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自衛艦 - (2011/09/21 (水) 18:35:10) の1つ前との変更点

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---- 海自のイージス艦、潜水艦、輸送艦については[[イージス艦]]、[[その他潜水艦]]、[[輸送艦・揚陸艦]]をご覧下さい。 ---- #contents ---- **海自の新DDGはトマホーク装備しないの? トマホーク運用には偵察衛星その他が必須とかで 米軍以外が使おうとしても持て余してしまう と聞いたことがあります。 あと、攻撃兵器のトマホークを自衛隊が持っていても、 日本の防衛にはあまり役立ちそうにないと思うんですが…。 #right(){(10:146)} そうですね。射程1000km超の対地ミサイルって、今の法政下で配備を認めさせるのは ちょっと問題でしょうね。また、敵のミサイル基地を攻撃するために使うには、ちょっと 脆弱という気もします。移動目標には対処できませんし。もちろん、目標の観測手段も問題です。 #right(){(10:system)} **海自のあさぎり級DDの後期建造艦を建造する前に、英海軍のシェフィ-ルドがエグゾセ喰らって沈没した時の原因がアルミ製の艦橋構造物にあったので急遽アルミ製から普通の鉄製にしたのは本当なんでしょうか? あさぎり型以前に、はつゆき型の途中から鋼製に戻したはずです。 理由はおっしゃるとおり、シェフィールドの戦訓。 シェフィールドの上構はアルミじゃないけどね。 #right(){(12:97-98)} **護衛艦の対艦ミサイルって8発売ったら終わりなんですか?足りなくなったらどうするんですか? どんな弾薬・ミサイルでも、多い方が少ない方より有利です。 しかし多くすれば、それだけ弾もプラットフォームも高コストになります。 一度の会戦で一隻が艦対艦を8発以上ぶっ放す状況は、なかなか想定されないという事でしょう。 #right(){(27:927)} **護衛艦にはみな神棚が設けられているのでしょうか? F-2の1号機が完成した時の話だが、神主を呼んで神棚作って祝詞あげてたぐらいだから多分やってるのではないでしょうか。 空と海の違いはあるが安全祈願は一緒ですからね。それに海自は「伝統墨守」ですから。 #right(){(28:Call50)} **むらさめの煙突から出てる2本のツノは何なのでしょうか? ホイップ形アンテナです。内部はコイルのような構造のため太く見えます。 最近のハンディ・トランシーバー等もホイップ形ですので身近にもよく 見かけると思います。これの大きいヤツと思ってください。 #right(){(33:542)} **幻に終わったSSM搭載3,500トン型DDAのことを教えてください。 3,500トン型DDAですが、ダッシュに替えて有人ヘリコプター用のハンガーを装備し、 L-90やSSM、それに対応する戦術情報処理装置を搭載した改"たかつき"級だそうです。 SSMは、おそらくハープーンの後日装備を予定していたのではないかと思います。 なぜなら、同時に計画された短SAM装備の改"やまぐも"級もSAMは後日装備予定だったからです。 8,300トン型DLHは4次防計画策定以前に要求から外されましたし、 主要要目等の資料は出回っていないと思います。 #right(){(34:名無し軍曹)} **護衛艦が日本近海で火災を起こした場合消すのはどこがやるんでしょうか 柔軟に対応するのでは?ちなみに護衛艦も放水装備を持ってる艦もありますよ。しらね型とか。 海難救助の訓練も海自自前でやってますし、海難の際には海保だけが出動して自衛艦は出動しては ならないってワケでもないですし。例えば、三宅島でカーフェリーが火災を起こした際も海保が駆け つけるまで、はるさめが急行して状況報告なんかを行ってますし。 そもそも軍艦が自分で火災を消せないってのも変な話でしょ? #right(){(53:455)} >消防に使う水はタンクにためているんですか >それとも海水を汲み上げてるんですか 大抵は海水を取り入れて放出しています。 #right(){(53:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **何故、我が国のミサイル艇には対空装備が一切無いのですか? >ヘリや航空機に襲撃されたときにはどうするんですか? 艦に91式携帯地対空誘導弾を持ち込み、敵機襲来時には携SAMで対応することになっている。 #right{(498:910)} **はやぶさ型ミサイル艇は対艦ミサイルに対してはどのように対処するようにできているのですか? >そもそも不審船対策と言う名目上、必要無いと判断されているのですか? あの大きさのミサイル艇に本格的な対艦ミサイル防御を求めるのは酷じゃないかと OTO76mm速射砲ですら過大な装備では?と言われているくらいだし 一回り大きいのだとCIWSやRAM積んだり、さらにコルベットクラスだと短SAM積んだりできるけど・・・ 一応、余市にいる水中翼艇の場合だと対艦ミサイルに対してはソフトがジャミングに チャフ、ハードが機関砲に迎撃であるという絵が公式サイトに出てました。 はやぶさについても同様なんではないでしょうか。 対艦ミサイルに対処する策は「ない」と思う。 嘗ての魚雷艇が、戦艦や巡洋艦の砲に対処する術を持たなかったように、速度と数を頼みに突っ込むしかない。 逆に、敵がミサイル艇(小型で安価)に火力を振り向けてくれれば、護衛艦(大型で高価)の負担が減る訳で。 勿論何にでも真っ向から突っ込ませる訳ではなく、それなりの割り振りは行うだろうけど。 で、不審船対策はあくまで補助的任務であって、ミサイル艇の主任務じゃありません。 #right(){(355:901-904)} **ひゅうが型ってタイの保有している空母より大きいんですが、カタパルトうんぬんを付けたら空母になり得ますか? 形は似てるけど中身がぜんぜん違う。 航空機が着艦できるほど甲板も強く作られてないうえに、艦載機を格納、整備する設備も付いていない。 タイの空母「チャクリ・ナルエベト」は、スペインの「プリンシベ・デ・アストリアス」の小型版で そのスペイン空母は、アメリカが1970年代に構想した「制海艦(シーコントロールシップ、SCS)」のアイディアを そのまんま引き継いで作られた「空母」です。 いずれにせよ、STOVL(短距離離艦/垂直着艦)戦闘機の運用を前提にした「空母」であり、 従来のヘリコプター護衛艦をデカくして全通甲板にした16DDHとは、似て非なるものでしょう。 16DDHは空母というより旗艦としての設備を優先してるからね ついでに、わざわざ金かけて空母に改装するより一から空母を作った方がよっぽど安上がり #right(){(354:728-736)} **どうしてむらさめ型はDDでDDHじゃないんでしょう?? >汎用護衛艦だから、という理由はわかりますが、ヘリコプター搭載してますよね?? まぁ本当の所は海自の記号つけた人に訊くしかないんだろうが。 むらさめ型の場合、ヘリはあくまで「搭載兵装の一つ」だから。 はるな型やしらね型は対潜部隊の中核艦としてのヘリコプター搭載艦で、 ヘリを運用できることがメインだから…と考えよう。 ちなみにというか一応というか飛行甲板が広く格納庫も広いDDHと、 その後に建造された「ヘリを搭載できるDD」は同じ「ヘリ搭載艦」で あっても運用能力にかなりの開きがある。 敢えて言うならDDHは「母艦」であり、ヘリ搭載DDは「搭載能力あり」で あるにすぎない。 #right(){(349:409)} **DDH「はるな」やDDH「しらね」にはアスロック予備弾は有るのでしょうか? 船体内(と言うか01甲板レベルに設けられた甲板室だが)に アスロック予備弾庫を設けてたのはCGN-9ロングビーチくらいだったと思う CGN-25ベインブリッジなんかは予備弾を持たず、装填してある8発のみ (ベースになったレイヒも確か同様) で、海自DDHは、写真だと分かり辛いかも知れないけど ちゃんと予備弾庫が艦橋の下に収められてる #right(){(330:198)} **ひゅうが型護衛艦および22・24DDHはどのような作戦を想定してのモノなのでしょうか? >22・24DDHで更に大きくなっても、ヘリ15機程度の搭載ですが、その費用対効果を考えた場合、必要性がいまひとつピンと来ません。 