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その他の地域 - (2011/10/15 (土) 20:59:33) のソース

#CONTENTS
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**中南米諸国の軍事力についてなんですけど
>対犯罪組織、暴動鎮圧、内乱 等の自国内向け軍のイメージしか無いんですが
>フォークランドの時のような国家間紛争で使用するような部隊や装備はどのくらい持っているのでしょうか? 
フォークランドと言うことであれば、例えば主要戦闘機、爆撃機の概数を見ると、

ブラジル:F-5、50機
ペルー:ミラージュ5、15機、同2000、10機、ミグ-29、20機、スホーイ20,22,25、各20機
アルゼンチン:ミラージュ3、20機、同5、10機、A-4、50機、スホーイ29,10機、スーパーエタンダール、10機
チリ:F-5、15機
コロンビア:ミラージュ5、10機
パナマ、ボリビア:練習機兼軽攻撃機、程度

といったところです。一部あなどれない国もありますが、しかし旧式化しているのは明瞭です。
給油機を持っているのも、アルゼンチン、ブラジル(各2機)ぐらいのようです。
#right(){(10:system)}

**アメリカのパナマ侵攻って何ですか?
>いつ、何の目的でやったんですか?
アメリカのパナマ侵攻(オペレーション・ジャスト・コース)は1989年12月20日のことです。
出兵の名目はパナマ運河とパナマ在住のアメリカ市民を守ることですが、真の目的は
独裁者と目されていたノリエガ将軍の退陣および逮捕でした。
すでに5月には海兵隊1.800名が展開していたのですが、10月に反ノリエガクーデターが
おきたこともあり、ブッシュ(パパ)大統領は侵攻に踏み切りました。
投入兵力は24.000名に及び、最新鋭のF-117ステルス機まで投入されました。
しかしノリエガの確保はできず、親ノリエガ派の抵抗が続く中24日にノリエガ自身が
バチカン大使館に亡命を求めて逃げ込み、最終的に米軍に投降する事で作戦は終了しました。
#right(){(54:名無し軍曹)}

**ボリビアに海軍があるというのは事実?
ボリビアは往時は今の倍くらいの国土があって太平洋岸に面した地域もあった。 
のでれっきとした「海軍」が存在してた。 

周りの国と戦争して負ける度に領土を割譲させられたため、今では内陸国に
なってしまい、密かに有名な「ボリビア湖海軍」等を残すのみ。 

ちなみに昔の太平洋岸領土地域は現在はチリの領土。 
この結果を招いたチリとボリビアの戦争は(も)「太平洋戦争」と呼ばれる。 
#right(){(603:323)}
**ボリビア以外に、海軍を保持している内陸国はありますか?
>それと、もしあった場合その国の海軍設立の経緯を教えてください。 
モンゴル海軍とか。
後に初代海軍司令官となる人物が、「魚の養殖技術」を学ぶためにソ連に留学したとき、
書類上の手続きミスで「航海術」を学んでしまい、そのまま海軍司令官に任命され、
モンゴルの小さな湖に哨戒艇を浮かべて任務に就いていたという。 
#right(){(481:810)}
パラグアイ海軍は、国境の河の警備に当たってる
19世紀には、ブラジル・アルゼンチン・ウルグアイ連合軍と、
派手な海戦というか河上戦もやっているぞ 
#right(){(481:815)}
オーストリア海軍、現有兵力、哨戒艇2隻。
ハンガリー海軍、現有兵力、掃海艇3隻。
どっちも河川軍だな。
オーストリア海軍は、かつて、アドリア海に面していた関係で、戦艦まで保有し、
青島で、日本海軍とも戦ったらしいけど、WW1の敗戦で、海軍も解体。
#right(){(481:816)}
**「グルカ兵」ってなんですか?
>19世紀から続く英国に雇われているネパール人の傭兵でなにやらとっても勇敢としか分からなかったんですけど。
英国は18世紀にインドの諸侯を下して、英領インド帝国を築きます。

