「拳銃全般2」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

拳銃全般2 - (2010/10/20 (水) 23:24:38) の編集履歴(バックアップ)



装弾数が多くてオートマチック式のハンドガンで一番ベストなのは9㎜パラベラム以外にありますか?

純粋な軍用となると、連発式の拳銃の存在意義は
Texas rangerの時代で終わっているのかも知れません。
軍用のフルメタル・ジャケットの弾丸は、人を殺すのに向いてないんです。
打撃力は、口径と弾丸の重さに比例するので、本当は45ACPがいいのでしょうが、
携行弾丸数が9mmより少ない事と、NATOに気兼ねして米軍はベレッタを採用したと噂されています。
拳銃(及び弾丸)は、どちらかというと警察の特殊部隊などが研究の最前線です。
その分野でいくと、私は40S&Wを押すんですが。
(41:74)

水上1㍍くらいで水中に拳銃(9ミリ)を撃ったら、どのくらい水深しますか??

昔の本だが、別冊GUNpart2に水中発射の実験が載ってた。

9ミリではなく.45オートだが、水深35センチで発射、
1mで19ミリ厚の木板を撃ち抜けない。
50センチで1枚貫通、2枚目にへこみ。
しかも、不発の連続。

質問では水上発射だが、水深1mに到達したときには
こぶができる程度に威力が落ちてると思われ。
(43:18)

リボルバー拳銃ってセーフティーついてないけどなんでですか?

現代の回転式拳銃は、ほぼ全ての機種について、撃鉄が不意に雷管に触れ無いように
引き鉄を引かない状態では、リバウンドセフティーリンクと言う部品が撃鉄を固定し
雷管に撃針が触れない構造になっています。
また日本の警察官は、拳銃を携行する際、
執行実包と言って拳銃用弾薬を5発単位で携行します、
その為かつては、米軍供与のM1917式等の六連発式であっても
その輪胴(シリンダ)には五発が装填され、必ず実包の装填されない薬室が生じます
すなわち、拳銃使用時に空の薬室の初期位置が撃針の当たる位置で無いと
連続して発砲する際に空撃ちになる事態が起きて仕舞う為
装填時の初期位置が撃針に当たる位置に来るようにしていました
奇しくもそれはS.A.Aの時代の安全対策でもあった、と言うだけの事です。
(626:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)

無稼動実銃というものが日本では所持が許可されているみたいですが、なぜメーカーは最初からインサート入れて無稼動状態にして輸出しないのでしょうか?

無稼働実銃と言うのは真性銃を加工し発射機能を取り去ったものです
主に装飾品としての需要がありますが、実銃の価格に加工費用が掛かるので
実銃が売れるなら兎も角、わざわざ加工するメリットが無いと考えているようです
また実銃から発射機構を取り除く加工の基準があり、それは銃身および薬室に穿孔
機関部の閉鎖機工は開放した状態で溶接、つまり永久的な加工をしなければ
それは実弾発射出来る可能性があるとして無稼働実銃として認定出来ないからです。
(309:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)
無可動実銃市場の大半はアンティーク的な価値を持つ古い銃が中心であるため。
それらをガンディーラーから小数づつ買い付け、加工後輸入する形になるのでメーカーは
そもそも関与していない場合がほとんど。
現在も生産されている現用銃の無可動実銃はメーカーから直接買い付ける場合もあるものの、
ごくわずかな数に過ぎない対日輸出分についてまでメーカーが自ら無可動化しても、メーカーに
とってはメリットも何もない。
そのまま加工・輸入業者に売れば良いだけ。
(309:68)
検査ってどういうものでしょうか
銃身閉塞薬室穿孔の確認
機関部の溶接部分の確認
ようは無稼働実銃が実弾発射能力を完全に取り除かれているかどうかの検査
(309:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)

スウィングアウト式のリボルバーは、どうやってシリンダーを開く(スウィングアウトする)のでしょうか?

普段は(勝手に開かないように)ロックが掛かっているのだと思うのですが、その解除操作がよくわかりません。
シリンダーとグリップの間に何かレバーのようなものがありますが、これでしょうか?
スウィングアウト式のリボルバーは大抵、仰るような位置に有るシリンダーラッチと言う部品を介して
輪胴の軸がフレームに固定されています、ですから輪胴をスイングアウトさせる時には
S&Wはサムピースをマズル方向に押して、コルトは後方に引くように操作して解除するなど、
メーカー毎に操作性は異なっています。
またS&Wなどは輪胴の軸に通ったボルトと言う部品により
輪胴を前後から固定し大威力の弾薬を発射した反動にも耐えるように設計されています。
(636:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)

colt vest pocketの様なハンマーではなくストライカー方式で発火させる銃は、トリガーを引きっぱなしにすると撃針がコックされないと思うのですが

どのようにしてコック位置に保持しているのですか?
撃針(ストライカー)と引き鉄(トリガー)はトリガーバーもしくはトリガーリンクとシアいう部品を介して連動しています
遊底(スライド)が後退すると、ディスコネクターまたはディスコネクトノッチにより連動が絶たれ撃針がコッキングされます
引き鉄を戻すとトリガーとストライカーの関係が復帰し、引き鉄を引くと撃針が開放されます
これが基本的な半自動装填式機構の作動プロセスとなります。
(306:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)

