飾利潤

登録日:2023/12/09 Sat 03:33:00
更新日:2024/02/12 Mon 12:22:40
所要時間:約 15 分で読めます




レトロなだけだと思うなよォ?



飾利潤 (かざり じゅん)とは、「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」の登場人物。
デザイン原案:ヤスダスズヒト
CV:井上麻里奈




■概要


2020年9月28日に開催されたイベント「ガールズ・イン・ザ・フッド」にて初登場した魔法少女。

瞳と髪の色はピンク。
白い棒のような物を武器として使う。

変身後の姿は左肩から腕にかけて白いタコ(?)のような物体が付いている。
巨乳、ヘソ出し、メガネと萌え要素のオンパレード


■性格・人物像

年中駄菓子屋に入り浸っている、駄菓子バカの魔法少女。一風変わった見た目と、人目を気にしない言動から、怪しまれることも多いが、駄菓子や昔の遊びなど、古きを愛する良い姉ちゃんであることを知っている子供たちからは慕われている。
(アプリ内プロフィールより引用)

願いは
「あした屋がなくならないようにしてほしい」

一人称は「あたし」。
イベントストーリー以外にはほとんど登場しない珍しい魔法少女で白いメガネと跳ねた髪が特徴。
ちなみにメガネなしverの立ち絵(Live2D)も用意されているが、彼女の魔法少女ストーリーでしか見ることができない。

正確な年齢は不明だが2年前の神浜を描いた「ガールズ・イン・ザ・フッド」の時点で中学2年生であるため、現在は高校生と思われる。

普段は大東学院の制服の上からパーカーを着ており、頭にはフードをかぶっている。

レトロな駄菓子が大好きで本人曰く「食ってるときが一番幸せ」。
変身ムービーでは白い上着から駄菓子をぶちまけ、クエスト中の待機モーションでも食べているほど。

神浜市の参京区にある駄菓子屋「あした屋」を愛しており、幼い頃から通い続けていた。
訳あってあした屋がもうすぐ潰れてしまうと知った際に、キュゥべえと契約して魔法少女になる。


学校で話せる同年代の友人はいない*1があした屋の店主であるおばあちゃんや店へ来る小さな子供たちとは仲が良い。
あした屋のガキ大将的存在であり子供たちからは「潤姉ちゃん」と呼ばれ親しまれている。

引きこもりだった三輪みつねともすぐに仲良くなり、数少ない同年代の友人となった。

子供たちと一緒に遊んだりみつねを変えるために努力したり、魔法少女ストーリーでは古町みくら・吉良てまりが落とした本の捜索を手伝うなど心優しい人物。
真剣な話の後にチューインガムのオモチャを使ってイタズラを仕掛けるという変な一面もあるが。


親が転勤族であるため、何度も引っ越しをしており現在は中央区のマンションに住んでいる。


■アプリでの戦闘能力


ディスク構成:A B縦3 C C C

2020年9月20日、レアガチャに実装された、初期レアリティ☆4、水属性のサポートタイプキャラ。
Chargeディスクを三枚持つため、単体でCharge コンボが可能。

全体的にCharge寄りの性能であり、コネクトは対象の味方のChargeディスクダメージと与えるダメージを大きくアップさせる効果。

マギア「うまみ倍増・駄菓子ミサイル!」とドッペル「郷愁のドッペル」は敵全体にダメージを与えて確率で暗闇(ドッペルでは確定で付与)状態を3ターンの間付与。
さらに味方全員のCharge後ダメージを3ターンの間アップさせ、自身は3ターンの間MPが回復するようになる。

精神強化で解放できる固有スキルは1ターンの間敵単体の防御力を大きく下げる「ガードダウン」。
他のCharge専門魔法少女と同様にCharge Combo時に増加するCharge数を増やすアビリティ「チャージコンボプラス」も解放可能。

■イベントストーリーの潤

◆ガールズ・イン・ザ・フッド


潤の初登場イベント。 


ひょんなこと(持っていたヨーヨーを落とした)から出会った引きこもりの少女、 三輪みつね やあした屋の子供たちとの交流を描く。
(またストーリー内ではあした屋を訪れた生前の 雪野かなえ とも知り合いになっている)

