中世の巻「真・カロリング・ルネサンス」
ルネサンスとはナンザマス?
「余がフランク国王シャルルマーニュじゃ。フランスを率いる事になるとはちと心外じゃし、
しかも首都がいきなりパリ伯領とは困ったものじゃな。この際それには目をつぶると致そう。
とりあえず世襲制と農奴制に変更し、アーヘンを建設しようとするか。皆の者よろしく頼むぞ。」
「かしこまりました。しかしアーヘン付近に独立都市があり、そこを攻略しない限り建設できませんが。」
「ならばその都市を攻め落とすまでじゃ。石材、大理石、鉄と資源も豊富だ。
おいそれと独立都市なんぞに持たせて置く訳には行かぬ。
剣士2体の軍勢で落とすのじゃ。では行って参るぞ!神のご加護を!」
760AD、シャルルマーニュの軍勢はパリを出立、アーヘンを建設した。
790ADボナ・マンシオ(フランクフルト)を破壊し、
進軍途中の770ADにはキリスト教が伝播していたボルドー、マルセイユが
初期拡大イベントにより支配下となり、フランスは国教をキリスト教に定めた。
「さてフランス領内も統一した事じゃしぼちぼち内政に力をいれようかのぉ。
西ローマ帝国再興を目指すとなると、まずは教皇様に認めてもらわねばならんな。
国内の聖職者育成のため寺院と修道院を建設していくのじゃ。
領内の市の商人から建設費を徴発させておいた筈じゃが?」
「ほとんどのものからの徴税は完了しましたが、ただ1人だけパリの金貸しが拒否しております。
ったく、利子をつけて金を貸し出し私服を肥やすなど明らかにキリスト教の罪悪であるものを…。
その者をこちらに連行しておりますが、いかが致しましょうや?」
「ふむ。今回は余自らその者にこの計画の必要性を説いてやるとするか。
まあ手荒な真似はしたくはないが、それでも拒否するとなれば別じゃ。
まずはその者の言い分、聴こうではないか。ここにひったてい。」
「これは陛下、拝謁お許し頂き恐悦至極に存じますわ。私はアントワネット・ポワソンざまーす。
しかし畏れながら今回の国王様の思し召し、誠に残念至極ざまーす。」
「何じゃと?女ではないか。その分際で余に楯突くとは。それに『ざまーす、ざまーす』うるさいのぉ。
お前にもわかるよう余の考えを説明してやろう。余はただ単にローマ皇帝になりたいから
このようにするのではないのじゃ。修道院文化を発展させ国内を平安に治めていくのじゃ。
名づけて『カロリング・ルネサンス』じゃ。ゆえにお前もフランスの為に力を貸してはくれぬか?」
「オーホッホッホ!それがルネサンスですって?チャンチャラおかしいざまーす。
それに私は文化発展を本気で目指されるのであれば喜んで寄進申し上げますわ。
よろしいざまーすか?ルネサンスは坊主や役人だけのものと思ったら大間違いざまーす。
古代ローマ帝国文化の主たる担い手である市民芸術家達をお忘れになられたざまーすか?」
「なっ!?少しばかり容貌が美しいからといって陛下のみならず神まで侮辱するとは無礼千万!
誰かこの者を牢屋に連れて行け!斬首でも火刑でも何でも構わん!殺せ!殺すのd…!」
「いやまて。この者の言い分、一理あるな。神父、すまぬが席をはずしてはくれまいか?
