軽く、カノンまでのお小遣い稼ぎのつもりでハンニバル領へと侵入した海賊達。
しかし、そこで待ち受けていたのは、状況を一変させるハンニバルの知略であった!
3国と戦争状態に突入し、味方を失い、孤立した海賊達に明日はあるのか!?
どうする、ラグナル! どうなるヴァイキング!
ラグナル包囲網
「副長! 状況を報告しろ! 副長、副長ッ──!?」
「もう疲れました……先に休んでいいですか」
「ゆっくり休め、とでも言うと思ったか!? 一人だけ楽になろうったって、そうは問屋が
卸さんわい! 美味しい獲物を頂きに来たはずが、一転して、一気に籠の中の鳥じゃ!
さあ、ここから皆で生きて帰れる起死回生の策でもあるんじゃろう!? 言うてみい!!」
「A.③現実は非情である──とは言ってられませんか……仕方ありません。
船長──、前回の秘密計画の概要を、もう一度ご説明いただけませんか」
「何を今更──ええい、わかったわい。まず、艦砲射撃後、沿岸都市を襲撃・破壊し即撤退。
相手の陸軍が大回りで回ってくる間に、キャラベル等を沈め、有利講和が可能な戦果を──あ」
「そうです。相手が増え、先に仕掛けられたとはいえ、やることは同じでよいのです。
どうしても勿体無いというのでしたら、擲弾兵は首都・ユチカ方面へさしむけてもよろしい。
都市攻撃しかついていないとはいえ、擲弾兵はそれまでのユニットの火力を大幅に上回って
います。これを正面から撃破するには、相手もそれなりの被害を出さなければなりません」
「……よし。では先に上陸した擲弾兵を一旦、収容。最早、事ここにいたってはチャーチルの
ご機嫌など、どうでもいいわ。船に戻した擲弾兵を移動、戦列艦で再度砲撃を浴びせ、
ロードス像のあるヒッポを強襲、破壊せよ!」
AD1340 ヒッポ(ハンニバル)占領! 破壊!
「先ほど焼いた都市の沿岸に、開拓者が新しい町を立てたようです」
「馬鹿め。また擲弾兵を移動し、焼けい! そして上陸じゃ!」
AD1360 タカペ(ハンニバル)占領! 破壊!
「予想外のせいで侵攻ルートが滅茶苦茶になってしまったが……くっ、この数とレートでは、
手持ちの兵では首都どころかユチカ陥落も無理じゃ。何回かに渡って攻撃を行こうとしても、
負傷した瞬間に画面外から騎士のスタックが来たら間違いなく反撃で潰される。相対する敵は
ハンニバルだけではないしな……。掠奪にとどめておくか……」
「掠奪はするんですね……」
AD1410 敵遊軍の攻撃により擲弾兵負傷。数名がやられる。
「……潮時じゃ。現時点で可能な場所にて掠奪!そして停戦じゃ!」
AD1410。ラグナル・ハンニバル講和。
「ああ、いまいましい! ハンニバル、その首預けておくぞ!」
「どっからどう見ても悪役ですね……。いや、善玉などと一度も思ったことはありませんが」
昨日の友は今日の敵
ハンニバルと講和したラグナル達は、矛先を北方へと変える。
ラムセスとの国境、ウプサラでは数多くの文化施設があるにも関わらず
既に限界状態。予備兵力を集め、万が一の反乱が起こらないように抑えている有様。
「さて、その間に鋼鉄の研究が完了したぞい。科学税率を0に落とし、トレブシェットを全て
カノンにアップグレード。港湾都市も今はカノンと擲弾兵の生産じゃ。チャーチルはキャラベルを
かなり沈めさせて貰ったが、アレクがまだ沈まりたりないようなので、戦列艦はそちらに移動。
私掠船も先に移動し、根をはらせよう」
「ハンニバル戦に使った擲弾兵たちはガレオンで、北部沿岸都市ジェリングに帰港させます。
この都市は、資源もないラムセスとの国境ですが、モアイ・英雄・士官学校が揃い、
一級の軍港と化しています」
(モアイ都市 ジェリングはミニMAP左上のあたりで重なってる都市)
「よしよし、カノンのアップグレードもすんなりいったな。さあ、南部のブレヌスへの抑えを残し
大多数を、北部へと移動せよ。2手に分けてスタックを組め。戦列艦は──正直、攻略には
いらないんじゃがな。だがアレクがキャラベル余り作らんので、行っても手持ちぶさただったわい。
こっちに再移動させようかの」
「主戦力・及びに砲撃部隊と後詰、配置完了しました!次ターンには戦端を開けます!」
「大変結構!さあ、ヤツには随分と文化で押されていたが、何があるのかなー?
施設とかたっぷりかなー。わくわくしちゃうNA──」
ぱぱぱぱぱうあー どどん
「報告しやす! 敵襲──ッッ!! 南部からではありません! 敵は──」
AD1450 まさかの、ラムセス2世がラグナルに宣戦布告!
「え……?」
「ああ、なんということだ! ラムちゃん! ワシと君とは親友(マブ)だと思っていたのに!
ワシは悲しい! 悲しくて悲しくて、カノン15門と擲弾兵20名が国境を越えてしまいそう
じゃわい! おっと国境を越えてしまった!」
「あ! 前方に偉人発見! ヤリやすか、お頭──?」
「バカモン! 偉人様をヤるなんて、そんなこと恐れ多いことができるか!
あのお方はな、5ターン後ワシらが手に入れるキリスト教聖都に、聖誕教会を建てて下さるのだ!
丁重にお見送りせんか!」
「すいやせんでした、お頭──!」
「なんなの、この集団……」
AD1470 ヘリオポリス(エジプト)陥落! 占領!