要するに今流行りの「多用途艦」というヤツ。 基本は外洋での対潜作戦のプラットフォーム兼指揮艦であるけれど、 エレベーターの位置を変更したりして車両積み込み、輸送能力を獲得している。 最近は域外への災害派遣や人道支援任務にこの手の多用途艦を建造して派遣する 国が増えていて、22DDHもそのひとつと考えれば分かりやすい。 ひゅうが型については、 これはもう従来DDHの延長と考えて構わない 近年では潜水艦の高性能化が進んでいるとされていて、 それに対応するために、もっとヘリが欲しいということになった 所要数から16DDHが分担するべきヘリの数を割りだすと ああなるらしい #right(){(645:189-190)} **何故、自衛隊は原子力艦を一隻も保有してないんですか? 多額の建造費、維持費が掛かるのと、放射性廃棄物の捨て場所が乏しいからです。 なので、保有するデメリットが保有するメリットを上回るわけです。 #right(){(自衛隊板初質スレ80:ゆき)} 理由その1: 日本では原子力推進実験船「むつ」の事故以降、原子力推進機関の開発を凍結している。 理由その2: 「原子力推進だから通常動力のものより強力である」というのは間違い。        原子力推進の利点は、ほぼ永久に発電を続ける原子力発電機が生み出す膨大なエネルギーを用いてモーターを動かし、生活に必要な酸素や真水を生み出すこと、その為食料さえ続けば数ヶ月でも潜行することが可能。        逆に欠点は、この発電機から出る騒音で、その為秘匿性には難がある。        一方、通常動力船は潜行時間等には制限を受けるが、静粛性に優れている。        この為、沿岸で活動することが主となる海上自衛隊の潜水艦は通常動力で充分である。 #right(){(自衛隊板初質スレ80:ドカン・オオカミ ◆s6tJH5.VuA)} **海上保安庁の艦船は軍艦構造なんでしょうか? しきしま型が唯一、軍艦構造と公表されています。 #right(){(656:ゆうか ◆u8WC078ef5ch)} **何で日本はミサイル艇が少ししかないの? ミサイル艇の類が少ないのは凌波性の問題 #right(){(戦争板初質スレ3:804)} **海自の403って船は何ですか? 潜水艦救難艦ASR-403「ちはや」 救難用に深海救難艇(DSRV)一隻を搭載し、その格納庫を有する。 後部にヘリコプター甲板があるが、格納庫は無く常時搭載は不可。 #right(){(291:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **日本ではミサイル艇の存在意義は薄いそうですが、 >なら「いしかり」「ゆうばり」といった水上打撃力を主眼においたDEにも使い道があまりないんじゃと思ったんですが その通りで、いしかり(ゆうばり)型はやっぱり作ったのはいいが小型で使い勝手が悪かった。 後期建造のゆうばり型は反省から多少大型になった(というか、いしかり が予算の問題で本来の計画から小さくなったんだけど)けれど、根本的に 解決はしなかった。 日本は海に、それも内海のはずの日本海ですら「大洋」と言っていいレベル の海に囲まれてるので、沿岸護衛用としてもかなり大型の艦船が必要になって しまう。それに対潜から対艦まで各種の兵装を搭載して、でも主力艦ではない のでできる限り小さく・・・等と考え出すと、どうしても中途半端な艦ができる か能力過小な艦ができるか、という結果になりやすい。 ただ、いしかり/ゆうばり型やミサイル艇一号型などを整備した時点では、護衛 艦隊本隊は太平洋/東南シナ海方面のシーレーン防衛で手一杯で日本海方面に 増援を廻す余裕などなく、対艦ミサイルを装備した「支援戦闘機」部隊も整備の 途上だったことを考えると、中途半端でも能力不足でもとにかくフネが必要で、 ある程度仕方ない面もある。 #right(){(250:591)} **むらさめ級からたかなみ級になったときに備砲が76ミリから127ミリに変更されましたが、たかなみ級の127ミリ砲は何の目的で搭載されているのでしょうか? 127mm砲はDDG・DDHが主に搭載する砲で、目的は対空が大きなウェイトを占めていました。 シー・スパローすら搭載して無い建造当初のDDHはるな型や、 スタンダード単装発射機1基のみのDDGたちかぜ・はたかぜ型において、 対空装備として127mm砲2基というのはかなり重要な装備だったのです。 たかなみ以降のDDへの127mm砲の搭載ですが、 DDむらさめ型の建造の段階で、大型化した船体に76mm砲は余りにも小さすぎるのでは、 と言う議論がされたのがDDにも127mm砲を載せるきっかけになったと言われています。 また、米海軍の「フロム・ザ・シー」戦略に影響を受け、 護衛艦も対水上/対陸上性能の向上を狙ったもの、という話もあります。 それと127mmクラスの艦砲は、射程が概ね20kmを超えます。 発射速度や命中精度などは戦車などの車両を大幅に上回るので心配無用です。 #right(){(196:473)} **護衛艦の写真見ると、ほとんどみんな煙突が2つあるんですが、なんの為に2つあるんですか? 海上自衛隊のほとんどの護衛艦はシフト配置といって、機関室を推進軸ごとに 二つに分けて、二つの機関室の間に区画(補機室)を設ける設計になっています。 それゆえに機関室が離れており、煙突が二つ必要になります。 また、護衛艦は多くがガスタービン機関4基搭載のCOGAGですが、 ガスタービン機関は排熱が非常に高く、ミサイル対策のために冷却する 必要があることや、運転に大量の空気が必要なことなどで煙突が大型になり 一つにまとめきれないのも理由です。 (「はたかぜ」型は煙突一本だけどね) #right(){(213:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **海上自衛隊のイージスシステムは米海軍のそれと情報を共有している、という話を聞いたのですが、 >どんなリンクのしかたをしていて、またそれによって何ができるのでしょうか。 ごく簡単に言いますと、米海軍の艦艇と海上自衛隊の艦艇は、 イージス・システム搭載艦に限らず戦術データリンクで結ばれており、 各艦艇の間や上級司令部などと作戦データをリアルタイムで相互交換出来ます。 米海軍の戦術データリンク・システムはリンク4、11、14、16、TADIX-B、Jなどで、 海自艦艇にはリンク4、11、14、16などが搭載されています。 艦艇の戦闘システムはリンクで結ばれると戦術情報を共有する事になり、 目標に対して戦闘部隊に属する艦艇、航空機の総ての情報が統合・処理され、 戦闘部隊の総てが精度が格段に高い目標データを同一の戦術場面上で共有出来ます。 つまり完全に作戦を一体化出来るのです。 艦隊と言いますか、一隻の巨大な戦闘艦が浮かんでいるに等しい状態になります。 具体的にこれで何が出来るか、と言う点ではBMDが判り易いかと。 偵察衛星が弾道ミサイル発射情報を探知した場合、 その情報はリンクされている総ての艦が瞬時に共有し、 情報を受け取ったイージス艦はSPY-1レーダーにより弾道ミサイルを探知・追尾し、 追尾データは連続的且つリアルタイムにリンクされた各艦と、 全システムを統合する指揮管制システムに送られます。 (指揮管制システムはLCC-19ブルー・リッジなどに置かれています) そして、指揮管制システムからリンクされた各艦に目標配分指示が送られ、 最も効果的に迎撃出来るようにミサイルが発射されます。 「米軍の指揮下に入るのか」とか「集団的自衛権」がどうの、 と、いう論議になっているのはこの為です。 #right(){(206:30)} ----
