「雄一少年を救え!」はチャージマン研!の第25話である。
主な登場人物
あらすじ
雄一少年は荒んでいた。なぜなら、両親
がキチガイだからの仲が悪く、家庭が荒れているからである。
当然の事ながら夫婦喧嘩は日常茶飯事。今回の喧嘩も
「クヌヤロ!ペペケー!」
「ナニヨ!デテイクノハオマエノホウダー!」
「オマエダッテェ、コノオニババ!」
「パセリノスクナイクセニ、ヨクモイッタワネ!」
と言った言い争いが続く。
その末父親は
欲情激昂して
「ガバガバ言うんじゃねぃっ! 愛してるッ!早く脱ぐッ!」と叫び、母親は
「さっさとお入り!」と言いながら扉を閉め、
雄一少年を家に入れてくれなかった(しかしその後いつの間にか扉は開いていた)。
そうした日常に耐えかねた雄一少年は、遂に犯罪に手を染めてしまう。幸せそうな家族の住んでいる家に放火したのだ。
燃え上がった家を見てニヤリと笑い、
「はいだらー!」「らりるれ火事だー!」と言った悲鳴を聴きながら
「もっと燃えるがいいや!」と呟く雄一少年。しかし、その様子を
ジュラル星人の二人組に発見されてしまう。
ジュラル星人達は、
「毎日ドゥンドゥンやろうじゃねぇか!」「言うとおりにしないと警察にバラすぞ?」と雄一少年を脅す。
弱味を握られた雄一少年は断る事ができず、そのまま帰路に就く。帰り道の途中、脳内に響き渡る
ジュラル星人の声。
このままではいけないと思った雄一少年は、チャージマン研こと泉研に全ての事情を話す。
研「よく話してくれたね、雄一君!」
雄一少年「僕、苦しかったんだよ…!」
研「でももう、あんな事はしないね?」
雄一少年「うん、もう絶対にやらないよ」
研「よし、じゃあ後は僕に任せて!」
雄一少年「うん…」
そして次の日の夜。ジュラル星人達は、待ち合せ場所で雄一少年と合流し、早速家を燃やしにいく。
山城新伍ジュラルの「おい、始めろ!」の指示の下、アカギジュラルは家に向けて銃から
水炎を発射する。
あれ?雄一少年いらなくね?
しかし不思議な事に、家は全く燃える様子を見せない。
「おかし、燃えないじゃねぇか!」と動揺するジュラル。
その時、高笑いと共に雄一少年に変装していた研が姿を現す。
研「この一帯の家には、防火用の特殊装置をしておいたのSA!」
山城新伍ジュラル「き、貴様…よくもあのガキと!」そして二人組のジュラル星人達は元の姿に戻る。
研「アッハハハハ!遂にジュラル星人め!正体を現したな!」(この時の研の満面の笑みに注目。 (やった虐殺できるぞ!))
必要なくなった雄一少年の上着をポィッと投げ捨て変装した研は、いつになく強いジュラル達に苦戦を強いられながらも、
普段通り全滅に追い込む。その後、雄一少年の両親もなぜか改心し、雄一少年も無罪放免。
雄一少年「僕、これからはもうあんな事は、絶対にやらないよ!」
研「そうだよ。これからも、仲良くしようね!」
おわり
~
概要
さて、当然の事ながら放火は
「もうやらないよ!」で済む物では無い。
研は
山村博士を警察に突き出しておきながら、雄一少年や
万引き少年や
金庫破りの男は自首をさせようとはしない。
まあ、見えない部分でちゃんと罪を償っていたのか雄一少年が放火した事を、研は全てジュラル星人のせいにする事でもみ消したのか
正に「研法」は不明であるがなんにせよ、このせいでツッコまれてしまう羽目になったのであった。
因みに絵コンテ上では「僕もうあんな事は(ry」の部分が「僕これから火をつけた家に、あやまりに行って来ます」という
台詞になっており、それに対して研が「それがいい。僕も一緒に行ってあげるよ」と返す、というやりとりになっていた。
謝りに行けば済むという問題でも無いのだがなぜ、ここをアニメにしなかったのか?
なお、この回がチャー研一二を争う弾幕回となった原因である名言
「これから毎日家を焼こうぜ?」は、
ジュラル星人が実際に言った訳ではなく、
雄一少年の頭の中での台詞である。
また、ジュラルが火炎放射を行い「
おかし、燃えないじゃねぇか!」と驚いていた家だが、この時ジュラルは
家のシャッターに向けて
放水火を放っており、防火装置どうこう以前に
そもそもシャッターは燃える物では無い。
ジュラル星人の500年先をゆく技術で作られた火炎放射器は小型でも金属をを容易く溶かすのであれば、
恐らく、シャッターを溶かし、内部から放火しようという作戦だったのだろう。
その他の台詞
後に影響を与えた作品
- 東映版スパイダーマン
- 「ちびまる子ちゃん」の永沢君のエピソード(因みに作中の時代設定はチャー研放映時の昭和49年)
最終更新:2017年07月19日 00:08