拳銃のマニュアルセイフティとデコッキングレバーの違いはなんですか

マニュアルセイフティとは、安全装置のうちレバー等手で操作して作動させる物を言います
デコッキングレバーとは、撃発させる事無く撃鉄を安全に倒す為のレバーの事です
機種によってはデコッキングレバーがマニュアルセイフティの作動レバーを兼ねています
例えばM92F系列やワルサー PPK系列、同じくP-38がそうですし
H&Kではコントロールレバーとして倒す方向によって機能を使い分けたり出来ますし
MK- 23ではそれぞれ独立したレバーを備えています
またSIGのP220系列では内蔵安全装置の他にはデコッキングレバーのみを装備したものもあります
(305:佐藤 ◆i3FjaNbBfI)

デコッキングレバーも一種のマニュアルセイフティ。
安全装置にも多少の機能の違い、メーカーによる呼称の違いがある。

コルトガバメント等はハンマーをコックした状態を維持しながら安全装置を掛けられる。
ワルサーP38以降、ハンマーコック=装填状態で安全装置を掛けると
ハンマーを(安全に)リリースする機構が流行する。
ダブルアクションの銃では特に、安全装置を解除した時、
装填の有無を射手が忘れてるとヤバイからという配慮だ。
H&K社はこの機構をスライド側に写し、ストロークの大きな操作感を与えて
「デコッキングレバー」という名称を与えたという訳。
(305:822)

撃鉄って必要な部品なのですか?

回転式拳銃の時は撃鉄で直接雷管を叩いていましたが、今は撃針が叩くので撃鉄は無くても問題ないのでは?
撃鉄(ハンマー)と言う部品が、何故今でも使われるかと言う点を説明すると
  • 外装式の場合、不発の時に指で起こして再度激発を試みる事が出来る
  • 見た目に起きているか、倒れているかが視認出来るので銃の状態を一目で把握出来る
  • 回転する部品なので、自動的に連動する内蔵安全装置を周囲に配置しやすい
と言う利点があります、これは撃針打撃方式の銃でも同じような事が言えますが
そもそも打撃針(ストライカ)方式の登場は、ボルトアクション式や自動装填式など
撃鉄を配置しにくい、或いは露出した撃鉄の存在は不適切な設計要件を満たすと言う
撃鉄以外の打撃方式を模索しての結果、試行錯誤されて来た経緯があります
ストライカ方式のメリットは、撃発装置を小さく設計出来、銃の形状の自由度と
内蔵安全装置の確実な動作を担保出来る技術的な要件を満たせる限り
撃鉄を使いたくない、と言う設計要件において発達してきました
ちなみに、従来撃鉄と撃針が一体化していたS&Wは、逆に今では分離させて
撃鉄が起きた時の突起を無くす、と言う利点を選択しており、
また、撃発機構に惰性による打撃力が必要な場合も撃鉄式を採用する傾向があります
(642:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)

ショートコイルとストレートブローバックの違いは?

こち亀の第55巻で、両津勘吉氏がテロリストと対決した際、お互いの拳銃の銃口をくっつけた後、どっちの拳銃が発砲したかは
分かりませんが、テロリストの拳銃が分解(破壊?)されて、「ショートコイルだから撃てんだろう!単純なストレートブローバックの勝ち!」
と、両津勘吉氏が言うのがあるのですが、これってどうゆう事なのですか。
このお話で使用された拳銃は、作者の秋本君が創作した架空の銃です
特徴はストレートブローバックのため銃身が固定されている事で
銃身と遊底(スライド)をわずかに後退させるように、銃身を押し付ける事で
相手の銃のディスコネクタを作動させ、発砲不能にして撃ち壊しました
この当時、警察特殊部隊などの情報が少なく、亜米利加のSWAT等の情報から
創作した警視庁の警察特殊部隊と言う架空の部署の活躍を描いたものでした

この機構的な特徴を利用したアクションは、映画等でも良く見られるもので
実際の戦闘においても、銃身の先を保護する「ストライクフェイス」と言う部品を
取り付ける事で、相手の身体に銃口を押し付けて発砲する事が可能な
近接格闘用の装備があります。
(643:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)

拳銃は全弾撃ちつくした時以外でマガジンをいれたままスライドオープンする事はできますか?