---- 海自のイージス艦、潜水艦、輸送艦については[[イージス艦]]、[[その他潜水艦]]、[[輸送艦・揚陸艦]]をご覧下さい。 ---- #contents ---- **海自の新DDGはトマホーク装備しないの? トマホーク運用には偵察衛星その他が必須とかで 米軍以外が使おうとしても持て余してしまう と聞いたことがあります。 あと、攻撃兵器のトマホークを自衛隊が持っていても、 日本の防衛にはあまり役立ちそうにないと思うんですが…。 #right(){(10:146)} そうですね。射程1000km超の対地ミサイルって、今の法政下で配備を認めさせるのは ちょっと問題でしょうね。また、敵のミサイル基地を攻撃するために使うには、ちょっと 脆弱という気もします。移動目標には対処できませんし。もちろん、目標の観測手段も問題です。 #right(){(10:system)} **海自のあさぎり級DDの後期建造艦を建造する前に、英海軍のシェフィ-ルドがエグゾセ喰らって沈没した時の原因がアルミ製の艦橋構造物にあったので急遽アルミ製から普通の鉄製にしたのは本当なんでしょうか? あさぎり型以前に、はつゆき型の途中から鋼製に戻したはずです。 理由はおっしゃるとおり、シェフィールドの戦訓。 シェフィールドの上構はアルミじゃないけどね。 #right(){(12:97-98)} **護衛艦の対艦ミサイルって8発売ったら終わりなんですか?足りなくなったらどうするんですか? どんな弾薬・ミサイルでも、多い方が少ない方より有利です。 しかし多くすれば、それだけ弾もプラットフォームも高コストになります。 一度の会戦で一隻が艦対艦を8発以上ぶっ放す状況は、なかなか想定されないという事でしょう。 #right(){(27:927)} **護衛艦にはみな神棚が設けられているのでしょうか? F-2の1号機が完成した時の話だが、神主を呼んで神棚作って祝詞あげてたぐらいだから多分やってるのではないでしょうか。 空と海の違いはあるが安全祈願は一緒ですからね。それに海自は「伝統墨守」ですから。 #right(){(28:Call50)} **むらさめの煙突から出てる2本のツノは何なのでしょうか? ホイップ形アンテナです。内部はコイルのような構造のため太く見えます。 最近のハンディ・トランシーバー等もホイップ形ですので身近にもよく 見かけると思います。これの大きいヤツと思ってください。 #right(){(33:542)} **幻に終わったSSM搭載3,500トン型DDAのことを教えてください。 3,500トン型DDAですが、ダッシュに替えて有人ヘリコプター用のハンガーを装備し、 L-90やSSM、それに対応する戦術情報処理装置を搭載した改"たかつき"級だそうです。 SSMは、おそらくハープーンの後日装備を予定していたのではないかと思います。 なぜなら、同時に計画された短SAM装備の改"やまぐも"級もSAMは後日装備予定だったからです。 8,300トン型DLHは4次防計画策定以前に要求から外されましたし、 主要要目等の資料は出回っていないと思います。 #right(){(34:名無し軍曹)} **護衛艦が日本近海で火災を起こした場合消すのはどこがやるんでしょうか 柔軟に対応するのでは?ちなみに護衛艦も放水装備を持ってる艦もありますよ。しらね型とか。 海難救助の訓練も海自自前でやってますし、海難の際には海保だけが出動して自衛艦は出動しては ならないってワケでもないですし。例えば、三宅島でカーフェリーが火災を起こした際も海保が駆け つけるまで、はるさめが急行して状況報告なんかを行ってますし。 そもそも軍艦が自分で火災を消せないってのも変な話でしょ? #right(){(53:455)} >消防に使う水はタンクにためているんですか >それとも海水を汲み上げてるんですか 大抵は海水を取り入れて放出しています。 #right(){(53:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **何故、我が国のミサイル艇には対空装備が一切無いのですか? >ヘリや航空機に襲撃されたときにはどうするんですか? 艦に91式携帯地対空誘導弾を持ち込み、敵機襲来時には携SAMで対応することになっている。 #right{(498:910)} **はやぶさ型ミサイル艇は対艦ミサイルに対してはどのように対処するようにできているのですか? >そもそも不審船対策と言う名目上、必要無いと判断されているのですか? あの大きさのミサイル艇に本格的な対艦ミサイル防御を求めるのは酷じゃないかと OTO76mm速射砲ですら過大な装備では?