それと同時代、1769年にゴルカ地方を支配していた部族が周辺部族を
支配し、現在のネパール王国の領域が確定しました。
更にその支配勢力は拡大を続け、インドの東シッキム、ブータンの辺り
まで進出し、英領インド帝国にとって脅威となりました。

このため、1814~16年にかけて英国とネパールは戦争を行い、1815年に
英国の一応の勝利で幕を閉じました。
で、その時に戦った勇敢さに着目し、遠い本国から兵を調達するよりも、
これらの兵士を使った方が良いというわけで、東インド軍への徴募が始まり、
北インドのゴラクプールとダージリンのグームに募兵事務所が設けられました。

彼等はアッサムなど北東周辺地域に主に駐屯し、英国の植民地支配の軍事
装置として、長年機能しました。
そして、英国が絡む戦争がある都度、最前線に立って弾除けとして使用され
ました。
最近では、その使用法が人種差別ではないかという声が出ていますね。

なお、そのグルカ兵の末裔はネパールだけでなくインドにも土着し、こちらも
インドの中の少数民族として生活しています。 
#right(){(10:名無しさん@眠い人 ◆ikaJHtf2)}

**ホンジュラスって本当にサッカーが原因で戦争したのですか?
W杯予選の結果をめぐって、ホンジュラスとエル・サルバドルが行った戦争。
別名「100日戦争」ともいう。
発端は1970年のメキシコ大会予選で、既に政治的、経済的に緊迫した関係にあった両国が、
ワールドカップ出場をかけてプレーオフを戦った。
キックオフ直後から試合はデッドヒート、殴り合いがおこり、結局エルサルバドルが勝利した。
ゲームが接戦だっただけに国民の興奮は異常に高まり、
試合終了直後から国境では発砲が起こり、戦争へと突入していった。
結局、アメリカ、国連の仲介により戦争は終結したが、戦争は3ヶ月も続いた。
#right(){(16:眠い人 ◆ikaJHtf2)}

**キューバには米軍の基地がありますがキューバ危機の時にはどのような役割を果たしたのでしょうか?
海兵隊が臨戦態勢に入って、軍用機がそこをベースにキューバに来る
艦船を威嚇するだけでした。
ピッグス湾事件の時も脇役ですね。
#right(){(18:眠い人 ◆ikaJHtf2)}

**カナダで、統合軍てなんでしょうか?
カナダの軍隊はカナダ国防軍と言うことで、陸海空軍を一つに纏めた統合軍となっています。

元々は他の軍隊と同じように陸軍、海軍、空軍に分かれていましたが、
60年代に指揮系統の一元化と予算分配の観点、そして軍縮を目的として統合したかと記憶しています。

きっかけは、空母の廃棄で浮いた海軍航空隊の移譲を空軍が要求し、
海軍がそれを蹴って軍内部の調整が出来なくなったというのがあったからだったとか。
#right(){(29:眠い人 ◆ikaJHtf2)}

**チェ・ゲバラの服装や装備品なども当時の米軍のものだったのでしょうか?
バチスタ政権というか、キューバ政府は1902年以来、米国の傀儡政権でしたので、
武器供給は米国が行っていました。

革命軍の最初の蜂起は1953年7月26日のモンガタ兵営襲撃です。
この時は敗れ(2000名の兵士に165名で襲撃したから当然)、165人中80名が犠牲になっています。
カストロはこの時に逮捕・投獄されましたが、後に世論の要求で1年9ヶ月後に釈放されました。
この時はアジトにしていた鶏卵農場用の物品と称して、フロリダから武器弾薬を仕入れています。

1955年7月にメキシコに渡り、そこでスペインの元軍人アルベルト・バヨ元大佐から
軍事訓練を受け、更にチェ・ゲバラと宿命的な出会いをしています。
1956年2月2日にグランマ号に購入した武器弾薬を積み込んでキューバに向けて出港しました。
この武器弾薬を購入するに当たって、マイアミ、コスタリカなどで上陸地まで公表しています。
従って、この時も現地に着いたと同時に、銃撃を浴びせられ、
86名の同志は後に再集結したときには12名に減っていました。