遊底止め(スライドストップ)レバーが露出しているものは全てホールドオープン(後退位置で固)出来ます
ワルサーPPK系列やSIG P230等一部の遊底止め内蔵式のものは出きません。
(302:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)

リボルバーで2連射してんだけど、これどういう状況?

これは「ダブリング」と言う現象だと思われます、
競技用などの引き鉄の引き代が軽い銃で、まれに起きます、
引き鉄を引ききった状態で銃が反動で動揺した時、
無意識に指が緩んで引き鉄がリセットされて仕舞った状況で、
射手は元の姿勢に復帰しようとする途上、再度引き鉄を引く事で、
不意に二発目が発砲されたようです。

このような現象は、発射反動の強い強装弾薬を使用する銃を、
初心者が発砲した時に起こりやすい、不時発砲事故で、
大口径、大威力で引き鉄を複数備えたダブルバレル式の銃でも起きやすいです。
(644:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)

オートローディングタイプの銃は薬室に弾が残ってる状態でマガジンを交換しても、コッキングする必要ないじゃないですか。しかし敢えてやったらどうなりますか。

お察しの通り薬室内の弾薬を排出し、新たな弾薬を一発装填します
これは自動装填式の銃器全てで可能な操作です。
(302:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)

ルガーP08とかワルサーP38のように、バレルだけが銃本体から前方に生えてるような拳銃はなぜ無くなったんでしょうか?

今の銃は、スライドが前方に伸びてバレルの周りを覆うような形になっているのであって、
「突き出したバレルが無くなった」というわけじゃありません。考え方が逆なんです。

なぜバレルだけが突き出した形から、そのバレルの周りをスライドが覆う形へと変化したのかですが、
それはスライドの重量を少しでも稼ぐためです。

自動拳銃は発射した弾の反動とかガスの圧力とかそういった力を使ってスライドを後退させて空薬莢を排出し、
後退したスライドがリコイルスプリングの力で元の位置に戻るときに次の弾を装填する機構を持った銃ですが、
弾の威力が強くなってくるとスライドが後退する勢いが速くなり、また後退し始めるタイミングも早くなり、
いろいろと危険なので少しでもタイミングとスピードを遅くしようといろいろな工夫がされていますが、
一番有効な手段の一つが「前後動する部品を重くする」こと、もうひとつがリコイルスプリングを強くすることです。

素材として使われている鉄の比重を重くすることは物理的に不可能なので、銃全体のサイズを挙げずに
少しでもスライド(=前後動する部品)の体積を稼いで重くするために、スライドは前方に伸びて
銃身の周りを覆うような形へと進化していきました。
同時に銃身の周囲や下方に大きなスプリングを内蔵することでリコイルスプリングの強さも稼げます。

ルガーP08とかワルサーP38のように前後動する部品が銃の後方だけに限られていて
スプリングもその狭いスペースに押し込める小さいものに限られていたものに比べて、
より強い弾を安全にかつ確実に発射できるようになったわけです。
(他にもスライドが後退し始めるタイミングを遅らせるためのアイデアはいろいろありますが割愛します)
(649:882)

拳銃での狙撃は実用的ですか?

拳銃と言っても、銃床を備えて居ないだけで小銃用弾薬を使用するものもあります、
それらの拳銃としての有効な射程は100m~200mと、
ちょっとした遠距離からの狙撃を可能としており、一説には
ケネディ大統領暗殺事件での、オズワルド以外の射手の存在を示唆する
所謂魔弾の正体が、教科書ビルとは別の位置から狙撃された、ライフル弾を使用する拳銃である
.221レミントンファイアボールである、とも言われています。

元々これらの銃は、米国の拳銃をカテゴライズする法律によって拳銃とみなされる寸法になっており
遠距離の鉄板を射撃するシルエット競技や害獣駆除などの用途で使われる物です。
(654:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)

現代の軍隊同士の戦闘で拳銃は役に立つんですか?

拳銃の、軍用銃としての用途は、今現在、極近距離や閉鎖空間での戦闘など、
拳銃を主武装とした状況以外では、ほぼ使用を想定されていません。
それは大規模な軍事行動において各個の兵士に支給しても、通常の任務では
全く発砲しない、と言う状況から、任意で装備する、補助的な装備となっています、
とは言え、今でも拳銃は制式装備でもあるため、一定数が毎年調達されています。
(657:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)

リボルバーと自動拳銃では、同じ弾を使ったら同じ威力という事でいいのでしょうか?

同じ弾薬・バレル長なら、ガス漏れが有る分、リボルバーの方が低威力、たいした差ではないが。
(659:501)

記事メニュー
目安箱バナー