と言われているくらいだし 一回り大きいのだとCIWSやRAM積んだり、さらにコルベットクラスだと短SAM積んだりできるけど・・・ 一応、余市にいる水中翼艇の場合だと対艦ミサイルに対してはソフトがジャミングに チャフ、ハードが機関砲に迎撃であるという絵が公式サイトに出てました。 はやぶさについても同様なんではないでしょうか。 対艦ミサイルに対処する策は「ない」と思う。 嘗ての魚雷艇が、戦艦や巡洋艦の砲に対処する術を持たなかったように、速度と数を頼みに突っ込むしかない。 逆に、敵がミサイル艇(小型で安価)に火力を振り向けてくれれば、護衛艦(大型で高価)の負担が減る訳で。 勿論何にでも真っ向から突っ込ませる訳ではなく、それなりの割り振りは行うだろうけど。 で、不審船対策はあくまで補助的任務であって、ミサイル艇の主任務じゃありません。 #right(){(355:901-904)} **ひゅうが型ってタイの保有している空母より大きいんですが、カタパルトうんぬんを付けたら空母になり得ますか? 形は似てるけど中身がぜんぜん違う。 航空機が着艦できるほど甲板も強く作られてないうえに、艦載機を格納、整備する設備も付いていない。 タイの空母「チャクリ・ナルエベト」は、スペインの「プリンシベ・デ・アストリアス」の小型版で そのスペイン空母は、アメリカが1970年代に構想した「制海艦(シーコントロールシップ、SCS)」のアイディアを そのまんま引き継いで作られた「空母」です。 いずれにせよ、STOVL(短距離離艦/垂直着艦)戦闘機の運用を前提にした「空母」であり、 従来のヘリコプター護衛艦をデカくして全通甲板にした16DDHとは、似て非なるものでしょう。 16DDHは空母というより旗艦としての設備を優先してるからね ついでに、わざわざ金かけて空母に改装するより一から空母を作った方がよっぽど安上がり #right(){(354:728-736)} **どうしてむらさめ型はDDでDDHじゃないんでしょう?? >汎用護衛艦だから、という理由はわかりますが、ヘリコプター搭載してますよね?? まぁ本当の所は海自の記号つけた人に訊くしかないんだろうが。 むらさめ型の場合、ヘリはあくまで「搭載兵装の一つ」だから。 はるな型やしらね型は対潜部隊の中核艦としてのヘリコプター搭載艦で、 ヘリを運用できることがメインだから…と考えよう。 ちなみにというか一応というか飛行甲板が広く格納庫も広いDDHと、 その後に建造された「ヘリを搭載できるDD」は同じ「ヘリ搭載艦」で あっても運用能力にかなりの開きがある。 敢えて言うならDDHは「母艦」であり、ヘリ搭載DDは「搭載能力あり」で あるにすぎない。 #right(){(349:409)} **DDH「はるな」やDDH「しらね」にはアスロック予備弾は有るのでしょうか? 船体内(と言うか01甲板レベルに設けられた甲板室だが)に アスロック予備弾庫を設けてたのはCGN-9ロングビーチくらいだったと思う CGN-25ベインブリッジなんかは予備弾を持たず、装填してある8発のみ (ベースになったレイヒも確か同様) で、海自DDHは、写真だと分かり辛いかも知れないけど ちゃんと予備弾庫が艦橋の下に収められてる #right(){(330:198)} **ひゅうが型護衛艦および22・24DDHはどのような作戦を想定してのモノなのでしょうか? >22・24DDHで更に大きくなっても、ヘリ15機程度の搭載ですが、その費用対効果を考えた場合、必要性がいまひとつピンと来ません。 要するに今流行りの「多用途艦」というヤツ。 基本は外洋での対潜作戦のプラットフォーム兼指揮艦であるけれど、 エレベーターの位置を変更したりして車両積み込み、輸送能力を獲得している。 最近は域外への災害派遣や人道支援任務にこの手の多用途艦を建造して派遣する 国が増えていて、22DDHもそのひとつと考えれば分かりやすい。 