴン TOKYO MISSION』などでキレキレのアクションを魅せる&bold(){丞威}、 弟のまこと役に『[[ウルトラマンジード]]』などでお馴染み、我らが龍臣プロこと&bold(){[[濱田龍臣]]}と注目の役者がキャスティングされた。 また、前作のBlu-ray豪華版特典のオリジナルスピンオフドラマ『田坂さんの一日』で登場した中井友望演じる田坂の部下・宮内も本編に合流した。 新キャストも含めてのアクションもパワーアップしており、特に伊澤彩織と丞威によるラストバトルは阪元監督も「今見ているこの試合こそが後に伝説と言われると確信」するほどのものに仕上がっている。 新しい試みとして、今回はコメディテイストのアクションが取り入れられ、銀行強盗戦では小道具も駆使した小気味良く笑える格闘を披露しており、[[ジャッキー>ジャッキー・チェン]]映画をも彷彿とさせる。 また、ちさまひがお互いに着ぐるみを着込みながら殴り合う場面は&bold(){ファンシーな絵面に反し、本格的な肉弾戦が繰り広げられる}など非常にシュール((ただし、この場面はスタントダブルを活用。))。着ぐるみ内の顔のドアップが別窓で浮かぶ演出も[[どっか>アイアンマン(映画)]]で見たことがあるような…… 一方で死ぬ時は呆気なく死ぬというドライな空気も漂っており、殺伐さとコメディのバランスは本作においても健在。 ちさととまひろ、ゆうりとまことという2組のバディをそれぞれ魅力的に描いた上で&bold(){「もし出会い方が違えば仲良くなれたかなぁ」}という湿度の高さも垣間見せてくる。 続編ではあるものの、前作同様にほぼ日常アニメ、合間にアクションといった作風であるため本作単体でも十分楽しめる作品にはなっている。 ただ、前作やドラマCDの内容もふんだんに拾っているため、配信等での観賞やドラマCD付きのパンフレットを取り寄せての予習・復習をするとより楽しめるだろう。 サブカルネタへの言及やパロディも健在で、のっけから&bold(){「麻雀のルールがわからないから[[麻雀編>17歩(カイジ)]]が始まってからの[[カイジ>賭博堕天録カイジ]]を読んでない」}といったネタをブッ込んでくる他、『[[リコリス・リコイル]]』のOPの後ろ向きでのキック((元ネタをさらに遡ると『[[スタンド・バイ・ミー>スタンド・バイ・ミー(映画)]]』だが…))も披露している。 また、菅田将暉&有村架純主演の恋愛映画&bold(){『花束みたいな恋をした』}(以下『はな恋』)を物凄い勢いで擦っており、&bold(){割と内容もガッツリ言及している}ため、下手すると前作以上に事前知識として観た方がいい作品かもしれない。 なんだったら作中で『はな恋』の配信をちさまひが観賞する描写があり、その時に&bold(){菅田将暉と有村架純のやり取りが聞こえてくる。}&font(#d3d3d3){権利関係の諸々があるため全部吹替だが} いくら脚本家と名前が似てるからって!!((『ベビわる』の監督→阪元裕吾、『はな恋』の脚本家→坂元裕二。)) なお、ちさまひの住む部屋が変わっているが((居住地自体は台東区のままなので、鶯谷からは離れていないと思われる。))、これは前作のドラマCDで&bold(){手榴弾51個とダイナマイトを誤爆させ以前までの部屋を吹き飛ばした}からだと思われる。&font(#d3d3d3){よくトレーニングボブ無事だったな…} 本作に続く第3弾『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』が2024年9月に公開予定。 *◆あらすじ 殺し屋協会アルバイトの神村ゆうりとまことの兄弟は窮地に陥っていた。 ただでさえ非正規扱いで生活が苦しいのに、やっとの思いで達成した仕事も上からの指令ミスにもかかわらず、その責任を被らされてバイト代すら貰えなかったのだ。 この状況に不満を抱いた彼らは協会の正規の殺し屋を殺して空いた枠に潜り込むという下克上を目論みだす。そしてそのターゲットに選ばれたのは女の殺し屋コンビ…即ち杉本ちさとと深川まひろであった。 