「アメリカの小銃」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

アメリカの小銃 - (2016/01/23 (土) 00:34:50) の最新版との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

#contents ---- **M14ってまだ現役ですか? 英米の特殊部隊と 南米の一部の国で使用されてる模様。 南東欧某国に近年米国から余剰品が大量供給されたとの 情報あり。 #right(){(34:746)} M14はフィリピン軍でも一部使ってるみたいだね。 #right(){(34:熊男 ◆i1ZVfXIQ)} >それは昔作ったのをいまだに使っているのでしょうか? 昔のを改良しながらずっと使ってます。生産は終わってます。 #right(){(70:402)} M14は軍が大量にモスボールしてますから、軍が「使いたい」と思ってるうちは使えるはずです。 軍は生産してませんが、同一の市販モデルは作られてますし。 #right(){(70:411)} **「スプリングフィールド」とは何ですか? スプリングフィールド兵器工廠、あるいはそこで作られたライフルの事。 #right(){(58:59)} 追補。 「スプリングフィールド’03狙撃ライフル」 正式名称は「U.S.ライフル、30口径、モデル1903」だが、実際にはスプリングフィールドや スプリングフィールド’03、あるいは単なる’03という呼び名で呼ばれていた。 ボルトアクションのこの小銃は、1903年にアメリカ陸軍に採用され、1936年まで アメリカ軍の標準小銃として使用されていた。 #right(){(58:60)} ちなみに現在のスプリングフィールドアーモリー(M1Aやカスタムガバで知られる)は 軍工廠とは全くの無関係。 #right(){(58:61)} **BAR(M1918A1)はオープンボルトで発射準備完了となるのでしょうか? BARはすべてオープンボルトからの発射です。 #right(){(61:名無し軍曹)} **第二次世界大戦の米軍の使用している小銃は弾倉に何発、入れられるのでしょうか? 米軍で使用している小銃は、M1ガーランドが一番多いです。この銃は、 第二次世界大戦でのアメリカ軍の主力セミ・オートライフルで、 1941年から大量生産され、400万丁が生産されました。 ガス圧利用によるロータリー・ボルト・ロッキング・システムを組み込んでいます。 8発をパックしたスチール製のローデング・クリップをレシーバー内に装てんし、 これをマガジンの代用とし、全弾撃ち尽くすとクリップは自動的に排出される仕組みになっています。 #right(){(37:64)} **M14小銃ですが、ピストルグリップの付いた型は少量生産に終わったそうですが、なぜでしょうか? >そもそも、何でM14はピストルグリップ型にしなかったのでしょうか? それはM14A1というタイプでしょう。前にもグリップがあり、 肩から吊るスリングが銃口部あたりに付く事も手伝って、全自動射撃時のコントロールを容易にできる、 サブマシンガン的な設計思想があったようです。 ただし、じっくり狙って撃つには、ピストルグリップは邪魔だったと思います。 なぜ少量で終わったかはわかりませんが、M14をフルオートで撃つ事自体、 どうがんばってもつらかったのではないでしょうか(セミオートで撃っても肩にアザできましただよ)。 #right(){(70:system)} M14は全自動射撃時の反動があまりに大きく、銃の跳ね上がりがヒドイので、 それを抑えるためにガッチリと掴みやすいピストルグリップ型に改良された。  しかし、それでもなぉ全自動射撃時の跳ね上がりを抑えることが困難なので、 M14自体がお蔵入りに。その為、ピストルグリップ型の改良型は少数しか生産されなかった。  従来型のストック形状で設計されたのは、 7.62mmフルパワー弾を全自動射撃 した時の反動がそこまで大きいとは予想できなかったため。  ちなみにこの情報を受けて、陸上自衛隊の64式小銃には火薬の量を減らした減装薬弾が使用されている。 #right(){(70:244)} **M1カービンは一発ごとにコッキングが必要で連射出来ないというのは本当ですか? M1カービンはセミオートですよ。 #right(){(75:511)} **M1カービンはM1ガーランドより威力が弱すぎて野戦では使い物にならなかったというのは事実ですか? M1カービンは、小銃を装備する事に制限のある、後方部隊等の自衛用の火力を確保する目的で採用されました .30carbineの威力は小銃に比較して弱く、射程も短いですが、そもそも小銃と同等の威力は求められては居ませんでした これは現代の個人防御火器(PDW)コンセプトの原型とも言えるもので その存在意義はP90やMP7と同様、近距離での火力を保持する事にあります #right{(526:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M14のフルオート機能はダメダメだって聞いたんですが、なにがダメダメなんですか? M14に使われていた7.62mm小銃弾(NATOの標準弾薬に決められたのでNATO弾とも呼ぶ)は威力が強すぎて、 軽量小型の自動小銃に使うと反動が強すぎ、フルオートで撃つと銃口が撥ね上がるのでちっとも 照準したところに当たらない、という問題が出た。 このためM14は「失敗作」扱いされることが多い。 でも本質的には銃弾が適切ではなかったためで、銃本体の問題ではない。 ただし、木製銃床のM14は水や湿気に弱く、ベトナムの戦場だと劣化が早く銃床がよく壊れるので、その点でも評価は低かった。 これも、本来高温多湿の熱帯の環境を想定して開発された銃ではないので、難癖と言えない事もないが・・・。 #right{(535:320)} **wikipediaで調べてもるとM14の有効射程が460mだったんですけど、米軍で狙撃銃に求められる射程とはどの程度なのでしょうか。 狙撃銃として求められる射程は対人で800m、対物で1200m以上です これは想定される敵勢力が反撃に使用する火器の、その射程外から打撃を与える為の、 最小限度の距離になります。 ちなみにM14/M21に光学照準器などを装備すれば、その有効射程は800m以上となり、 狙撃銃として使用可能です。 #right(){(575:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **Kel-Tec RFBという7.62mmブルパップアサルトライフルについて #video(http://jp.youtube.com/watch?v=t9Xqa2vwq60) >薬莢を銃の前方から排出するのでブルパップ式によくある問題はほぼ解決されているとか・・・。 >それから、ブルパップ式にすれば7.62mm弾薬の反動の強さをコントロールできるものなのでしょうか? この銃に関して、記事を読んだ限りは、構造的には64式小銃やFAL同様 ガス圧利用ティルティングブロック方式の動作機構を採用しています 従って銃の閉鎖機構が反動を受け止める時間は比較的長く取られて居りまた 高性能緩衝装置と直銃床により、発射反動は相当軽減されているように見受けられます また動作は動画では半自動のみでしたが、相当コントローラブルな印象です 消炎制退器及び排莢口の設計も適切かつ有効なものだと思われます このような設計思想の火器は古くはバルメや五十六式ブルパップ等があり さらにバーレットの.50アンチマテリアルライフルにも存在します 機関部が銃床部分にある事によるマスの集中と、全長に比較して長い銃身を装備出来る点が特徴で 長距離射撃を行なう設計思想の火器においては、これは利点となりますね。 排莢口が前方に設定されている為、左右のスイッチも問題なく出来るので これは口径バリエーションや軍・警察用向けの売り込みを展開する上でも利点となるでしょう 軍用銃としての需要も充分に考えられますので、今後が愉しみな新機軸ですね。 #right{(359:468:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **米軍のM16の次世代銃としてXM8計画はぽしゃったらしいですが、このXM8の8はどこから湧いてきた数字でしょうか?M17でなくM8なのはなぜでしょうか? HK版AR-15A2である、HK416およびAR-10にあたるHK417の次世代に位置する小銃としての XM-8という試作番号だと思われます、量産化されれば恐らくHK-418と呼称されたかも知れません また一説にはHK417(HK416の7.62mm版)がHK418とも呼ばれているとなっており このあたりはごっちゃになってるようで、判然としませんが。 #right(){(338:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **米陸軍及び海兵隊でSR-25シリーズがM24SWSを完全置換できない理由はなんでしょうか? >M24自体老朽化してる上にSR-25の方が同じ弾薬で拡張性、汎用性共に上回っていると思うのですが >M-16との互換性も高く価格もそれほど高いわけでありません >実戦でもSEALsが使用して十分実績がある様に思えます SR-25は狙撃銃というよりは、小銃より長射程での制圧に用いる火力支援が主目的です 対してM24は、スカウトスナイパーのような、一発で任務を達成するような用途で使用されます つまり装備としての用途は端から異なる訳で、更新の対象にな成らないようです。 >SR-25とM21なら完全置換が出来ると思うのですが M21はSR-25とは異なり、全自動射撃が出来ません 運用としては、小隊単位で装備し、ドラグノフと同様小銃の射程外から制圧するように使います 対するSR-25は単独及び小規模の戦闘単位で運用するもので 用途が異なる点ではM24と同様、更新の対象には成りません。 #right(){(581:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **バレットM82で撃たれると真っ二つになりますか? 被弾部位に拠りますが、四肢なら破断 胴部でもそれに近い損傷を受けるでしょう また瞬間空洞により発生する内圧で爆発的な破壊が想定されます。 #right(){(336:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **エアガンでM14の銃身を短く切り詰めた「SOCOMバージョン」というものがあるのですが、本当にアメリカの特殊部隊はこんなものを使っているのでしょうか? M14の銃身を切り詰めて銃床をピストルグリップに替えたりしたものはあります その中で「SOPMOD」と呼ばれる物がそう言った切り詰めカスタムの代表格ですが 「SOCOMモデル」そのものは架空の銃です、 ただしそれに良く似たワンオフあるいは個人で改造した物は無数に存在します。 #right(){(320:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M-1カービンとM-1ガーランド・・同時期の正式小銃でどちらもM-1ってのは、どういうわけなんでしょう? フライトジャケットもM-1がありますね 装備の種類と制式番号で米軍の兵器あるいは装備は見分けます それ以前はM1911だのM1928だのM1910だのと 制式採用された、あるいは開発年次で命名されていて もっと混乱を来して居ましたw #right(){(316:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M14での射撃映像なんですが、途中からコッキング動作入れてる射撃に変わってます。どういうことですか? #video(http://www.youtube.com/watch?v=socgmULGVOA) これは減音器(サプレッサー)のデモンストレーション動画ですが 途中で発射音が変わっている事から分かるように 通常弾薬と減音器対応弾薬の二種類が使用されています 最初の三発が通常の弾薬で、発射音も大きく、自動装填機構は完全に動作しています 四発目以降は減音弾薬で、装薬が少ないので、発射ガスの量が足りない為に 自動装填機構は完全に動作せず、発射音を減衰させる代わりに 手動で薬莢を排出し、次弾を装填する事が必要になります M14には、発射する弾薬に合わせて適切に動作するように 規制子(ガスレギュレータ)と言う部品が付いているので、これを調整すれば 装薬の少ない、作動用のガス圧が低い減音弾薬でも正常に動作するように出来ますが この動画はそれをせずに発射するデモンストレーションのようです。 #right(){(643:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **スタームルガーmini14が命中率は限定的なレンチライフルって書いてあるけど命中率はどのくらい? スタームルガーmini14は、その名の通り、スプリングフィールドM14を縮小化したものです。 M14そのままの曲銃床を踏襲しており、この形状の銃床を備えた銃としては 精度が悪いとされるのは、スオペレーションシステムの往復する部品が大きく重い為、 発射毎に銃が激しく動揺する事が原因として挙げられます。 命中精度と言う点において、AR-15より僅かに劣る程度で、カラシニコフよりは良好です。 また本銃が使用する5.56mm×45は小口径高速弾と言う特異な弾薬であり、 自動火器で使用する場合、作動部品を軽くし、発射反動は直線的に受け止める方が、 比較的高い命中精度を得られるように成って居るようです。 #right(){(648:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ガーランド小銃の照星は三つに分かれてるけどあれは何であんな形なのですか? あの形状は照星が三つに分かれているのではなく、ウイングと呼ばれる突起で、 照星を保護すると共に、照準を見出す時に周囲の光線の影響を少なくする為の工夫です。 