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各種車両2 - (2011/11/13 (日) 17:42:37) の1つ前との変更点

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#contents ---- **自衛隊で使われている輸送トラック等も、富士重工の物ですか? いすゞのフォワードとか市販車ベースのもあるよ。 普通の版売店が納車してるから、特殊エンジンじゃ無いと思う。 #right(){(47:バーナー保守員 ◆UpHosyuUiU)} **IFVとAPCの違いがいまいち分かりません。 IFV(Infantry Fighting Vehicle)歩兵戦闘車 APC(Armored Personnel Carrier)装甲兵員輸送車 本来の単語の意味からすれば差は無いだろね。 もし90式スレのことを言ってるなら、IFVは装軌装甲車で、 APCは装輪装甲車のことを言っていると理解するといい。 装軌のAPCもあるんだけどね。M113とかさ。 装軌と装輪の差は大きいよ。搭載可能な火砲とか装甲の差とかね。 #right(){(50:594)} IFVとAPCだけれども、歩兵戦闘車と装甲輸送車とい類別は正しいからいいよ。 でも、装軌装甲車がIFVで、装輪装甲車がAPCというのは、それは違うぞ? IFVとAPCは、機能の違いで、装軌式装甲車と装輪式装甲車は、機動方式の違いであって、両者は等号結ばれるわけじゃないよね。 というか、装軌式のAPCはM113をはじめとしていくらでもあるし、装輪式のIFVもチェンタウロのIFV版とか モワグのLAVとか欧州協同で今開発している奴とか、いくらでもある。 #right(){(50:名無し土方 ◆cDIj6u5gc.)} **クリスティー式懸架装置について詳しく教えて下さい。 よく戦車の転輪に駆動装置、走行装置をつけ、キャタピラを外せば、そのままタイヤ式の装甲車になる物とか解説されてます。 実際は、コイルスプリングを車体内に内蔵し、邪魔なスプリングが無いおかげでサスペンションのストロークを大きくし、 不整地の走破性能を増したものとして、戦前のアメリカの特許を取っています。 車内にスプリングの箱が置かれて邪魔なことと、コイルスプリングの懸架性能の問題から、戦中にはトーションバーの方が有効とされています。 #right(){(50:651)} **M2ブラッドレーの後部装甲はそのまま倒れてハッチとなりますがどんな時に使ってるんでしょう? 言いたい事がわかんないけど、車体の後部のこと? それなら予想の通り、あそこから歩兵が出入りするんですよ。ちなみに6名の歩兵が 収容できる能力があります。ガッパリと。扉ごと開きますよ。展開時にそっちの方が効率的でしょ? #right(){(51:855)} **映画、ブラックホークダウンを見て思ったんですがハンヴィの窓ガラスに銃弾が被弾したときに、ヒビが入りましたが防弾じゃないんですか? 拳銃弾でも、当たれば貫通はされなくともヒビが入ることはよくあります。 ライフル弾になると、止められる防弾ガラスは限られてきます。 #right(){(53:124)} **アメリカのジープがフロントウインドウを倒すのは何のためなんですか? アメリカ陸軍では「ジープは馬と同じに扱え」てな感じの伝統があって、 雨雪が降っても、幌やウィンドウは立てないのだそうだ。 それに気付いたドイツ軍が、首切りワイヤーを設置。 それに対してアメリカ軍はウィンドウを立てるのではなく、ジープ前面にワイヤカッターを付けるようになった。 これは戦後のケネディージープでも標準装備になっている。 #right(){(54:593)} **BMP-1の低圧砲はテクニカルに載せて撃てるほど反動が少ないようですが、砲というより「でかい擲弾筒」とか「直射迫撃砲」みたいな認識でいいでしょうか? あの低圧砲の原型は無反動砲だから。 初速が小さく、発射後はロケットブースターで補助するし。 迫撃砲や擲弾筒と違って後装式だから、グレネードランチャーだな。 #right(){(俺初質スレ710:871)} **ゴム履帯式装甲車(当然、破断防止策をした上で)の有用性はいかがなもんなんでしょう? >装軌と装輪のいいとこどりってわけにはいかないのでしょうか? ゴム履帯といっても、実際には内部には鉄線が入っており、ここに負荷がかかるため、寿命が短いのが ゴム履帯の欠点です。WIESELに使用されていたゴム製履帯は、3000kmほど走行すると、 突然切れてしまう形で寿命が来てしまうそうです。