宣戦布告してきた割には、ラムセスはこちら側へ大した兵を送っては来ない。
おそらくはどこからかの援軍要請に応えた形なのだろう。都市の防衛兵力さえも
十分とは言い難い。
「さて、西方軍はそのまま、聖誕協会が建ったばかりのキリスト教聖都を落とすぞ。領内に入った
敵遊軍だかを排除した東方の主力スタックは分離。カノンを含む第一軍は、首都テーベへ。
ハンニバル帰還兵と擲弾兵の余りで作った2軍は主要都市メンフィスへ近接……ぬおぉ!?
無防備とばかり思っていたのに、なんじゃこのスタック量は!?」
「これは──チャーチルの陸軍です!! どうやらアレク・ガンジーを通って北回りで
向かってきていたようですね。あと1ターン違えば、進軍速度の差で痛烈な打撃を受けて
いたかもしれません。危ないところでした」
「アレクは態度の関係で北のガンジーを通れないため、南に意識が集中しておったわい。
チャーチルも先程、私掠船からの視界で沿岸都市ヨークに大スタックを確認していたため、
まさかここまで他に遠征軍が来ているとはおもわなんだ。まあ、ようもここまで遠路ご苦労!
だがここで停戦だ! さらばじゃ、ガーッハッハッハッハ!」
AD1470 チャーチルと和平。
AD1480 メンフィス(エジプト)占領!
「よし、次はエジプト首都とキリスト聖都で仕上げじゃ!」
AD1490 ピラメセス(エジプト キリスト教聖都)陥落! 占領!
AD1490 テーベ(エジプト首都)陥落! 占領!
「エジプト戦、戦果──23ゴールドの収入を持つ聖誕協会、アカデミー建設済みの
一級小屋都市のヘリオポリス、市場・雑貨商・銀行の揃った旧エジプト首都テーベに、
計11個の世界遺産を獲得! また、テーベはメンフィスを押さえたことで、
エジプト影響下から離れ、現時点で今後の反乱の可能性はありません!」
「うははははは! んまァーい!! しかもまだまだ使える遺産たっぷりではないか!」
内訳は、ピラミッド、アンコールワット、マルウィヤ・ミナレット、ハギア・ソフィア、
バチカン教皇庁、システィナ、サンコーレ大学、アルテミス、ストーンヘンジ、
シェダゴン・パヤ、タージマハル。ほとんどが陳腐化前。しかも有用な物ばかり。
遺産は奪うもの、という至言を思い出す光景だ。
「よし講和じゃ! ラムちゃん、君の聖都と首都と第2都市と第3都市はなくなったが
戦い終われば、ワシらは再びユダヤのマブダチじゃ! これからも仲良くしていこうではないか!
ガーッハッハッハッハハ!」
AD1490。ラムセス2世降伏。ユダヤに改宗。態度も「親しみを感じている」にまで回復。
「これで北部は問題なにもなしじゃ! ガンジーが攻めてくることはまずないし、
色々美味しい思いをした上で、ラムちゃんとの技術交換もまたこれで可能になったわい!
研究を指定することもできるしな! ライフリングでも開発しておいてもらうとしようかの」
「(ラムセスはイスラムの聖都もまだ持っているので、放っておくと改宗して
用心しはじめますけどね……まあさほど問題はないでしょう)」
世紀末救世主伝説 再び
「よーし、各地の戦功者とカノンは、各最寄の港湾都市へ移動。ロクに経験値の積んでない兵を
維持に回せ。必殺のカノンを手に入れ、念願の馬も手に入れたことで、磐石の体制となった。
さあ、あの金融ヒゲダルマに、ようやく再度お仕置の用意じゃ!」
「ギルドはとうの昔に手に入れていましたが、馬を返してしまったので、技術はあっても
弓騎兵がずっと騎士にアップグレードできていませんでしたからね。今回の意外な発見です」
「戦列艦も整備したし、私掠船も各地にかなりの数をばら撒いてある。海軍に関しては
問題ない。まずは一旦、全軍の陣容を整えた上で、再上陸戦の準備を進めるぞ。
何、今回はカノンがある。内陸の都市も、防御も敵兵も全部吹き飛ばしてくれるわい。
ガレオンを各都市へ移動。元気な者から積み込みの準備を──」
ぱぱぱぱぱうあー どどん
AD1510 ブレヌスがラグナルに宣戦布告!
「報告しやす──! 南部国境テンスベルク、及びロスキルデ付近に敵影! ブレヌス軍です!!
その数──総数、さ、36体! いかがなされますか、お頭──。!?」
「………………」
「お、お頭!? ──ヒィィッ!お頭が、激怒していなさる!」
「……成程、成程。そうか。全く以ってどうしようもない連中だ……。(ビキッ)
一度滅ぼしたぐらいでは何もわからんか……!?(ビキキッ)
おい──副長!!」
「は、はい!?」
「諸事は任したぞ。ワシャあ、あのいとおしい馬鹿どもと、それをけしかけて高みの見物を
している更なるバカに教育をしに行く。自分が、どんな相手にケンカを2度もふっかけたのかと
いうことをだ。夜中に跳ね起きるぐらい、とくと教えてやるわ──海賊の流儀というやつをな!」
再び計画の目前にて入った、卑劣なブレヌスの横槍!
親友、ラムセスとの漢の戦いの背後を突くかのように
北上する大軍を前に、遂にラグナルの怒りが爆発する!
次回、パイレーツ・オブ・Inland_Sea その4!
──悪党どもに墓標はいらぬ! ここは地獄のカサンドラ!
『ブレヌス──貴様には地獄すら生温い!!』