同時期の他の小銃では、フードと呼ばれる覆いを備えて居ます。 H&KG3やSIG SG550系では、フードとウイングの機能を兼ね備えたような、 特徴的な形状を取っていますね。 #right(){(648:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **BARのマガジンは20発しかないんですけど、弾幕を張って敵を制圧する銃火器にしてはちょっと少なくないですか? 当時20発の弾倉容量は、5発から10発程度の小銃の実に四倍の火力を発揮します またBARはその軽便さを持って、歩兵に随伴し、適時火力を提供する、と言う 現代の分隊自動火器に該当する自動火器としての機能を与えられていますが、 それは必要にして充分な火力を歩兵に与え、第二次世界大戦を勝利に導いています。 #right(){(652:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **AR180は何故日本国内で所持許可が下りないのに量産されたんでしょうか? 日本の銃器産業が細々とでも生き延びられるようにと、制限付きながら輸出が可能でした 他にもリバティーチーフもほぼ輸出のみの為に製造されていましたし 散弾銃などは今でもOEMで製造しています AR180については、これは国産小銃の叩き台としても適していましたし、実際そこそこの性能で好評でした 残念な事に米国経由で全自動射撃可能に改造されIRAのテロで死者を出してしまい、 散弾銃以外の輸出は今現在まで停止しています まあ幸いな事にこの時の経験から開発された89式小銃は、異論も有りますがトップクラスの性能です。 #right(){(298:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M1カービンの.30 Carbineって有効射程どのくらい? 円頭弾のため、弾速が急激に低下し、長射程では威力、精度とも激減します。 有効射程は発射する銃によりますが、一般的なM1カービンの場合、300m足らずです。 これはM1カービン採用時の、米軍の要求仕様どおりです。 ちなみに、カービンに対するグルーピングの要求仕様は、100ヤードで直径4インチ以内、 200ヤードで8インチ、300ヤードで16インチ以内となっています。 実際には、150mを超えると、弾速、威力の低下のため、命中しても必ず相手を倒す事は 期待できないと言われています。 M1カービンは、そもそもガバメントの代替、「ピストルより長射程」の個人護身用として 構想されたため、このような貧弱な仕様となっています。 #right(){(682:system ◆systemVXQ2)} **XM8の「X」は試作段階の銃に付けられるものですか? >M4もM16も元々は頭にX付いてたんですか。 XMナンバーは実験的に少数を採用し、実戦でテスト運用を行う場合に付与されます。 したがってAR-15/M16も当初はXM-15と呼称されていました。 試験運用の結果、米国での生産拠点も整備され、ほぼ採用が決まりかけて居たところ、 採用に反対したコルト社のロビー活動や、ここ数年の軍事費の増加による財政の疲弊、 更新に掛かるコストと更新によって得られる高性能化の恩恵などなど、 考慮した結果、採用が見送られる事に成りました。 基本的な性能はG36をより洗練したものであり、充分高性能なものでしたが、 汎用性において、専用アタッチメントに適合したものしか装備出来無い点も嫌われ、 結果として不採用になったのです。 #right(){(691:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **米軍は主力小火気をSCARにしようと目論んでるらしいですが、この銃の優位性ってのはどういった点でしょうか? SCARは米軍の一部での採用を前提に米軍からの発注で開発されたような側面があるものです これはXM-8も同様で米国での生産拠点まで準備されていたのですがコルトのロビー活動やバイ・アメリカ法云々と XM-8自体の実用に供するには剛性不足という欠点の発覚もあって開発中止となりました 其の代案としてのSCARなのですが、米軍の次期制式小銃の採用自体も流動的な現状では 一部での試験的な運用のみに留まっているようです。 #right(){(281:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **アメリカ軍のM1カービンは将校の自衛戦闘用に開発されたそうですが、既にあったトンプソンでは駄目だったんですか? M1Carbineの元々の開発目的は、機関銃部隊に.45ACPに代わって威力のある 自衛戦闘手段を提供するものでした。 なので、300ヤードの射程を求められた訳で、そうなるとサブマシンガンよりはまとも な小銃が必要となってきます。 更に、射程100ヤードで敵に対する殺傷能力がありましたが、サブマシンガンは そうした芸当は出来ません。 更に倍以上の目方がありますので、取り回しに不便だったりします。 #right(){(273:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} M1カービンはM1ガランド小銃の訓練受けていれば即座に使用できる事を目指した 車両用、後方支援用の軽便ライフルとして開発されたものです ガス圧利用式のライフルを短縮する場合、二通りの方法論があります 一つは、設計時にガス導入腔の位置を銃身短縮を考慮して銃身の中程に設定する事 これは銃身に穴を空ける事で命中精度や銃身命数に悪影響が有るとされますが その後の短縮化への対応が容易なのが優位点です もう一つはガスルートの短縮化で対応する設計思想でAR-15がこのやり方です XM-177E1の銃身と共に短縮されたガスルートが作動不良の原因になることがベトナム戦争で判明したため 現在では短縮化されたガス伝導パイプをS字型に曲げる事で問題は解消されました またコルトの最新のAR-15型ライフルではリュングマン方式からガスピストン方式になっています 最後に、銃器において共通部品は、各機種で一つあるだけでも違うので主に機関部や外装部品の共通化が図られます。 #right(){(273:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ベトナム戦争の時海兵隊の小銃手はどのような銃を使っていたのでしょうか? ベトナム戦争初期の基幹小銃はM14、分隊支援火器および汎用機関銃はM60、 拠点防衛用の重機関銃はM2。 M14が分隊支援火器として使われたことはない。 ベトナム戦争中期から基幹小銃はM16となったが、M14も併用された。分隊 支援火器は相変わらずM60。のちに、M14は狙撃用ライフルとして使われた。 #right(){(俺初質スレ433:305)} 元々BARは自動小銃であって軽機関銃ではなかったし、伏せ撃ちで支援するのでなく、歩きながら射撃するというコンセプト。 んで分隊全員にBARを持たせようってコンセプトでM14になるので、ある意味分隊支援火器も通常の小銃も関係ない。 歩兵全員が分隊支援火器を持って、弾幕張りながら突撃するイメージが当時の米軍の理想。 #right(){(俺初質スレ433:307)} *M16系 **M16ライフルについて知りたいのですが、あの小銃のいい所ってどこでしょうか? ・調達単価が比較的安い。 ・5.56ミリの弾薬(小口径高速弾)をNATO制式装備にし、東側にも影響を与えた。 ・プラスチック、アルミの多用で、木製の銃床を不要にした。 実は空軍の制式装備が出発点なんだ。 #right(){(21:眠い人 ◆ikaJHtf2)} 高速なバースト機能と精度が高く重い銃身により狙いがぶれにくい事。 #right(){(21:913)} **M16で、給弾不良後アシストノブで弾押し込んでそのまま撃てるってことは、M16のハンマーはダブルアクションで動くんですか? 給弾不良と不発を混同してるな。 ボルトフォワードアシストが利くのはあくまで閉鎖不良の時だけ。 コッキングはされたままだから問題なし。 ハンマーが落ちてたら閉鎖不良では無く不発。 不発ならチャージングハンドルを引いて取り出すしかない。 #right(){(32:563)} **狙撃銃としてのM16って、実際にはどんな評価ですか? M16(AR-15)を狙撃銃として使用しているのはSWATなどの警察部隊があります。 警察なら遠距離射撃は行わないので、5.56mm弾でも十分なのです。 欠点として ・キャリング・ハンドルにスコープが装着しにくい(現在は改良モデルがある) ・トリガーシステムが狙撃に不向き(トリガープルが調整できない) が挙げられるようです。 #right(){(33:79)} ベトナム戦争中、例の作動不良以外に、M16の大きな欠点として 「貫通力が高すぎて接近戦では相手のダメージが小さく反撃される。」 というのがあります。 小口径弾の殺傷能力は、必要充分であるとして採用に踏み切った米国にとって、これは以外な盲点でした。 その後、バーストショットの普及と30連マガジンの支給で、上記の問題を克服しています。 #right(){(66:357)} **M16って日本の自衛隊も使っているんですか? 使ってません。89式はAR-18がベース(と言っても原形を留めてないけど)で AR-15=M16とは違う銃です。メカ的にも外観も共通してる部分が無い のに同じ銃に見えるとしたら、電波としか言い様がありません。 #right(){(62:500)} **M16もガタやキシミがあるんですか? キシミはそうそうありませんが、ガタはあります。 これは大量生産品の宿命であると同時に、ある程度部品同士にクリアランスを持たせる事で、 砂を噛んだりしても動作に差し支えないようにも出来るわけです。M16の質が悪いんじゃな くて、コルト45やその他のライフルにもあります。 ただ、全てがそうというわけでもなくクリアランスをタイトにしても信頼性を確保できてる銃 もありますし、クリアランスが大きい事は命中精度の低下を招きます。信頼性・精度・生産価格 ・・・ここらへんの兼ね合いを考えないといけないから、銃器の設計は難しいんですな。 #right(){(63:462)} **ゴルゴ13はM-16を狙撃に使ってますが、M-16というのは果たして狙撃に使えるほどの精度があるのでしょうか? 精度はともかく、弾の重量が軽すぎ遠距離集弾性能に難が有るので、狙撃銃には向きません。 一等自営業先生が上田信氏から聞いたところによると、連載開始前にサイトウプロからモデルガンメーカー のMGCに「最新のライフル銃は何だ」との問い合わせが有り、当時MGCの社員だった氏が「M16」と答えた ところ、作品に使われたとの事。本人曰く「狙撃銃なら、最初にそうと言ってくれれば別の銃を紹介したのに」 だそうで・・・・(´・ω・`) #right(){(210:78)} **第二次世界大戦のスナイパーライフルよりM-16の命中率は高いの? 低いです。せいぜい400mくらいかな。近接戦闘主眼の歩兵小兵器なんです。 NATO弾などは第一次世界大戦以前の規格ですので、千メートルでも殺傷力を失いませ んが、第二次世界大戦以降は歩兵小火器は長射程より数百mの見通し距離の殺傷力が 求められた結果なのです。 実際軽いためジャングル戦では、取りまわしがいいので重宝されました。 欠点としては弾丸が軽いので、弾道が草や小枝で逸れてしまうと言われて ます。オーストラリアSASなどはその欠点をカバーする為、M-16とFALを 二人の兵士に持たせて効果アップしています。 #right(){(34:一等自営業 ◆O8gZHKO.)} **歩兵の持つM16とパイロットや戦車兵が持ってるXM177-E2(or1)(M16に似てる)の違いはなんですか? M-16の取り回しを良くする為に、銃身を短くして軽量の伸縮式バッド・ストックを取り付けた物です。 あと、銃身を短くしただけの、M653と言うモデルも有ります。 #right(){(41:762)} **なんで、M16にマガジンを装填した後に、ボルトフォアードアシストノブを押すんですか? 米軍によってボルトを手動前進させるほうが良いと判断されたため、 そのような構造になっています。 #right(){(78:296)} M16系のチャージングハンドルは、ボルトを引くことしかできず、 押すことができません。 初期のM16にはフォワードアシストノブなく、ゴミなどのせいで 閉鎖不良が起きた場合にその解除に手間がかかりました。 わずかにボルトが前進しきらず、閉鎖できなくなることが多かった。 その都度チャージングハンドルを引いて排莢するのは手間の上、 射撃姿勢を大きく崩す。 そこで、M16A1からは構えたままボルトを押すことができる アシストノブが追加されました。あくまでもトラブル時の補助装置です。 M16って、採用当初はやたらトラブルの多い、不評の兵器だったんです。 改良を重ねて現在の信頼性を確保したわけです。 #right(){(78:299)} ボルトは手動で引くことは出来るが押し戻すのはスプリング任せになっている。 あのレバーはボルトを引いたりボルトに押し返される方向には引っかかるが、ボルトに固定されてないのです。 従って、発射時にボルトに連動しない(安全ですね)代わりに、ボルトを押し戻せません。 クリーニングできない期間が続いたり、環境によっては、 異物などによってボルトが戻り切らなくなるので、ボルトフォワードアシストで押してやります。 普段は必ずしもボルトフォワードアシストを押す必要はない訳です。 #right(){(78:311)} **M16を撃つときチャージングハンドルは動くんですか? 動きません。 #right(){(79:雪風 ◆MZR7PEYUKI)} **M16ってジャンル的にはなんて言えばいいんでしょうか? アサルトライフル、突撃銃。 #right(){(79:161)} **M4アサルトカービンに着剣したらなんだかバレルの段差で折れそうで不安じゃないか? 簡単に折れるなら着剣出来ない構造にされてるはずである。 ということで着剣可能と言うことは大丈夫だ。 #right(){(俺初質スレ430:253)} M4での着剣格闘あんまり推奨されていないようだよ。 バレルよりはレシーバーとの結合部にガタがくるみたいらしいが **M16って評判良いらしいけどイラク戦争で米兵から市街戦に向かないって言われてなかったっけ? M16は長く使われていい感じに枯れている銃ですが、銃身長いので取り回しにくく、 短銃身の[[M4>http://ja.wikipedia.org/wiki/M4%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%93%E3%83%B3]]に代替されつつあります。ただし長射程が必要なときには困るわけですが。 #right(){(457:745)} **M16って本当に30発連射したら銃身が傷んでしまうんですか? 一分辺り200発前後の連射なら銃身は平気なように設計されています この数字は標準的な短機関銃(SMG)等でも同様ですね オーバーヒート状態となるのは1分間に300発以上発射するような場合で 通常の戦闘でもそのような射撃は避けるようになっています。 #right(){(三等自営業 ◆LiXVy0DO8s )} **A2以降のM16にフルオート機能が無くなった事に関して現場の兵士から苦情は出ているんですか? AR-15(M16)はA2モデルで全自動射撃モードを廃しましたが 欠陥を持った三発制限点射機構の為に 訓練により指切り制御による制限点射が可能な兵士からは、使い難いとの評価がありました そのため急遽全自動射撃が可能な全自動射撃モード装備のA3モデルが登場したのです これはM4の採用時にもそのような要望があり、結局はM4A1バリエーションとして標準化しました。 #right(){(458:881)} **M16A3とA4の違いを教えてください M16A3はM16A2の改良型で、3発制限点射機構を廃止して、全自動射撃が可能になったモデルです M16A4はM16A2の発展型で、M4と同型のフラットトップレシーバーを装備し 3発制限点射レシーバーまたは全自動レシーバーのバリエーションがあります #right{(535:165三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ロボコップ2で、M16にドラム弾装をつけていた警官が出ていましたが、M16用のドラム弾装は存在するんでしょうか? ドラム型弾倉は改良されてC-MAGやD-MAGと呼ばれる多弾装マガジンが実用化されています 外装が樹脂製で、最大で100発の容量も持つものがあります #right{(506:820:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M16等の通常の3倍程度の弾薬を入れられる様なマガジンはありますか? MWG 90 Rounder http://www.arizonagunrunners.com/Products/mwgcompany/90-roundmagazine/90-roundmagazine.html ストーナーで箱形150発弾倉ってのがあって、ベトナム戦争でアメリカの一部偵察チームが 使ってたという話ならある。いきなり弾幕はって、逃げやすくするため。 ただこれも分隊支援火器の萌芽みたいな銃器でした。 極端なシチュエーションを除いて小銃は取り回しが一番大事です。 #right(){(323:318,326)} **M16の機構で、遊底を操作する所はボルトキャッチ以外にチャージングハンドルとボルトフォワードアシストがあるのですが、この二つの違いは? >遊底を操作するチャージングハンドルがM16(A1より前の型)にもついてるのだから、わざわざ遊底を操作する機能を新しく追加する必要は無いと思うのですが ボルトキャッチは弾倉内の最終弾が装填された後にボルトが後退した時に遊底(ボルトキャリア)を後退位置で保持する部品です チャージングハンドルは遊底を装填位置または固定位置まで後退させる部品で、これは別部品になっていて その前進・閉鎖は遊底複座ばねのテンションのみによって行なわれます AR-15(M16)で閉鎖不良に陥る故障が頻発した為、改良型のA1モデルでは 閉鎖不良が起きた時にボルトを強制的に閉鎖させる部品が追加されました これがボルトフォワードアシストで、ボルトとチャージングハンドルが分離した構造に起因する 上記の閉鎖不良トラブルに対処する為に追加されました。 #right{(517:484:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} >M16関係でもう一つ質問。自動拳銃はスライドストップを下げる以外にもスライドを直接引いて離す事によって装弾する事ができますが >M16でも同じような事はできますか?チャージングハンドルを引いて離したりボルトフォアードアシストを引いて押し込むとか チャージングハンドルは本来その様に操作しますが ボルトキャッチを掛けてから弾倉を装填し、ボルトキャッチを解除して薬室に送弾する、と言う操作方法もあります ボルトフォワードアシストはボルトが完全に前進しないで、不完全閉鎖になった時のみ使用します。 #right{(517:496:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **5.56mmのM4から6.8mmspcを撃つ場合ボルトアッセンブリーとバレルを交換しないと撃てませんか? M4で6.8mmSPC弾を発射する事は出来ません。 M4のレシーバーはその規模が6.8mmSPC弾の威力に対して強度が不足している為 対応する銃身及びボルトアセンブリ・バッファアセンブリは製造されていません 将来的には、AR-15弾倉を流用する方向で開発は進んでいますが、 このあたりがM4の設計の限界で、.308Win用の規模を持つSR-25(AR-10)やSCAR等であれば 銃身及びボルトアッセンブリ、バッファアセンブリをコンバートする事で使用可能となります。 >M4のレシーバーはその規模が6.8mmSPC弾の威力に対して強度が不足している為 >対応する銃身及びボルトアセンブリ・バッファアセンブリは製造されていません はい、ダウト。 http://www.dpmsinc.com/firearms/firearm.aspx?id=27 DPMSの6.8x43mm Rem.SPCのアッパー&ロアはM4互換のものでAR10系ではありません。 あとAR10を6.8㎜SPCにコンバートした物なんて存在しません。 レシーバーもマガジンも大きすぎます。 DPMS以外にもNOVESKEやブッシュマスター、ロックリバーなどでも 6.8㎜SPC仕様のM4が生産されています。 本家COLTのM4レシーバーでも前述の各社の生産するコンバージョンキットを用いれば 6.8㎜SPCへのコンバートは容易に可能。 6.8㎜SPCの何倍ものパワーがあるbeowolf仕様のアッパーを載せたモノすら存在しますので SPCを使うに強度不足というのは眉唾です。 #right(){(456:61)} **M4カービンのハンドガードにM203とかグリップとかのアタッチメントを取り付けるときって、マウントレールにネジで付けるの? >填めこんだりとかじゃないんだよね? M4カービンのハンドガードは上下に分割されています ですからM203を取り付ける場合にはロワーハンドガードを外して取り付けます またその他のアクセサリを取り付ける場合にはRISやRASなどのレイル・インターフェイスを ハンドガードと交換して各種アクセサリーを取り付けます。 #right{(524:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M16系の銃は、チャージングハンドル引いて弾を装填→ダストカバー閉じる→ダストカバー閉じたまま射撃、という撃ち方はできるのでしょうか? 閉じている状態のAR-15(M16)のダストカバーは、 プランジャーのテンションによってエジェクションポートの縁に引っ掛かって居ますが ボルトキャリアの凹みにロック部分が入り込んで保持されて居る為に 発砲前に閉じてあっても、ボルトキャリアが前後すると開放されるようになっています ですから装填状態に於いてダストカバーを閉じていても問題はありません。 #right(){(558:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M16/M4のアッパーレシーバーの交換って簡単にできるんですか?特殊な工具とか必要ですか? M16はアッパーレシーバを容易に交換可能です レシーバーロックピンとピボットピンを弾丸の先端などで押して抜く事で 簡単に上下に分割する事が出来ます。 通常はピボットピンを軸にテイクダウンして分解整備するようになっていますね。 #right(){(566:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M16を始めとする自動小銃はマガジンの残弾数が分かりませんよね? >何故、側面に溝を作ったりして残弾数を確かめられるようにしないのですか? 強化プラ製のシースルー弾倉があるぞ もちろんそういう試みは幾度となく考えられているが、 覗き窓から砂やゴミが入って機関不良→射撃不能となることが目に見えていたので 強化プラスチックの開発まではだれも実用化することができなかった。 #right(){(344:764,766)} AR-15(M16)系列にはM16のライセンス生産品である、カナダ制式のC7小銃用の弾倉が樹脂製です これは「カナディアン・タイプマガジン」と呼ばれていまして、弾倉の統一規格であるAR-15規格に互換性があります。 #right(){(344:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M16シリーズの射撃切り替えでA3が3連射を止めてフルオートにした理由とA4で再びフルオートを止めて3連射機能を付けた理由は何でしょうか? >単発は共通ですが、A2はフルオートを止めて3連射、A3は3連射を止めてフルオート、A4で再びフルオートを止めて3連射となっています。 >A2で3連射機能が導入された経緯は分かったのですが、A3とA4の事情は分かりませんでした。 三発制限点射機能(3バースト)は指切りによる点射が可能な射手には不便な機構でした また部品数の増加が機構の複雑化を招き、不意に故障する事を嫌う特殊部隊などでは敬遠され 特に全自動射撃が必要に応じて出来無い事は小数で行動する作戦行動では致命的な欠点という指摘もあります そこで米国では三発制限点射機構を省略し、全自動射撃が可能なモデルを投入しました これとは別に制限点射と全自動射撃も可能なものも造られています これは射撃選択レバーが通常安全位置から下方に回転させるところを上にも回転させる事で 全自動射撃に切り替える様にしたものです。 #right(){(339:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **アメリカがM16シリーズを作り続けていく中で、その作動方式としてガスピストン方式でなく一貫してリュングマン方式にこだわった理由は何でしょうか? >A1からA2に変更する辺りで、「M16をガスピストン方式にしましょう」とか言う意見は出なかったのでしょうか? 1. トラブルの原因がわかったので、現実的な方法で対処できる見通しがついた。 2. 新システムの開発はゼロからになり、時間も費用もかかる。 3. 小火器は言わば工芸品であるため、作動原理が良くとも製品が確実に成功する保証はない。 これらの理由から改良に留めたものと思われます。イギリスのL85も同様(こちらはさほどうまくいってないが)ですね。 結果として、M16A2は実戦でバリバリ使われているわけであり、米軍の判断は正しかったのではないでしょうか。 似たような機構ではあるが、まずM16=リュングマン方式って認識は間違い。 その上で回答するなら、銃のメカニズムというものは、実戦経験や膨大なテストの上でプルーブド されていて、信頼性なり問題点なりが確立されている事が望ましい。 作動方式を切り替えるなら、それはもはや小改造じゃなくて新規設計に近い話になる。 と、なると一から時間をかけて開発しなきゃならんわけで、それに見合うだけの歩兵に配備するライフルの 更新計画が無かっただけの事。 #right(){(333:476,477)} **XM177E2カービンにM203グレネードランチャーはつけれないのでしょうか? XM-177E1は仰る通りM203は装着出来ませんがXM-177E2はM203装着に対応する為に 銃身を延長し消炎制退器を兼ねたサプレッサーにクビレが追加されています これはXM-177E1の運用上の問題点である特大マズルブラスト対策と新装備であるM203に対応した措置です ちなみにトイガンのXM-177E2はハンドガードの全長が実銃とは異なるため(少しばかり長い) 本来装着可能なM203が取り付けられないというのが実際です。 #right(){(329:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M16やM4って電動ガンだとストックにバッテリーが入ってますが実銃は何が入ってるんですか? M-16ファミリーの固定ストックの中にはクリーニング・キットが入ってる。 #right(){(614:817)} **M16なんかはストックにバッファチューブなるモノがありストックポッキリだと撃てなくなるって聞いたんですが >じゃあストックに機関内蔵したブルパップ式はどこにあるの? >というかバッファチューブってAKやG36にはない気がするけどM16に特別必要な部品なの? AR-15のバッファチューブは、遊底(ボルト)部分の構造的な問題で、遊底複座ばねが、 銃の後方にスペースが無いと内蔵出来ない、という特徴を持って居ます この利点として、作動部品の軽量化及び、発射反動を銃床で直線的に受け止める事で 発砲時における制御性を高めています。 