車体の片側を宙に浮かせるしか交換する手段はありません。 もちろん、被弾時、被雷時のダメージにも弱くなります。といって、駆動系は金属履帯と同じですから、 装輪のように路面速度が出せるわけではなく、軽量(多少)、静音はメリットですが、いいとこどりとは言えません。 このため、軽量の金属履帯と代替され、これにゴムパッドをはめて使う形になっています。 重量もゴム履帯よりわずかに重いだけです。ゴムパッド方式はレオパルトにも使用されており、 どちらかと言えば、この軽量化履帯+ゴムパッドがいいとこどりと言えるかも知れません。 ゴム製履帯が適しているのは、比較的軽量でパワーも低い、BV-206Sなどに限られるようです。 アルミ製履帯も開発されたことがありますが、使い物になるレベルにすると軽量鋼鉄履帯と 重さがあまり変わらず、急激な負荷がかかると保たないことがわかり、普及していません。 #right(){(686:system ◆systemVXQ2)} **対空車両は自前のレーダーを備えたタイプのほうが多いですか? 対空車両には2種類あって、一つは車両に対空兵装と捜索/照準レーダーを 積んでる自己完結型の車両。レーダーを積んでなかったり照準用のレーダー しか積んでない車両もあるけど。 これは護衛するべき部隊と一緒に行動して、主に短距離の防空を担う。 もう一つは、対空兵装を積んだ車両/捜索レーダーを積んだ車両/予備の弾薬を 積んだ車両/指揮通信システムを積んだ車両/各車両用の電源車や通信中継車 といった複数の車両で構成されるもの。これは特に「防空ミサイルシステム」と 総称されたりする。 これはある特定の地域そのものを防空するもので、頻繁には移動せずにある地域の 上空空域を広くカバーする。 その性格上対空兵装も中/長距離の射程を持つ。 前者の代表がドイツのゲパルト対空戦車やアメリカのアヴェンジャー。 後者の代表がかの有名なパトリオット(ペトリオット)。 #right(){(279:250)} **陸上自衛隊戦闘車両でも、廃車になった車両からの「使い回し」があるのでしょうか? あります。 正規では故障箇所を部品交換する場合は野整備部隊が補給部隊へ部品請求し送られてきた物 (もしくはストックとして持っていた物)を取り付けるようにします。 しかし、至急に動くようにしなければならない場合や部品の補給の目処が立たない場合は 応急の策として廃車等から部品取りするのは一般的です。 #right(){(283:ドカン・オオカミ ◆s6tJH5.VuA)} **タンク・トランスポータはどのあたりまで戦車部隊と行動を伴にするのでしょうか? 第二次大戦時のM25は、そのトラクタの各リヤアクスルに17,100kgまでの荷重がかかり、 総重量69,750kgで終始運転され、正式に第5輪に掛かる積載量は27,000kgとなっていました。 当然、その重量に耐えうる道路でも路面が相当痛めつけていました。 但し、トレーラートラックについては、他の軍用車輌と同じく全輪駆動式ですから、不整地踏破 能力は十分にあります。 第二次大戦、その後の朝鮮戦争では、戦車部隊に随伴し、完全に戦闘が終わっていなくとも、 弾雨をかいくぐって故障戦車を引き上げる任務も行っており、戦車兵からは「鋼鉄の百足」とか、 「ディーゼル屋」とか言われていたそうです。 戦車整備兵も同様に随伴していたものと思われます。 但し、歩兵などと共に戦場に投入された訳ではなく、デポや修理工場を戦場から少し離れた 後方に作り、其処に配置された場合が多かったようです。 #right(){(123:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **イギリスかどこかで装甲が強化プラスチック製の装甲車をつくってると雑誌で見ました。 >強化プラスチックの装甲の性能はどんなもんなのでしょうか? 英国の研究機関であるQinetiQがDERAであった時代に作ったM113の 複合装甲版でしょう。 強化プラスティック(E-glass)ボディーを使用し、 軽量化と同時に耐弾性向上、静粛化、レーダー反射面積減少によって生残性を 高めることが目的でした。着脱可能な装甲板を付加すると、全周で14.5mmAPに耐え、 正面は30mmAPに耐えるなど、IFV並みの耐弾性を実証したようです。ただし C-130での輸送時には付加装甲板を外すようですから、これはかなりの重量が ありそうです。外した時の本体の耐弾性はM113と大差ないのかも知れません。 