2010/5/16のペリク鯖バックアップ

FfH2、一族

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FfH2 Ver.2.023c + 和訳  皇子、マラソン、最大、シャッフル、古代、その他ランダム ランダムで一族のシェルバ(攻撃、抗魔) 全て手動。

『野蛮とは何か』

0.終末 誰の目にも触れぬままで終わる事になるだろうが、祖先より伝わる記録を絶やす気にはなれない。 再誕1180年、大陸をほぼ制圧した軍団は、東部沿岸と南部極地に残る残党狩りを開始した。 残党とは言え、英雄に率いられたチャリオット10、斧兵20、弓兵50の抵抗は凄まじいだろう。 大陸中央部に築いた覇都ハイオルから出陣していく覇王の軍団は、連戦連勝の軍隊とは思えぬほど、 乱雑かつ粗野で獣の臭いがした。背の高いストーンスキンオーガの一群の間にシェルバが見えた。 私がシェルバを直接観たのは、これが初めてだった。 最新型のミスリル製武器の完成を首都で待たされていた歴戦の戦闘Ⅴのオーガやチャリオットが進撃を再開した。 シェルバが向かうのは赤い龍アケロンの城だ。ただの蛮族がより野蛮な一族に滅ばされようとしている。 弓も哲学も石工も知らない一族がとうとう念願の大陸征服を成し遂げようとしているいる。

1.廃墟から大陸縦断へ

そもそも我が家系は大陸南端にあったカーザードの炭鉱労働者の末裔だ。 丘と川に恵まれたカザードが、首都から海岸沿いに北上した第二都市を建てた頃の話だ。 いくつかの文明が滅びた事は皆に知れ渡っていたが、防備は出来ているはずだった。 第二都市の丘で警戒中の戦士が敗北した報せと、第二都市が廃墟になった報せが立て続けに届いた。

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人々はどの報せにも関心を示さなかった。 彼らは三方から首都に寄せてくる戦闘Ⅴの 騎乗兵の軍団がもたらす最後を理解していた。 ただ何故こうも早く一族が騎乗できたのかが 分からなかった。再誕135年、幸か不幸か 我らの祖先は殺されはしなかった。 祖先は北へ北へ送られて行った。 そこに一族の本拠があるのだろう。

2.ダンス・ウィズ・ウルブス

一族の首都までの間、祖先は多くのものを見た。巨大なクモ、クマ、ヒルジャイアント、最も恐ろしいのがオオカミだと知った。 ゴブリン達はオオカミを見つけると飛び掛り、飼いならして載りまわしてしまった。

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まれにオオカミに殺されるマヌケ*1もいるそうだが、それだけでレベルⅡの騎乗兵の出来上がりだ。 これには何の技術も建物も必要とせず、一族の騎乗兵で増えていく。 一族の騎乗兵達はより弱い者を攻撃して強くなっていく。いくら動物を殺しても彼ら蛮族間の同盟は揺るがない。 ほぼ長方形の大陸の左上隅に一族の根拠はある。運良く漁業資源三個に恵まれた立地、 集落から教えられた探検が早期に漁業の開発につながったようだ。首都には騎乗兵が10隊ほどいたという。 一族の根拠についた時、この大地に芽生えた六つの文明が全て滅んだと知らされた。

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オオカミどもの声がいたるところで聞こえる。 この大陸には文明らしきものはもう無い。 祖先は文明を受け継ぐ唯一の存在だった。

3.蛮族の指導者

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海に行き当たった騎乗兵が次々に帰還してくる。 シェルバが望んだ征服勝利の野望は潰えた。 広大な大陸はまた暗黒の大地となり、動物と蛮族の営みだけが続いていた。*2広大な未開の地を前に不機嫌になったシェルバは、 焼け残った預言書の類を集めて、今後の方針を決めようとしていた。 まず問題なのが、蛮族間の「同盟」である。 文明の生き残りである祖先は、シェルバから意見を求められた。

シェルバ「同盟を長引かせるにはどうしたらよいか」 祖先「本来の姿(野蛮)変えぬことでしょう」 シェルバ「我ら本来の姿とはとは何か」 祖先「まず文化の有無、次に研究がある段階を超えない事、    最後に過剰な武力でありましょう」 この時、シェルバは祖先の言葉を素直に受け取ったと言い伝えられている。