一方、渦中の人であるちさととまひろもまた窮地に陥っていた。ジムの会費、保険のプラン変更……と度重なる督促状を無視し続けた結果、早急に400万円近くの金額を銀行に振り込まなければならなくなっていたのだ。 しかも懲りずに支払いを先延ばしにした挙句、トラブルに巻き込まれたことで振り込みどころか借金を抱え、オマケに殺し屋稼業も謹慎処分と踏んだり蹴ったり。表の着ぐるみアルバイトで日々を食いつなぐ貧乏生活に突入する。 果たして、この追い詰められた2組はいかように邂逅し、そしてどのような運命を迎えることになるのだろうか──? *◆登場人物 **関東殺し屋協会 殺し屋や死体処理業者などから成る裏社会の組織。 協会内のルールは前作でも触れられていたが、今回は殺し屋が問題を起こした際の謹慎処分措置が具体的に描かれた。 なお処分内容や例外規定は配布されている手帳に全て記載されているとのこと。 また、他に殺し屋専用のトレーニングジムや保険プランの存在も明かされたが、&bold(){ジムの会費が5年で389万800円}など全体的に高級志向なようだ((まあセキュリティや守秘義務が厳しそうなのに加えて、殺し屋は高給取りなので妥当とも言える。))。 ちさまひはこれらの値段の高さを&bold(){「殺し屋価格」}として文句を言っている。 -&bold(){杉本ちさと} 演:髙石あかり #center(){ &font(18px,b){&color(#ff00ff,#283446){私の相棒を傷付けたこと、墓場で後悔させてやる}} } 陽キャだが、ところどころ辛辣でブチギレると何をやるかわからない[[黒髪ロング]]の殺し屋。 非常にルーズで、一度行っただけでそれ以降行っていないジムの退会処理を怠り、料金の支払いもスルーし続けた結果、ジム代が400万円近くまで膨れ上がり、督促状を見て唖然としていた(ここまで先延ばしにしたのはまひろも同様だが)((保険料も2年前に「ワクワク殺し屋保険プラン」から「ウキウキ殺し屋保険プラン」に自動変更されてからずっと支払いを無視していたようで同様に督促状を貰っている。))。 元々浪費家であることは描写されていたものの、今回はそれに加えて賭け事で短絡的に金を稼ごうとして破滅する[[%%人間のクズ%%>伊藤開司]] ギャンブル狂な側面が目立つ。 しかも、勝負事に強くない……どころか、賭け将棋で&bold(){「初手から王将を動かす」「飛車を直進してくる歩にむざむざ取られる」}など、基礎知識や定石も知らない状態で何故か挑んでは負けている。 それでも懲りずに隠れて博打に勤しむため、まひろには呆れられており、今回はやたら煽られ続けている。 とはいえ、ヘアピンに仕込んだ刃物で拘束を解いたり、背後の敵を高い洞察力で早々に察知して然り気なく様子を窺ったりと非常時の仕込みや頭脳は冴え渡っている。%%何故それをギャンブルに活かせないのか…%% -&bold(){深川まひろ} 演:伊澤彩織 #center(){ &font(18px,b){&color(#ffdc00, #003F8E){私に賭けろ、杉本ちさと}} } 身体能力が高いコミュ障で金髪ショートの殺し屋。 前作ラストで表では[[絶対に働かない>双葉杏]]ことを決心したように、殺し一本に転向した模様。 ただ、その条件である運転免許を取るために&bold(){試験で落ちまくって教習代50万円を費やした}らしい。 隣の住人が外にいるだけで外出することを躊躇い、&bold(){スモークグレネードの使用を大真面目に検討する}ほどに相変わらず人見知りが激しいが、本作では初対面の人であっても会話を試みるなどの成長も感じられる。 まあ、&bold(){ほぼ相手の喋ることをオウム返しにしているだけで会話として成り立ってない}のがほとんどだったが。 元々そこまで物欲があるわけでないこともあってか貧乏生活には割と順応しており、ちさとが賭け事で破滅している傍らで豆苗を買って育てるなどの生活力を見せていた。 戦闘力は結束バンドを純粋な腕力のみで破壊し、背後の敵を勘で察知するなど前作以上に%%ゴリラ%%研ぎ澄まされており、ちさとに軽く引かれている。 -&bold(){須佐野} 演:飛永翼(ラバーガール) #center{ &color(#905740){&bold(){謹慎です}} } ちさととまひろのマネージャーを務める眼鏡の男。趣味は一人飲み。 相も変わらず話を聞かず、あらゆる書類を無視し続けるちさまひには呆れ返っており、半ば諦めの境地に到達。 そのため、リモートでちさまひから支払いや規則に対する不平不満をぶつけられても、辛辣に流し続けている。 とはいえ、仕事には真面目で、謹慎中の禁止事項や例外規定などは逐一調べて説明するなどして対応している。 前半はリモートのみでの出演となっており、ちさまひとは一度もナマで対面していないが、後半では田坂や宮内と相対して前作ではなかった掛け合いを見せている。 -&bold(){田坂守} 演:水石亜飛夢 #center{ &color(#3355ff){&bold(){こんな夜更けに死体かよ…!ふざけんじゃないよ!}} } &color(#3355ff){&bold(){ブルーのキャップ}}がトレードマークの死体処理業者の青年。 現場を汚すちさまひの仕事ぶりに不満を抱えており、前作では何かにつけてねちっこく慇懃無礼に説教していた。 本作ではちさまひに対する嫌悪感をもはや隠そうともしなくなっており、会うたびに顔をしかめながら苦言を呈している。 普段から自分語りが激しいが、ストレスが限界を迎えると仕事後にやりたいことを愚痴も交えてブツブツとノンストップで語り散らかす&bold(){(独り言)}癖があり、ちさまひにキモがられている。 ちさまひからの好感度は相変わらず低いが、実の部下の宮内にも割と舐められており、振り回され続けている。 しかし、宮内に対して身命を賭して仕事内容を教示するなど、仕事に対する責任感は本物。 業務が業務だけに自衛や確保のため拳銃を所持しているが、使用時に&color(#3355ff){&bold(){「二度と使わないと思ったのに…!」}}と語り、須佐野からも&color(#905740){&bold(){「まだ現役でイケるじゃんか」}}と言われたようにどうやら元殺し屋らしい。 自分の仕事の責任を果たすため、銃を構えてむざむざ逃がしてしまった神村兄弟の行方を追うが…… -&bold(){宮内茉奈} 演:中井友望 #center{ &color(#dc143c){&bold(){田坂さん話長い!そんなんだから嫌われちゃうんですよ}} } &color(#dc143c){&bold(){赤い帽子}}を被る田坂の部下。前作のBD特典では研修中だったが、正規の&ruby(クリーナー){清掃員}となっている。自称[[ギャル>ギャルキャラ]]。 色々と面倒くさい田坂の下でそつなく働くなどかなり優秀な人材。 性格も割と図太く、田坂の愚痴や奇行を基本受け流し、それどころか逆に本人の前で堂々とdisったりしている。 思い切りはかなり良く、緊急事態に際してマシンガンをいきなりぶっ放したりと田坂を振り回すこともしばしば。 ただ、それでも根っこの部分では田坂に敬意を抱いており、なんやかんや良いコンビ。 何かと生きるのに不器用な人間が多い本作においては貴重な[[リア充]]で、仕事とプライベートをしっかり分けて行動している。 最近のトレンドはシーシャ吸いながらの[[カタン>カタン(ボードゲーム)]]。 **関東殺し屋協会派遣アルバイトクルー ちさとやまひろといった正規の殺し屋に対する非正規の下請け。 指令ミスなど本来上が被るべき責任を一方的に押し付けられることもあるなど、立場は低く待遇も劣悪。 「正規の殺し屋を殺せば、その後釜に座ることができる」という噂が流れたのが今回の事件の発端だが、須佐野によればデマらしい。 -&bold(){神村&ruby(ゆうり){悠里}} 演:丞威 #center(){ &font(18px,b){&color(#d2691e, #ffff00){そうだな…ゼッテー勝ちたいもんな……}} &font(18px,b){&color(#d2691e, #ffff00){燃えるぜ…!}} } 神村兄弟の兄。 貧乏な家庭で暮らしてきており、弟のまことを可愛がる良き兄。 