中編
All the dreams we held so close Seemed to all go up in smoke (ボクたちが見た夢は全部 煙みたいに高く上がっていくみたいだった)
ハンマータイルを使って国立公園建造後、農場タイルを使って人口爆発。
この際には大した出力ではないですが、ハンマーは聖堂に使います。
ここにきてイザベルが神権なだけに、宗教二つ創始が非常に助かることに気が付きました。
軍隊だけが都市破壊の手段でないことを教えてやるっ!
このあとブロードウェイロックンロールも取得して、友好度の許す限りイザベルの国土を削りに行きます。
余談ですが、始皇帝の文化が順調に育ってきているのが分かると思います。
戦争屋といっても軍備に回すハンマー比率が多いだけで、志向は結局限られているわけで。
内政屋と比べて条件達成は遅いですが、その分充実した軍備で文化勝利を守りにきます。
ある程度国力差がある国が攻め込まないと、戦線膠着後に和平して文化勝利で逃げ切りです。
同時期のそれが垣間見える一枚。
自由市場と平和主義で、もはや制覇を考えていないのが伺えます。
この様に、戦争屋だからといって制覇勝利しか考えていないわけではありません。
AIはその時々で、自分の状況に適した勝利条件を模索した上で、それを有利に運ぶ方向に突き進みます。
皇帝難易度くらいなら、技術先行した文化勝利狙いの戦争屋など放置しても先に宇宙に行けるのですが…
まぁ天帝難易度ではそういうわけにもいかないわけで、やはり彼の文化勝利阻害も視野に。
そしてAD1280に始皇帝自発的属国化。
宗主国は当然ユダヤの宗主大国イザベル。
大国の庇護に入り、さらなる安全を確保した上で属国文化勝利を狙うつもりでしょうか。
この時期未だに始皇帝が文化勝利一番手だったため、ユスティに物理学を渡しています。
彼には後々国連を建造して、スコアトップであろうイザベルと票を割ってもらう必要があるからです。
内政屋が居ない上に、外交屋(平和志向度4~6。呼び名は我流)の三人が戦争・バチカン利用により文化で遅れてます。
始皇帝以外であれば、電気を取得されても特に問題ないと判断しました。
さらにはギルガメに対しても、天文・自由主義・物理学などを渡しているSSがありました。
(ちなみに無線通信後の共通規格前提や、内燃機関後の産業主義前提との交換を行っています。)
今のところ悪くない流れのため、国力をつけて少しでも平和を維持してもらわないと困ります。
対イザベル友好度が許す限り、露骨に援助していきましょう。
イザベルには渡さずに、しばらく後進国でいてもらいます。
内政面での参考にこちらの一枚。
グローブ座国立公園を建造したため、資源が大量に余りました。
友好度のために配りまくっています。
繰り返しになりますが、資源一個で国力に大差はありません。
それよりも交易で稼いだ友好度を使って、援助を行ったり戦争を回避したり取引停止などに介入する方が大事です。
ワイン*2は文化押しでイザベルから取り上げたもの。
ギルガメへの援助により、急速にイザベルの感情が悪化してますがまだ大丈夫。
ギルガメの存続=主敵の存在となり、インドの安全保障に一役買うからです。
但し、次にギルガメに宣戦→和平となった場合に攻められる可能性はあります。
そういった場合、その際一緒に宣戦して共闘でボーナスを付けてあげればいいでしょう。
前回の戦役時にイザベルの宣戦依頼を蹴ったのは、この時期の援助と引き換えに各種技術を得るためです。
例えばあそこで宣戦して共闘を取りに行った場合、ギルガメに対しては無償で援助することになっていたでしょう。
あの時点で既に高かったイザベルの友好度をさらに引き上げる代償としてはもったいないですね。
ギルガメもここまで粘ってくれればイザベルの制覇抑止に十分ですし、おそらく次の宣戦時には属国化されるでしょう。
すなわち用済みなので、そうなった後に嫌われていてもなんら不都合はありません。
利用価値があるうちは完全に取引を切らない (内政屋に対しては少し別です。彼らは宣戦和平後も技術をくれます) もう利用価値がないと判断したら、宣戦共闘ボーナスという利用価値を無理矢理作り出してあげる
なんて優しいガンジー。
裏ではユスティの陰謀が着々と侵攻しています。
神権のイザベルとそれに囲まれたインド以外への布教を終わらせていますね。
BTSのAI強化されている部分というのは、多分外交勝利や文化勝利を明確に意識することでしょう どんなタイプの指導者でも、柔軟に勝利への道を模索してそちらに進んでいきます
嫌らしいことに、これを見越して外交屋は中立国の支持を取り付けに回っているのです。
この次期の外交状況を見ると分かるのですが、始皇帝→ユスティの友好度が上がっていってます。