この後は、政権側の兵士を襲って武器弾薬を集積し、1959年に漸く革命を成功させる訳です。
#right(){(40:眠い人 ◆ikaJHtf2)}

**コスタリカは、CIAのホームページなどによると固有の軍事力は有さず、と書かれているのに軍事支出が書かれています。
>いったい何に使っているのですか?
国境警備隊など、軍隊に準ずる組織はあります。 
それらに関係する支出です。
#right(){(48:940)}

**オーストラリアが中国を警戒する理由はどの辺にあるのでしょうか?
>日本はオーストラリアと安保共同宣言を出しましたが、日米豪の三角同盟は対中国を意識しているらしいと聞きました
色々ある。
共産党の一党独裁制で、政治の意思決定が不透明。
経済力の急激な膨張と、急速に進む軍拡。
国内の治安事情の酷さに起因する、国家体制そのものの不安定さ。
そもそも民主主義国家じゃないので、理解しがたい異質な思考パターンを持つ。

追加すると
理解しがたいというか、民主国家と違って政策決定が完全に密室で行われているので
誰がどの程度の影響力を持っていて、何をしたがっているのかが分からず行動が予測しがたい。

オーストラリアは海洋国家。
東南アジアを自身のテリトリーにせんとする、中国の行動は認め難いものがある。
昔はインドネシアがそれだったが、今は勢力拡張著しい中国が警戒対象。

横レスになりますが、オーストラリアが海洋国家であろうと無かろうと
インドネシアとはニューギニア島とチモール周辺の縄張り争いがありますので、
東南アジアの覇権がどうあろうと両国の仲は悪いです。
#right{(356:232-244)}
**ナム戦のオーストラリアの部隊ってジャングルでの戦い方は国内で訓練できる場所あったんですか?
オーストラリアの北側は熱帯でジャングルもあるぜ。
オージーは英国人よりは自然に馴染みやすいんじゃーねーのかな。
バリ島の事件以来、ここはUSAも手を出さずオージーSASが
ジャングルで対テロ作戦をやってるよ。
いまじゃジャングル戦では一番と自負してるようです。
#right(){(341:一等自営業 ◆JYO8gZHKO.)}

**キューバ革命はなぜ成功したの?というかアメリカは何をやっていたのですか? 
米国は基本的に傍観していただけ。 
1957年当時既に民心は離れており、Fidel Castroの方に人気が集まっていた。 
これに介入する事は、1956年に行ったスエズ動乱に対し、米国が英仏を批判した事に対する自己 
正当性を否定する事に繋がる行為だった為、積極的な介入を躊躇わせる原因となった。 

また、軍事介入を行う事は、キューバをソ連に押しやるだけと言う判断も働いた。 
そればかりではなく、Fidel Castroを当初は社会主義ではなく民族主義者と見ていた為、介入は 
第三世界の米国への支持失わせる原因となると言う判断が働いた。 
唯でさえ、この時期、米国の威信が落ちている状況で、これ以上の厄介は避けたかったのもある。 

序でに、軍もFulgencio Batista y Zaldivarを見限っていたと言うのもある訳で。 
#right{(523:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**「オーストラリアが軍備を拡張し続けるのはインドネシアが敵だから」と言っていたのですが事実でしょうか。
>どういった理由があるのでしょうか。ただ隣国だからという理由ではなくて。
まあ基本的に近いからなんだが、いろいろ相容れない点がある。 
・インドネシアが周囲の島々を領土にしてきたことによる領土紛争。 
 特に東ティモール独立闘争でオーストラリアと対立。またニュージランドとも領土係争 
・インドネシアは欧米(オランダ)に対して武装闘争をして独立した国。オーストラリアの占領軍とも戦火を交えている。 
・インドネシアは多様な文化を持つ島々をまとめるため強権的な傾向がある 
・インドネシアは穏健派とはいえイスラム教国。知り合いのマレーシア人からすると信心深い連中らしいけど  