みつねは潤と出会い、あした屋や他の場所で一緒に過ごす時間の中で外に出ることが普通に出来るようになる。

しかしみつねは魔女に襲われやすく、魔法少女の素質も持っていた(普通の人には見えないキュゥべえが見える)。



みつねが魔法少女になることには否定的であり、魔法少女のことを知った彼女が「魔法少女になれたら」と話した際に「ダメだ!」と言ったことで気まずい雰囲気になってしまう。

帰ってしまったみつねを追いかけようとしたが、かなえの提案で彼女と共に海を見に行くことに。 

「魔法少女になってほしくないなら、魔法少女のことをしっかり話した方がいい」 というかなえの言葉に「魔法少女になってほしくはないが、みつねは(外に連れ出してくれた)自分のことを過大評価している」と話す。

さらに「外の世界に憧れているみつねに、自分が居なくても外に出られるようになってほしい」と思っていること、そばにいたいがもうすぐ神浜の外へ引っ越してしまうことを明かした。


「大事なものは魔法じゃなく
自分の力で守るしかねェんだ」

「…大事なもの…」
「アナタにとって…それは…」


「そりゃ、あした屋に決まって…」


潤の頭の中に浮かんだのは子供たちとみつねの顔。
いつのまにか大切なものが増えていたことに気づき、「やるべきことが分かったかも」とかなえに話し彼女に礼をした。



そして次の日、訳あって魔女の結界(新西区の廃ビル内)のすぐそばにいたみつねを助けるべく無免許ノーヘルでかなえのバイクに乗り回し彼女の下へ辿り着く。

「魔法がなくてもやっていける」ことを証明するため、あえて変身せずにお手製の爆弾(※良い子のwiki籠りのみんなは真似しちゃダメ)を使って魔女を撃破。
廃ビル内がガス漏れしていたためビルごと大⭐︎爆⭐︎発してしまうが、直前にバイクで脱出したため無事だった。
(実は魔女はまだ生きており、かなえがトドメを刺した)

みつねに「魔法なんかに頼らなくったってお前はなりたかった自分になれる」とエールを送り、再会を約束して彼女と別れた。

「いつかまた、あした屋でな!」









そして2年の時が経ち、潤が神浜に戻ってきた所でストーリーは幕を閉じる。

「あいつら、元気にしてるかなァ?」




「まァ正直なトコ…」


「…神浜の事情は
だいぶキナ臭ェみてェだけど」



「さて、と
明日は、いつかの約束通り…」

「みつねやバァちゃんに
顔見せに行くかな!」

◆祈りと弔いのハロウィン城



みふゆ「とっても楽しいパーティですね」
やちよ「ふふっ、見て みんなも楽しそうよ」



2020年のハロウィンイベント。
ストーリー冒頭にて、様子がおかしくなった十七夜に噛まれパーティの参加者になっていた伊吹れいら・桑水せいか・相野みと、千秋理子・眞尾ひみか・矢宵かのこ達と共に登場した。






追記・修正はよく冷えたラムネをキメつつお願いします。























項目を見ているwiki籠りの諸君は気づいただろうか? 
「ハロウィン城」での再登場について、いくつか不審な点がある。








  • やちよは「みんな楽しそう」と話しているが潤だけ笑っていない、悲(寂)しそう・もしくは不満そうに見える
  • 実際にアプリで該当シーンを見ると分かるが、潤以外の魔法少女は映った際何かしらのポーズや動きがあるのに対して潤は立ったまま動かない
  • イベントにはやちよ達生きている魔法少女だけではなく雪野かなえなど亡くなった魔法少女も登場している
  • イベントのサブタイトル「生者は惑い死者は黙する」







一体、彼女に何があったのだろうか?



