割と世間知らずなまことに対して常識人で、明らかに挙動不審となっている弟の恋路をツッコミながらも生暖かく見守っている。 ドッグタグを身に付けたりと服装はミリタリー趣味。 普段は冷静沈着だが、何かに夢中になると他のことに手が付けられなくなるような熱血漢。口癖は&bold(){&color(#d2691e, #ffff00){「燃えるぜ…!」}}。 赤木から持ち掛けられた正規クルーへの下克上にも前向きで意欲的な態度を見せる。 &bold(){「子ども科学電話相談」を愛聴}しており、途中で遮られたりすると不機嫌になる。 格闘術に優れているが、アマとプロの実力差からまひろには劣る。しかし、対応力もあるため、闘ううちに次第に肉薄していくようになる。 -&bold(){神村&ruby(まこと){真琴}} 演:[[濱田龍臣]] #center(){ &font(18px,b){&color(#191970, #ffff00){せめてあの2人ぶっ倒そうよ!!}} &font(18px,b){&color(#191970, #ffff00){勝つために戦うんだろ!?}} } 神村兄弟の弟。 貧乏な家庭で暮らしてきており、兄のゆうりに可愛がられる愛されキャラな弟。 定食屋でいつも七味をたくさんかける辛党で甘いものは苦手。喫煙者。 ゴツイゴーグルを常に首からぶら下げており、猫好きなのか猫が描かれた私服を愛着。 それどころか腰のポーチには服に描かれた猫にあげるという名目でチュールや猫用の玩具をしまっている。また、&bold(){チュールは愛食もしている}。 定食屋の娘に恋をするが、奥手で思い込みが激しく自己評価が高いので不審者丸出しな対応をしながらも全肯定する前向きさを見せる。 熱血寄りな兄に対して熱しやすく冷めやすいタイプ。『[[カイジ>賭博黙示録カイジ]]』もルールがわからないため[[麻雀編>17歩(カイジ)]][[が始まって>>賭博堕天録カイジ]]から読んでいない。 それでも兄の気質をよく理解しているので、無謀とも思える野望に挑むゆうりに文句も言わずに従い、時に励ましながら一発逆転を狙う。 -&bold(){赤木} 演:橋野純平 #center{ &color(#483d8b){&bold(){死ぬ気で掴み取ろう…!}} } 殺し屋協会に所属していないが、神村兄弟に仕事の斡旋をしているマネージャー的存在。 髭面で眼鏡をかけており1年中作業着姿。どもり気味でいかにも気が弱そうな風貌をしており、実際上からの圧力に屈している。 神村兄弟も長い付き合いで信頼こそしているものの、その気弱な性質に関しては不満を抱いている。 また、定食屋で慌てて味噌汁をこぼしてしまったりとそそっかしい一面も。 立場が弱い現状に不満を抱いており「正規の殺し屋を殺せば後釜に座れる」という裏社会の噂に縋り、神村兄弟に一発逆転を持ちかける。 **その他の人々 -&bold(){松本} 演:渡辺哲 #center{ &color(#f5fffa,#ffb6c1){&bold(){『溺れるナイフ』の時、ビジュ爆発してたよね!!}} } 商店街の責任者的立場のおじいさん。着ぐるみアルバイトとしてちさまひを雇う。 休憩中のちさまひにお洒落なカフェで使われるガラス瓶みたいなグラスに入れた自家製レモネードを差し入れ『はな恋』の話題を振るなど年の割に感性が若い。 特に『はな恋』はお気に入りで&color(#f5fffa,#ffb6c1){&bold(){「アレ観てないのは人生の半分損してるようなもん」}}と、&bold(){&color(#ffdc00, #003F8E){「しょうもない大学生みたい」}}な発言をしている。 映画の感想は&bold(){どこぞの邦画プレゼン女子高生((ちなみに同漫画のSeason7では前作と『はな恋』が紹介されている。どっちにもしょうもな……意識高い大学生の池ちゃんが出てきているのは…偶然…かなあ…?))のように着眼点が珍妙}((なんせ『はな恋』の良かったところとして挙げるのが「[[ゼルダのブレスオブザワイルド>ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド]]をやるのも疲れた菅田将暉が[[パズドラ>パズル&ドラゴンズ]]しかやる気がなくなるところ」である。))