まあ国というものは文化を共有してるとか共通の敵がいるみたいな理由がないと張り合うもの 
両国とも南太平洋地域の地域大国だからね。 
#right(){(596:モッティ ◆uSDglizB3o)}
**南米のチリって細長いから守りにくくね? 何か特別な防衛計画とかあるの? 
基本的に南米諸国は1945年3月、4月に決議されたチャパルテペック決議に拘束されます。 
この決議は、条約によって確立された国境線を侵す、もしくは侵す危険性がある場合は、締約国は共同して武力使用もしくは 
武力使用を含む措置に同意すると言うもので、下手をすれば侵略国は米国をはじめとする各国から袋だたきに遭う可能性が 
あります。 
また、1948年12月3日に発効した米州間相互援助条約では、チャパルテペック決議を拡大して、内部の論争を平和的に解決 
するように調印国を拘束し、加盟国が外部からの攻撃を受けた場合は集団的自衛措置を執ることになっています。 

従って、外部からChileが攻撃を受けた場合、首都サンチアゴ近辺とバルパライソ近辺に兵力を集中させ、持久を行いつつ、 
周辺諸国の参戦と米国の援助待つと言うものになるかと思います。 

ちなみに、Chileの海軍は四分割されており、南緯26~36度を担当するバルパライソを司令部とした第1海軍管区、 
南緯36~43度を担当するタルカワノを司令部とする第2海軍管区、南緯43度~ホーン岬までを担当する、プンタ 
アレナスを司令部とする第3海軍管区、南緯26度以北を担当するイキケが司令部の第4海軍管区に分かれており、 
主力艦艇は殆どがバルパライソに、残りが第2~第3海軍管区に配備されています。 
それぞれの管区には海軍航空隊1個飛行隊と海兵隊が1個群配備されています。 

陸軍も同様に海に向かっては4分割ですが、山間部を2分割、首都に軍管区が分かれており、南北に司令部が設置 
されています。 
空軍は南北に戦闘機部隊があり、防空隊は海軍と同様に4分割+首都という配置です。 
#right(){(329:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**ベネズエラ、今さらなんでT-72購入なんだ? 
>ロシアでも生産も止まってなかったっけ
T-90では高すぎるとの理由。購入するT-72はロシア軍の在庫を改造する 
とされる。 

各国次期主力戦車(戦闘車)動向2009(2) より 
http://en.rian.ru/mlitary_news/20090909/156068044.html 
ロシアの防衛産業の情報提供者によると、ロシアとベネズエラは100両の 
戦車の輸出に関する約五億ドルの契約に調印するであろうとのこと。 

ベネズエラのチャベス大統領は水曜日からロシアを訪問しており、情報 
提供者によると、この間にベネズエラへのT-72とT-90の輸出に関する 
契約調印が期待されるとした。また、将来の歩兵戦闘車の購入に関す 
る協議も行われるとの事。 

軍事専門家は、T-72はT-90よりも安価(T-90:500~700万ドル、T-72: 
100~200万ドル)でラテンアメリカの市場の要求に適合している事から 
発注の多くはT-72になるとしている。 

昨年、ウラルヴァゴンザヴォードは165両のT-90を生産し、その半分以 
上を輸出した。残りはロシア軍のT-72の一部を代替した。そのため、ロ 
シアにはベネズエラに販売するために使用可能な十分なT-72を保有し 
ているだろう。 

2005年から2007年の間に、ベネズエラはロシアから44億ドル以上の価 
格の12項目に上る兵器を購入している。 
#right(){(中南米情勢スレ5:79)}
**ハイチ大地震でアメリカが支援に熱心なのは?
ハイチ系アメリカ人はアメリカの国籍持ちだけで50万人以上居るし、 
国籍持ってない奴入れたら100万軽く超えるとされてる。 

彼らの発言力は決して無視できないし、仮に無視したら 
ポートピープルがフロリダに押し寄せるなんて悪夢が現実になりかねない。 
難民圧でドミニカまで崩壊したらもう目も当てられない。 