1800kmの使用テストでも車体本体には問題は出ず、これ自体は良い評価を 得ています。しかし、その後英国は統合装甲車両の開発、配備を考慮し始め (FRES)もっと野心的でない方向に舵を取り、少なくともそのままの形での 開発は続行されなくなったはずです。 #right(){(131:system ◆systemVXQ2)} **アメリカにも列車砲があったと聞いたのですが、どのような物だったのでしょう? 1917年の米国参戦後に米国海軍が開発に着手し、1918年4月25日に120日という短期間で 米国最大の鉄道車輌メーカーであるBaldwinが製造したもので、海軍用14in50口径砲を搭載 していました。 海路輸送され、欧州で組み立てられた後、1918年9月2日にフランスの戦線に投入され、終戦 までドイツを射撃していました(ちなみに、全部で782発発射した)。 その車輌編成は、  Consolidation機関車+炭水車+列車砲+弾薬車+弾薬車+兵員車+兵員車+兵員車+司令車+給食車+燃料車   +修繕車+砂/丸太運搬車+資材車+資材車(クレーン付) と言う構成でした。 ちなみに、兵員は全て海軍の管轄だったりします。 実物は、Washington Navy Yardにあるそうです。 #right(){(251:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **カナダでWW2中に生産されていたCMPトラック、シボレー製キャブ13 3t 4x4 についてお聞きします >このトラックはロングホイールベース型のC60Lと、ショートホイールベース型のC60Sがあるるのですが >1.C60Sにスチール製カーゴボディの車輌はあったのでしょうか >2.存在したのなら、C60Lスチール製カーゴボディ車輌との識別点はどこでしょうか >3.C60Sスチール製カーゴボディ車輌の画像がどこかにないでしょうか スチール製カーゴボディーを密閉式のバン型とそれに類するものと仮定して回答します。 (スチール製カーゴボディーっつと、ダンプトラックのホイストもそうやし) 1. C60Sには汎用ボディーの他、デリッククレーン、ダンプトラック、倉庫、無線応急作業車   の架装が為されています。   なお、車台はカナダ製でも、豪州製ボディーを架装したものには、救急車、化学防護車、   応急作業車、コンプレッサー搭載車、事務室架装、信号室架装、給水タンク車などが生産   されています。   倉庫というのは、汎用ボディーの両側に鋼製カウンタがあって、その下を倉庫としたもの   で、スチール製カーゴボディーではありません。   カナダ製のものなら、無線応急作業車がそれに当たるでしょう。   要は、NTTの電線工事用の車と同じようなボディーを持っています。   従って、1の質問は、スチール製カーゴボディとは言わないまでも、それに類するボディー   のものはありました。 2. 識別点として最大のものは軸距しか無いでしょう(Lが4,013mm、Sが3,404mm、蛇足ですが、Tは   2,921mm、Bは3,404mm。なお、Tは牽引車タイプ、Bはボフォース搭載対空自走砲)   基本形の部分はこの手のB車輌では全て共通部品ですから、外観上の識別点はありません。   ちなみに、全生産台数のうち、殆どはF60LもしくはC60Lのロング・ホイールベース車です。    3. 前述の如く、台数が少ないので、残っていませんね。   手持ち資料にはありますが、写真は不鮮明ですし…。   Lなら下にあるように見つけましたが…。 http://www.oldcmp.net/Petawawa.html  の下の方の写真 #right(){(207:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **AAV7のような水上運用できる車両って必要なんでしょうか? >LCACのような揚陸艇の方が速くたくさん運べる気がしますが。 現在は水際防御で上陸阻止しようとした国がないが その昔はドイツや日本みたいに海岸で米軍を迎え撃った で、痛い目にあったんだよ装甲も武装も貧弱なLTVとか揚陸艇の装備で それ以来アメリカは徹底した地ならししてから上陸するようになり 敵国は砲爆撃で消耗するのを避けて水際防御は放棄したんで 結果適にはAAVみたいのは過剰にみえるようになったと #right(){(713:217)} ----