以下、ネタバレ














◆ディペンデンスブルー


2021年3月(潤の初登場から半年後)に開催されたネオマギウスの再結成(メインストーリーII部3章と4章の間)を描いたイベント。


魔法少女になったみつねがイベントと同時に実装、ピックアップガチャが開催され、さらにネオマギウスの魔法少女をピックアップしたガチャも期間限定で登場。
告知にはピックアップ対象として既に実装されていた 宮尾時雨 と安積はぐむ… そしてなぜか潤の姿もあった。
その理由については後述。


みつねやネオマギウスの魔法少女と共にイベントストーリーの主役として登場。


+ みつねとの再会
「ガールズ・イン・ザ・フッド」の後、みつねは再び引きこもりに戻ってしまう。

彼女にとって潤は自分を外へ引っ張ってくれる「手綱」のような存在だった。
それを失ったことで自暴自棄になったみつねはキュゥべえと契約。

「潤、どうして…」

「そりゃァこっちのセリフだぜ
なんで魔法少女なんだよ…」


その後、潤は魔法少女になったみつねと再会する。
みつねは魔法少女になった後、外に出て生きていくために「スマートで格好良くて笑顔の弾けるヒーロー」という偽りの自分を作って戦っていた。


みつねを魔法少女にしてしまったことに責任を感じており、彼女の「偽りの自分」を本物にしようと提案。 
2人で宝崎市の平和を守る活動をすることに。

潤は人々が知るみつねを偽りのみつねに変え、今度は世間を手綱にして彼女を変えようと考えていた。



「あたしらに会ったのが運の尽き
自分の悪事を後悔しなァ」






みつねと共に宝崎に起きた異変(小さな事件・事故の増加)を解決しようとしており、はぐむの鞄をひったくった犯人を捕まえた際にネオマギウスの藍家ひめな達と出会う。


同じく異変解決(神楽燦が遊狩ミユリと共にネオマギウスに加わる条件として出したテスト)のために行動していた彼女たちを自分とみつねの仲間に加えようとしたが断られてしまった。
その後逆にひめなから誘われネオマギウスの仲間になり、彼女たちの魔女退治に協力。


しかし、宝崎の異変の原因がみつねが無意識に使っていた固有魔法であることが判明。


「魔法少女になったことと
今回のこと」
「2回分の失敗が
あったのかもしんねェ!」

「でも、3度目の正直があんだろ!」


ショックを受けるみつねを励まそうとするも、彼女は罪の意識を感じ「1人でケジメをつける」とドッペルを使用。
ひめな達共々記憶を改竄されみつねのことを忘れてしまった。



そのままネオマギウスの一員としてひめな達と行動していたが、記憶の綻びを追う中で再びあした屋に訪れみつねのことを思い出す。
思い出す前になぜか「あした屋に行くべきではない」という思いが潤の中にあったが、それは記憶を消される前に「みつねが変われるまであした屋には行かない」という縛りをかけていたからだった。



1人で(燦の大切な青年会の人たちを攫った)魔女を倒そうとするみつねを助けるべく、ひめな達と共に彼女がいる宝崎の魔女の結界へ向かうが…。



※さらなるネタバレ注意












結界内で分かれてみつねを探し、他のメンバーより先に最深部で魔女と戦闘していたみつねの元に辿り着く。

「あたしになんて
なんなくていいんだよ」

「みつねは三輪みつねっつー
魔法少女になりゃいい」

2人でもう一度変わることを決意し、そのスタートラインに立つために魔女と戦う。

追い詰められてしまうが潤に続いて駆けつけた時雨とはぐむに助けられ、4人で力を合わせて魔女を倒すことに成功した







…と、思われたが
生きていた魔女から瀕死の重傷を受けてしまう。


遅れて到着したひめな・燦・ミユリが潤を助けるために魔女と戦う中、倒れたままみつねとこれまでのことを振り返る。


そしてひめなたちは今度こそ魔女を撃破。
潤はみつねに 「強くなって周りの人々を引っ張ってやれ」 とエールを送る。
あした屋で別れたあの時と同じように。



結界、解けたよ…
グリーフシードももうすぐ…

ガキ共とみつねと…
あの北養の景色を見たかった…


潤…


出会いもありゃ、別れもある…


それ以上、続けないで…




また…


やめて…!


それ言ったら、帰ってこない!
潤、また帰ってこなくなる!





