始まり
「さて……首都ですが。どうやら海沿いではなく、内陸スタートのようです。
食料は小麦だけですが、象2、氾濫原とそれなりですね。
右下隅には海と川の接続地点が見えますので、海への進出もすぐでしょう。
初手は農業と労働者でいいですよね……神秘主義とって瞑想とかしませんよね?」
「当たり前じゃろう。…何でそんな誰得のルートを狙う必要があるんじゃ。気は確かか?
海沿い首都で海資源アリなら、漁業があるので初手作業船でいけたんじゃがのう」
「そ、そうですよね?世界が宗キチだけで出来てると思ったら大間違いですよね!
ようやく普通の展開ができます……!これで、ゆくゆくは早めに陶器へつなげて、
川沿いの小屋がじっくり育っていくのを見守ることができます……!(ほっこり)」
BC3880。斥候が部族小屋から神秘主義入手のお知らせ。
「!?」
「……。あと3ターン早けれゃのう……」
「(早けれりゃ!?早ければどうしたっていうんだッ!?)」
なおも斥候は探索。有望な土地を発見していく。
「ウホッ、氾濫原に金のいい立地!これは少々離れるが、ラムセスにとられる前に
是非第2都市で確保してしまえ!」
「相手は勤労で遺産狂な上に首都ですので、後半の文化押しが相当だとは思いますが……
ただ取られるよりはいいですね。逆に押し潰されそうになった頃が攻め時かもしれません。
……と。序盤の神イベントです。人体実験で不幸が出る代わりに恒久的な衛生+2に
チャレンジできますが、どうしますか?」
「勿論犠牲にしろ!嫌だというやつはワシが懇切丁寧にお話してやるわ。肉体言語でな!
川沿いの象牙による幸福+1もあるので、丁度いいわい」
実験は成功。嬉しい衛生ボーナスを手に入れた。
研究は先に弓術へ。パンゲアと違い、海のせいで遠く離れている分、AIの斥候が余り
飛び交わず、端のほうから蛮族が沸きやすいので、改善なしで作れることもあり重宝する。
最も視界確保自体は、端が決まっている分、数が揃えば楽だが。
「首都の横に大理石もあるな。よし、美学ルートで、アレク図書館経由で進むことにするぞ。
途中、聖職によって可能ならアポロを立てる。それで鋳金をゲットじゃ」
「アポロの方は時期と相手によっては間に合いませんので、こちらはできたらラッキーの
おまけ程度に考えておきましょう」
そして第2、第3都市建設。せっかくの氾濫原だが小屋は作らず農場を貼り、入植作業を
スピードアップさせる。
「こっちに寄せてくるラムセスの文化がウザイのう……。さて畜産が終わったぞ。
馬は、と。近くにはないな……む!? ラムセスの領土の向こう側に一つ見えるぞ!
しかもすぐ側に鹿もあり、両方合わさって最強に見える!」
「両方合わさっても馬鹿にしかなりませんよ……。馬の直上には2マス圏内で無理ですし
すぐ側は画面端です。無理にやれば立てられないこともありませんが、ちゃんと準備も
進めている大理石都市を止めて、あんなとこまで飛び地にするのは如何なものでしょうか。
そもそもラムセスの文化で使い物にならない可能性も……」
「あれは名馬のような気がするんじゃい!あの土地にはきっとこのワシに相応しい
松風とか黒王号とかそういうのがおるんじゃ! おいこら副長、離せ!離さんかー!?」
結局、問題の多い馬を諦め、大理石を先に優先。まあ、これは好みの問題でもあるので
馬を確保しにいくのも選択肢としてはアリだったと思う。
第4都市を大理石の直上に建設。採石場を労働者で作る手間を省き、首都で即アポロ建造開始。
BC750、アポロ建設。鋳金をGETする。
「これで序盤から溶鉱炉が建設可能になったわい。平地に工房も建てられるが、カーストもない
今は急ぐ必要もないな」
「鋳金を一番乗りしたことで解禁になりましたが、ロードスは作らないのですか?」
「作らん。先に天文学を一直線で狙うからな。首都が海沿いなら考えないでもなかったが
あんな出力の出ない都市でやるなら、別の都市を建設する手助けに回して、後々の企業まで
使えるファロスでも狙った方がマシだわ」
キャラクター紹介
・ラムセス2世
「お隣の遺産病患者です。銅があれば斧Rもよかったのですが
結局なかったので見送りに。UUは重チャリオットですので、あっても
やったかどうかはわかりません。今回の密かな戦略とやらにもかかわりますが、近隣の