この者の話、より詳しく聞きたいのじゃ。もし国に益なきものであれば後で牢屋行きにしておく。
さてポワソンとやら、ではどうやってフランス文化を発展させていくというのじゃ?」
「まずは文芸復興の大前提である美学を技術研究で得る事ざまーす。さらに文学、演劇、音楽と
研究を進め、劇場、そして芸術と宗教が融合したキリスト教大聖堂をパリに建てるのざまーす。
もちろんキリスト教寺院、修道院も文化およびバチカン教ボーナスでハンマーを算出しますから
建てないわけには行かないざまーすが。それとボルドーにピサの斜塔も建てるざまーす。」
「なるほど、おもしろい。キリスト教との融合ならば余も文句はないぞ。
よし、まずは主要都市に基本建造物を建てたら劇場優先で建てていくか。
それとお前は女じゃがこれから余の宮宰といたす。よろしく頼むぞ。」
「さすがはご聡明なる陛下、話が早いざまーす。謹んでお受けいたしますわ。」
こうして宮宰となった彼女はポンパドゥール候爵夫人の称号を与えられた。
フランスはその後、830ADに文学を、900ADには演劇を獲得した。
これが「真・カロリング・ルネサンス」の幕開けである。
パリのみならずフランス全都市で劇場が優先的に建設されていった。
パリの発展と「3枚のペチコート作戦」
「む?ドイツに続きオランダが建国されたか。
ドイツのオットー1世は余と同じ顔のグラじゃが気にしないどくか…。
オランダは初期技術が発展してるな。いきなり工学持ちか…。む、まずい、
向こうで大技術者が出ればノートルダム大聖堂を持ってかれるぞ!」
「あらまあ。ならばこっちが先に大技術者を出せばいいんざまーす。
まずは溶鉱炉をパリに建設して技術者を雇っておくざまーす。
技術は哲学、官吏と取って官僚制、平和主義に変更ざまーす。」
「工学はどうするんじゃ?いくら大技術者が出てもそれが無ければ建てられんぞ?」
「無いのならもらうんざまーす。もちろん技術交換なんかじゃないざまーすわ。
アーヘンに裁判所を建設しスパイを雇っておくんざまーす。
大スパイを出現させパリにインターポールを建設するざまーす。」
「なるほどな。その後一部のコインを対オランダのスパイポイントに割り振り
盗み出すという事か。パリ周辺に小屋を建てていたのはそのためじゃったか。
そういえばフランス各都市のタイルへの割振りも工夫しておるそうじゃな。」
「さすが陛下、よくお気付きになったざまーす。衛生と幸福で人口上限が上げにくい初期には
小屋タイルに人口を割り振りすぎるとハンマー不足になるざまーす。
そこでフランスの都市が間隔が短いのを利用してパリ以外の都市の人口を割り振り、
小屋を育てるんざまーす。乳母都市(「難易度天帝における文化勝利」を参照。)というやつですわ。」
「ふむふむ。それで奪った工学と大技術者でノートルダム大聖堂が建てば、
幸福が全都市で+2となりさらに人口を小屋タイルに割り振れるという事か。」
「そうそう、衛生施設も忘れずに建てるざまーす。特にパリは内陸で灯台が建てられないざまーす。
工学のついでにギルドもオランダから盗んで、雑貨商を建てておくざまーす。」
パリの小屋集中による官僚制経済は順調な滑り出しをみせる。
1060ADアーヘンに大スパイが出現し、インターポールをパリに建設し、
スパイにより1150ADに工学、1190ADにギルドを奪取した。
1200ADにはパリに大技術者が出現しノートルダム大聖堂を完成させた。
「さて、800年代から1130年までに、ヨーロッパ各国が全部出揃っていくが、
これだけの国に囲まれるとなるとそろそろ敵味方見定めていかないとな。
さてどうしたものか。」
「私に任せておくざまーす。大前提は近交策ざまーす。
文化増幅施設を建てるのが最優先。戦争なんてしている暇はないざまーすわ。」
「ほほう。してそれはどのような作戦か?」
「まず組む相手はスペインイザベラちゃんとイギリスエリザベスちゃんざまーす。
理由の一つは衛生資源が交換できる2国である事ざまーす。スペインには
小麦をあげて羊をもらうざます。イギリスとは豚をあげて牛をもらうざまーすのよ。
他の国の組み合わせだとこれがうまくいかないざまーす。」
「ふむ。これで衛生が+2されパリもこの段階で人口15を抱えられるほどになるのじゃな。
その利点ははなかなか大きそうじゃな。」
「もう一つはこの2国さえ抑えてしまえばフランスは戦争に巻き込まれにくいという事ざまーす。
イギリスはヴァイキング、スペインはポルトガルに目が行くはずですし、
東のドイツはほっといても独立と勝利条件の関係でヴァイキングかロシアかオランダ、
もしくは独立都市のヴェネチア、ローマ方面にしか動かないざまーす。」
「なるほどな。オランダは1都市しかなく軍備もままならんであろうし、
ロシアはシベリア経営に忙しそうじゃし、便乗参戦が好きなかの国のことじゃ、
フランスに攻めてくるのはこちらが戦争状態じゃなければまずないじゃろうな。」
