はじまり
「さて首都ですが……氾濫原あり、川あり、モロコシ、山多めとかなりの好立地ですね。
ここは初手労働者でモロコシのために農業にむk」
「何を言っているの。初手戦士で瞑想に行くに決まっているじゃない。
初期宗教創始しないで何のための神秘持ちだと思っているの!?
いいこと。皇帝ぐらいまでなら、初期コインのあるタイルがあれば宗教創始は結構狙える。
更に私は宗教志向なのでロスなく即改宗可能。幸福+1のプチカリスマになるわ。
それに第2都市は交易路が繋がってれば大抵伝播するのでオベいらず。周りにも伝われば
即味方が出来上がるわ。それに何といっても仏教徒じゃないイザベラなんてイザベラじゃないのよ!
おわかり!?特に最後が重要ね!」
「は、はあ……。」
確かにこの上の難易度では難しいが、皇帝では狙えないこともない。
そして8ターン目 見事に創始失敗。
「ば、馬鹿な……。このイザベラともあろうものが、そんな……」
「翔べない豚はただの豚ですね。わかります」
「…………」
「あ…あの女の目…養豚場の豚でも見るかのように冷たい目だ。残酷な目だ…
“かわいそうだけど明日の朝にはお肉屋さんの店先に並ぶ運命なのね”って感じの!」
「…農業から、可及的速やかに畜産に向かうように」
「了解であります」
そして戦士は周りを探索中。第2都市候補を見つけていく。
「ちょ…金山の群れって。全部砂漠だけど隣にオアシスまであるわよ。何これこわい」
「稀に見る良立地ですね…モロコシは勿体無いけど首都からずっと拝借するほうがいいかもしれません。
ただ、右下の方がまだ見ぬ相手への防波堤という意味では第2都市向きですかね」
そういうわけで金山はお預けで第2都市建設。食料が多め、どちらも氾濫原もあるので
技術は採鉱と陶器を優先。
そんな中も戦士は次々に指導者と出会う。
キャラクター紹介
シャルルマーニュと接触。仏教宗主。
「またシャルルか!とりあえず大事な物を奪った罪によりブチ殺し確定ね」
「大抵、同大陸だとラスボスか一個前ですよね」
ギルガメッシュと接触。ヒンズー宗主。
「序盤の意表ラッシュやられて結構詰んだこともあるわ」
ハンニバルと接触。まだ無宗教。
「戦闘も内政も文化もいけるオールラウンダーですね」
シッティング・ブルと接触。
「下手に火薬を渡すと厄介ね。後半宗教を創始したくせにずっとそのままで
大勢固まったとこでいきなり変えて自滅悶着起こすこともあるわ」
アウグストゥスと接触。
「特になしね。普通よ」
大キュロスと接触。
「帝国カリスマの、プレイヤーだと戦争国家一択のくせに
AIだとなかなか要請に応じてくれない偏屈物ですね」
しかし次々に文明には出会うものの、まだ敵領土は見えてこない。
立地が良いのか悪いのか。少なくとも蛮族さえしっかり対策すれば
初期拡張はスムーズにいきそうだ。
「そろそろ諜報ポイントをまとめておきましょう。一国に絞れば
序盤の貧弱な諜報でも一国の研究ぐらいは見れますし、塵も積もれば小さな窃盗ぐらいも可能になります」
「そうね、スコア的にはシャルルかハンニバルかギルか…
…ブルはないから、当面の友好的大国になりそうなギルがいいかしらね」
「ではそのように」
しかしギルにしたつもりがシャルルにしばらく振っていた模様。どんぶりもいいところだ。
そして戦士はなおも探索。
「きた!スペインで石きた!これで勝つる!」
「川と食料資源も同時に収められるいいところにありますね。敵拠点も近くないので
十分抑えられると思います」
「草原がかなり多いわね……第2都市が金融都市になりそうだから、
ここは偉人兼、カースト工房後は生産都市にしましょうか」
ここで神クエスト発生。薬草を見つけて人体実験。
不幸と引き換えに永久的な衛生+2を手に入れた。都市は真っ赤だが致し方なし。
「私は拡張志向もあるから、衛生問題はかなり楽になったわね」
「拡張志向は穀物庫が人口1で奴隷可能な上、今回は米・モロコシがあるので言う事はありません」
第3都市で金山を確保して序盤研究のブーストを行いつつ、第4都市コルドバとして石のある土地を確保。
北の闇から現れたシッティング・ブルが染料を含む位置に入植したため、最良の位置にとはいかなかったが、
川沿いで、牛・米・砂糖・石を都市圏に含む十分な位置に建設ができた。
これでまず一段落。周囲を更に探りつつ、ライバル達との位置関係を見極める。
動き出す世界
BC850 シャルルマーニュがギルガメッシュに宣戦。
開戦後少し後のターンの様子。
「早いわね」
「仏教の宗主とヒンズーの宗主が隣り合わせですか。入植地争いから紛争っぽいですね」
BC475 出来たばかりのラガシュがシャルルマーニュによって占拠。
他人の戦争は自国の平和よ。今のうちに儒教の研究……げふんげふん、法律の開発を続けるわ。
首都と第2都市で図書館を建設。科学者を雇用して加速しなさい」
そんな争いを横目に、順調に法律ルートを進んだイザベラは、BC425、儒教を創始。
更に数学を自力開発、図書館から産まれた科学者で、道教もほどなく創始することになる。
「宗キチは褒め言葉よ……!」
法律を餌に撒いて、アルファベット・鉄器など色々入手していく。
哲学はまだ秘匿。交換材料に適度なのがないのと、自由主義への道をまだ簡単にAIに開けたくはない。
城塞使ってカノンRその2に続く