戦慄!悪魔の病院


「戦慄!悪魔の病院」はチャージマン研! 第三十六話。数少ない放映順とDVD収録順が同じ回。

  • 主な登場人物

  • あらすじ
夜の病院、赤ちゃんの産声が分娩室から鳴り響いた。
父親はピュピュピュピュピュと小踊りをして喜ぶが、現れた看護婦の様子がおかしい。
赤ちゃんに何があったのかと聞くと看護婦は口をつむんでしまう。
赤ちゃんを恐る恐るのぞく父親。何と赤ちゃんは人の形をしていなかったのだ(視聴者側からは赤ちゃんの姿は直接見ることは出来ない)。

一方、妊婦や赤ちゃんの様子がおかしいと言われた院長は調理室に怒鳴り込みに行く。
しかし調理員の正体は潜入していたジュラル星人だった。
ジュラル星人は妊婦の病院食に工場廃液を混ぜ奇形児を産ませ、人類を滅亡させるという地味ながら恐ろしい作戦「マッドグリーン作戦」を進めていたのだ。
やがて院長はジュラル星人によって殺されてしまい、廃液入りの病院食が妊婦達の元に運ばれようとしていた。
しかしどの病室からも妊婦の姿は見えない。その時、ひとつの笑い声が聞こえた。
チャージマン研だ。
ニュースを見て生まれてくる奇形児が増えている事を知った研はジュラルの仕業だと勘づき、妊婦達を避難させていた。
「多くの犠牲になったかわいそうな赤ちゃんのためにも、お前達は許さないんDA!」と怒る研。
ジュラル星人達を倒した研は他の病院も危ないと思い、各地の病院に潜伏しているジュラル星人達を次々と倒していった。
遂に潜伏していたジュラル星人達は全滅し、マッドグリーン作戦が失敗に終わった事を魔王は憤る。

その後、研は家族やバリカンとともに元気に生まれた赤ちゃんをあやしていた…。

  • 概要
現在なら確実に放送不可能と思われるチャー研屈指の問題回(恐らく本当の意味でのキチガイ回)。
何より既に作戦が実行されて奇形児が生まれてしまった後に研がようやく事を起こしたためか、人によっては後味が悪く感じられるかもしれない。
精神病院回といい、チャー研スタッフは病院に偏見や怨みでも持っていたのだろうか?

しかしながら、「工場廃液」という当時社会問題となっていた公害を風刺し、
それを悪事に利用するジュラル星人の徹底した悪役ぶりを描いたこのエピソードは半分評価されてもよい。
因みに、この回の魔王は完全にチョイ役であり、上述の通りワンシーンだけしか出番が無い。

  • 主な台詞
チャージマン、殺してやる(by 緑キシリアさん)
それは僕の言う言葉だ(by 研)

  • 補足
キッズステーションがかつて「チャージマン研!」を再放送していた際において、放送されなかった話の一つでもある。
(しかしYouTubeでは配信された)
まあ、奇形児というワードが出てきている時点で放映禁止となったのだろう。
だがAT-Xの方は無修正で再放送していたとか。
最終更新:2017年07月19日 01:22