「パイロット2」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
パイロット2」を以下のとおり復元します。
#CONTENTS

----
**普通の戦闘機パイロットがVTOL機に機種転換するとしたらどれくらいの訓練期間が必要?
英空軍は1ヶ月(ヘリでのホバリング訓練含む)
米海兵隊は2ヶ月(訓練の内容不明)といわれています
ただし、これは1970年代にハリアーが配備された当初の話
現在では変っている可能性大です
#right(){(45:325)}

**ジェット戦闘機を体験操縦できる国ってどこですか?
アメリカは金持ちなんか払い下げの戦闘機まで所持出来たよ。
911以降は飛行訓練にもかなりの神経が使われるようになり、飛行許可を貰うだけでも
かなりの書類審査等が必要になったので、難しいでしょう。
#right(){(45:679)}
体験搭乗ならあるんだけどねぇ。

ロシア機搭乗ツアー
モスクワまでの足代入れて、200万円+αくらいかねぇ。
#right(){(45:681)}

**戦闘機の近くでミサイルが爆発して機体その物に損害は無かったんですがパイロットが死亡していました。これって死因はなんなのでしょうか?
衝撃波、とか言いたいとこですが、それは無理。破片がキャノピーなり
なんなりを貫通してパイロットを殺したとゆーのが正解でしょう。小さな
穴しか残ってなくて、一見無傷であったとゆー。さもなければ密室殺人(笑)
です。物理的な破片以外でパイロットを殺せるミサイルは(現状)ありません。
#right(){(48:8)}

**プロのジェット戦闘機乗りの人達は、どういう風にしてブラックアウトを起こさないようにしているのですか?
いきんだりして、Gスーツプラス自分の筋肉でなんとかしてる
みたいですよ。だからすげぇ疲労するわけ。健康には悪いよなあ。
まあ、いきむのやめると、命に悪いけど(笑) 
#right(){(48:163)}

**空自のパイロットの質は米軍以上って聞いたのですが、米空軍のパイロットの質って各国の空軍と相対してどの程度ですか? 
年度によって違ったり具体的な数字は正式に発表されてなかったりするから 
資料によって数値はバラバラだが 
基本的に米軍のパイロットの年間飛行時間は他国より数十時間高い 

自衛隊を初めとする先進国、中国の第4世代機、パキスタンなどのパイロットは一般的に年間150~200時間 
韓国や中国の旧型機などのパイロットは年間130時間飛行すると言われてる 
米軍のパイロットは他の先進国より数十時間多く(250時間とか)飛行してると言われてる 

何故空自のパイロットは米軍より質が高いと言われるかというと 
米軍のパイロットは訓練時間が長くとも対地攻撃などの訓練もしなくてはならないが 
対地攻撃能力が元々低い空自は主に空対空戦闘の訓練が中心なので 
結果的に空対空では米軍より質が高いのではないかと思われてるから 

実際どうなのかは戦ってみないことにはわからん 
演習などで一部のパイロット同士による対決じゃ全体のレベルは判断できないからな 
演習じゃ何らかの制限下である場合が多いし米軍機と自衛隊機じゃ性能や武装に差があるし 
何より実戦と演習じゃ精神状態も含めて何もかもが訓練とは違うしな 
#right(){(675:375)}
**プロペラ戦闘機の時代には、戦闘において、現代よりもパイロットの技量の差が顕著だったのですか?
二次大戦中のアメリカ軍のデータで、エース(5機以上撃墜。全パイロットの5%程度)
の撃墜数を合計すると、全撃墜数の40%を越えるという数字があったはずです(ソース失念)

単純な計算だと 40/5:60/95≒8:0.63 エースパイロットと一般パイロットの差はこれだけあるわけです。

ミサイル戦闘時代である現代でもパイロットの経験・技量は依然軽視はできませんが、
おそらくこれほどの差にはならないと思います。
#right(){(290:517)}
**映画ではよくみますが、パイロットは仲間同士ではあだ名で呼び合ったりしているのですか?
別にパイロットに限らず、敵が傍受しているかもしれない無線で音声通信をするときは、
互いに本名や階級を秘匿してコールサインで呼び合うものです。
万一、敵に傍受されて長期間通話内容を記録されていた場合、指揮官の名前や階級から
部隊の規模や兵力、作戦意図などを推定されてしまいかねません。

「仲間同士」ではなく部隊内
「あだ名」ではなくTACネーム。
TACネームで呼ぶのはパイロット個人の素性が外部に漏れたり
パイロットの軍内部のローテーションがバレたりといった不都合を防止するため。
部隊運用上の規則です。
#right(){(285:364-368)}
**戦闘機パイロットはGに耐えるための呼吸法を身につけてるそうですが、本当でしょうか?
ありますし、よく知られています。ヴァルサルヴァ呼吸法が有名ですが、 
吸った息を溜めて「いきむ」感じです。検索されるといろいろひっかかるでしょう。 
潜水や声楽にも使われる呼吸法です。 