少なくとも一方とは基本的に、仲良くできるうちは仲良くしたいですね」
・ブレヌス
「こちらも南方のお隣です。仏教宗主。一人仏教なので、基本的には必要以上に
仲良くはしません。他の近隣諸国に食いついてくれると嬉しいのですが」
・ガンジー
「ラムセスの右隣です。我々はMAPの左中央ですので、位置的には上部中央でしょうか。
言わずと知れた平和主義者。既に相性補正で複数の戦争屋から最大の敵になっています。
とはいえ、ユダヤ宗主で、ラムセスもユダヤなため、AIに宣教師をより送って貰うため
今すぐ相互を切れないのが痛いところです」
・アレクサンドロス大王
「言わずと知れた狂犬アレク。後に判明しますが、ガンジーの右隣、MAP右上です。
我が国とは海を挟んで遠く離れた向かいなので、何らかの間違いがない限り
遠征してはこないでしょう。また最大の敵は隣のガンジーですので、今回はより安心です」
・チャーチル
「アレクのお隣、こちらも後に判明ですがMAP右下です。そもそもアレクに比べそこまで
好戦的ではないのと、やはり我が国とは離れすぎていて、まず戦争は起こらないでしょう。
……と、思っているのでしょうね。向こうは」
・ハンニバル
「今回も登場、熊先生。ブレヌスのお隣、MAP下部中央です。
ブレヌスと仲良くなると、通商通って我が国に来ることがないともいえませんが
ヒンズー宗主なので、仏教宗主のブレヌスとは決して仲良くないのが助かります」
まだ当時の地図が埋まってないので出せないが、世界情勢は表記するとこんな感じ。
ラムセス ガンジー アレク
ラグナル (海)
ブレヌス 熊先生 チャーチル
知は力なり
研究は美学から文学へ。勿論アレク図書館狙いだ。
「アポロで鋳金を手に入れましたので、将来的な交換材料としてこちらを出して行きます。
中難易度以上では補正がかかるため、美学単独では、鉄器はいけるとしても君主政治・
アルファベットなどとの交換はこちらもビーカーを入れないといけません。取引相手が
美学にビーカーを入れていたら無駄になることもありますので、鋳金は良い材料です」
BC675、第5都市建設。ほぼ蓋のためだけにあるような都市。一応牛と砂漠鉄があるが
出力は微妙。むしろこの資源と土地を簡単に渡さない方が狙い。
BC400、大科学者誕生。
「法律の研究がまだですので、哲学ジャンプは現時点では無理です。
アレクサンドリア図書館が完成して平和カーストにすればすぐに次の偉人が出ますので、
ここは先にアカデミーを建設するとしましょうか」
「第2都市ウプサラでも溶鉱炉が出来たので、せっかく大理石もあることだし
文化対策にユダヤ僧院作るぐらいなら、ここはいっそパルテノンでも建ててみい。
何、失敗してもかまわん。金に換えればすむことじゃ。他に遺産があったら狙ってみても良いぞ」
「交渉画面から、大理石を持っているのはウチとチャーチルだけの模様です。
遺産病のラムセスは同時期のアルテミスを作っていたので、ひょっとしたらいけるかも
しれませんね」
(画像はしばらく後の物)
一方、都市展開も順調に行う。
BC300、北方沿岸に第6都市ジェリング、南方沿岸に第7都市ロスキルデを同時に建設。
ロスキルデは川沿いでもよかったのだが、後に港湾都市として軍船を
出したかったので、氾濫原を残し、こちらに建設する。
後にAD150には南西部ブレヌス国境に最後の都市、第8都市テンスベルクを建設。
画面では見づらいが、石と牛は既にブレヌス領内。
BC200、アレクサンドリア図書館完成。
アポロを作った時点で大理石の準備は出来ていたため、無駄なく着工することができた。
AD100には、ウプサラでパルテノン神殿が完成。偉人倍率を更に高めることに成功。
首都は続いて民族叙事詩に着手。一気に科学者量産の加速をかける。
AD125にはアレク効果ですぐに大科学者誕生。哲学ジャンプを行い、ロスキルデにて道教創始。
平和カーストに移行して磐石の態勢に入る。
AD350 大預言者が誕生。
「まあ、たまに混じるのは仕方ありません。首都に定住でも良いのですが
道教の聖都を持っているので、ここは岱廟を作ってみるのもいいでしょう。収入はまだ
定住より少ないですが、聖都は布教効果と+4の文化を持ちますので、将来の楽しみのおまけと