そして他の小銃や、ブルパップ式のレイアウトにおいては、この複座ばねを遊底に対し、 左右に振り分け、または上部に設置する事で、機関部後方に必要なクリアランスを縮小し 全体を小さく纏める設計がなされています、このような複座ばねの配置は AR-15系も可能で、LR-300など折り畳み銃床を採用した設計も可能に成っています。 #right(){(623:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **パトリオットピストルって、あのM16を切りつめたやつの製品名なんでしょうか? パトリオットピストルは商品名ですが 米国のガンコントロールではある長さまでの散弾銃以外の銃器をハンドガンとして分類しています これはストックやフォアグリップの装備が禁止された厳しいもので M16も切り詰めてピストルグリップのみで保持するようにするとハンドガンとして売買出来ます この手の短縮M16として極初期の製品なのでこのカテゴリーの代名詞にもなっています。 #right(){(313:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M4の生産はM16の生産ラインを流用できるのですか? M4は元々、M16A2の一バリエーションですから、M16A2が製造可能な設備があれば 当然生産する事は可能です。 また、M4の部品は、多数の会社によって様々な部品毎に製造・販売されており コルト純正部品以外の部品を組み合わせてもM4が出来上がる程です。 #right(){(619:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **SS109と比べMk262 Mod1が優っている点とはなんですか? SS109は十分な速度で命中しないと破砕せず、大きなダメージを与えられません。 M4は初速が遅く、近距離でないとSS109のメリットを活かせないわけです。 破砕しない場合にはタンブリングに頼るしかなく、この場合、より低速でタンブリングし、 また破砕しやすい Mk262 Mod1の方が有利になります。Mk262は本来、その重量を活かして 正確な長距離射撃ができるのが売りだったのですが、思わぬ所で活躍の場を得たわけです。 #right(){(310:728)} >M16A4の初速は948m/s、M4の初速は921m/sとM16に比べ27m/sの差で威力がそれほど変わるものなのですか? 軽量高速弾の弱点が、20インチから16インチに銃身長が変わった事による わずかな初速の低下が致命的な威力の低下に繋がる点であることです この欠点を解消するのに、至近距離においては重量弾を使うことによって 打倒威力、つまりはより少ない弾丸で無力化を図る事で 幸いな事にすでに存在する弾種で対応出来た、と言うことです #right(){(310:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M4カービンって「制式採用4番目のカービン」だからM4ですよね? カービンってのは小銃の一種(騎兵用小銃) 歩兵用小銃と区別付けるために名前とか形式番号を区別してただけの習慣 #right(){(641:154)} **M4は、M16の後継銃なんですか? 亜米利加はM16A2の調達を止め、M4A1を制式小銃として調達をしています つまりM16A2の後継と言う事に成ります。 形式的には改良されたM16A2を再度採用した事になりますね、 これはAR-15が採用されてM-16になり さらに改良されたM16A1が制式となった経緯と良く似ています。 #right(){(641:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **なぜM16系のライフルのリュングマンシステムは通常のガスターンボルトに比べ精度が高くなると言われてるのでしょうか? 銃器の性能については各メーカーが自社製品の特徴を「優れたメカ」として宣伝する。 そこを理解して眉に唾をつけて読む。 オートマチックな銃で駆動する部品の重量が少ないと言うのは連射時の精度を上げる。 (連射中の銃の中で重たいもんが動いているのと軽いもんが動いてるのと、どっちが振動を抑え易いか?と考えると良い。) ただし、M16系として見るとボルト作動のためのガス圧を調整できないので、単位時間内の発射レートが高すぎてフルオートの制御がしづらい。 ボルトスプリングの配置のためにボルトがフルに下がった時にストックエンドまでインパクト的な振動が伝わる。 など、「精度を落としている」部分がある。 補足) バーストショットについては発射レートが高い方が集弾させやすいと言う人もいる。 M16系の問題として挙げた2つはリュングマンシステムだからって訳じゃない話。 #right(){(294:132)} **M4A1のマウントレールにはキャリングハンドルやフォアグリップを着脱できますが、これらはどうやって保持しているのでしょうか? レールのギザギザはアクセサリーを前後方向で固定する為の引っ掛かりです アクセサリーはネジ式あるいはレバー式のクランプを締め付けることで固定します #right(){(289:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M16って弾を装填した後、右のボタンみたいなの押し込みますよね?あれってなんですか? AR-15(M16)は再装填後にボルトストップ・リリースというレバーを押して 後退位置で停止している遊底(ボルト・キャリアー)を解放して射撃準備を完了します これは排莢口(エジェクション・ポート)の反対側にある小判状の部品です また排莢口にはダストカバーが装備されており、ボルトが後退すると連動して開くようになっています。 #right(){(286:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} M-16は完全に薬室が閉鎖されないと引き金を引いても作動しません。危ないからね。 ガス直撃作動方式の宿命で、ススが溜まると薬室がきちんと閉鎖されないことがあります。 撃てないと死ぬことがあり、けっこう死んだので、強制的に薬室を閉鎖するために特別な仕掛けを作りました。 遊底右側とつながっているforward-assist deviceと呼ばれるものです。 これとは別に左側にbolt-catch deviceと呼ばれるものがあり、これは弾倉が空になったときに 遊底が下がったままで止めるものです。これがないと最後の弾を撃っても撃った人間にはわからず、 あわてて弾倉を交換して撃たれる結果になるからです。けっこうそんな仕様のアサルトライフルがあります。 で、リロードするたびにマガジンの左側上にあるこのボタンを押して遊底を前進させ、装填します。 #right(){(286:204)} **M16小銃の初期不良の一つである閉鎖不良を起こしても手動で強制的に閉鎖できない、というのは開発実験段階で気付かなかったのでしょうか? ヴェトナムでは本来想定されたものと使われた条件が違っていた。 1)兵士がクリーニング不要の銃と思い込んでいた 2)弾薬に使われた火薬が本来のものと違っていた 閉鎖不良云々はそのために起こったトラブル。 #right(){(278:487)} 補足すると、本来7.62mmNATO弾薬用の装薬をものXM-15の5.56mm弾に流用した事がそもそもの間違い 開発者の想定外の外的要因によって、クリーニング不要のスーパーライフルというデマも相まって 戦場で閉鎖不良等のトラブルが多発しましたが、それ以外の実戦評価は概ね良好であったため、 フォワードアシスト、ボルトへのクローム鍍金等の対策がなされ改良された物がM16A1として採用されて現在に至ります。 #right(){(278:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M16とM4ってぱっと見たときの見分け方はどうするのでしょうか。 >あとA1とかA2とかも、見かけ上でどう見分けるのでしょうか M16の見分け方は簡単にA1がバレルが細く(約15mm)ハンドガードの断面が三角形 A2は銃身長はA1と同じ20インチだが太い(約18mm)キャリングハンドルにあるリアサイトが可動式になって独立している エジェクションポート部分にカートデフレクターという三角形の突起がある、などの外見上の違いがある またM4はキャリングハンドルが脱着可能になっていて、16インチの銃身先端部にはM203をぶら下げる為のくびれが見える このくびれはM16A1に合わせたアタッチメントを装着する為にあるのでA2はハンドガードに隠れている 詳しくはコルトのサイトを参考にしてくれ。 #right(){(261:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **一般的な14.5バレルだと安定作動するのに、10インチ辺りに切り詰めたものだと動作が安定しないと言われてるのは何で? AR-15(M16)のボルトキャリアは、その動作の為に発射ガスの一部を内部に通す構造になっているので、 銃身が短縮された場合、銃身内部のガス容量が不安定になりやすく、 この点が改良されるまでは、銃身の短縮化は作動不良の頻出につながりました。 #right(){(701:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M16(それも初期)を水に浸けて大丈夫なのでしょうか? いくら華奢なM16系だって、水に漬かっただけで壊れるわけないだろ 銃身や機関部に入り込んだ水を抜けば、問題なく作動する #right(){(俺初質スレ2050:187)} **デリケート過ぎる点を補って余りあるほどM16というシリーズは素晴らしい性能だったのでしょうか? 欠点ではあっても対処不可能なほどの欠陥ではない 一応必要最低限の機能は満たしてるし、全軍の制式小銃を全部入れ替えるのは恐ろしく金がかかるので、とりあえず使えるしこれでいいか、って感じ あと合理的なアメリカとは言いつつ、国内の銃器メーカーへの配慮とか性能面以外の政治的な理由も存在する(まあそんなのどこの国にもあるけど) #right(){(俺初質スレ2050:726)} M16は配備当初メンテナンス不要という誤った噂が流れてトラブルになったらしいが… イジェクションポートにカバーがあるし、 カバーが開いてもボルトが前進してポートからの異物混入を防げる。 AKはセレクターがセーフ位置に無いと異物混入の可能性がある。 セレクターをセーフにしないで上側に向けて砂に埋めるとジャムるw クリーニングは圧倒的にAKが楽だけど。 AKであっても一発でも撃ったらクリーニングはすべきだし、 勿論粗雑に扱うべきものでもない。 適切に扱っていればM16系でもAK系でも問題ない。 #right(){(俺初質スレ2050:727)} ----
#contents ---- **M14ってまだ現役ですか? 英米の特殊部隊と 南米の一部の国で使用されてる模様。 南東欧某国に近年米国から余剰品が大量供給されたとの 情報あり。 #right(){(34:746)} M14はフィリピン軍でも一部使ってるみたいだね。 #right(){(34:熊男 ◆i1ZVfXIQ)} >それは昔作ったのをいまだに使っているのでしょうか? 昔のを改良しながらずっと使ってます。生産は終わってます。 #right(){(70:402)} M14は軍が大量にモスボールしてますから、軍が「使いたい」と思ってるうちは使えるはずです。 軍は生産してませんが、同一の市販モデルは作られてますし。 #right(){(70:411)} **「スプリングフィールド」とは何ですか? スプリングフィールド兵器工廠、あるいはそこで作られたライフルの事。 #right(){(58:59)} 追補。 「スプリングフィールド’03狙撃ライフル」 正式名称は「U.S.ライフル、30口径、モデル1903」だが、実際にはスプリングフィールドや スプリングフィールド’03、あるいは単なる’03という呼び名で呼ばれていた。 ボルトアクションのこの小銃は、1903年にアメリカ陸軍に採用され、1936年まで アメリカ軍の標準小銃として使用されていた。 #right(){(58:60)} ちなみに現在のスプリングフィールドアーモリー(M1Aやカスタムガバで知られる)は 軍工廠とは全くの無関係。 #right(){(58:61)} **BAR(M1918A1)はオープンボルトで発射準備完了となるのでしょうか? BARはすべてオープンボルトからの発射です。 #right(){(61:名無し軍曹)} **第二次世界大戦の米軍の使用している小銃は弾倉に何発、入れられるのでしょうか? 米軍で使用している小銃は、M1ガーランドが一番多いです。この銃は、 第二次世界大戦でのアメリカ軍の主力セミ・オートライフルで、 1941年から大量生産され、400万丁が生産されました。 ガス圧利用によるロータリー・ボルト・ロッキング・システムを組み込んでいます。 8発をパックしたスチール製のローデング・クリップをレシーバー内に装てんし、 これをマガジンの代用とし、全弾撃ち尽くすとクリップは自動的に排出される仕組みになっています。 #right(){(37:64)} **M14小銃ですが、ピストルグリップの付いた型は少量生産に終わったそうですが、なぜでしょうか? >そもそも、何でM14はピストルグリップ型にしなかったのでしょうか? それはM14A1というタイプでしょう。前にもグリップがあり、 肩から吊るスリングが銃口部あたりに付く事も手伝って、全自動射撃時のコントロールを容易にできる、 サブマシンガン的な設計思想があったようです。 ただし、じっくり狙って撃つには、ピストルグリップは邪魔だったと思います。 なぜ少量で終わったかはわかりませんが、M14をフルオートで撃つ事自体、 どうがんばってもつらかったのではないでしょうか(セミオートで撃っても肩にアザできましただよ)。 #right(){(70:system)} M14は全自動射撃時の反動があまりに大きく、銃の跳ね上がりがヒドイので、 それを抑えるためにガッチリと掴みやすいピストルグリップ型に改良された。  