#contents ---- **自衛隊で使われている輸送トラック等も、富士重工の物ですか? いすゞのフォワードとか市販車ベースのもあるよ。 普通の版売店が納車してるから、特殊エンジンじゃ無いと思う。 #right(){(47:バーナー保守員 ◆UpHosyuUiU)} **IFVとAPCの違いがいまいち分かりません。 IFV(Infantry Fighting Vehicle)歩兵戦闘車 APC(Armored Personnel Carrier)装甲兵員輸送車 本来の単語の意味からすれば差は無いだろね。 もし90式スレのことを言ってるなら、IFVは装軌装甲車で、 APCは装輪装甲車のことを言っていると理解するといい。 装軌のAPCもあるんだけどね。M113とかさ。 装軌と装輪の差は大きいよ。搭載可能な火砲とか装甲の差とかね。 #right(){(50:594)} IFVとAPCだけれども、歩兵戦闘車と装甲輸送車とい類別は正しいからいいよ。 でも、装軌装甲車がIFVで、装輪装甲車がAPCというのは、それは違うぞ? IFVとAPCは、機能の違いで、装軌式装甲車と装輪式装甲車は、機動方式の違いであって、両者は等号結ばれるわけじゃないよね。 というか、装軌式のAPCはM113をはじめとしていくらでもあるし、装輪式のIFVもチェンタウロのIFV版とか モワグのLAVとか欧州協同で今開発している奴とか、いくらでもある。 #right(){(50:名無し土方 ◆cDIj6u5gc.)} **クリスティー式懸架装置について詳しく教えて下さい。 よく戦車の転輪に駆動装置、走行装置をつけ、キャタピラを外せば、そのままタイヤ式の装甲車になる物とか解説されてます。 実際は、コイルスプリングを車体内に内蔵し、邪魔なスプリングが無いおかげでサスペンションのストロークを大きくし、 不整地の走破性能を増したものとして、戦前のアメリカの特許を取っています。 車内にスプリングの箱が置かれて邪魔なことと、コイルスプリングの懸架性能の問題から、戦中にはトーションバーの方が有効とされています。 #right(){(50:651)} **M2ブラッドレーの後部装甲はそのまま倒れてハッチとなりますがどんな時に使ってるんでしょう? 言いたい事がわかんないけど、車体の後部のこと? それなら予想の通り、あそこから歩兵が出入りするんですよ。ちなみに6名の歩兵が 収容できる能力があります。ガッパリと。扉ごと開きますよ。展開時にそっちの方が効率的でしょ? #right(){(51:855)} **映画、ブラックホークダウンを見て思ったんですがハンヴィの窓ガラスに銃弾が被弾したときに、ヒビが入りましたが防弾じゃないんですか? 拳銃弾でも、当たれば貫通はされなくともヒビが入ることはよくあります。 ライフル弾になると、止められる防弾ガラスは限られてきます。 #right(){(53:124)} **アメリカのジープがフロントウインドウを倒すのは何のためなんですか? アメリカ陸軍では「ジープは馬と同じに扱え」てな感じの伝統があって、 雨雪が降っても、幌やウィンドウは立てないのだそうだ。 それに気付いたドイツ軍が、首切りワイヤーを設置。 それに対してアメリカ軍はウィンドウを立てるのではなく、ジープ前面にワイヤカッターを付けるようになった。 これは戦後のケネディージープでも標準装備になっている。 #right(){(54:593)} **一式半装軌装甲兵車の総生産数を教えてください。 正確な生産数は判りかねますが、少なくとも敗戦時には100両の同車が、 相模原補給廠の倉庫に眠っていたそうですから、それ以上の生産はあった 可能性はあります。 ちなみに、17年度は8両、20年度生産予定は60両だったようです。 このうち数両が都庁に引き渡され、ゴミ回収などに数年間使われていたようです。 #right(){(55:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **BMP-1の低圧砲はテクニカルに載せて撃てるほど反動が少ないようですが、砲というより「でかい擲弾筒」とか「直射迫撃砲」みたいな認識でいいでしょうか? あの低圧砲の原型は無反動砲だから。 初速が小さく、発射後はロケットブースターで補助するし。 迫撃砲や擲弾筒と違って後装式だから、グレネードランチャーだな。 #right(){(俺初質スレ710:871)} **ゴム履帯式装甲車(当然、破断防止策をした上で)の有用性はいかがなもんなんでしょう? >装軌と装輪のいいとこどりってわけにはいかないのでしょうか? ゴム履帯といっても、実際には内部には鉄線が入っており、ここに負荷がかかるため、寿命が短いのが ゴム履帯の欠点です。