国境の安定化にも役立ちます」
AD560 第2都市ウプサラにてマウソロス霊廟が完成。
「半ば換金目的だったのですが、やはり序盤から既に溶鉱炉が建設済み&大理石の寡占と
いうのは大きなアドバンテージだったようです。これで貴重な黄金期が4ターン伸びます」
「先のパルテノンと合わせて結構な文化出力になったが、これでもラムセス首都の
テーベに押されてるというのが信じられんな……。ユダヤの大聖堂は石が必要なので
音楽を手に入れてもそう簡単に作れんのが痛いわい」
AD580 大科学者誕生。
「さて、こやつと次の科学者の使いどころなんだが……。セオリー通りなら、一人は教育に
突っこむとして、機械を後回しにして自由主義に突っこむところだが、自由主義で天文学を
取るには前提の光学がいる。その光学を研究しておくには機械が必要なのだ。機械は交換で
入手できるし、UU、ベルセルクの解禁技術でもある。余計な無駄足は踏みたくないんじゃが」
「丁度マウソロスが建設できましたので、黄金期を発動してはどうでしょう。機械を入手すれば
自由主義には使えなくなりますが、研究のスピードアップと、偉人率2倍の期間で産まれた
科学者は後の化学に使ったり、定住にすることもできます」
産まれた大科学者で、そのまま黄金期を発動する。マウソロスのおかげで12ターンだ。
金融志向のおかげもあり、一気に出力が上昇。各都市全てで生産都市化していることもあり
ハンマーも勢い良く増加する。
AD660には黄金期効果もあって、次の大科学者が誕生。こちらはそのまま教育に注ぎ込む。
「(……たまたま遠くまで偵察に来てみれば、どうやら奴等、バカなことをしているようだ。
逸る気も分かるが少し我慢して自由主義に突っこんでから機械を交換、光学を研究すれば
いいものを。更に心得違いをしているようだが、まあ、教えてやる義理はない……。
方針自体も、まったくの間違いではないし、気づかんだろうな)」
黄金期の偉人P+100%というのは、全ての偉人P×2ということではない。 例えば、基礎偉人Pが20とすれば、平和主義で更に+20、黄金期で+20。 時期を合わせて加速するという意味ではその通りなのだが、それまで20+20で 40だった偉人Pが黄金期になったからといって80になるわけではないのだ。 恥ずかしながら、自分もレポを書いている今、見返して改めて気づいた次第。要精進。
AD800 ブレヌスとの国境、南方の第7都市ロスキルデにてファロス灯台が完成。
「丁度黄金期で12ターンというのが見えたからのう。もし20ターン以上かかるようなら
流石に手は出さなかったんじゃが、これはいい儲け物じゃ」
「遺産病のラムセスが自前の沿岸都市を持っていなかったのが幸いしましたね。
この都市自体も軍港にするため生産特化していますので、功を奏した感じです。
…と、ブレヌスから相互通商を求める依頼が来ていますが」
「あやつの最悪の敵はガンジーじゃからな。どうせウチを通って攻めにでもいきたいんじゃろ。
いつも無下にするのも何だし構わん。通してやれ」
黄金期の終了にあわせて、哲学をチャーチルに放出。
神学と騎乗を手に入れる。その手でターンロスのないうちに神権政治へと変更。
世界地図が完成したのでここらで載せておきたいのだが、MAPのせいで全体表示ができないため
申し訳ないが、右下のミニMAPでなんとなく把握して頂きたい。
珍しく紛争は一度も起きておらず、アレクが儒教を創始し
改宗してガンジーの隣で大人しくしていたりと、ある意味珍事態が起きている。
「まさに順調そのものじゃな!ここまでスムーズに行くのは久しぶりじゃわい」
「今回のポイントは、無駄な軍を作らなかったのと、序盤、首都以外の小屋を捨てて農場を貼り
労働者と開拓者の量産でテンポの良い展開をしたことでしょう。金融志向と大人しい同宗教が隣
だったということもありますが、このInlandSeaの箱型MAP特性を活かして、
展開方向を決めて国境を定めていけたのも大きいです」
「小屋を貼らないと維持費で云々というのは、大抵の初・中級者の場合、斧Rなどで無茶な軍拡と
出費、通貨の遅れで実際は、維持できないというより『研究に回す金がない』というオチなのだ。
意外と専門家経済とか何ソレ美味しいの?という段階でも、図書館で科学者雇ったりするだけで、