アメリカが必死になる理由は普通に存在する。 
#right(){(中南米情勢スレ5:611)}

**ハイチの震災地へドミニカからの陸路は使えないのか? 
丁度両国の間に山脈があるんだよな。 
陸路だと海岸沿いのわずかな道に頼るしかない。 

昔はサントドミンゴからポルトーフランスまで植民地時代に引いた鉄道あったのに退化してる…。 
ドミニカ政府がしっかりしていて中継基地としてアテにできるのが不幸中の幸いか。 
物資や人はいろんな国が我先と送り込んでくるけど、現地で人やモノの流れを管理した上で 
交通整理して、内陸部まで送り届けるのは米軍頼みになっちゃうわな。 
#right(){(中南米情勢スレ5:617)}
**ブラジルの核兵器開発について教えて下さい 
一つ覚えの定番サイトで芸がないのですが、 
http://nuclearweaponarchive.org/Nwfaq/Nfaq7-4.html#brazil 

にまとまっています。要約すると、軍政下の1978年から秘密裏に開発が始められ、1985年民政に復帰した後も 
公開された平和利用の核開発と併行して、強力な軍の元で軍事的な開発が続けられました。 
ウラン濃縮に力が注がれ、原子炉級は完全に自力で製造でき、軍用レベルも製造可能と考えられています。 

1991年、陸軍がプルトニウム生成用の原子炉建造を計画したものの、計画規模は縮小され、結局中止されています。 
結局、1998年に核拡散防止条約に調印し、ブラジルの核兵器開発計画は完全に消滅しました。 
#right(){(320:179)}
**カナダ、豪州、ブラジルが身の丈以上の軍備を指向した時代を教えてください
1950年代後半から60年代に掛けて、例えば、カナダは国産ジェット戦闘機の開発に成功した後、
更に国産発動機を用いた超音速の超大型ジェット迎撃戦闘機を開発しようとしていましたが、その
価格高騰に防衛予算が付いて来れずに破綻しかけ、結果開発を放棄して、前に不採用にしたF-101と、
無人戦闘機ボマークを採用しています。
後者は、実際に食わせ物で、直ぐに退役の憂き目を見ましたが、航空機産業はその失敗により壊滅的な
打撃を被りました。

豪州、ブラジルは、核兵器保有を志していました。
豪州は英国の核実験に自国の砂漠地帯を提供していましたが、その実験データは、豪州にも渡されてい
ました。
ブラジルも核爆弾の国産化を指向し、それを搭載するロケットの開発に勤しんでいました。
しかし、オイルショックによる経済の悪化で、それどころではなく頓挫しています。
#right(){(319:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**アメリカ大陸において、インディアンが侵略者の白人達と戦ったように、オーストラリアにおいてアボリジニと白人達との、大規模な戦争はなかったのでしょうか?
アボリジニには土地の所有・定住という概念がなかったため、
「彼らもそのうち何処か行くだろう」と思っていて、ヤバいと思った時は手遅れ。
散発的な抵抗はいくつかあったようだけど、非常に効率よく虐殺されましたとさ。

あと、完全に隔離されていたオーストラリアに白人が持ち込んだ伝染病の影響もでかかったようだ。

付け加えると、
アメリカ先住民のインディオにも「土地の個人所有」と言う概念は無かった。
アボリジニもインディオも(北米に限らず、中南米のインディオも)、まんまと西洋人に騙され、土地を取り上げられたワケだ。
#right(){(302:211-226)}
**キューバ革命はプロレタリア革命なんでしょうか?それとも民族に主観をおいた、民族革命なんでしょうか?
>本には「はじめから社会主義を目指してたわけじゃない。それどころか反共」という趣旨のことが載ってたり
基本は、アメリカの支配下にあったキューバのバチスタ政権を倒して、真の民族自決(キューバは当時、
米国の属国状態)を目指そうとしていた訳で、政権打倒が成功したら、親米路線になろうとしたりするのですが、
米国の方が、共産主義者認定をしてしまって経済封鎖を掛けたので、仕方なしに、敵の敵は味方という格言
通り、ソ連に擦寄らざるを得ないわけで…。
ここらへん、ヴェトナムとか、エジプトなんかも同じような歩みをしています。
#right(){(293:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**オーストラリアの仮想敵国っていったいどこなんでしょう
仮想敵国というのは、どの国に於いても周辺諸国全てが仮想敵国ではありますが…。 
戦後、Australiaが仮想敵国として明示していたのは、日本とIndonesiaです。 

