登録日：2011/04/25(月) 21:46:59
更新日：2023/08/15 Tue 21:05:45
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岳南鉄道とは、国鉄
東海道本線吉原駅から岳南江尾間約9.3kmを結ぶ鉄道路線である。
路線記号は
GD。
概要
貨物輸送を主として設立された為、最盛期には殆どの駅・信号所から沿線工場へ引込線が分岐し、一時は側線・引込線の総延長が本線のそれを上回って居た事もある。
残念ながら、輸送手段の変化等により大半の引込線は廃止＆撤去されたが、2010年代初頭まで沿線の数箇所が鉄道貨物輸送を利用していた。
しかし2011年1月、
JR貨物から岳南鉄道へ
という通達がなされ、2012年3月16日を最後に岳南鉄道の貨物列車は姿を消した。
いくら最盛期に比べると減っていたとは言え収益の柱を一つ失ったため、2013年4月より鉄道線の運行を岳南鉄道株式会社の100%子会社である岳南電車株式会社へ移管している。
富士急移管後は路線そのものが「日本夜景遺産」に選ばれたこともあり、夜景を楽しむ観光列車の運行など新たな収益策を打ち出している。
車両
現役車両
元京王井の頭線3000系。
7000形は単行で赤色に塗られ新赤ガエルとして、8000形は2両編成で緑色に塗られている。
また8000系には「がくちゃんかぐや富士」の愛称がつけられている。
なおモハ7002号は故障のために2018年7月を以て運用を外れ、廃車となった。
モハ7002号の代替として、富士急行1200形1206編成を廃車後に譲り受け、整備を受けたもの。元を辿ると京王電鉄初代5000系デハ5124-クハ5874の2両で、都合3社目の活躍場である。
改造内容は塗装の変更、岳南電車仕様のワンマン運転機器の搭載、座席モケットの張替え、先頭部の連結器の交換ぐらい。
元々は松本電鉄（現:アルピコ交通）上高地線のダム工事資材輸送用として1965年に導入され、使命を終えた1972年に同線入り。
当時の国鉄EF60形を小型化したようなデザインとなっている。
現在は2両揃って岳南富士岡駅にある「がくてつ機関車ひろば」に展示中だが、1両は車籍が残されている。
過去の車両
元東急初代5000系で、岳南鉄道では赤色に塗られたため赤ガエルと呼ばれた。
5001編成は末期には再び緑色に塗られ青ガエルとして運用されていた。
開業時から全て中古車で占められて居り、またその変遷も複雑極まりない。
モハ101
クハ102
クハ1210
モハ106
モハ38
モハ201
クハ21
モハ601
モハ1101
モハ1102
モハ1103
モハ1105（汽車会社製ステンレス試作車で、後に大井川鐵道に譲渡された）
モハ1106
この電車達から所謂今日の岳南色(赤に白帯)となる。
元小田急1200形(1967-1974)
元小田急1400形(1967-1976)
元小田急1350形(1969-1981)
- モハ1601・1602
- モハ1108
- クハ2601・クハ2106
元小田急1600形(1969～72-1981)
元小田急1900形(1976-1981)
最盛期には同時に7輌もの機関車が在籍し、貨物廃止時点で4両が在籍していた。
以下はその一覧
ED4012
ED4013
デキ1
デキ2
デキ3
ED3011(岳鉄唯一の新製車)
ED291
ED311
ED321
ED271
ED281
ED103
ED501
駅一覧
元々は日産自動車の工場前だったため日産前を名乗っていたが、工場がジヤトコに移管したため1999年から現駅名に。
富士急バス･吉原中央駅乗り換え
岳南電車の本社と保線区がある。
車扱貨物の発着駅であった。
駅舎の中に鉄道模型店とレイアウトが存在する。
駅構内側線を「がくてつ機関車ひろば」として一般開放している。
駅名の由来となった須津湖が近くにある。
須津地区の中心地。
終着駅。「がくなんえのお」と読む。
岳南電車に詳しいアニオタ民同志による追記修正をお願いしたいです。
最終更新：2023年08月15日 21:05
