スライム・クライム(Fall Guys)

登録日:2022/08/11 Thu 19:03:09
更新日:2023/11/17 Fri 15:47:16
所要時間:約 7 分で読めます





画像出典:『Fall Guys』 2022年3月25日発売
開発:Mediatonic、販売:Epic Games
©2022 Mediatonic Limited.


スライム・クライムは、ゲーム「Fall Guys」に登場するステージの1つ。シーズン1から登場する最古参ステージの1つである。


概要

Fall Guysのレースステージの1つ。
本来レースステージは途中で落ちても先着が定員で埋まりさえしなければチェックポイントから復活することができるが、このステージではステージ開始と共にピンク色のスライムがどんどんとせりあがっていく。
そしてそのスライムの中に落ちると一発アウト(敗退)という「どくどくタワー」方式のステージとなっている。

ギミックも幾重に重なる上、ほぼノーミスが求められるステージということもあり難易度は非常に高い。その代わり定員は無くクリアした人全員が次のステージに進むことができる。

初期のゲームではクリア率3割、ひどい時には30人近くいた人数が1ケタや全滅ということも大いにある「みんなのトラウマ」的ステージだったが、攻略法の確立とプレイヤーの減少による相対的技術の向上により、クリア率は5割近辺まで上昇している。基本無料になったことで再び多数の脱落者が出るようになってもいる
それでも多くのプレイヤーが苦手とすることには変わりがなく、特に「死に覚え」ができないという事から嫌うプレイヤーも多い。

だが、ここをクリアすればライバルがごっそり減ることから優勝へ大きく近づくことになる。安定的にクリアできるようになればもう中・上級者の仲間入りだ。

現在は期間限定モードとして「スライム・クライム・タイム」が行われることもあり、このモードではスライム・クライムを最大40人スタートで2ステージ連続で行い、生き残ったプレイヤーでファイナルを戦うことになる(生き残った人数が多い場合は3戦目はレース式スライム・クライムになることもある)。慣れない人はこのモードで腕を磨くもよし、また必然的にライバル数が削られていくため「レースで1位」を取得しやすいモードとして使うもよし。

コースの紹介

全体的にコースはつづら折りになっている。

スタート~1段目

スタートから左に曲がり坂を上がる。ただ、40人近くが一斉に動くため、あまりインを取りすぎると押し出されて開始数秒で落下ということもあるので焦りすぎてはいけない。
坂の両サイドには三角形のバンパーが設置されているがよほどの事が無い限り当たることはない。
しかし、バンパーの上に乗ることで2段目にショートカットすることができる。
難易度も低く手軽なショートカットだが、大勢が利用するため奪い合いになる上、スタート直後=スライムが上がってくるまでの時間が短いためここで下手にもたもたしていると即アウトとなる。
無理と感じたら潔く遠回りしよう。

2段目

3連ピストン。ピストンの間には広い待避所があり、道幅も広くピストン自体も遅いためそこまで脅威ではないが、押し出されると高い確率でリトライの余裕も無いままスライムに飲み込まれる。

バージョンによっては赤いバネ床が3つ設置される。このバネ床はこの後の段にも登場するが、全て麓側に吹っ飛ぶよう設置されているため、踏めば終わりと考えて間違いない。
ただ、この段では幅広い間隔で3つジグザグに設置されているためよほどの不注意か押し出しが無い限り避けられるだろう。

3段目

前方にある砲台から大玉か丸太が飛んでくる。
大玉は多少ブレがあるとはいえ道の左右にいれば避けられる大きさのため、大して脅威にはならない。
しかし、丸太の場合は道幅いっぱいの長さの為必ずジャンプして超える必要がある。変に巻き込まれると事故的に流され真っ逆さまとなることもある。

4段目

2連ピストン。しかも今度はピストンの間は下の段に落ちる溝となっているためタイミングよくジャンプで飛び移らなければならない。
ピストンは一定の周期で連動しており、ある周期ではピストンが両方同じタイミングで押し出してしまうためこの周期で出てしまうと落ちてしまう。ただどの周期にしても場所の奪い合いになるため素早いジャンプが必要。

バージョンによってはピストンがファンとなり、ファンの上に落ちると空中に浮きショートカットも可能。ただやり方が少々難しい。

2段目同様バネ床が中央に2個設置されるパターンもある。ここもボーっとして踏むことが無いよう注意したい。

5段目

ベルトコンベア&移動する棒。
下方向に流れるベルトコンベアを横移動しつつ、コンベアの境目で移動する棒を避けていく。
変に棒に引っかかってしまうとそのまま4段目、最悪3段目まで落ちてしまうため焦らす1本ずつ慎重に進んでいきたい。

6段目

丸太渡り。
スライム・クライム初心者にとって大きな壁。
2本の丸太橋を渡り途中で1本の丸太橋に飛び移る。構造自体は同じくシーズン1登場の「ヒットパレード」を始め他のステージでも登場しているため慣れれば簡単に渡ることができる。
しかし、時折この丸太では待ち伏せして立ちふさがる、通称「弁慶」をするプレイヤーがいる。
弁慶は渡ろうとするプレイヤーを掴んだりジャンプを妨害し下の5段目かあるいはスライムに突き落とす。上手く弁慶の妨害をジャンプでかわすか、あるいはいないうちに見計らって進むか、万が一クリア自体無理だと感じたら掴み返して共に地獄へ行こう。
難易度は高いが実は丸太から壁に向かってジャンプすればショートカットできる事も可能で、もし弁慶をするプレイヤーがいたら一泡吹かせてやるのもいいだろう。