WIESELに使用されていたゴム製履帯は、3000kmほど走行すると、 突然切れてしまう形で寿命が来てしまうそうです。車体の片側を宙に浮かせるしか交換する手段はありません。 もちろん、被弾時、被雷時のダメージにも弱くなります。といって、駆動系は金属履帯と同じですから、 装輪のように路面速度が出せるわけではなく、軽量(多少)、静音はメリットですが、いいとこどりとは言えません。 このため、軽量の金属履帯と代替され、これにゴムパッドをはめて使う形になっています。 重量もゴム履帯よりわずかに重いだけです。ゴムパッド方式はレオパルトにも使用されており、 どちらかと言えば、この軽量化履帯+ゴムパッドがいいとこどりと言えるかも知れません。 ゴム製履帯が適しているのは、比較的軽量でパワーも低い、BV-206Sなどに限られるようです。 アルミ製履帯も開発されたことがありますが、使い物になるレベルにすると軽量鋼鉄履帯と 重さがあまり変わらず、急激な負荷がかかると保たないことがわかり、普及していません。 #right(){(686:system ◆systemVXQ2)} **対空車両は自前のレーダーを備えたタイプのほうが多いですか? 対空車両には2種類あって、一つは車両に対空兵装と捜索/照準レーダーを 積んでる自己完結型の車両。レーダーを積んでなかったり照準用のレーダー しか積んでない車両もあるけど。 これは護衛するべき部隊と一緒に行動して、主に短距離の防空を担う。 もう一つは、対空兵装を積んだ車両/捜索レーダーを積んだ車両/予備の弾薬を 積んだ車両/指揮通信システムを積んだ車両/各車両用の電源車や通信中継車 といった複数の車両で構成されるもの。これは特に「防空ミサイルシステム」と 総称されたりする。 これはある特定の地域そのものを防空するもので、頻繁には移動せずにある地域の 上空空域を広くカバーする。 その性格上対空兵装も中/長距離の射程を持つ。 前者の代表がドイツのゲパルト対空戦車やアメリカのアヴェンジャー。 後者の代表がかの有名なパトリオット(ペトリオット)。 #right(){(279:250)} **陸上自衛隊戦闘車両でも、廃車になった車両からの「使い回し」があるのでしょうか? あります。 正規では故障箇所を部品交換する場合は野整備部隊が補給部隊へ部品請求し送られてきた物 (もしくはストックとして持っていた物)を取り付けるようにします。 しかし、至急に動くようにしなければならない場合や部品の補給の目処が立たない場合は 応急の策として廃車等から部品取りするのは一般的です。 #right(){(283:ドカン・オオカミ ◆s6tJH5.VuA)} **タンク・トランスポータはどのあたりまで戦車部隊と行動を伴にするのでしょうか? 第二次大戦時のM25は、そのトラクタの各リヤアクスルに17,100kgまでの荷重がかかり、 総重量69,750kgで終始運転され、正式に第5輪に掛かる積載量は27,000kgとなっていました。 当然、その重量に耐えうる道路でも路面が相当痛めつけていました。 但し、トレーラートラックについては、他の軍用車輌と同じく全輪駆動式ですから、不整地踏破 能力は十分にあります。 第二次大戦、その後の朝鮮戦争では、戦車部隊に随伴し、完全に戦闘が終わっていなくとも、 弾雨をかいくぐって故障戦車を引き上げる任務も行っており、戦車兵からは「鋼鉄の百足」とか、 「ディーゼル屋」とか言われていたそうです。 戦車整備兵も同様に随伴していたものと思われます。 但し、歩兵などと共に戦場に投入された訳ではなく、デポや修理工場を戦場から少し離れた 後方に作り、其処に配置された場合が多かったようです。 #right(){(123:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **イギリスかどこかで装甲が強化プラスチック製の装甲車をつくってると雑誌で見ました。 >強化プラスチックの装甲の性能はどんなもんなのでしょうか? 英国の研究機関であるQinetiQがDERAであった時代に作ったM113の 複合装甲版でしょう。 強化プラスティック(E-glass)ボディーを使用し、 軽量化と同時に耐弾性向上、静粛化、レーダー反射面積減少によって生残性を 高めることが目的でした。着脱可能な装甲板を付加すると、全周で14.5mmAPに耐え、 正面は30mmAPに耐えるなど、IFV並みの耐弾性を実証したようです。ただし C-130での輸送時には付加装甲板を外すようですから、これはかなりの重量が ありそうです。外した時の本体の耐弾性はM113と大差ないのかも知れません。 