登録日:2026/10/29 (木曜日) 07:43:36
更新日:2026/10/29 Thu 07:44:13NEW!
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i‑Cybie(アイサイビー)とは、2000年代初頭に香港のSilverlit社が
「AIBO? あれ高いしウチもなんか作ろ」という軽率なノリで召喚してしまった、
16モーター搭載の半自律型ロボット犬(?)
である。
なお、公式は「ロボット犬」と主張しているが、実際の挙動は
犬:30%
ロボット:30%
新手の
妖怪:40%
くらいの配合比率で構成されている。
概要
ぱっと見は犬。っていうか顔以外AIBO。
動き出すと犬ではない。
基本構造
頭部ユニット
- 音声認識マイク
- 音センサー
- LED目(状態表示:緑/赤/点滅)
- タッチセンサー(頭)
胴体ユニット
- メインCPU(16bit)
- RAM 8KB / ROM 512KB
- 姿勢センサー(傾き検知)
- 動作センサー(ガードモード用)
- IR通信ユニット(他ロボと通信)
- スピーカー(音声・効果音)
- バッテリー(Ni-Cd)
脚部ユニット(×4)
- 各脚に複数のモーター
- 脚位置エンコーダ(角度検知)
- ジャム検知(動作停止)
- 歩行制御システム
主な特徴
16個のモーターを搭載し、多彩な動作が可能。歩行、座る、伏せる、耳を動かすなどのアクションを実行できる。
ただし突然倒れてガタガタ震え始める。自己診断だと言うが完全にホラー。
センサー類
i‑Cybie は複数のセンサーを搭載し、環境に応じた自律行動を行う。
- 音センサー:拍手や声に反応
- 壁センサー:障害物回避
- 段差センサー:落下防止
- 動作センサー:ガードモードで動体検知
- 姿勢センサー:転倒時に自力で起き上がる。
逆に怖い
- タッチセンサー:撫でると反応
- IR通信:他の i‑Cybie やロボチ(ROBO-CHI)と通信。何を話しているのかは誰にもわからない。
音声認識
ユーザーの声を学習し、特定の音声コマンドに反応する。
気に入らない声は完全無視してないか、という未確認情報も。
拍手コマンド
拍手の回数によって芸を実行する「Clap Command」機能を搭載。
拍手の回数で逆立ちする。犬とは
感情表現
目のLEDの色や点滅で状態を表現する。
- 緑:通常
- 赤:興奮
- 緑点滅:しょんぼり
- 緑チカチカ:眠い
- 片目赤・片目緑:Sick(エラー状態)
SICKのときの顔は普通にバグったロボットなので夜中に見るのは非推奨。
自律行動
周囲の環境を認識しながら歩行・探索する。
自動充電(対応充電器使用時)
専用の「Walk‑up Charger」を使用すると、バッテリー残量低下時に自動で充電器に戻る機能が利用できる。
犬なのに人間語を話す
おまえやっぱ犬じゃねえだろ。
しかも声が妙に機械的で怖い。
価格
当時の価格は
150〜200ドル(日本では2〜3万円台)
AIBOの10分の1で買えるロボット犬として話題に。
しかしユーザーの感想は
「安いけど、安いなりに怖い」
で一致している。
AIBOとの比較
| 項目 |
i‑Cybie |
AIBO(SONY) |
| 発売時期 |
2000年代初頭 |
1999年〜 |
| 価格 |
約150〜200ドル(日本2〜3万円) |
15〜25万円前後 |
| メーカー |
Silverlit(香港) |
SONY(日本) |
| モーター数 |
16 |
20以上(モデルにより異なる) |
| センサー |
音・壁・段差・動作・姿勢・タッチ・IR |
カメラ・距離・タッチ・音・加速度など多数 |
| 音声認識 |
あり(ユーザーの声を学習) |
あり(高度) |
| 自律行動 |
あり |
あり(より高度) |
| 感情表現 |
LEDで状態表示 |
表情・動作・音声など多彩 |
| 芸(トリック) |
拍手コマンド・音声で実行 |
高度な動作・学習可能 |
| 自動充電 |
対応充電器で可能 |
可能 |
| プログラミング |
改造でC言語対応(非公式) |
公式SDKあり |
| 市場評価 |
低価格帯のロボット犬として人気 |
高級ロボットペットとして世界的評価 |
歴史
1999〜2000:開発期
香港の ''Silverlit Electronics'' が犬型ロボットの開発を開始。当時のロボットペット市場は SONY AIBO が牽引しており、Silverlit は「低価格で多機能なロボット犬」を目指す。
2000年:初公開
''2000年 東京おもちゃショー''でプロトタイプが展示される。この時は顔もゴーグル状で耳以外は完全にAIBOだった。トミー(現タカラトミー)が日本での販売権を取得。海外のTOY SHOWでも注目を集める。
2001年:商品化に向けた改良
センサー類・音声認識・自律行動などの機能が強化される。完成度が高まり、量産体制が整う。目が左右に分かれて丸くなり、AIBOから離れた。
2001〜2002年:海外で販売開始
北米・欧州などで販売。価格は
150〜200ドル
と、AIBOの10分の1以下。
2003〜2004年:日本で販売
日本では
ぷらっとホーム
が販売を担当。価格は
32,800円
。カラーはゴールドとブルー。
2004年:研究用途で注目
なぜかロボットハッカーたちの玩具として覚醒。ハッカーコミュニティで解析が進み、C言語で制御可能な「Super i‑Cybie」改造やSDK(開発キット)が登場。
自律ナビゲーション実験、Yale大学で毒物検知ロボット化など、もはや「安価な研究用ロボット」としての地位を確立してしまった。
アーティスト・研究者 Natalie Jeremijenko がi‑Cybie を
環境センサー搭載ロボット
として使用。
2005年以降:生産終了、しかし愛好家に残る
商業的には大成功とは言えなかったが、低価格で高度なロボットとして愛好家に支持され続ける。
この項目もi‑Cybie同様、たまにバグります。見つけたら追記・修正お願いします。
最終更新:2026年10月29日 07:44