この後のシェルバの方針は次のようなものだった。 ①.大陸の中央部に首都を移転させ、十分に拡大後に蛮族と決戦して、制覇勝利を目指す。 ②.蛮族に優越する軍備のため、巨人像を確実に確保する。このため大技術者を最初に作成する。*3③.ユニットのレベルUPはしない。最高位のユニットを生産して、動物ユニットを攻撃してレベルアップさせる。*4④.余計な技術は取らない。(魔法、宗教は不要、当面は騎乗も不要) ⑤.可能な限り文化を発生させない。

これらは全く見当違いのようだが、結果として幾分かの真理を含んでいるのだった。

4.同胞愛

まず第二都市(ゴブリン用)、第三都市(戦士用)を配置する。食料の豊富な首都で開拓者と労働者を作成した。 次に狩猟を開発してワタリガラスで国境周辺を監視し蛮族の動きに警戒を怠らなかった。 順調に拡張して都市国家に体制変換を目指していたところ、出土した古文書から部族の英雄ランタインが都市支配の魔法を使うとの記述をみつけた。 都市を焦土にして蓄えた金700G弱で青銅器の開発を急ぎ、英雄ランタインが呼び出された。

蛮族都市のマスに入ったランタインが魔法を唱えると蛮族都市が帰属を求めてきた。*5

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焦土化せずに都市が奪えるなら 制覇勝利は容易だとシェルバは 喜んだという。 蛮族都市の守備隊と労働者は、 一族には帰属せず別の都市へ と放浪している。 発展した蛮族の都市は小屋を 備えていて収入が多いので、 更なる拡張の助けになった。 ゴブリンが新都市から出て行き、 騎乗兵になって戻ってくる。 首都のある北部からの戦士の 長い列が前線に向かっている。

シェルバは次の偉人を大指揮官(巨人像+民族叙事詩)にすると決めていたようだ。*6

5.刺客商売

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オオカミは未開地で異常発生したため、動物のいない土地は稀になった。 現時点で確認できるオオカミは600を超えた。オオカミが4つもいる土地 すら見かける。再誕261年に大陸西部海岸に現れた赤い龍アケロンの ブレスと思われる西からの炎が首都建設中の都市に迫る。 斧兵にて森林を伐採して不本意だが破壊消防を行った。

途中で炎に追われているゴリラとトラを発見する。そういえば大動物園という大不思議があったようだ。 全都市にカーニバルが無料配置されるため、動物の檻が即作成できる。後の拡張には好都合だ。 ワタリガラスを連れたリザードマンが希少動物をもとめて闇に消えていく。未開の地は動物の楽園になっている。

再誕663年に緑の同胞、同776年にキルモフのルーン、同843年に深海の大君主が創始された。 他の土地でも文明は苦難の道を歩いているのだった。

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不注意と自然のイタズラだった。 ある南方の都市に向かったランタインが ゾウに阻まれたとの報がシェルバを不機嫌にさせた。*7次に向かった都市にヒルジャイアントがいたと 聞いたシェルバは辛うじて怒りを抑えた。 希少動物ゴリラ捕獲に向かったリザードマンが 野生動物に襲われたとの報がシェルバが驚愕させた。 蛮族との対決を避けられないものと思っていた

シェルバには、一連の事象が統一された敵対行動の始まりに思えた。 労働者を増員して街並みを整備すべき時期にさらなる軍拡を開始した。

当時の調査によるとリザードマンは通行の邪魔になるオオカミを攻撃した後、不注意にも捕獲したオオカミを削除もせず、 国籍秘匿スキルの放棄もしなかった。*8

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リザードマン遭難の報告を受けたシェルバは、リザードマン増産と ゾウ狩りを命じた。勢力圏の隙間に巣食う蛮族の排除を国籍秘匿を 持つゾウを充てる意志だった。 オオカミを大量に踏み潰したゾウ7匹は、短期間で戦闘Ⅴを持ち、 各地のヒルジャイアント、斧兵、スケルトンの駆除にあたる。 当時は刺客のゾウの中から象騎兵が出る事になるだろうと思われていた。

収支が劇的に悪化していく中、ついに大動物園が再誕生811年に完成する。 捕獲した動物で都市に新しい檻が次々と出来上がる。 動物の檻から発生する文化により、一族の勢力圏は急速に拡大していった。 蛮族を待ち受ける戦時態勢は整った。

6.転換期から終末へ 大陸中央部への一族の安易な拡張を止めたのは財政的な問題だった。すでに研究費は20%にまで落ちている。 ACが定期的に増える。まだ無視できるレベルだが、どこかで都市が消滅しているようだ。 再誕生965年、大陸中央部東端にてアムリテのヴァレディアに遭遇する。現存する大不思議のほとんどをアムリテが所有している。蛮族の斧兵数隊に攻撃を受けているので、アムリテの海外領土も長くは持たないだろうと思われた。 当時、流布していた噂の中に同盟千年説があった。来年こそ蛮族の攻勢が必ずあるとの噂は再誕1001年には消え去ったが、無駄に増強した騎乗兵は処分されなかった。旧式の戦士を処分した後は、鉄器装備の斧兵が都市の守備についた。