1800kmの使用テストでも車体本体には問題は出ず、これ自体は良い評価を 得ています。しかし、その後英国は統合装甲車両の開発、配備を考慮し始め (FRES)もっと野心的でない方向に舵を取り、少なくともそのままの形での 開発は続行されなくなったはずです。 #right(){(131:system ◆systemVXQ2)} **アメリカにも列車砲があったと聞いたのですが、どのような物だったのでしょう? 1917年の米国参戦後に米国海軍が開発に着手し、1918年4月25日に120日という短期間で 米国最大の鉄道車輌メーカーであるBaldwinが製造したもので、海軍用14in50口径砲を搭載 していました。 海路輸送され、欧州で組み立てられた後、1918年9月2日にフランスの戦線に投入され、終戦 までドイツを射撃していました(ちなみに、全部で782発発射した)。 その車輌編成は、  Consolidation機関車+炭水車+列車砲+弾薬車+弾薬車+兵員車+兵員車+兵員車+司令車+給食車+燃料車   +修繕車+砂/丸太運搬車+資材車+資材車(クレーン付) と言う構成でした。 ちなみに、兵員は全て海軍の管轄だったりします。 実物は、Washington Navy Yardにあるそうです。 #right(){(251:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **カナダでWW2中に生産されていたCMPトラック、シボレー製キャブ13 3t 4x4 についてお聞きします >このトラックはロングホイールベース型のC60Lと、ショートホイールベース型のC60Sがあるるのですが >1.C60Sにスチール製カーゴボディの車輌はあったのでしょうか >2.存在したのなら、C60Lスチール製カーゴボディ車輌との識別点はどこでしょうか >3.C60Sスチール製カーゴボディ車輌の画像がどこかにないでしょうか スチール製カーゴボディーを密閉式のバン型とそれに類するものと仮定して回答します。 (スチール製カーゴボディーっつと、ダンプトラックのホイストもそうやし) 1. C60Sには汎用ボディーの他、デリッククレーン、ダンプトラック、倉庫、無線応急作業車   の架装が為されています。   なお、車台はカナダ製でも、豪州製ボディーを架装したものには、救急車、化学防護車、   応急作業車、コンプレッサー搭載車、事務室架装、信号室架装、給水タンク車などが生産   されています。   倉庫というのは、汎用ボディーの両側に鋼製カウンタがあって、その下を倉庫としたもの   で、スチール製カーゴボディーではありません。   カナダ製のものなら、無線応急作業車がそれに当たるでしょう。   要は、NTTの電線工事用の車と同じようなボディーを持っています。   従って、1の質問は、スチール製カーゴボディとは言わないまでも、それに類するボディー   のものはありました。 2. 識別点として最大のものは軸距しか無いでしょう(Lが4,013mm、Sが3,404mm、蛇足ですが、Tは   2,921mm、Bは3,404mm。なお、Tは牽引車タイプ、Bはボフォース搭載対空自走砲)   基本形の部分はこの手のB車輌では全て共通部品ですから、外観上の識別点はありません。   ちなみに、全生産台数のうち、殆どはF60LもしくはC60Lのロング・ホイールベース車です。    3. 前述の如く、台数が少ないので、残っていませんね。   手持ち資料にはありますが、写真は不鮮明ですし…。   Lなら下にあるように見つけましたが…。 http://www.oldcmp.net/Petawawa.html  の下の方の写真 #right(){(207:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **AAV7のような水上運用できる車両って必要なんでしょうか? >LCACのような揚陸艇の方が速くたくさん運べる気がしますが。 現在は水際防御で上陸阻止しようとした国がないが その昔はドイツや日本みたいに海岸で米軍を迎え撃った で、痛い目にあったんだよ装甲も武装も貧弱なLTVとか揚陸艇の装備で それ以来アメリカは徹底した地ならししてから上陸するようになり 敵国は砲爆撃で消耗するのを避けて水際防御は放棄したんで 結果適にはAAVみたいのは過剰にみえるようになったと #right(){(713:217)} ----

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