魔殿の姫君世界を服従させるの巻(3)
キーリンの計画
魔殿のすぐ南に居を構えたハイボレム。
邪悪だらけのこの大陸で彼を捨て置けば、やがて力をつけてキーリンの前に立ちはだかるだろう。
しかし今の魔殿は攻撃に向く戦力が少なすぎる。
ひとまずテッサの軍と、アナガン(がいなくなったはずのイリアン)のスタックをある程度服従させ、テッサと和解することにする。
彼女もハイボレムと隣接しているため、お互い削りあってくれるかもしれないし。
適当な技術を上げて和解。ついでにしばらく使わない死のマナもプレゼント。
136T、調停者が現れたのでイリアンとも無条件講和。内政強化モードに入る。
現在の魔殿はこんな感じ。
この後魔術→聖職→毒物→秘術→意志の力と大魔道に向けて始動。

最後の1人、マラキムのユシージャさん。こんな奴いたっけ?
全員出揃ったところで感情相対表。
フラウロスとマルキャヴィークとは積極的に交易をしているので仲が良い。
ハイボレムはなんだかんだ言ってキーリンがお気に入りのようです。
168T、そろそろ魔殿で攻城用のユニットを作るべく…
かっこいい英雄ロキ、極東の砂漠を探索中に砂に埋もれて死す。と英雄の殿堂には刻まれました。
この後カタパ量産と術使いを更に4人作る。
170T、なぜかマルキャヴィークがイリアンに下る。
まずいことにイリアンとは確執があるので、両国いっぺんに攻めてくるかもしれない。
かと思いきや、こんなことになってたのでしばらく大丈夫だろう。
世界中の邪悪にたった一人で立ち向かう正義の男・サンダルフォン。
魔術の研究が終わり次第、2つ目のマナノードで超魔術のマナを展開。
超魔術は1つレベルが上がるごとに確率魔法の成功率が5%上がる。
そのため服従使いにはほぼ必須のマナなのだ。
4人の魔術師は全員精神2、機動力、死2を覚え、余裕があれば超魔術を拾っていく形になる。
ギボン「しかし、当面の敵はハイボレムなんだろ? 服従鍛えても奴等には効かないんじゃないのか?
パピー「ええ。しかしながらテッサの軍には効きます。ハイボレムと開戦する前に宣戦布告しましょう。
ギボン「ああわかった。そうすりゃテッサの侵略軍は服従で援軍に早変わりってわけか。
キーリン「ねえ2人とも!見て見て!あれ見て!
ギボン「なんだありゃ。
キーリン「すごく可愛いわ!捕まえてくるのよ!
2ターンかけて捕まえた途端、正義の男が死にました。
186T、パパパパパパパドドドドン
次の獲物を求め始めた邪悪連合軍。
完全に中立軍vs邪悪軍の様相になりつつある。
188T、そんな中立軍にとうとうあの方が!

キーリン「私がハイボレムを倒したら、バシウムはペットになってくれるのかしら?
パピー「他にする事が無いようですし、応じて頂ける可能性はありますね。
キーリン「ほんとう?それならこれからの予定は決まりよ!
キーリン「内海の周りを私、ハイボレム、テッサ、ユシージャ、アナガンティオスが囲んでるのね。
パピー「見えにくいですが、シェアイムとカラビム以外はドーナツ状になっていますね。
キーリン「ハイボレムと戦う時に、ついでにテッサに宣戦布告するんだから…
キーリン「ハイボレムを倒して、テッサの軍隊をおみやげにして、バシウムに会いに行くのよ。
パピー「なるほど…ところで土産とは?
キーリン「この前呼んだ子は生のハンバーグが好きだったわ。だから大きなハンバーグを作りましょ。エルフで。
キーリン「これがタネになるハンバーとグよ。
パピー「そこで区切るのですか。
キーリン「これが隠し味のトリュフ。
パピー「随分食欲をそそる場所に生えましたね。
ギボン「…んじゃまあ、大魔道も出来たことだしハイボレムを叩くとするかい。
キーリン「バシウムにも手紙を出しましょ。今から行くからペットになりなさい、っと。
パッパパパー、ドドン
まつろわぬ者の死
パッパパパー、ドドン
205T、テッサがハイボレムに宣戦布告したので、いきなり計画を変更する。
しばらく放っておくと…
勇士達が出払って、ディスの守りがこれだけになった。
バルセラフ名物牛パルトで都市防御を一気に削り、次のターンで突っ込ませて…
ズズーン、ガラガラガラ
ハイボレムと戦ったタムタムを失ってしまったが、なあに奴の代わりなどいくらでもいる。
こうしてハイボレムは二度とキーリンの前に現れることはありませんでした。
ここで大遠征に向けて準備を始める。
ギボン「バシウムのとこに行くまでに肉が傷みそうだが…コイツ混ぜれば冷蔵効くかね?
シャキーン
パッパパパー、ドドン
217T、たった今ゴーレムに混ぜたはずのアナガンティオスから宣戦布告される。
属国のマルキャヴィークとも交戦状態になったため、まずシェアイムを潰すことにした。
キーリンの大遠征に赴く前の身辺整理である。
シェアイムのメインは火葬ゾンビと腐った死体なので、服従する事ができない。
そのため、南下してくるイリアン兵を服従させてそのままシェアイムに送り込むことにする。
この時点で狂戦士が出てきていた。
ギボン「最後の冬の司祭長も加わってくれるらしいぜ。
デュマン「世話になるよ。ところでわしの同僚達もこっちに居ると聞いたんじゃがのう…
ギボン「…ああ、まあ、みんなと仲良くやってるよ。
この時点でリッチ4とギボンの5人が服従を使う事ができ、毎ターン7~9体の操り人形が服従を使う。
そのためこれまでの防御的な服従ではなく、攻撃的に服従を使う事が出来るようになった。
冬の司祭長は豪雪はまだ覚えていなかったが、次のレベルで覚えれば良い。
これで攻め込む準備は出来た。
グは防御向きなので首都の警備をし、ハンバーは後進の術使いの育成を手伝う。
安全迅速に育っていく魔術師たち。
カタパが来たら奴隷監督が壊しに行く。
スタックは服従で引っこ抜き、1人になったらハンバーが襲い掛かる。
恐ろしいことに、ノクスのおかげで領地にいる味方は敵から見えていない。
大挙して進軍していると持ってきた攻城兵器は壊れ始め、
やがて味方の数はいつのまにか減って行き、
孤立するとどこからともなく肉の化け物が襲い掛かって来る上に、
その化け物の皮膚にはさっきまで味方だった奴の顔が張り付いているのだ。
たまらず引き返せば、今度は帰り道でも仲間の数が減っていく。
彼らはついに、目的地にたどり着く事もイリアンに生きて戻る事も叶わない。
魔殿の庭。ここは既に地獄なのだ…
シェアイム側からは魔獣使いのほかにマンティコアやメビウスの魔女と言った珍しいユニットが手に入る。
引き抜きまくっていると、死体しか来なくなってしまった。
移植した分を差し引いても、国家ユニット枠を軽く超える魔獣使いの数々。
キーリン「さあ、もう充分よ。お仕置きしにいきましょう。
どれだけ死体が多かろうと都市防御が高かろうと、服従で生物ユニットを攫って豪雪、避難してから呼び出したレイスに突っ込ませれば、所詮は斧兵代替。
こんな程度なら
一瞬でこの通り。
アバシだってハンバーの前には大きなトカゲでしかない。
キーリン「さよなら。楽しそうだから、終末は私がもたらしてあげる。
その4に続く