同時に、Anti-G Straining Manoeuvres (AGSM)を行います。これは 
筋肉を力を込めて収縮させることによって、血液を絞り出し、 
頭に血を回す方法です。ヴァルサルヴァ呼吸法も同様なので、 
Gロックは防げるかも知れませんが、通常の状態で行うと 
脳出血などのリスクが増すでしょう。 
#right(){(690:system ◆systemVXQ2)}
**F-15のパイロットになるにはどれくらいのセレクションが待っているのでしょうか?
日米イスラエル、サウジアラビアみんな違うけど、F-15の操縦席に座る資格を手に入れるまでで
3段階から5段階ぐらい
初等中等各訓練段階では訓練生の3割は落後するらしい
F-15部隊に潜り込んだ後でも毎年チェックがあって、2、3人程度は撥ねられるみたい
#right(){(282:815)}
**パイロットは何キロ先の敵機を視認できるの?
戦闘機サイズですと 視認出来るのは条件が良くて20km程度、条件が悪くなればどんどん縮まります。 
空戦用ミサイルであるサイドワインダーなどは、基本的に視認して撃ちますが、 
視程外(BVR)での使用を基本にした中・長射程ミサイルは、レーダ等で敵を確認して撃ちます。 
#right(){(101:515)}
**パイロットは小銃や拳銃の射撃訓練はするのでしょうか
使い方についていえば、基本的な事(装填の仕方、安全装置など)は基礎で当然仕込まれているはず。
下手だけど。
救出されたパイロットが敵地脱出中に「オレも手伝うよ」と言ったら、銃を取り上げられたとかは
ベトナムあたりで良くあった話。「味方を撃たないでくれるのが一番の手伝いだ」。
#right(){(279:938)}
**北ヴェトナム空軍戦闘機部隊にはエースがゴロゴロいたのでしょうか?
航空ファンの92年1月~12月のA.J.バルク氏の連載「ベトナム航空史」、1998年に 
出版された洋書、"Air War over Viet Nam,The Vietnamese People's Air Force 1949-77" 
(スコードロン社刊)に詳しく掲載されています。 

米軍機撃墜数は、Viet Nam資料では320機となっています(米軍主張は94機)。 
これは、無人偵察機も含んだ数字と言われています。 
これらの話は、世傑のMiG-21にも掲載されていますので、一読されては如何でしょう。 
#right(){(115:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
こちらのページをどうぞ。北ヴェトナム空軍のエースを紹介しています。 
http://www.acepilots.com/vietnam/viet_aces.html 

興味深いことに、かつて北ヴェトナム空軍のトップエースといわれていた 
「トーン大佐」Col. Tombが実は架空のパイロットであったことが記述されています。 
#right(){(115:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)}
**大戦末期、日本のパイロットは速成教育で飛行100時間で初陣とありましたが、それは年月にしてどの程度のでしょうか?
>つまり、一般人が仮に陸軍に入隊して実戦機で出撃するまで速成教育の場合どのくらいかかりますか?
日本陸軍の場合は、1942年7月22日操縦開始、1943年5月31日卒業祝賀飛行で合計操縦時間130時間以上。
この航空士官学校56期が、まともな教育を受けた最後のクラスです。
これから後、期間6ヶ月の戦技訓練に入っています。
その後、部隊に配備される前に該当機種で転換訓練を4ヶ月60時間程度受け、実戦部隊に配備となります。
此処までの総飛行時間は340時間、赤とんぼから1年9ヶ月掛っています。

57期からは、操縦訓練がいきなり高等練習機課程からとなり、6ヶ月60時間の訓練になりました。
日本陸軍の場合は、従って、1943年からとなります。
(但し、56期は54期までのように実用機未習教育を終了して実施学校からいきなり
 実用機に進む訳ではなく、未習教育が廃止されているので若干の簡略化は行われ
 ていますが)
#right(){(262:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**米軍のパイロット養成システムについて教えて下さい
資料は20年前のものであることに留意されたし。

米空軍
 T-41(飛行時間30時間)→T-37(同90時間)→T-38(同120時間)→T-38B(同36時間)
 なお、戦技訓練としては元々F-4で120時間の訓練があったが、T-38Bの訓練に変更された。
 これで、基本戦技訓練まで終了し、実用機転換訓練に入る。
 ちなみに、空自の場合は、戦闘操縦課程までの飛行時間が395時間なので、空自は100時間
 以上訓練時間が多い。

米海軍・海兵隊
 T-34C(飛行時間70時間)→T-2C(同96時間)→TA-4J(同105時間)
 なお、現在はT-45の訓練課程がT-2C/TA-4Jの訓練課程に変わっているので、飛行時間は
 変わっていると思われ。
 これで、基本戦技訓練まで終了し、実用機転換訓練に入る。 
#right(){(260:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
----

復元してよろしいですか?

記事メニュー
目安箱バナー