預言の魔女、屍人を楽園に導くの巻(1)
ソーマ・カトラのご挨拶
「皆様はじめまして。私の名はソーマ・カトラ。この国の国政を取りまとめている者ですわ。姉テラザは人前に出るのが苦手なもので、役者として分不相応ではあると知りながらも代理でお話させて頂きますね。
「なんだ、ろくな男がいないね。弱そうで下手そうで不味そうなのばっかりじゃないか。
カトラ「姉上!…ああ…皆様申し訳ありません、姉は馬の 殿方の趣味が少し変わっているのです。私から致しますと皆様どなたも大変男性としての魅力に溢れていて、目移りしてしまうほどですのに。
メーニャ「それで、これから何を始めようって言うんだい?
カトラ「私たちドロアウムは他の栄光ある国々と比べて新興国ですから、まずドロアウムについてのご説明をさせていただこうと思っていますの。
病気がちな不死の国
ドロアウムはデーモンとアンデッドの国です。
私、カトラが国を導く時は、種族が人間とデーモンのユニットが。
姉、テラザが国を導く時は、生産・アップグレードした全てのユニットの種族が無条件でアンデッドになるのです。
今回国政は姉にお任せしておりますから、国民の全てがアンデッドなのですよ。
姉は哲学志向、予言志向、屍人志向を持っておりますが、後の二つは耳慣れない方もいらっしゃるでしょう。
予言志向は全ての都市で
反面、屍人志向は全ての都市で

病気の昇進は、姉上の呪刻によって武器にもなりますが、見ての通り戦闘力が-30%されてしまいます。
そのため初期の戦士が
この他に文明固有の社会制度や固有ユニットもあるのですが、機会を見てお話させていただきますのでご安心くださいね。
湯治都市 テノチティトラン
カトラ「
メーニャ「これの何が理想的なんだい?
カトラ「まず近くに涙の池がある事は必須条件ですわ。そして改善を施さずともある程度の食料と商業力を生み出せること。
メーニャ「しばらく労働者がいないからねぇ。あとは?
カトラ「衛生に難があるので真水がある事と、丘陵都市であることです。理想的でしょう?
メーニャ「でもこの池、砂漠にあるから水のマナが出てないようだね。
カトラ「気にするほどの事ではありませんわ。
カトラ「涙の池はその上を通過したユニットの病気を治します。健康な体を取り戻した戦士と斥候が今後の防御の要となります。期待していますね。
メーニャ「病気の時は都市で防御を固めてても蛮族戦士一人に蹴散らされるからねえ。脆い連中だよ。
カトラ「
研究は原初の祈り→神秘主義→邪悪への道。
都市では防護柵→薬草師→長老会議→救世の神殿と進める。
蛮族はもりもり襲い掛かってくる上に、都市の真下にオークの棲家(一定ターンごとに蛮族戦士が湧く)があるため、初期戦士が大活躍。
メーニャ「それにしても周囲が薄暗いね。斥候に探索させないのかい?
カトラ「斥候と言えど、新たにユニットを作れない以上は大事な戦力なのです。それに彼には今後たくさん働いて頂く予定ですから、迂闊に危険に晒すわけにはいきません。
メーニャ「おや、誰かと思えばあんたかい。初夜で旦那を刺し殺した性癖の持ち主なんだってね、気が合いそうじゃないか。
40T、邪悪への道取得。
現人神制、平和主義、奴隷制、不朽の宮廷に社会制度を設定。
カトラ「不朽の宮廷は我が国固有の社会制度です。首都を大きく強化し、奴隷の捕縛率を上げ、更に宗教志向を得られるのですが、デーモンは姉の統治の下では生まれません。
メーニャ「まあもともと生産しないけどね。
カトラ「現人神制と併用も出来るので、これで首都の出力が一気に跳ね上がりましたわ。

更に解禁された世界魔法「屍の贄」を使う事で…

初期戦士がゾンビソルジャーに変身。
現時点で人食いと恐怖を持った戦闘力5と言う破格のユニットに。
メーニャ「でも戦闘力の底上げをするために斥候をゾンビにした方がいいんじゃないかい?
カトラ「先ほども申しましたように、斥候はこの先仕事が沢山あるのです。
それ以外にもゾンビユニットは都市の治安の維持に貢献しないので、誰かに生きたまま(アンデッドだけど)都市の治安に貢献してもらう必要もある。
素のゾンビよりも弱く敵の攻撃に晒されない治安維持用ユニットとして、戦士よりは斥候の方が向いているのである。
カトラ「生産活動を行わない私達にとって、ユニットを増やす方法は限られています。ひとつは巣窟やランダムイベントで手に入れる方法。もうひとつは技術の開発ボーナスで手に入れる方法。最後によそから奪う方法です。
メーニャ「じゃあテッサのところに行こうか
カトラ「
ゾンビユニットは狼人間と同様に、敵を倒した時に新たにゾンビユニットを生む事がある。
また、奴隷制と不朽の宮廷が奴隷を捕縛するため、敵を倒すと高確率で奴隷かゾンビが手に入る。
更に奴隷は金貨5枚でゾンビにアップグレード可能なので、まずは蛮族から都市を防衛すると共に、奴隷とゾンビを増やすことに。

ちなみに素のゾンビは戦闘力2+死1で病気持ちと言う貧弱さ。
蛮族戦士にすら勝てないので、病気を治して都市や山に篭る。

メーニャ「防衛してたゾンビが私並にデカくなったよ
カトラ「ゾンビユニットは敵を倒すと一定確率でゾンビ→ソルジャー→ロードとグレードアップするのですよ。
メーニャ「現時点で戦闘力9は心強いね。それにしてもこの逃げ足の速さは何なんだい?
カトラ「国のため、傷付いても生き延び再度立ち上がるのです。兵士の鑑ですわ。
しばらく蛮族と戦いつつ奴隷とゾンビを集め、近くの金を掘るために細工→採鉱と研究を進める。
首都はラグナロクを建設中。
Hello,die!

「まあ、名高いバンノールの将軍様。貴女のような素晴しい武人とお友達になれるなんて光栄ですわ。秩序を重んじ、乱世を憂う同志として、心から忠節を尽くす事をお約束いたします。

「ドロアウム…余り聞き覚えの無い名ですが、貴国が秩序と忠節の体現者であれば、我が国は協力を惜しみません。共に死と破壊の運命に抗いましょう。
カトラ「勿論ですわ。先日も我が国を根城にしていた邪悪な屍霊術師の研究所を打ち滅ぼしたところです。
カプリア「それは素晴しい。
カトラ「ただ、その際一匹の巨大なゾンビの国外への逃亡を許してしまいましたの。平和を愛する余り軍備が疎かになっているのでしょうか。武勇を誇る貴国ほどの力があれば、ゾンビ一匹など何の脅威でもないのでしょうが…
カプリア「力なくして正義の体現は困難です。あのエロヒムですら僧兵を鍛えているように。そのゾンビは我々が対応しますが、貴国も軍備を怠る事無きよう。
カトラ「まあ…頼もしくもお優しいお言葉、感謝致します。ゾンビは貴国の南側の荒地に逃げました。何卒よろしくお願いいたしますね。
メーニャ「で、どこから行くんだい?
カトラ「もちろん、東からですわ。
パッパパパー、ドドン
その2に続く