バージョンによってはこの丸太地帯が低重力ゾーンとなる場合があり、その場合は5段目の下からジャンプで丸太に届き、そのまま7段目まで飛ぶことができる。この場合だと弁慶も無意味になり難易度は大幅に下がる。

7段目

スライム&回転ハンマー
スライムで滑りやすい中で横に回転するハンマーを縫って移動する。変にぶつかってしまうとピンボールの如く連鎖してコントロールが効かなくなってしまう。
壁際が一番の安全ルートなので余程のチャレンジャーでない限りはおとなしく進んでおこう。

8段目

4連ピストン。
2段目と仕組みは同じだが、ピストン1本あたりの幅が短いものの、道は狭く待避所も狭い。さらに最後のピストンはかなりの速さであり、このピストンで容赦なく下段に叩き落とされるプレイヤーも多いまさに「笑う棺桶職人」。

バージョンによっては例によってバネ床が設置されるが、今度はジグザグに4つ設置。下手に律儀な回避をするとうっかり踏んでしまい飛ばされてしまうため、ジャンプで飛び越すのが正攻法。

9段目~ゴール

最後のL字カーブ。スライムが塗られた坂を上り右に曲がってホームストレートを突破できれば念願のゴールである。

しかし、コース右側は何もないためここに落ちたらこれまでの苦労が水の泡となる。クリアへのプレッシャーも大きくのしかかる場面であり、最後まで油断はできない。

バージョンによって様々なタイプがあり、「大玉」以外は最初の坂は棒となっている。
坂とストレートが5段目に出てきた左右する棒で構成される。かなり密集しているため動くタイミングを上手く判断してかわせるかが鍵。
  • 振り子
最後のストレートに振り子が設置されている。勢いが大きいため当たると致命傷だが、当たるタイミングが短いため回避はしやすい。
  • ハンマー
最後のストレートに横(スライム溜り)方向に飛ばすハンマーが3基設置されている。触れただけでも致命傷だが、回避できるルートがあるため焦らずゆっくり進めばクリアできる。
  • ファン
巨大扇風機がホームストレートを往復しプレイヤーを押し出そうとする。タイミングを見計らい突破すればあとは障害物もないためゴールへ一直線だが、下手に躊躇うとモロに喰らい続け真っ逆さま。また、坂の部分まで扇風機は来るため、坂で上っている最中に扇風機で押し戻される→棒を喰らう→落ちるというコンボも無くはない。
  • 丸太ブランコ
最後のストレートに巨大な丸太ブランコが往復する。勢いは一番大きく、これに吹っ飛ばされるとほぼ助からない。さらにブランコの前からベストタイミングで速度ゼロから加速してもギリギリゴールに間に合わないため、ある程度加速をつけた状態で突破しなければならないという一番難しい設定。
ただし両端だとギリギリ当たらないので、落ちないように調整しつつ進む手もある。
  • 大玉
坂めがけて砲台から大玉が発射される。しかも発射タイミングはゴール前に設置されたスイッチを他のプレイヤーが押すことで発射される。ただ、2段目同様左右にいればほぼかわせるため難易度は低い。

また、正攻法以外にも2つの進み方がある。

  • イータスハンマー
坂の手前でゴール方向に回っているハンマー。上手く吹っ飛べばトラップを無視してゴールできるほか、1位狙いで競っている時であれば大逆転も可能。もちろん事故る確率も高い。
  • 低重力回転床
L字のルートのくぼみ部分に設置。低重力エリアの中の回転床で回されながらタイミングを計りジャンプしてゴール前に飛ぶ。
設置されておりこっちが得意ならトラップを気にせずにゴールまでいける。ただし慣れるまでは吹っ飛ばされる上、回転床自体7~8段目相当の位置にあるため、ある程度スライムよりリードしている状態でないと使うことができない。

尚、スライムは残り2秒の時点でゴールまでを覆いつくすが、大玉発射スイッチはちょっと盛り上がっているため全て覆いつくされても最後飛び込めばギリギリゴールすることができる。


余談

  • 近未来を舞台にしたSeason4ではスライムスクレイパーという亜種も加わり、こちらもプレイするたびにそれぞれの段差でギミックが変わる。
    スライム・クライムと比べるとショートカットできる場所が少ないため一度でもミスすると挽回は厳しいが、最後のジャンプ必須の移動床で弁慶をするプレイヤーも時折いる。

  • 5段目と最終段に設置される棒になりきれるスキンが存在し、スキン名は「ぶよぶよボラード」。ボラードとは自動車を進入させないように、道路や広場などに設置されている杭のこと。このスキンを着て棒地帯で立ちはだかる物好きもいるらしい

  • このステージに限らず落下したらアウトという目印やつるつる滑る床として登場しているピンク色のスライムだが、実はイチゴ味らしい。どちらかといえばこれほどの量をどう用意しているのが気になるが……

追記・修正は初見でスライム・クライムをクリアした方がお願いします。

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最終更新:2023年11月17日 15:47