また、Australia陸軍はSingapore、Malaysiaとの間に相互防衛条約を締結 
しています。 
Malaysiaには一個歩兵中隊が現在でも駐留していますから、その能力向上では 
無いかと思いますけど。 
#right(){(107:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}

日本語なら大使館に国防白書簡潔にまとめたのがある 
http://www.australia.or.jp/gaiyou/gov/defence.html
オーストラリア国防軍(ADF)には、防衛力増進へと導く、次の4つの戦略的任務がある。 

・他国の戦力に頼ることなく、どのような攻撃からもオーストラリアを防衛できること。 
・オーストラリア近隣諸国の安全保障に大きく貢献できる防衛力をもつこと。 
・オーストラリアの国益が直接関係する近隣以外では、危機に対処する国際合同軍に効果的に貢献すること。 
・広範な国益を支える様々な任務を遂行すること。 
#right(){(128:253)}
今はそうですけど…。 

Indonesiaは1960年代のスカルノ政権の時代、Papua New Guineaの帰属やBorneoの 
帰属を巡って、NetherlandsやMalaysiaなどとの紛争を引き起こします。 

特に、Papua New Guineaについては、Australiaが統治を行っていましたから、Indonesia 
の侵攻に神経を尖らせていました。 
また、MalaysiaやSingaporeとは共産主義勢力の浸透を阻止する為に相互防衛条約を 
結んでいます。 
全て、これはIndonesiaを中心とした共産主義勢力を仮想敵として見なしていた訳です。 

更に遡れば、第二次大戦直後から50年代は日本が仮想敵国になっています。 
当然、第二次大戦で戦闘を行った国ですから当然ですが…。 
1951年に締結された、ANZUS同盟は正に日本に対する軍事同盟として誕生しています。 

でもって、F-111のミッションですが、採用当初は長距離低空侵攻と爆撃任務に使用する 
ために購入されました。 
要は、本土から周辺脅威の首都(Jakarta)に直接爆弾を落とし、Malaysiaの基地に抜ける 
様な形での運用が考えられていました。 
現在は、Indonesiaがかなり穏健化しているため、海洋偵察、哨戒、本土周辺海域の対艦 
攻撃任務、精密誘導兵器を用いての低空侵攻が任務として与えられています。 
#right(){(128:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**コスタリカの武装警備隊って実戦経験あるんですか?
あります。
1953年にCosta Ricaの大統領に、中道的な社会主義者のホセ・フィゲレス・フェレルが選出されました。
で、それにいちゃもんをつけたのが、隣国Nicaraguaの大統領、アナスタシオ・ソモサで、彼は選挙でフェレルを
応援した、カリブ海諸国からぼ政治亡命者で構成された「カリブの師団」のメンバーがフェレルの示唆で、自分を
暗殺する陰謀に加担していると主張、新大統領の選出に不満を持っていたCosta Ricaの前大統領ラファエル・
カルデロン・グアルディアを支援し、カルデロンは叛徒を集め、NicaraguaからCosta Rica北部の国境の町、
ビラ・ケサダを1955年1月11日に占領します。

しかし、フェレルは米州機構に調査を要請し、グアルディアの後ろ盾がNicaraguaであることが判明し、ソモサ
は結局、手を引きました。
また、米国はCosta Ricaを武器援助などで支援し、武装警備隊は民衆の支援の下、叛徒を蹴散らして、
Nicaraguaに彼等を追放しました。

結局、Nicaraguaは折れ、両国で国境線を警備することで合意し、叛乱は終息しています。

また、このほか1980年代のNicaragua内戦では、国内の締め付けなどに従事しています。
#right(){(240:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
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