ある時、膨大な商業を生む都市を支配したランタインが、そこに宿屋があるのに気がついた。 「アッチ(蛮族)の方が文明が進んでいる」との報が首都に達した。シェルバは苦笑しながらもホッとしていた。 技術が遅れていれば同盟は続くと確信したシェルバは軍縮(騎乗兵80隊・斧兵20隊)を行った。 苦しいながらも通貨を開発した一族は財政再建に成功した。大量消費に体制変換した一族は念願の鉄器開発を始めた。 鎚鉾兵を生産して海岸線と最前線に派遣する。旧首都圏で生産されたオーガがオオカミ狩りを始める。

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シェルバ制覇勝利までの撃破数(オオカミの群1046、オオカミ616)が示す様に、オーガとエリート部隊による オオカミ排除と開拓が進んだ。魔法抵抗を持つ精強な白兵部隊にシェルバは満足していた。 白兵部隊で戦闘Ⅴを持たぬ部隊を都市駐留組だけになった。これなら他大陸からの進攻があっても問題なく 排除できたはずだ。オオカミの蹴散らした土地に開拓者が新都市を建てる。 都市の防備は手薄だが開拓のスピードは衰えない。再誕1091年、来航したヒッパスのボードから、 鉄器と引き換えに暦・騎乗・演劇と世界地図を得る。待ち構えていた蛮族からの宣戦布告はなかった。 まだまだ一族は遅れているのだ。

翌年になって世界一周の知らせが届いたが、帆走すら持たない一族には何の意味もなかった。

再誕1096年になって全陸地の半分を支配下に置いた。 技術開発を文化に振り向けた一族が制覇勝利を収めたのは再誕1115年の事だ。

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覇都ハイオスでの祝宴で、シェルバは蛮族との決別を宣言した。 赤い龍アケロンの城はすでに包囲され、カタパルトでの砲撃下にある。 新兵達と蛮族の戦いが始まった。重臣達に褒賞としてミスリルの武器が配られた後、 覇王シェルバとその本隊は進軍を再開した。

(終)

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著者        カザードの末裔 発行人       エロヒムの中の人

スペシャルサンクス FfH2関係者さん と 歴代の和訳さん

7.中の人の感想 ①.FfH2 Ver2.023からユニットの戦力数値が調整されていたようで戸惑った。 ②.パンゲアや大陸での一族のウルフライダー・ラッシュはチート。 ③.蛮族との同盟は再誕1180年まで続いた。思うに蛮族との同盟は技術の数によるようだ。   十分な軍備(やや疑問あり)と技術の数を抑える事で同盟が続く事を実証できた。   蛮族からの宣戦布告を恐れ、方針が二転三転した。都市国家を早期に取らなかった事は大失敗だった。  ④.動物 オオカミの群れによる増殖は凄まじい。特に南北の極地では大量発生するようだ。 トラとゴリラは増えない。大動物園を狙うなら、この二種が鍵になるようだ。  クマかライオンにオオカミを新都市に送ると即時に文化5を発生する。 今回のプレイスタイルでは幸福+3と文化を各都市に与える大動物園を早期に建設すべきであった。

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注釈

*1 勝率表示99.4%、オオカミの群は85.9%

*2 オオカミの増殖が意外に早い。

*3 攻撃志向+主従制+巨人像+訓練場で戦闘Ⅰ&アンチオーク&兵種別スキルⅠとなり100%

*4 無人の土地で動物が増殖する予定

*5 ランタインの基本戦闘力>都市にいる最強ユニットの基本戦闘力。攻防どちらでもいいようだ

*6 大指揮官で英雄ランタインの戦闘力が1上がり、大指揮官によるボーナスのEXにより、蛮族相手でも100の上限が回避できる。

*7 蛮族都市が作成される時、都市の文化圏にいる野生動物は移動されない。このために都市のマスにいる魔獣や動物は守備隊のように扱われる模様

*8 蛮族所属の動物は国籍秘匿ユニットのいるマスに攻撃をかける。その攻撃をマスにいる最強のユニットが受ける事になる。蛮族の動物以外のユニットは国籍秘匿ユニットにのみ攻撃をかける。