。 推し活には精力的で『はな恋』の劇中で菅田&有村が履いていた&bold(){コンバースの「ジャックパーセル」}を履いているほか、菅田将暉の『着服史』に付箋を貼るほど愛読。中でも2019年の[[紅白>NHK紅白歌合戦]]で着ていた&bold(){「メゾンマルジェラ」}がお気に入りらしい。 使われる語彙も&color(#f5fffa,#ffb6c1){&bold(){「ビジュ爆発」}}((「ビジュアルが爆発的に良い」の略で、主にジャニーズや韓流アイドルに対して使われるスラング。TikTokなどでよく使われている…らしい。))など独特。 マシンガントークでこれらの話を捲し立てるため、ちさまひも対応に苦慮したが、2人はその後『はな恋』を観賞した上、ビジュ爆発などの単語も会話の中で使うことが流行するなど滅茶苦茶影響されている。 -&bold(){向井さくら} 演:安部乙 #center{ &color(#ff69b4){&bold(){お茶、淹れますね}} } 赤木と神村兄弟がよく行く定食屋「こもれび」の看板娘。 母親が料理を作っているとのことなので店は家族経営らしい。 まことが好意を寄せており、接客する度に挙動不審な態度を取られるが、彼の恋心に気が付くことは全くない。 -&bold(){銀行強盗} 演:鈴村正樹(パンダ覆面) 演:遊木康剛(武打星シャツ) #center{ &color(#ff0000,#ff8c00){&bold(){フォーメーション崩すんじゃあねえよ!!}} &color(#ffffff,#000000){&bold(){何がフォーメーションだよ!2人しかいねえのに!!}} } 連続強盗を働いている覆面姿の2人組。 髪の毛が薄い男がパンダ覆面、痩せ型の男が「武打星」と書かれたシャツを着ている。 2人とも本物のショットガンを持ち歩きぶっ放すなど非常に危険。 しかし、どう見ても手際が良いとは言えず、言い争いをしながらgdgdしている。&font(#d3d3d3){よく今まで捕まらずに強盗し続けられたな…} 強盗に拘束されたちさまひも当初は早くお金を振り込みたいため強盗側の応援すらしていたが、その手際の悪さを見てボコって捕まえた方が早いと判断。 拘束を解いて強盗と直接対決することになるが…… -&bold(){山音麦} 吹替:阪元裕吾 #center{ &color(#f0f8ff,#4169e1){&bold(){じゃあ結婚しようよ!!}} } 『花束みたいな恋をした』の主人公。演者は菅田将暉。 大学生の時に終電を逃したことで知り合った八谷絹(演:有村架純)と恋仲になり同棲生活を始める。 当初は好きなカルチャーや趣味が似通っていたことから良好な関係を築いていたが、お互い社会人となりすれ違いが多くなっていく。 特に麦は生活のために始めた仕事に忙殺され、[[BotW>ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド]]もやらずひたすら[[パズドラ>パズル&ドラゴンズ]]しかできなくなる社畜の道を歩むようになる。 そしてある時、仕事のことで絹と口論となった末にプロポーズをしてしまい…… …という作中終盤のやり取りをちさまひコンビが観賞する一幕がある。 権利関係諸々の理由で実際の音声は使えなかったため、一連の菅田将暉と有村架純のやり取りは吹替なのだが、&bold(){菅田将暉の台詞は阪元監督が担当している}((有村架純の吹替担当は不明。))。 *◆余談 ・前作での伊能昌幸(「おいで」の人)に引き続き、阪元監督のもう一つの殺し屋シリーズ『最強殺し屋伝説 国岡』に出演している松本卓也、大坂健太の2人が賭け将棋の野次馬役として友情出演している。&br()また、国岡の続編である『グリーンバレット』には「関東殺し屋協会」から独立して起業した元殺し屋が登場しており、本作においてもちさまひが独立しての起業を目指そうとして規定に阻まれていたが、相変わらず国岡世界との繋がりの有無は不明瞭なままである。 ・前作とは色々と対照的な部分が目立つ。 ・・季節が冬から夏に ・・殺す側だったちさまひが殺される側に ・・前回はまひろが原因で2人の仲が険悪となるが、今回はちさとが原因で喧嘩になる ・また前作では&bold(){「社会不適合者が社会に馴染めない」}という葛藤がテーマとなっていたが、監督によると今回は殺し屋コメディを重点的に描くために意図的にこの要素を省いたとのこと。&br()&font(#d3d3d3){結果、社会不適合を超える要因で借金を背負うことになっているが……} ・本作の公開を記念して六本木蔦屋書店では2023年3月17日~4月6日にかけて、ポスター&ちさまひの衣装の展示展が開催された。&br()また、同期間内に前作のパンフレットや松本さんが読んでいた菅田将暉の『着服史』、ちさまひの部屋に置かれているコミックといったフェア対象商品を購入するとオリジナルブックカバーがプレゼントされる企画も実施された。 ・・フェア対象コミックとなったのは『SAKAMOTO DAYS』、『ダンダダン』、『[[忍者と極道]]』。 ・・・フェア対象にはならなかったものの、ちさまひの部屋には他に『[[ワールドトリガー]]』、『バガボンド』、『[[TISTA>TISTA(ティスタ)]]』、『[[コジコジ]]』、『ルックバック』、『福田ナオのわくわくインターネット生活』、『A子さんの恋人』、『[[1日外出録ハンチョウ]]』などの作品が確認されている。 ・・・また、よく見ると[[国民的長寿警察漫画>こちら葛飾区亀有公園前派出所]]に似せた『最強殺し屋伝説 国岡』の漫画も……((こちらはTwitter上でファンメイド作品が確認できるため、それを撮影用に借りたものだと思われる。)) ・・後にフェア対象商品に『花束みたいな恋をした』と『溺れるナイフ』の映像ソフトも追加された。 #center(){ &bold(){&color(#191970, #ffff00){アニヲタWiki(仮)、Wiki篭り集合―ッ!}} &bold(){&color(#191970, #ffff00){俺たちにあるのはーッ!?}} &bold(){&color(#d2691e, #ffff00){情熱!!}} &bold(){&color(#191970, #ffff00){俺たちはーッ!?}} &bold(){&color(#d2691e, #ffff00){賢い!!}} &bold(){&color(#191970, #ffff00){誤情報はーッ!?}} &bold(){&color(#d2691e, #ffff00){載せない!!}} &bold(){&color(#191970, #ffff00){その為にはーッ!?}} &bold(){&color(#d2691e, #ffff00){追記・修正!!}} } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,0) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 1は勧善懲悪ものだったけど今作は「ボニー&クライド」みたいなフィルムノワール調だったな。あと東映ヤクザ映画みたいな。 -- 名無しさん (2023-03-31 07:10:23) - 待ってました!! -- 名無しさん (2023-04-01 00:14:59) - 予算は増えたけどスケールはあえてアップさせず、代わりに撮影やら美術やらエフェクトやらを洗練させてたのは良い選択だった。なによりほのぼのな日常とゴリゴリアクションのギャップがそのままなのが最高 -- 名無しさん (2023-04-01 02:27:27) - 花束みたいな恋をしたの麦、阪元裕吾監督が吹替してたのかよww -- 名無しさん (2023-04-01 23:05:55) #comment(striction) #areaedit(end) }

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