しかし、それでもなぉ全自動射撃時の跳ね上がりを抑えることが困難なので、 M14自体がお蔵入りに。その為、ピストルグリップ型の改良型は少数しか生産されなかった。  従来型のストック形状で設計されたのは、 7.62mmフルパワー弾を全自動射撃 した時の反動がそこまで大きいとは予想できなかったため。  ちなみにこの情報を受けて、陸上自衛隊の64式小銃には火薬の量を減らした減装薬弾が使用されている。 #right(){(70:244)} **M1カービンは一発ごとにコッキングが必要で連射出来ないというのは本当ですか? M1カービンはセミオートですよ。 #right(){(75:511)} **米軍が使っているライフル(よく写真に写っているごついやつ)のモデル名を教えてください。 長いのがM16A2 短いのがM4A1 どっちも中身は一緒。 #right(){(79:615)} **M16を使っている米軍では、人の殴り方としてM16のどこを握って、どの部分で殴るように教えられるのですか? 銃床で殴る。 #right(){(88:571)} 銃剣道。 要するに着剣して突く。 火薬の爆発に耐えるから人間が殴れるって理屈自体が激しくさぶい。 #right(){(88:648)} **ベトナムの時、米の兵士訓練学校ではM14を使ってたんですか? >だとしたらなんでM16を使わずにボルトアクションの銃をつかってたんですか? M16がまだ存在してなかったから。 ベトナム戦争中にM16が開発され前線で戦う兵士に最優先で供給された。 訓練学校にまわす余裕などなかった。 学校でM16が使われるようになったのはベトナム戦争が終わってから。 #right(){(94:242)} そもそもM14はボルトアクションではないですよ。 一応、フルオートでも撃てる(反動がキツくて当たらないそうだが)、 自動小銃です。セミオートでの命中率は高かったのですが。 余談ですが、自衛隊の制式小銃に採用されかかったのですが、 逆転されて64式自動小銃に負けてしまいました。 #right(){(94:256)} M16のグレネード発射機付きの型は、ベトナム戦争中にXM148という型が試作されて、 実戦に投入されている。 XM148を改良したのがM203で、これが1969年制式採用。 だから、ベトナム戦争中でも普通に見られた筈>グレネードランチャー付きM16 もっとも、「ワンス・アンド・フォーエバー(We were soldiers)」にM203が出てきたのなら、 時期的におかしいが。 #right(){(94:268)} **アメリカのM1カービンは自動小銃なのでしょうか? それとも、サブマシンガンに分類されるのでしょうか? まず英和辞典を…だな。 久々にコンプリ開いてみたが、今ひとつ分かりかねる。 shotgun…「散弾銃・鳥銃・猟銃」と出る。 shotを引いてみると、「⑧試み・当て推量」という項目がある。 要は精密な狙い撃ちより、目標めがけて弾をばら撒くニュアンスだろうか。 #right(){(98:鷂@元とんぼでし ◆Kr61cmWkkQ)} shotが散弾の意味だから(その場合は) 深く考える必要はない。英和辞典に当たればすぐ分かる。 #right(){(98:850)} 自動小銃だ。サブマシンガンはふつうはピストル・カートリッジ。 威力と射程が不十分だったから。 #right(){(98:854)} **M1カービンはM1ガーランドより威力が弱すぎて野戦では使い物にならなかったというのは事実ですか? M1カービンは、小銃を装備する事に制限のある、後方部隊等の自衛用の火力を確保する目的で採用されました .30carbineの威力は小銃に比較して弱く、射程も短いですが、そもそも小銃と同等の威力は求められては居ませんでした これは現代の個人防御火器(PDW)コンセプトの原型とも言えるもので その存在意義はP90やMP7と同様、近距離での火力を保持する事にあります #right{(526:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M14のフルオート機能はダメダメだって聞いたんですが、なにがダメダメなんですか? M14に使われていた7.62mm小銃弾(NATOの標準弾薬に決められたのでNATO弾とも呼ぶ)は威力が強すぎて、 軽量小型の自動小銃に使うと反動が強すぎ、フルオートで撃つと銃口が撥ね上がるのでちっとも 照準したところに当たらない、という問題が出た。 このためM14は「失敗作」扱いされることが多い。 でも本質的には銃弾が適切ではなかったためで、銃本体の問題ではない。 ただし、木製銃床のM14は水や湿気に弱く、ベトナムの戦場だと劣化が早く銃床がよく壊れるので、その点でも評価は低かった。 これも、本来高温多湿の熱帯の環境を想定して開発された銃ではないので、難癖と言えない事もないが・・・。 #right{(535:320)} **wikipediaで調べてもるとM14の有効射程が460mだったんですけど、米軍で狙撃銃に求められる射程とはどの程度なのでしょうか。 狙撃銃として求められる射程は対人で800m、対物で1200m以上です これは想定される敵勢力が反撃に使用する火器の、その射程外から打撃を与える為の、 最小限度の距離になります。 ちなみにM14/M21に光学照準器などを装備すれば、その有効射程は800m以上となり、 狙撃銃として使用可能です。 #right(){(575:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **Kel-Tec RFBという7.62mmブルパップアサルトライフルについて #video(http://jp.youtube.com/watch?v=t9Xqa2vwq60) >薬莢を銃の前方から排出するのでブルパップ式によくある問題はほぼ解決されているとか・・・。 >それから、ブルパップ式にすれば7.62mm弾薬の反動の強さをコントロールできるものなのでしょうか? この銃に関して、記事を読んだ限りは、構造的には64式小銃やFAL同様 ガス圧利用ティルティングブロック方式の動作機構を採用しています 従って銃の閉鎖機構が反動を受け止める時間は比較的長く取られて居りまた 高性能緩衝装置と直銃床により、発射反動は相当軽減されているように見受けられます また動作は動画では半自動のみでしたが、相当コントローラブルな印象です 消炎制退器及び排莢口の設計も適切かつ有効なものだと思われます このような設計思想の火器は古くはバルメや五十六式ブルパップ等があり さらにバーレットの.50アンチマテリアルライフルにも存在します 機関部が銃床部分にある事によるマスの集中と、全長に比較して長い銃身を装備出来る点が特徴で 長距離射撃を行なう設計思想の火器においては、これは利点となりますね。 排莢口が前方に設定されている為、左右のスイッチも問題なく出来るので これは口径バリエーションや軍・警察用向けの売り込みを展開する上でも利点となるでしょう 軍用銃としての需要も充分に考えられますので、今後が愉しみな新機軸ですね。 #right{(359:468:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **米軍のM16の次世代銃としてXM8計画はぽしゃったらしいですが、このXM8の8はどこから湧いてきた数字でしょうか?M17でなくM8なのはなぜでしょうか? HK版AR-15A2である、HK416およびAR-10にあたるHK417の次世代に位置する小銃としての XM-8という試作番号だと思われます、量産化されれば恐らくHK-418と呼称されたかも知れません また一説にはHK417(HK416の7.62mm版)がHK418とも呼ばれているとなっており このあたりはごっちゃになってるようで、判然としませんが。 #right(){(338:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **米陸軍及び海兵隊でSR-25シリーズがM24SWSを完全置換できない理由はなんでしょうか? >M24自体老朽化してる上にSR-25の方が同じ弾薬で拡張性、汎用性共に上回っていると思うのですが >M-16との互換性も高く価格もそれほど高いわけでありません >実戦でもSEALsが使用して十分実績がある様に思えます SR-25は狙撃銃というよりは、小銃より長射程での制圧に用いる火力支援が主目的です 対してM24は、スカウトスナイパーのような、一発で任務を達成するような用途で使用されます つまり装備としての用途は端から異なる訳で、更新の対象にな成らないようです。 >SR-25とM21なら完全置換が出来ると思うのですが M21はSR-25とは異なり、全自動射撃が出来ません 運用としては、小隊単位で装備し、ドラグノフと同様小銃の射程外から制圧するように使います 対するSR-25は単独及び小規模の戦闘単位で運用するもので 用途が異なる点ではM24と同様、更新の対象には成りません。 #right(){(581:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **バレットM82で撃たれると真っ二つになりますか? 被弾部位に拠りますが、四肢なら破断 胴部でもそれに近い損傷を受けるでしょう また瞬間空洞により発生する内圧で爆発的な破壊が想定されます。 #right(){(336:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **エアガンでM14の銃身を短く切り詰めた「SOCOMバージョン」というものがあるのですが、本当にアメリカの特殊部隊はこんなものを使っているのでしょうか? M14の銃身を切り詰めて銃床をピストルグリップに替えたりしたものはあります その中で「SOPMOD」と呼ばれる物がそう言った切り詰めカスタムの代表格ですが 「SOCOMモデル」そのものは架空の銃です、 ただしそれに良く似たワンオフあるいは個人で改造した物は無数に存在します。 #right(){(320:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M-1カービンとM-1ガーランド・・同時期の正式小銃でどちらもM-1ってのは、どういうわけなんでしょう? フライトジャケットもM-1がありますね 装備の種類と制式番号で米軍の兵器あるいは装備は見分けます それ以前はM1911だのM1928だのM1910だのと 制式採用された、あるいは開発年次で命名されていて もっと混乱を来して居ましたw #right(){(316:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M14での射撃映像なんですが、途中からコッキング動作入れてる射撃に変わってます。どういうことですか? #video(http://www.youtube.com/watch?v=socgmULGVOA) これは減音器(サプレッサー)のデモンストレーション動画ですが 途中で発射音が変わっている事から分かるように 通常弾薬と減音器対応弾薬の二種類が使用されています 最初の三発が通常の弾薬で、発射音も大きく、自動装填機構は完全に動作しています 四発目以降は減音弾薬で、装薬が少ないので、発射ガスの量が足りない為に 自動装填機構は完全に動作せず、発射音を減衰させる代わりに 手動で薬莢を排出し、次弾を装填する事が必要になります M14には、発射する弾薬に合わせて適切に動作するように 規制子(ガスレギュレータ)と言う部品が付いているので、これを調整すれば 装薬の少ない、作動用のガス圧が低い減音弾薬でも正常に動作するように出来ますが この動画はそれをせずに発射するデモンストレーションのようです。 #right(){(643:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **スタームルガーmini14が命中率は限定的なレンチライフルって書いてあるけど命中率はどのくらい? スタームルガーmini14は、その名の通り、スプリングフィールドM14を縮小化したものです。 M14そのままの曲銃床を踏襲しており、この形状の銃床を備えた銃としては 精度が悪いとされるのは、スオペレーションシステムの往復する部品が大きく重い為、 発射毎に銃が激しく動揺する事が原因として挙げられます。 命中精度と言う点において、AR-15より僅かに劣る程度で、カラシニコフよりは良好です。 また本銃が使用する5.56mm×45は小口径高速弾と言う特異な弾薬であり、 自動火器で使用する場合、作動部品を軽くし、発射反動は直線的に受け止める方が、 比較的高い命中精度を得られるように成って居るようです。 #right(){(648:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ガーランド小銃の照星は三つに分かれてるけどあれは何であんな形なのですか? あの形状は照星が三つに分かれているのではなく、ウイングと呼ばれる突起で、 照星を保護すると共に、照準を見出す時に周囲の光線の影響を少なくする為の工夫です。 同時期の他の小銃では、フードと呼ばれる覆いを備えて居ます。 H&KG3やSIG SG550系では、フードとウイングの機能を兼ね備えたような、 特徴的な形状を取っていますね。 #right(){(648:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **BARのマガジンは20発しかないんですけど、弾幕を張って敵を制圧する銃火器にしてはちょっと少なくないですか? 当時20発の弾倉容量は、5発から10発程度の小銃の実に四倍の火力を発揮します またBARはその軽便さを持って、歩兵に随伴し、適時火力を提供する、と言う 現代の分隊自動火器に該当する自動火器としての機能を与えられていますが、 それは必要にして充分な火力を歩兵に与え、第二次世界大戦を勝利に導いています。 #right(){(652:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **AR180は何故日本国内で所持許可が下りないのに量産されたんでしょうか? 