マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア
概要
神聖ブリタニア帝国第98代皇帝シャルル・ジ・ブリタニアの妻であり、皇妃の一人。主人公・ルルーシュとナナリーの実母であり、
とある計画の達成を誓い合った同志ながらシャルルと唯一本心から愛し合った女性である。真の皇妃だが、作中時点で
ある人物に射殺され、肉体を失った。ギアスの力を昇華させた後、憑依する事で魂の成仏までは回避し、シャルルと相談しルルーシュとナナリーを日本に送った。ルルーシュの復讐物語は最初から2人に仕組まれた話である。
庶民出身だが、帝国に頭脳と機転を買われ昇進した人物。「閃光のマリアンヌ」の異名を持つ程の高いKMF操縦技術を持ち、ナイトオブラウンズの一員で『ナイトオブシックス』の地位に載っていた。異色の経歴ながら、ガニメデのテストパイロットとしてアッシュフォード家のKMF開発計画でも重要な役割を担い、軍事開発に多大なる影響力と功績を残し、騎士候に叙せられた女傑。ある日にシャルル皇帝(以下:シャルル)と
ヴィクトル嚮主(以下:V.V.、ヴィクトル)から、
「『嘘の無い世界』を作る目的のラグナロクの接続」という計画をビスマルクと共に極秘で聞かされ、共に共感し同志として計画の達成を誓い合った。やがて、“誰よりも嘘を嫌う”シャルルと”本当の愛“で惹かれ合い、結婚し真の皇妃になった。この時期にも、愛し合う二人のもとにルルーシュとナナリーを授かったと推測される。
奔放な性格で庶民故に権力欲や特権階級意識の強い多くのブリタニア皇族や貴族から嫌われがちだが、その性格故、ジェレミアや皇族のコーネリア等の軍部関係では最も慕われた王妃である。だが、同志であるV.V.も自分に惚れた故に、2人の愛し合いを両者に嫉妬し、失望し、殺意を向けられしまう。そして、V.V.に呼び出され護衛(コーネリアとジェレミア)に人払いを命じた途端、V.V.から銃撃を浴びて肉体が即死してしまう。そこに偶然居合せてしまったアーニャに憑依し、魂の成仏は免れたが思わぬ同志の裏切りに動揺。緊急でシャルルと連絡を取り、V.V.の魔手から逃す意味でルルーシュとナナリーを日本に送ったが、V.V.の凶行により、同志のC.C.は仲違いを触発しブルタニアを離脱、後遺症レベルの亀裂で計画に狂いを与えた。それでも「ラグナレクの接続」を諦めず、何度もアーニャから意識を表面化させてC.C.に二つのコードの取得を求め、シャルルにコードを渡すように説得し続けた。
第二次トウキョウ決戦の責任でルルーシュが黒の騎士団から放逐されると、本格的に表面化し、記憶喪失のC.C.の深層意識に訪れ彼女を目覚めさせる。彼女をモルドレッドに乗せて神根島へと向かい、ビズマルクに口実を作る形で枢木スザク(以下:スザク)と合流し、彼に「
ユフィに合わせる思いで同行させる。そして、アーニャの肉体から出て魂を実体化し、思考エレベーター内でルルーシュとシャルルと合流。C.C.とスザクもその場に居合わせる事で、シャルルと共に真相と目的を全て語り、3人を必死で説得する。
死因
自分達が計画遂行を最優先し子供を見放した件で不信感を抱くルルーシュを、「でもそれは守ろうとして」と弁明するが、「日本とブルタニアの戦争を続けたのは?」と問われ言葉が詰まり、
「自分たちに“だけ”優しい世界」「お前達親は、俺とナナリーを捨てたんだよ!」と一喝されて絶句。そして、『明日(未来)を求める』という意志を確立したルルーシュが「Cの世界」に対し「時の歩みを止めないでほしい」とギアスを掛け、思考エレベーターが崩壊。同時にルルーシュが
「消え失せろ!!」と拒絶のギアスを掛け、怨嗟しながら
シャルル と共に「Cの世界」に取り込まれて完全消滅した。
最終更新:2025年02月01日 20:17