ひゅうが型については、 これはもう従来DDHの延長と考えて構わない 近年では潜水艦の高性能化が進んでいるとされていて、 それに対応するために、もっとヘリが欲しいということになった 所要数から16DDHが分担するべきヘリの数を割りだすと ああなるらしい #right(){(645:189-190)} **何故、自衛隊は原子力艦を一隻も保有してないんですか? 多額の建造費、維持費が掛かるのと、放射性廃棄物の捨て場所が乏しいからです。 なので、保有するデメリットが保有するメリットを上回るわけです。 #right(){(自衛隊板初質スレ80:ゆき)} 理由その1: 日本では原子力推進実験船「むつ」の事故以降、原子力推進機関の開発を凍結している。 理由その2: 「原子力推進だから通常動力のものより強力である」というのは間違い。        原子力推進の利点は、ほぼ永久に発電を続ける原子力発電機が生み出す膨大なエネルギーを用いてモーターを動かし、生活に必要な酸素や真水を生み出すこと、その為食料さえ続けば数ヶ月でも潜行することが可能。        逆に欠点は、この発電機から出る騒音で、その為秘匿性には難がある。        一方、通常動力船は潜行時間等には制限を受けるが、静粛性に優れている。        この為、沿岸で活動することが主となる海上自衛隊の潜水艦は通常動力で充分である。 #right(){(自衛隊板初質スレ80:ドカン・オオカミ ◆s6tJH5.VuA)} **海上保安庁の艦船は軍艦構造なんでしょうか? しきしま型が唯一、軍艦構造と公表されています。 #right(){(656:ゆうか ◆u8WC078ef5ch)} **何で日本はミサイル艇が少ししかないの? ミサイル艇の類が少ないのは凌波性の問題 #right(){(戦争板初質スレ3:804)} **海自の403って船は何ですか? 潜水艦救難艦ASR-403「ちはや」 救難用に深海救難艇(DSRV)一隻を搭載し、その格納庫を有する。 後部にヘリコプター甲板があるが、格納庫は無く常時搭載は不可。 #right(){(291:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **日本ではミサイル艇の存在意義は薄いそうですが、 >なら「いしかり」「ゆうばり」といった水上打撃力を主眼においたDEにも使い道があまりないんじゃと思ったんですが その通りで、いしかり(ゆうばり)型はやっぱり作ったのはいいが小型で使い勝手が悪かった。 後期建造のゆうばり型は反省から多少大型になった(というか、いしかり が予算の問題で本来の計画から小さくなったんだけど)けれど、根本的に 解決はしなかった。 日本は海に、それも内海のはずの日本海ですら「大洋」と言っていいレベル の海に囲まれてるので、沿岸護衛用としてもかなり大型の艦船が必要になって しまう。それに対潜から対艦まで各種の兵装を搭載して、でも主力艦ではない のでできる限り小さく・・・等と考え出すと、どうしても中途半端な艦ができる か能力過小な艦ができるか、という結果になりやすい。 ただ、いしかり/ゆうばり型やミサイル艇一号型などを整備した時点では、護衛 艦隊本隊は太平洋/東南シナ海方面のシーレーン防衛で手一杯で日本海方面に 増援を廻す余裕などなく、対艦ミサイルを装備した「支援戦闘機」部隊も整備の 途上だったことを考えると、中途半端でも能力不足でもとにかくフネが必要で、 ある程度仕方ない面もある。 #right(){(250:591)} **むらさめ級からたかなみ級になったときに備砲が76ミリから127ミリに変更されましたが、たかなみ級の127ミリ砲は何の目的で搭載されているのでしょうか? 127mm砲はDDG・DDHが主に搭載する砲で、目的は対空が大きなウェイトを占めていました。 シー・スパローすら搭載して無い建造当初のDDHはるな型や、 スタンダード単装発射機1基のみのDDGたちかぜ・はたかぜ型において、 対空装備として127mm砲2基というのはかなり重要な装備だったのです。 たかなみ以降のDDへの127mm砲の搭載ですが、 DDむらさめ型の建造の段階で、大型化した船体に76mm砲は余りにも小さすぎるのでは、 と言う議論がされたのがDDにも127mm砲を載せるきっかけになったと言われています。 