ポンパドゥール夫人の外交政策によりフランスは戦争を回避していった。
まさに女性国王との3国連携策「3枚のペチコート作戦」であった。
しかし近郊策を取りつつも施設の文化増幅により、
フランス各都市は密集する欧州の中で都市範囲を確保していったのである。
サロンの成立と地理上の発見
「さあいよいよ『カロリング・ルネサンス』の総仕上げざまーす。
フランスのUBサロンを建設するために天文学を目指すざまーす。
市民文化を宮廷に取り入れる究極の施設ざまーす。」
「ほほー。天文台の性能に無償の芸術家が1人増えるというのか。
そういえば1280年にはパリにシスティナ礼拝堂が完成しておるし、
専門家が増えればさらに文化が増えるしのぉ。」
「そうざまーす。これでキリスト教大聖堂が建てば、
パリは間違いなく世界一の文化都市になるざまーす。
ボルドーでは大芸術家も出ているざまーすわ。」
「そうなれば史実勝利条件の1つ目の達成も間違いないようじゃな。
これこそ真の『カロリング・ルネサンス』のたまものじゃな。」
のちの1430ADにパリではサロンが完成する。その時点で1ターンの産出量が
文化スライダー0%で80近くのを叩き出す文化都市になっていた。
ちなみにRFCでは時間経過ボーナスによる建築物の文化倍増はない。
パリは世界一の文化都市への下地は着々と整っていった。
「よし。光学も手に入ったし、いよいよ天文学じゃな。
2つ目の史実勝利条件はアメリカ進出であるから、
早くガレオン船を作らねばならないな。」
「その前にやる事がありますわ。まずは急いでキャラベル船を作るざまーす。
それと天文学の前に火薬もスパイで取っておくざまーすよ。」
「うむ、そうじゃな。世界一周ボーナスの事じゃな。
他国に取られる前に取っておかねばならんな。
ってそれなら火薬は別に後でもいいのではないか?」
「違うざまーす。アメリカ先住民文明との接触ボーナスの事ざまーす。
接触ボーナスでは白兵や騎兵、攻城ユニットがただで手に入るざまーすが、
例えば火薬をとる前と後では、カタパがカノンに変わるざまーすのよ。」
「なんと!カノンがただで手に入るというのじゃな?
それはすごいぞ。よ、よし、急いでスパイをオランダに向かわせるのじゃ。」
「さあキャラベル船ができたらチャッチャとアメリカ大陸へ向かわせるざまーす。
まずはアステカ、その後はインカざまーす。しかし、注意するざまーすよ。
各国の領土の陸地が現れるまでは絶対にそれらと接触しないようにするざまーす。」
1310ADオランダから火薬を奪取した後、1320ADにアステカ、のちの1415ADにはインカと接触。
合わせて銃士隊2カノン砲3騎士5長槍兵4の大軍勢がフランス軍に加わった。
フランスにとっての「地理上の発見」はすなわち「軍事上の発見」でもあったのだ。
そして1340ADに天文学を獲得、ルネサンス時代に入り本格的な大航海時代が始まるのであった。
今回のフランスの花
ポンパドゥール夫人(ジャンヌ=アントワネット・ポワソン)(1721-1764)
「私の時代が来た」
ルイ15世の公妾。1721年パリの銀行家の娘として生まれる。超一流サロンに出入りするようになり、
その美貌がルイ15世の目に留まった。その後政治に関心の薄いルイ15世に代わり権勢を振るう。
1756年には、オーストリアのマリア・テレジア女帝、ロシア帝国のエリザヴェータ女帝と通じ
「3枚のペチコート作戦」と呼ばれる、反プロイセン包囲網を結成した(「外交革命」)。
美貌だけでなく学芸的才能に恵まれ、サロンを開いてヴォルテールなどの啓蒙思想家と親交を結んだ。
今回のRFCまとめ(作者未プレイの文明も多数含んでいますので参考程度にご覧下さい。)
ビーカー算出重視型(イギリス・ドイツ・ロシア)
イギリス:最初に工業化時代と現代に入る
ドイツ:最初にテクノロジーツリーの研究をすべて終了する
ロシア:紀元1950年までにアポロ計画を実行する
技術重視型の3文明ですがイギリスとドイツ、ロシアとでは
重視するビーカー源が大きく違うので戦略が違います。
イギリスはコインを科学スライダーに割り振る普通の方法。
重要な要素はまずはアカデミーと英仏海峡トンネルの建設です。
もちろん王立証券取引所も小屋都市にもれなく作っておきましょう。
社会制度は「表現の自由」、「奴隷解放」の民主化鉄板制度で。
それに対しドイツ、ロシアはハンマーで研究力を生産する方法。
コイン算出が下方修正されている文明なので、優良な生産都市を確保したなら、
余裕のある都市でハンマーをビーカーに変換していきましょう。
重要な要素は両国ともにハンマー施設と共にUBの建設です。
社会制度は「国有化」、「代議制」などが有効になるでしょう。
また余裕があれば「警察国家」でスパイによる技術奪取も検討してみましょう。
ルネサンスの巻に続く。
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