日本の銃器産業が細々とでも生き延びられるようにと、制限付きながら輸出が可能でした 他にもリバティーチーフもほぼ輸出のみの為に製造されていましたし 散弾銃などは今でもOEMで製造しています AR180については、これは国産小銃の叩き台としても適していましたし、実際そこそこの性能で好評でした 残念な事に米国経由で全自動射撃可能に改造されIRAのテロで死者を出してしまい、 散弾銃以外の輸出は今現在まで停止しています まあ幸いな事にこの時の経験から開発された89式小銃は、異論も有りますがトップクラスの性能です。 #right(){(298:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M1カービンの.30 Carbineって有効射程どのくらい? 円頭弾のため、弾速が急激に低下し、長射程では威力、精度とも激減します。 有効射程は発射する銃によりますが、一般的なM1カービンの場合、300m足らずです。 これはM1カービン採用時の、米軍の要求仕様どおりです。 ちなみに、カービンに対するグルーピングの要求仕様は、100ヤードで直径4インチ以内、 200ヤードで8インチ、300ヤードで16インチ以内となっています。 実際には、150mを超えると、弾速、威力の低下のため、命中しても必ず相手を倒す事は 期待できないと言われています。 M1カービンは、そもそもガバメントの代替、「ピストルより長射程」の個人護身用として 構想されたため、このような貧弱な仕様となっています。 #right(){(682:system ◆systemVXQ2)} **XM8の「X」は試作段階の銃に付けられるものですか? >M4もM16も元々は頭にX付いてたんですか。 XMナンバーは実験的に少数を採用し、実戦でテスト運用を行う場合に付与されます。 したがってAR-15/M16も当初はXM-15と呼称されていました。 試験運用の結果、米国での生産拠点も整備され、ほぼ採用が決まりかけて居たところ、 採用に反対したコルト社のロビー活動や、ここ数年の軍事費の増加による財政の疲弊、 更新に掛かるコストと更新によって得られる高性能化の恩恵などなど、 考慮した結果、採用が見送られる事に成りました。 基本的な性能はG36をより洗練したものであり、充分高性能なものでしたが、 汎用性において、専用アタッチメントに適合したものしか装備出来無い点も嫌われ、 結果として不採用になったのです。 #right(){(691:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **米軍は主力小火気をSCARにしようと目論んでるらしいですが、この銃の優位性ってのはどういった点でしょうか? SCARは米軍の一部での採用を前提に米軍からの発注で開発されたような側面があるものです これはXM-8も同様で米国での生産拠点まで準備されていたのですがコルトのロビー活動やバイ・アメリカ法云々と XM-8自体の実用に供するには剛性不足という欠点の発覚もあって開発中止となりました 其の代案としてのSCARなのですが、米軍の次期制式小銃の採用自体も流動的な現状では 一部での試験的な運用のみに留まっているようです。 #right(){(281:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **アメリカ軍のM1カービンは将校の自衛戦闘用に開発されたそうですが、既にあったトンプソンでは駄目だったんですか? M1Carbineの元々の開発目的は、機関銃部隊に.45ACPに代わって威力のある 自衛戦闘手段を提供するものでした。 なので、300ヤードの射程を求められた訳で、そうなるとサブマシンガンよりはまとも な小銃が必要となってきます。 更に、射程100ヤードで敵に対する殺傷能力がありましたが、サブマシンガンは そうした芸当は出来ません。 更に倍以上の目方がありますので、取り回しに不便だったりします。 #right(){(273:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} M1カービンはM1ガランド小銃の訓練受けていれば即座に使用できる事を目指した 車両用、後方支援用の軽便ライフルとして開発されたものです ガス圧利用式のライフルを短縮する場合、二通りの方法論があります 一つは、設計時にガス導入腔の位置を銃身短縮を考慮して銃身の中程に設定する事 これは銃身に穴を空ける事で命中精度や銃身命数に悪影響が有るとされますが その後の短縮化への対応が容易なのが優位点です もう一つはガスルートの短縮化で対応する設計思想でAR-15がこのやり方です XM-177E1の銃身と共に短縮されたガスルートが作動不良の原因になることがベトナム戦争で判明したため 現在では短縮化されたガス伝導パイプをS字型に曲げる事で問題は解消されました またコルトの最新のAR-15型ライフルではリュングマン方式からガスピストン方式になっています 最後に、銃器において共通部品は、各機種で一つあるだけでも違うので主に機関部や外装部品の共通化が図られます。 #right(){(273:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M4アサルトカービンに着剣したらなんだかバレルの段差で折れそうで不安じゃないか? 簡単に折れるなら着剣出来ない構造にされてるはずである。 ということで着剣可能と言うことは大丈夫だ。 #right(){(俺初質スレ430:253)} M4での着剣格闘あんまり推奨されていないようだよ。 バレルよりはレシーバーとの結合部にガタがくるみたいらしいが **ベトナム戦争の時海兵隊の小銃手はどのような銃を使っていたのでしょうか? ベトナム戦争初期の基幹小銃はM14、分隊支援火器および汎用機関銃はM60、 拠点防衛用の重機関銃はM2。 M14が分隊支援火器として使われたことはない。 ベトナム戦争中期から基幹小銃はM16となったが、M14も併用された。分隊 支援火器は相変わらずM60。のちに、M14は狙撃用ライフルとして使われた。 #right(){(俺初質スレ433:305)} 元々BARは自動小銃であって軽機関銃ではなかったし、伏せ撃ちで支援するのでなく、歩きながら射撃するというコンセプト。 んで分隊全員にBARを持たせようってコンセプトでM14になるので、ある意味分隊支援火器も通常の小銃も関係ない。 歩兵全員が分隊支援火器を持って、弾幕張りながら突撃するイメージが当時の米軍の理想。 #right(){(俺初質スレ433:307)} *M16系 **M16ライフルについて知りたいのですが、あの小銃のいい所ってどこでしょうか? ・調達単価が比較的安い。 ・5.56ミリの弾薬(小口径高速弾)をNATO制式装備にし、東側にも影響を与えた。 ・プラスチック、アルミの多用で、木製の銃床を不要にした。 実は空軍の制式装備が出発点なんだ。 #right(){(21:眠い人 ◆ikaJHtf2)} 高速なバースト機能と精度が高く重い銃身により狙いがぶれにくい事。 #right(){(21:913)} **M16で、給弾不良後アシストノブで弾押し込んでそのまま撃てるってことは、M16のハンマーはダブルアクションで動くんですか? 給弾不良と不発を混同してるな。 ボルトフォワードアシストが利くのはあくまで閉鎖不良の時だけ。 コッキングはされたままだから問題なし。 ハンマーが落ちてたら閉鎖不良では無く不発。 不発ならチャージングハンドルを引いて取り出すしかない。 #right(){(32:563)} **狙撃銃としてのM16って、実際にはどんな評価ですか? M16(AR-15)を狙撃銃として使用しているのはSWATなどの警察部隊があります。 警察なら遠距離射撃は行わないので、5.56mm弾でも十分なのです。 欠点として ・キャリング・ハンドルにスコープが装着しにくい(現在は改良モデルがある) ・トリガーシステムが狙撃に不向き(トリガープルが調整できない) が挙げられるようです。 #right(){(33:79)} ベトナム戦争中、例の作動不良以外に、M16の大きな欠点として 「貫通力が高すぎて接近戦では相手のダメージが小さく反撃される。」 というのがあります。 小口径弾の殺傷能力は、必要充分であるとして採用に踏み切った米国にとって、これは以外な盲点でした。 その後、バーストショットの普及と30連マガジンの支給で、上記の問題を克服しています。 #right(){(66:357)} **M16って日本の自衛隊も使っているんですか? 使ってません。89式はAR-18がベース(と言っても原形を留めてないけど)で AR-15=M16とは違う銃です。メカ的にも外観も共通してる部分が無い のに同じ銃に見えるとしたら、電波としか言い様がありません。 #right(){(62:500)} **M16もガタやキシミがあるんですか? キシミはそうそうありませんが、ガタはあります。 これは大量生産品の宿命であると同時に、ある程度部品同士にクリアランスを持たせる事で、 砂を噛んだりしても動作に差し支えないようにも出来るわけです。M16の質が悪いんじゃな くて、コルト45やその他のライフルにもあります。 ただ、全てがそうというわけでもなくクリアランスをタイトにしても信頼性を確保できてる銃 もありますし、クリアランスが大きい事は命中精度の低下を招きます。信頼性・精度・生産価格 ・・・ここらへんの兼ね合いを考えないといけないから、銃器の設計は難しいんですな。 #right(){(63:462)} **一般的に何の断りも無く「M16」と言ったらどの銃(どの範囲)を言うのでしょうか? 大雑把に言う場合、「M16」はコピー品バリエーション含め全て。 しかし「M16シリーズ」や「M16クローン」等の表現のほうが誤解を招かないのは言うまでもなし。 どこまで、というがそれは文脈その他、条件で変わる。 明確な線引きは無いが、本来の「M16」から離れたものを含める場合ほど注意が必要になる。 #right(){(79:319)} **M16って撃った後銃身が火傷するほど熱いって本当ですか? M16に限らずどんな銃でもそうだよ。 #right(){(93:121)} **初期のM16はSTANAG Magazineをアセプトしないのですか? てーか、M16っていうのは、NATO標準は度外視して設計・開発されましたからね。 #right(){(94:569)} **ゴルゴ13はM-16を狙撃に使ってますが、M-16というのは果たして狙撃に使えるほどの精度があるのでしょうか? かなり無理。っていうか、ナニが悲しくて弾をばらまくための鉄砲であるところの M16で狙撃しなきゃならんのよ。 やるんなら専用の狙撃銃を使いますわな。訓練された狙撃手が良質の狙撃銃と スコープを与えられたら500mじゃ外しませんよ。 #right(){(93:543)} 精度はともかく、弾の重量が軽すぎ遠距離集弾性能に難が有るので、狙撃銃には向きません。 一等自営業先生が上田信氏から聞いたところによると、連載開始前にサイトウプロからモデルガンメーカー のMGCに「最新のライフル銃は何だ」との問い合わせが有り、当時MGCの社員だった氏が「M16」と答えた ところ、作品に使われたとの事。本人曰く「狙撃銃なら、最初にそうと言ってくれれば別の銃を紹介したのに」 だそうで・・・・(´・ω・`) #right(){(210:78)} **第二次世界大戦のスナイパーライフルよりM-16の命中率は高いの? 低いです。せいぜい400mくらいかな。近接戦闘主眼の歩兵小兵器なんです。 NATO弾などは第一次世界大戦以前の規格ですので、千メートルでも殺傷力を失いませ んが、第二次世界大戦以降は歩兵小火器は長射程より数百mの見通し距離の殺傷力が 求められた結果なのです。 実際軽いためジャングル戦では、取りまわしがいいので重宝されました。 欠点としては弾丸が軽いので、弾道が草や小枝で逸れてしまうと言われて ます。オーストラリアSASなどはその欠点をカバーする為、M-16とFALを 二人の兵士に持たせて効果アップしています。 #right(){(34:一等自営業 ◆O8gZHKO.)} **歩兵の持つM16とパイロットや戦車兵が持ってるXM177-E2(or1)(M16に似てる)の違いはなんですか? M-16の取り回しを良くする為に、銃身を短くして軽量の伸縮式バッド・ストックを取り付けた物です。 あと、銃身を短くしただけの、M653と言うモデルも有ります。 #right(){(41:762)} **なんで、M16にマガジンを装填した後に、ボルトフォアードアシストノブを押すんですか? 米軍によってボルトを手動前進させるほうが良いと判断されたため、 そのような構造になっています。 #right(){(78:296)} M16系のチャージングハンドルは、ボルトを引くことしかできず、 押すことができません。 初期のM16にはフォワードアシストノブなく、ゴミなどのせいで 閉鎖不良が起きた場合にその解除に手間がかかりました。 わずかにボルトが前進しきらず、閉鎖できなくなることが多かった。 その都度チャージングハンドルを引いて排莢するのは手間の上、 射撃姿勢を大きく崩す。 そこで、M16A1からは構えたままボルトを押すことができる アシストノブが追加されました。あくまでもトラブル時の補助装置です。 M16って、採用当初はやたらトラブルの多い、不評の兵器だったんです。 改良を重ねて現在の信頼性を確保したわけです。 #right(){(78:299)} ボルトは手動で引くことは出来るが押し戻すのはスプリング任せになっている。 あのレバーはボルトを引いたりボルトに押し返される方向には引っかかるが、ボルトに固定されてないのです。 従って、発射時にボルトに連動しない(安全ですね)代わりに、ボルトを押し戻せません。 クリーニングできない期間が続いたり、環境によっては、 異物などによってボルトが戻り切らなくなるので、ボルトフォワードアシストで押してやります。 普段は必ずしもボルトフォワードアシストを押す必要はない訳です。 #right(){(78:311)} **M16を撃つときチャージングハンドルは動くんですか? 動きません。 #right(){(79:雪風 ◆MZR7PEYUKI)} **M16ってジャンル的にはなんて言えばいいんでしょうか? アサルトライフル、突撃銃。 #right(){(79:161)} **アメリカ軍のM16小銃にはフルオート機能が無いようですが、マトモに戦えるんでしょうか? ・M16シリーズにはフルオート射撃可能なものもある。ただし主流のM16A2等にはない。 ・フルオートだと弾切れが早い。またフルオート射撃したからと言って命中しやすいわけではない。 #right(){(92:875)} 現実では、ゲームのようにゾンビがわらわら湧いて来る事は無いので、 大丈夫です。 実際にはM-16はフルオートで撃てますが、銃身が焼けてすぐ使えなく 成りますし、銃身が跳ね上がって命中精度も落ちますので、実戦では バースト(短連射)の方がよく使われます。 それは、サブマシンガンなどの銃でも同じです。 #right(){(92:879)} ただベトナムのときだったかフルオートがついていないために 弾幕をはることができないと現場から文句が出たという話も聞いたことがある #right(){(92:880)} フルオートで撃てないと不満が上がったのは フォークランド戦争時の英軍L1A1じゃなかった? フルオートで撃てるアルゼンチン軍のFNFALが好ん捕獲使用された。 #right(){(92:886)} M-16系は、リュグマン式ガスオペレーションのため、発射レートが高い。 また、ボルトスプリングがストック内で大きな振動を生むようだ。 非常にフルオートの制御が困難な銃とされてる。 そんな事情でフルオートを廃止したのでしょう。 サードパーティーから、M-16系を当たり前のガスオペレーション化するキットが売り出されたりしてますが、米軍は現状に納得してるようで。 一つ補足ですが、1対多数で対峙して、フルオート銃を振り回して敵をなぎ倒す様な戦いはしないし出来ないと思いますよ。 #right(){(92:891)} **M16系のリュングマン作動方式にはどんな利点が有るのでしょうか? ピストンがいらないから構造が簡単。部品数が減る。 #right(){(106:58)} **ベトナム戦争でM-16が使い始められた頃、その弾倉は20発用がほとんどで30発用は少数だったようです。 >しかし、現在米兵の持っているM-16は30発用弾倉がほとんどだと思います。 >なぜ最初の頃は20発弾倉がほとんどだったのですか? 装弾数が20発もあれば充分だと思われていたから。 M-16は発射速度が速く20発では即座に撃ち尽くしてしまうことと、5.56mm弾なら 30発弾倉にしても大して重くならないということが解かり30発弾倉が作られた。 最初は特殊部隊用に配給されたが、一般兵でも様々な手段で手に入れて使ってる人が結構いたとか。 >何時頃から30発弾倉が主流になったのですか? M-16がM-16A1に改良されてしばらく経ってから。 ヴェトナム戦争後期には普及している。 #right(){(118:911)} 具体的に言えば30連マガジンが一般部隊に出回るのは70~71年頃です。 米軍的に言えばナム戦後期というより末期ですね。 #right(){(118:913)} **M16って評判良いらしいけどイラク戦争で米兵から市街戦に向かないって言われてなかったっけ? M16は長く使われていい感じに枯れている銃ですが、銃身長いので取り回しにくく、 短銃身の[[M4>http://ja.wikipedia.org/wiki/M4%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%93%E3%83%B3]]に代替されつつあります。ただし長射程が必要なときには困るわけですが。 #right(){(457:745)} **M16って本当に30発連射したら銃身が傷んでしまうんですか? 一分辺り200発前後の連射なら銃身は平気なように設計されています この数字は標準的な短機関銃(SMG)等でも同様ですね オーバーヒート状態となるのは1分間に300発以上発射するような場合で 通常の戦闘でもそのような射撃は避けるようになっています。 #right(){(三等自営業 ◆LiXVy0DO8s )} **A2以降のM16にフルオート機能が無くなった事に関して現場の兵士から苦情は出ているんですか? AR-15(M16)はA2モデルで全自動射撃モードを廃しましたが 欠陥を持った三発制限点射機構の為に 訓練により指切り制御による制限点射が可能な兵士からは、使い難いとの評価がありました そのため急遽全自動射撃が可能な全自動射撃モード装備のA3モデルが登場したのです これはM4の採用時にもそのような要望があり、結局はM4A1バリエーションとして標準化しました。 #right(){(458:881)} **M16A3とA4の違いを教えてください M16A3はM16A2の改良型で、3発制限点射機構を廃止して、全自動射撃が可能になったモデルです M16A4はM16A2の発展型で、M4と同型のフラットトップレシーバーを装備し 3発制限点射レシーバーまたは全自動レシーバーのバリエーションがあります #right{(535:165三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ロボコップ2で、M16にドラム弾装をつけていた警官が出ていましたが、M16用のドラム弾装は存在するんでしょうか? ドラム型弾倉は改良されてC-MAGやD-MAGと呼ばれる多弾装マガジンが実用化されています 外装が樹脂製で、最大で100発の容量も持つものがあります #right{(506:820:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M16等の通常の3倍程度の弾薬を入れられる様なマガジンはありますか? MWG 90 Rounder http://www.arizonagunrunners.com/Products/mwgcompany/90-roundmagazine/90-roundmagazine.html ストーナーで箱形150発弾倉ってのがあって、ベトナム戦争でアメリカの一部偵察チームが 使ってたという話ならある。いきなり弾幕はって、逃げやすくするため。 ただこれも分隊支援火器の萌芽みたいな銃器でした。 極端なシチュエーションを除いて小銃は取り回しが一番大事です。 #right(){(323:318,326)} **M16の機構で、遊底を操作する所はボルトキャッチ以外にチャージングハンドルとボルトフォワードアシストがあるのですが、この二つの違いは? >遊底を操作するチャージングハンドルがM16(A1より前の型)にもついてるのだから、わざわざ遊底を操作する機能を新しく追加する必要は無いと思うのですが ボルトキャッチは弾倉内の最終弾が装填された後にボルトが後退した時に遊底(ボルトキャリア)を後退位置で保持する部品です チャージングハンドルは遊底を装填位置または固定位置まで後退させる部品で、これは別部品になっていて その前進・閉鎖は遊底複座ばねのテンションのみによって行なわれます AR-15(M16)で閉鎖不良に陥る故障が頻発した為、改良型のA1モデルでは 閉鎖不良が起きた時にボルトを強制的に閉鎖させる部品が追加されました これがボルトフォワードアシストで、ボルトとチャージングハンドルが分離した構造に起因する 上記の閉鎖不良トラブルに対処する為に追加されました。 #right{(517:484:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} >M16関係でもう一つ質問。自動拳銃はスライドストップを下げる以外にもスライドを直接引いて離す事によって装弾する事ができますが >M16でも同じような事はできますか?チャージングハンドルを引いて離したりボルトフォアードアシストを引いて押し込むとか チャージングハンドルは本来その様に操作しますが ボルトキャッチを掛けてから弾倉を装填し、ボルトキャッチを解除して薬室に送弾する、と言う操作方法もあります ボルトフォワードアシストはボルトが完全に前進しないで、不完全閉鎖になった時のみ使用します。 #right{(517:496:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **5.56mmのM4から6.8mmspcを撃つ場合ボルトアッセンブリーとバレルを交換しないと撃てませんか? M4で6.8mmSPC弾を発射する事は出来ません。 M4のレシーバーはその規模が6.8mmSPC弾の威力に対して強度が不足している為 対応する銃身及びボルトアセンブリ・バッファアセンブリは製造されていません 将来的には、AR-15弾倉を流用する方向で開発は進んでいますが、 このあたりがM4の設計の限界で、.308Win用の規模を持つSR-25(AR-10)やSCAR等であれば 銃身及びボルトアッセンブリ、バッファアセンブリをコンバートする事で使用可能となります。 >M4のレシーバーはその規模が6.8mmSPC弾の威力に対して強度が不足している為 >対応する銃身及びボルトアセンブリ・バッファアセンブリは製造されていません はい、ダウト。 http://www.dpmsinc.com/firearms/firearm.aspx?id=27 DPMSの6.8x43mm Rem.SPCのアッパー&ロアはM4互換のものでAR10系ではありません。 あとAR10を6.8㎜SPCにコンバートした物なんて存在しません。 レシーバーもマガジンも大きすぎます。 DPMS以外にもNOVESKEやブッシュマスター、ロックリバーなどでも 6.8㎜SPC仕様のM4が生産されています。 本家COLTのM4レシーバーでも前述の各社の生産するコンバージョンキットを用いれば 6.8㎜SPCへのコンバートは容易に可能。 6.8㎜SPCの何倍ものパワーがあるbeowolf仕様のアッパーを載せたモノすら存在しますので SPCを使うに強度不足というのは眉唾です。 #right(){(456:61)} **M4カービンのハンドガードにM203とかグリップとかのアタッチメントを取り付けるときって、マウントレールにネジで付けるの? >填めこんだりとかじゃないんだよね? M4カービンのハンドガードは上下に分割されています ですからM203を取り付ける場合にはロワーハンドガードを外して取り付けます またその他のアクセサリを取り付ける場合にはRISやRASなどのレイル・インターフェイスを ハンドガードと交換して各種アクセサリーを取り付けます。 #right{(524:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M16系の銃は、チャージングハンドル引いて弾を装填→ダストカバー閉じる→ダストカバー閉じたまま射撃、という撃ち方はできるのでしょうか? 閉じている状態のAR-15(M16)のダストカバーは、 プランジャーのテンションによってエジェクションポートの縁に引っ掛かって居ますが ボルトキャリアの凹みにロック部分が入り込んで保持されて居る為に 発砲前に閉じてあっても、ボルトキャリアが前後すると開放されるようになっています ですから装填状態に於いてダストカバーを閉じていても問題はありません。 #right(){(558:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M16/M4のアッパーレシーバーの交換って簡単にできるんですか?特殊な工具とか必要ですか? M16はアッパーレシーバを容易に交換可能です レシーバーロックピンとピボットピンを弾丸の先端などで押して抜く事で 簡単に上下に分割する事が出来ます。 通常はピボットピンを軸にテイクダウンして分解整備するようになっていますね。 #right(){(566:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M16を始めとする自動小銃はマガジンの残弾数が分かりませんよね? >何故、側面に溝を作ったりして残弾数を確かめられるようにしないのですか? 強化プラ製のシースルー弾倉があるぞ もちろんそういう試みは幾度となく考えられているが、 覗き窓から砂やゴミが入って機関不良→射撃不能となることが目に見えていたので 強化プラスチックの開発まではだれも実用化することができなかった。 #right(){(344:764,766)} AR-15(M16)系列にはM16のライセンス生産品である、カナダ制式のC7小銃用の弾倉が樹脂製です これは「カナディアン・タイプマガジン」と呼ばれていまして、弾倉の統一規格であるAR-15規格に互換性があります。 #right(){(344:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M16シリーズの射撃切り替えでA3が3連射を止めてフルオートにした理由とA4で再びフルオートを止めて3連射機能を付けた理由は何でしょうか? >単発は共通ですが、A2はフルオートを止めて3連射、A3は3連射を止めてフルオート、A4で再びフルオートを止めて3連射となっています。 >A2で3連射機能が導入された経緯は分かったのですが、A3とA4の事情は分かりませんでした。 三発制限点射機能(3バースト)は指切りによる点射が可能な射手には不便な機構でした また部品数の増加が機構の複雑化を招き、不意に故障する事を嫌う特殊部隊などでは敬遠され 特に全自動射撃が必要に応じて出来無い事は小数で行動する作戦行動では致命的な欠点という指摘もあります そこで米国では三発制限点射機構を省略し、全自動射撃が可能なモデルを投入しました これとは別に制限点射と全自動射撃も可能なものも造られています これは射撃選択レバーが通常安全位置から下方に回転させるところを上にも回転させる事で 全自動射撃に切り替える様にしたものです。 #right(){(339:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **アメリカがM16シリーズを作り続けていく中で、その作動方式としてガスピストン方式でなく一貫してリュングマン方式にこだわった理由は何でしょうか? >A1からA2に変更する辺りで、「M16をガスピストン方式にしましょう」とか言う意見は出なかったのでしょうか? 1. トラブルの原因がわかったので、現実的な方法で対処できる見通しがついた。 2. 新システムの開発はゼロからになり、時間も費用もかかる。 3. 小火器は言わば工芸品であるため、作動原理が良くとも製品が確実に成功する保証はない。 これらの理由から改良に留めたものと思われます。イギリスのL85も同様(こちらはさほどうまくいってないが)ですね。 結果として、M16A2は実戦でバリバリ使われているわけであり、米軍の判断は正しかったのではないでしょうか。 似たような機構ではあるが、まずM16=リュングマン方式って認識は間違い。 その上で回答するなら、銃のメカニズムというものは、実戦経験や膨大なテストの上でプルーブド されていて、信頼性なり問題点なりが確立されている事が望ましい。 作動方式を切り替えるなら、それはもはや小改造じゃなくて新規設計に近い話になる。 と、なると一から時間をかけて開発しなきゃならんわけで、それに見合うだけの歩兵に配備するライフルの 更新計画が無かっただけの事。 #right(){(333:476,477)} **XM177E2カービンにM203グレネードランチャーはつけれないのでしょうか? XM-177E1は仰る通りM203は装着出来ませんがXM-177E2はM203装着に対応する為に 銃身を延長し消炎制退器を兼ねたサプレッサーにクビレが追加されています これはXM-177E1の運用上の問題点である特大マズルブラスト対策と新装備であるM203に対応した措置です ちなみにトイガンのXM-177E2はハンドガードの全長が実銃とは異なるため(少しばかり長い) 本来装着可能なM203が取り付けられないというのが実際です。 #right(){(329:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M16やM4って電動ガンだとストックにバッテリーが入ってますが実銃は何が入ってるんですか? M-16ファミリーの固定ストックの中にはクリーニング・キットが入ってる。 #right(){(614:817)} **M16なんかはストックにバッファチューブなるモノがありストックポッキリだと撃てなくなるって聞いたんですが >じゃあストックに機関内蔵したブルパップ式はどこにあるの? >というかバッファチューブってAKやG36にはない気がするけどM16に特別必要な部品なの? AR-15のバッファチューブは、遊底(ボルト)部分の構造的な問題で、遊底複座ばねが、 銃の後方にスペースが無いと内蔵出来ない、という特徴を持って居ます この利点として、作動部品の軽量化及び、発射反動を銃床で直線的に受け止める事で 発砲時における制御性を高めています。 そして他の小銃や、ブルパップ式のレイアウトにおいては、この複座ばねを遊底に対し、 左右に振り分け、または上部に設置する事で、機関部後方に必要なクリアランスを縮小し 全体を小さく纏める設計がなされています、このような複座ばねの配置は AR-15系も可能で、LR-300など折り畳み銃床を採用した設計も可能に成っています。 #right(){(623:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **パトリオットピストルって、あのM16を切りつめたやつの製品名なんでしょうか? パトリオットピストルは商品名ですが 米国のガンコントロールではある長さまでの散弾銃以外の銃器をハンドガンとして分類しています これはストックやフォアグリップの装備が禁止された厳しいもので M16も切り詰めてピストルグリップのみで保持するようにするとハンドガンとして売買出来ます この手の短縮M16として極初期の製品なのでこのカテゴリーの代名詞にもなっています。 #right(){(313:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M4の生産はM16の生産ラインを流用できるのですか? M4は元々、M16A2の一バリエーションですから、M16A2が製造可能な設備があれば 当然生産する事は可能です。 また、M4の部品は、多数の会社によって様々な部品毎に製造・販売されており コルト純正部品以外の部品を組み合わせてもM4が出来上がる程です。 #right(){(619:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **SS109と比べMk262 Mod1が優っている点とはなんですか? SS109は十分な速度で命中しないと破砕せず、大きなダメージを与えられません。 M4は初速が遅く、近距離でないとSS109のメリットを活かせないわけです。 破砕しない場合にはタンブリングに頼るしかなく、この場合、より低速でタンブリングし、 また破砕しやすい Mk262 Mod1の方が有利になります。Mk262は本来、その重量を活かして 正確な長距離射撃ができるのが売りだったのですが、思わぬ所で活躍の場を得たわけです。 #right(){(310:728)} >M16A4の初速は948m/s、M4の初速は921m/sとM16に比べ27m/sの差で威力がそれほど変わるものなのですか? 軽量高速弾の弱点が、20インチから16インチに銃身長が変わった事による わずかな初速の低下が致命的な威力の低下に繋がる点であることです この欠点を解消するのに、至近距離においては重量弾を使うことによって 打倒威力、つまりはより少ない弾丸で無力化を図る事で 幸いな事にすでに存在する弾種で対応出来た、と言うことです #right(){(310:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M4カービンって「制式採用4番目のカービン」だからM4ですよね? カービンってのは小銃の一種(騎兵用小銃) 歩兵用小銃と区別付けるために名前とか形式番号を区別してただけの習慣 #right(){(641:154)} **M4は、M16の後継銃なんですか? 亜米利加はM16A2の調達を止め、M4A1を制式小銃として調達をしています つまりM16A2の後継と言う事に成ります。 形式的には改良されたM16A2を再度採用した事になりますね、 これはAR-15が採用されてM-16になり さらに改良されたM16A1が制式となった経緯と良く似ています。 #right(){(641:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **なぜM16系のライフルのリュングマンシステムは通常のガスターンボルトに比べ精度が高くなると言われてるのでしょうか? 銃器の性能については各メーカーが自社製品の特徴を「優れたメカ」として宣伝する。 そこを理解して眉に唾をつけて読む。 オートマチックな銃で駆動する部品の重量が少ないと言うのは連射時の精度を上げる。 (連射中の銃の中で重たいもんが動いているのと軽いもんが動いてるのと、どっちが振動を抑え易いか?と考えると良い。) ただし、M16系として見るとボルト作動のためのガス圧を調整できないので、単位時間内の発射レートが高すぎてフルオートの制御がしづらい。 ボルトスプリングの配置のためにボルトがフルに下がった時にストックエンドまでインパクト的な振動が伝わる。 など、「精度を落としている」部分がある。 補足) バーストショットについては発射レートが高い方が集弾させやすいと言う人もいる。 M16系の問題として挙げた2つはリュングマンシステムだからって訳じゃない話。 #right(){(294:132)} **M4A1のマウントレールにはキャリングハンドルやフォアグリップを着脱できますが、これらはどうやって保持しているのでしょうか? レールのギザギザはアクセサリーを前後方向で固定する為の引っ掛かりです アクセサリーはネジ式あるいはレバー式のクランプを締め付けることで固定します #right(){(289:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M16って弾を装填した後、右のボタンみたいなの押し込みますよね?あれってなんですか? AR-15(M16)は再装填後にボルトストップ・リリースというレバーを押して 後退位置で停止している遊底(ボルト・キャリアー)を解放して射撃準備を完了します これは排莢口(エジェクション・ポート)の反対側にある小判状の部品です また排莢口にはダストカバーが装備されており、ボルトが後退すると連動して開くようになっています。 #right(){(286:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} M-16は完全に薬室が閉鎖されないと引き金を引いても作動しません。危ないからね。 ガス直撃作動方式の宿命で、ススが溜まると薬室がきちんと閉鎖されないことがあります。 撃てないと死ぬことがあり、けっこう死んだので、強制的に薬室を閉鎖するために特別な仕掛けを作りました。 遊底右側とつながっているforward-assist deviceと呼ばれるものです。 これとは別に左側にbolt-catch deviceと呼ばれるものがあり、これは弾倉が空になったときに 遊底が下がったままで止めるものです。これがないと最後の弾を撃っても撃った人間にはわからず、 あわてて弾倉を交換して撃たれる結果になるからです。けっこうそんな仕様のアサルトライフルがあります。 で、リロードするたびにマガジンの左側上にあるこのボタンを押して遊底を前進させ、装填します。 #right(){(286:204)} **M16小銃の初期不良の一つである閉鎖不良を起こしても手動で強制的に閉鎖できない、というのは開発実験段階で気付かなかったのでしょうか? ヴェトナムでは本来想定されたものと使われた条件が違っていた。 1)兵士がクリーニング不要の銃と思い込んでいた 2)弾薬に使われた火薬が本来のものと違っていた 閉鎖不良云々はそのために起こったトラブル。 #right(){(278:487)} 補足すると、本来7.62mmNATO弾薬用の装薬をものXM-15の5.56mm弾に流用した事がそもそもの間違い 開発者の想定外の外的要因によって、クリーニング不要のスーパーライフルというデマも相まって 戦場で閉鎖不良等のトラブルが多発しましたが、それ以外の実戦評価は概ね良好であったため、 フォワードアシスト、ボルトへのクローム鍍金等の対策がなされ改良された物がM16A1として採用されて現在に至ります。 #right(){(278:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M16とM4ってぱっと見たときの見分け方はどうするのでしょうか。 >あとA1とかA2とかも、見かけ上でどう見分けるのでしょうか M16の見分け方は簡単にA1がバレルが細く(約15mm)ハンドガードの断面が三角形 A2は銃身長はA1と同じ20インチだが太い(約18mm)キャリングハンドルにあるリアサイトが可動式になって独立している エジェクションポート部分にカートデフレクターという三角形の突起がある、などの外見上の違いがある またM4はキャリングハンドルが脱着可能になっていて、16インチの銃身先端部にはM203をぶら下げる為のくびれが見える このくびれはM16A1に合わせたアタッチメントを装着する為にあるのでA2はハンドガードに隠れている 詳しくはコルトのサイトを参考にしてくれ。 #right(){(261:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **一般的な14.5バレルだと安定作動するのに、10インチ辺りに切り詰めたものだと動作が安定しないと言われてるのは何で? AR-15(M16)のボルトキャリアは、その動作の為に発射ガスの一部を内部に通す構造になっているので、 銃身が短縮された場合、銃身内部のガス容量が不安定になりやすく、 この点が改良されるまでは、銃身の短縮化は作動不良の頻出につながりました。 #right(){(701:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **M16(それも初期)を水に浸けて大丈夫なのでしょうか? いくら華奢なM16系だって、水に漬かっただけで壊れるわけないだろ 銃身や機関部に入り込んだ水を抜けば、問題なく作動する #right(){(俺初質スレ2050:187)} **デリケート過ぎる点を補って余りあるほどM16というシリーズは素晴らしい性能だったのでしょうか? 欠点ではあっても対処不可能なほどの欠陥ではない 一応必要最低限の機能は満たしてるし、全軍の制式小銃を全部入れ替えるのは恐ろしく金がかかるので、とりあえず使えるしこれでいいか、って感じ あと合理的なアメリカとは言いつつ、国内の銃器メーカーへの配慮とか性能面以外の政治的な理由も存在する(まあそんなのどこの国にもあるけど) #right(){(俺初質スレ2050:726)} M16は配備当初メンテナンス不要という誤った噂が流れてトラブルになったらしいが… イジェクションポートにカバーがあるし、 カバーが開いてもボルトが前進してポートからの異物混入を防げる。 AKはセレクターがセーフ位置に無いと異物混入の可能性がある。 セレクターをセーフにしないで上側に向けて砂に埋めるとジャムるw クリーニングは圧倒的にAKが楽だけど。 AKであっても一発でも撃ったらクリーニングはすべきだし、 勿論粗雑に扱うべきものでもない。 適切に扱っていればM16系でもAK系でも問題ない。 #right(){(俺初質スレ2050:727)} ----

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
記事メニュー
目安箱バナー