また、米海軍の「フロム・ザ・シー」戦略に影響を受け、 護衛艦も対水上/対陸上性能の向上を狙ったもの、という話もあります。 それと127mmクラスの艦砲は、射程が概ね20kmを超えます。 発射速度や命中精度などは戦車などの車両を大幅に上回るので心配無用です。 #right(){(196:473)} **護衛艦の写真見ると、ほとんどみんな煙突が2つあるんですが、なんの為に2つあるんですか? 海上自衛隊のほとんどの護衛艦はシフト配置といって、機関室を推進軸ごとに 二つに分けて、二つの機関室の間に区画(補機室)を設ける設計になっています。 それゆえに機関室が離れており、煙突が二つ必要になります。 また、護衛艦は多くがガスタービン機関4基搭載のCOGAGですが、 ガスタービン機関は排熱が非常に高く、ミサイル対策のために冷却する 必要があることや、運転に大量の空気が必要なことなどで煙突が大型になり 一つにまとめきれないのも理由です。 (「はたかぜ」型は煙突一本だけどね) #right(){(213:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **海上自衛隊のイージスシステムは米海軍のそれと情報を共有している、という話を聞いたのですが、 >どんなリンクのしかたをしていて、またそれによって何ができるのでしょうか。 ごく簡単に言いますと、米海軍の艦艇と海上自衛隊の艦艇は、 イージス・システム搭載艦に限らず戦術データリンクで結ばれており、 各艦艇の間や上級司令部などと作戦データをリアルタイムで相互交換出来ます。 米海軍の戦術データリンク・システムはリンク4、11、14、16、TADIX-B、Jなどで、 海自艦艇にはリンク4、11、14、16などが搭載されています。 艦艇の戦闘システムはリンクで結ばれると戦術情報を共有する事になり、 目標に対して戦闘部隊に属する艦艇、航空機の総ての情報が統合・処理され、 戦闘部隊の総てが精度が格段に高い目標データを同一の戦術場面上で共有出来ます。 つまり完全に作戦を一体化出来るのです。 艦隊と言いますか、一隻の巨大な戦闘艦が浮かんでいるに等しい状態になります。 具体的にこれで何が出来るか、と言う点ではBMDが判り易いかと。 偵察衛星が弾道ミサイル発射情報を探知した場合、 その情報はリンクされている総ての艦が瞬時に共有し、 情報を受け取ったイージス艦はSPY-1レーダーにより弾道ミサイルを探知・追尾し、 追尾データは連続的且つリアルタイムにリンクされた各艦と、 全システムを統合する指揮管制システムに送られます。 (指揮管制システムはLCC-19ブルー・リッジなどに置かれています) そして、指揮管制システムからリンクされた各艦に目標配分指示が送られ、 最も効果的に迎撃出来るようにミサイルが発射されます。 「米軍の指揮下に入るのか」とか「集団的自衛権」がどうの、 と、いう論議になっているのはこの為です。 #right(){(206:30)} **海自のFCS-3ってSPY-1Dとどう違うものなんですか? FCS-3はその名前が示す通り「射撃指揮装置3型」です。 これは従来の捜索レーダーシステムのOPS-14で目標を捕捉し、FCS-2が追尾、 (この間の対空レーダーから戦術情報処理装置(CDS)への目標情報入力と) (CDSからFCSへの目標移管/攻撃命令は手動入力でした           ) するという方式では探知から攻撃までのリアクション・タイムが大きくなる上、 複数目標への同時対処が事実上不可能な点から、 捜索/追尾を同時に行うマルチ・ファンクション・レーダー(MFR)と、 次世代戦術情報処理装置(ACDS)を組み合わせた物を『FCS-3』と呼称しているものです。 MFRとしてはSPY-1シリーズのパッシブ方式とは全く違う物であり、 CDSもイージス・コンバット・システムの組み合わせを前提とするSPY-1と根本から違います。 #right(){(209:758)} ----

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