いつかまた、あした屋でな…



みつねは時雨から渡されたグリーフシードを使おうとしたが時すでに遅し。
潤は命を落としてしまった。




「いや、潤!」

「いつかまたなんて、
もう、なくなっちゃうよ!」




潤の死にショックを受け生きる希望を失ったみつねは生きるために改竄の固有魔法を自分自身に使用。 

「潤は親の転勤で海外に引っ越した」
「強くなっていつか再会する」
という偽りの記憶を持って生きることになった。

時雨「悲しいけど、飾利さんの想いを
三輪さんは生かした…」
「強くなって
みんなを引っ張るために…」

そして結束したネオマギウスは、自分たちの夢のために動き始める。




要するに、「ハロウィン城」の潤は既に死亡していたのである(ハロウィン城の時系列はII部4章の後、潤の死は3章と4章の間であるため辻褄が合う)。

ネオマギウスのガチャでピックアップ対象になっていたのは、短い間とはいえネオマギウスのメンバーとして活動していたため。



イベントストーリー内で死亡する魔法少女は、黒羽根(匿名希望)などのモブキャラを除くと更紗帆奈に続いて2人目となる。


◆その後のメインストーリーでは

「ディペンデンスブルー」ではネオマギウスの「魔法少女を知ってもらう・認めさせる」活動目的についてひめなから聞いた際に「認めてくれさえすれば誰も傷つけないわけだろ?」と話していた。

…が、潤の死後再始動したネオマギウスは

  • 遊狩ミユリが広江ちはるの腕を切断して大怪我を負わせ、無理やりキモチの石を奪う

  • 時女一族の魔法少女たちをみつねのドッペルで洗脳しようとする(阻止された)

  • さらにひめなはみつねにドッペルを使わせ神浜市長選挙に参加している西側の候補の目的を改竄、東の人々を苦しめる

  • 挙げ句の果てには神浜市に住む人間全員に魔法少女のことを認めなければ飲食ができなくなる電波を流す

など、
潤が話していた「誰も傷つけない」とは180度違う過激な方法で目的を果たそうとした。


結果、みつねは自分を変えるどころか罪を重ねることになり「私はヒーローにはなれない」と再び絶望。
魂へのダメージによって下半身麻痺になり、自身にかけた改竄の魔法も解け潤の死を思い出している。



最終的にユニオンとの決戦で敗北したひめなは前述のような過激なことはしないと改心し、みつねの下半身麻痺もウワサの力で治った(II部エンディング)。


ネオマギウスのメンバーで唯一死亡してしまった潤。
ハロウィン城のあの時、命無き彼女は何を考えていたのだろうか。

II部エンディングには魔法少女それぞれのその後について書かれているが、みつねの下の部分は空白になっている(死亡した魔法少女については書かれていない)。 

彼女が生きていたら、きっとこの部分も埋まっていたのだろう…。



■マギア⭐︎レポートの潤


「風通しはよくないかな」

シーズン2#223ではみつねの台詞の中に名前だけ登場。
その後シーズン2#243にて本人が出たが、かなえや更紗帆奈・観鳥令といった死亡した魔法少女と共に登場しておりマギレポの世界でも死亡していたことが判明する。

ハロウィン回であるシーズン2#254で再登場。
みつねの隣に座って彼女がコンビニで買った物をコッソリ食べていた。
死亡しているためみつねや一緒に居た魔法少女・入名クシュには姿が見えず、みつねは自分のレジ袋の中身が多く減っているのを見て不思議がっていた。


シーズン2#292にも登場。
冒頭のセリフは、この回でみつねの心の中について話したときのもの(ちなみにマギレポの方は2023年現在セリフが非常に少なく、台詞はこれくらいしかない。後は#243で「あっ」と一言話したくらい)。
かなえ達と共に爽やかな人の心へ引っ越そうとするが…。









「追記・修正は彼女のことを忘れない人にお願いします」








出典:マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(2017年8月22日~)より
©Magica Quartet/Aniplex・Magia record Partners


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最終更新:2024年02月12日 12:22

*1 昔は友人とあした屋で会っていたが、全員あした屋を卒業して来なくなってしまったため