詰んだと思っていたのが何とかなったりするものだ。不死より先に行けばまた別だがな」
「大抵の自由主義ルートの場合、美学・法律・通貨のあたりで息切れして、官吏までが
一番キツイですが、今回はアレクを素早く立てられたのが大きいです。その後はカースト平和の
科学者、それに官僚制首都のコイン・ビーカー集中と残りは川沿いの施設+金融+黄金期で賄って
います。素の海ですら黄金期で4コインというのは流石の金融志向ですね」
お前にも見えるだろう、あの
黄金期も終了したところで、ようやく2頭持ってた筈のラムセスが、馬の輸出を解禁。
「ようやくチャーチルから戻ってきたか。地図で見たら実はチャーチルは領内に馬あったんだが
なかなか改善せず、輸入し続けてたようだからな……まあ、神権の導入にギリギリ間に合ったから
よしとしよう。んで代価は……。42ゴールドだとぉ!? 舐めてんのかコイツは!?」
「しかもこの顔である…。今、大理石を使うものはあらかた立ててしまいましたので
10ターンと区切って渡せば大理石+33ゴールドにしてくれるようです。ナショナリズムも
まだのようですし、その前に取り返せば良いとは思われますが…どうされますか?」
「くく……仕方あるまい。どうしても秘密計画には速度2の騎乗ユニットは必要なのだ。
金袋を渡して来い…。だがあの顔は今すぐやめさせろ!無性に腹が立つわ!!」
これにより、先の騎乗と合わせて弓騎兵の生産が可能に。建設完了、もしくはベルセルクの
予約が終わった都市で順次生産を開始する。
AD860 自由主義を取得。無償の技術で天文学を獲得!
「よし!既存港での建設物を一旦中止、ガレオンを先に建造する!
ファロスを作った所だけは港がまだなので先に生産。こっちも終わり次第ガレオンだ!
各地では神権ベルセルクの量産に入るぞ!まずは高い金払って手に入れた弓騎兵の
量産を10ターン分してからじゃがな」
「これまでハイパー無防備タイム(HMT)を貫いてきただけあって、ようやくこれから
まともな軍備といったところですね。…だんだん船長の計画とやらが見えてきましたよ。
ベルセルクとガレオン…ああいうことに使うつもりですね」
「ふふふ、わかるか副長?じゃが、隠し味もあるぞ。さあ、今夜は前祝の宴じゃ!」
研究はギルドへ。工房のハンマーを+1させた後、火薬を通り化学へと進む予定。
更には軍事科学へと脳内チェックを入れる。ターンエンド。何もかもが順調。時はAD880。全ては掌の中──
「──大丈夫ですか、船長。足元が怪しいですが…」
「…うーい、今日は少しばかり飲みすぎたわい……。そういえば、副長。お主は
ワシら船乗りが羅針盤のない時代にどうやって海で方角を知っていたかわかるか?
それはな──北極星を見るんじゃよ。北斗七星を結んだ線を延ばし、北極星を見つけたら
それで北の方角を判断するのだ。どうじゃ、見えるか?」
「いえ、私は近眼ですので余り……」
「だらしないのう!今日は雲ひとつないのでワシにはよっく見えるぞい!
北斗七星の左下に見える赤い星まで、ばっちりじゃ!いつもはぼんやりしていて、なかなか
はっきりとは見えないんじゃがのう!ガーッハッハッハハ!」
「え……?」
ぱぱぱぱうあー どどん
「ほ、報告しやす、お頭──! 敵襲! 敵襲ですッッ!! 南部国境、テンスベルク付近に、敵影!!
その数、先陣はカタパルトを含む9体! なおも後方より集結中!──ブレヌス軍です!」
「おいおい、嘘ならもっとマシなものにせい。ついさっき相互の申し込みきたばかりだぞ。
そのままガンジーに行くんじゃないか。思い過ごしだろ」
「──冗談などじゃありやせん!こちらへの宣戦布告も届いております!我が方の都市の守りは
弓兵1にベルセルク1!加えて、防壁も建造を開始したばかり、敵の侵攻に間に合いやせん!
また、ファロスのあるもう一方の国境も守備兵力は弓兵1!こちらも援軍の余裕はありません!
首都からは距離があり援軍も今からでは1ターンでは届きません!どうしやす、お頭──!?」
「な、何だとおぉお!?」
眼前に迫る存亡の危機。静かに歯車を違えてゆくシナリオ。船出を目前にして海賊は滅び去るのか。
次回、パイレーツ・オブ・Inland_Sea その2
続く!
「全てはこの髭ダルマが元凶でした……」