始皇帝の支持を取り付けてバチカン勝利…というのがユスティの描いた戦略のようです。
イザベルが仏教の布教された都市を落とすと危ない状況で、インドは神権導入してでも国内への伝播をを止める予定。
ですがこんな状況でも、イザベルはユダヤによる大陸制覇を諦めたりはしません。
AIは自分の勝利条件には柔軟かつ的確に対応するが、他AIの勝利条件を阻害するという概念は無い
無線通信取得後の一枚。
取りこぼしの多い仕組まれた後進国イザベル。
国力が無く独占先進技術を持てないギルガメ。
ユスティや始皇帝は、鉄道や大量生産に向かっているのでしょう。
インドは物理のばらまきによって、大量生産前提をほぼキャッチアップしているのが分かります。
今後、蒸気機関→鋼鉄→鉄道→内燃を自力研究していきます。
AD1510に一際大きな鐘の音が鳴り響きました。
始皇帝が一気に普通選挙・奴隷解放・国有化・信教の自由を採用。
高難度をプレイしたことのある方は、この複数体制同時変更を目にする機会も多いと思います。
これすなわち、AIが明確に文化勝利に向かって舵を取った合図です。
見逃さないようにして下さい。
これ以降、始皇帝の文化は一気に上昇を始めます。
そして次ターンのAD1520に、イザベルからの独立を果たしました。
南の諸島群を抑えて領土が拡大したせいもあるでしょう。
さらに信教の自由を採用したせいで、対イザベルの友好度が消えたのもあります。
古代から培ったイザベルとの友好と、相手側の外交戦略により培ったユスティとの友好。
この二つを安全保障として、文化勝利を目指し始めたわけです。
経験上、一度も戦争を行わない先進国戦争屋の文化勝利は1900~1950…
アルファケンタウリ到着が間に合う可能性がありますが、やはり文化勝利に対しては楔を打っておきたいところ。
もちろんそのための手は既に考えてあります。
それにしても始皇帝が文化トップのせいで、二位に居るであろうユスティの姿が見えないのが不気味。
ユスティの始皇帝抱き込み外交勝利戦略。
それに乗じた始皇帝の文化勝利戦略。
宗教バカのイザベルは未だにギルガメ憎しの一点張り。
AD1600にロックンロール完成、と同時に自由主義が盗まれています。
未だに自由主義持ってないヤツなんてあのバカ以外有り得ませんね。
独立によって、始皇帝のスコアが大幅に回復しているのが分かると思います。
これならそう簡単に属国化されることもないでしょう。
これにより明確に打つ手が決まりました。
AD1610その時歴史が動いた。
いくら戦争屋であるとはいえ、天帝難易度で文化勝利を放置しておくことは出来ません。
イザベルユスティの目は主にギルガメの方に向いており、友好度もそこそこあるため始皇帝宣戦は不可能。
しかし誰あろうその始皇帝自身が、彼の文化勝利を摘み取るために使えるキーパーソンなのです。
戦争屋の文化勝利は、戦争屋自身にケンカを吹っかけさせることで防ぎましょう 元々宇宙勝利に勝てるかどうか微妙なラインなので、文化の進みを遅くするだけでも十分です また、内政屋の文化勝利は達成年度が非常に早いため、必ず文化都市を落とす必要があります。
既に文化勝利に舵を切った始皇帝はここで脱落させるつもりなので、電気の譲渡もあまり気にしません。
(マスメディアに向かわれないようにチェックする必要はありますが)
合わせて、再戦を間近に控えたイザベルvsギルガメ戦防止のためでもあります。
ギルガメ援助による引き伸ばしも、対イザベル友好度を見る限りそろそろ限界でしょう。
ちなみにユスティから便乗宣戦食らうのが嫌だったため、始皇帝に対して便乗宣戦はかけずにおきました。
「恐れ多くもユダヤ宗主イザベル様に向かって宣戦とは…始皇帝などと自称する不遜な野蛮人め…
イザベル様、かくなる上は全軍をもってあの異教徒どもを粉砕してやって下さい!」
このような、戦争屋を屋根の上にあげてから梯子を燃やす作戦は結構使えます さらに可能であれば、屋根の上の戦争屋に対して便乗宣戦することで石を投げつけましょう 共闘により、被宣戦国へのマイナスをチャラにすることができます
たったの200ゴールドで此度の宣戦依頼によるマイナスをチャラに。
さすがイザベル様は寛大なお心をお持ちだ。
AD1690に文化都市上海が落ち、始皇帝文化勝利の目はあっさりと消えました。
国境沿いに文化都市があると楽でいいですね。
斥候一人がwktkしながらイザベルスタックに紛れて観戦中。
尚、これによりユスティが文化勝利一番手に浮上しています。
バチカンに未練を残しているのか、体制変更等で完全に文化勝利には舵を切っていません。
が、ほぼ始皇帝と同レベルの文化を有していたようですね。
このへん全てが中途半端な外交屋といったところ。
ん…バチカン…?
やっべ、神権に変えるの忘れてた。
上海陥落により仏教という邪教を認識したイザベル。
これがインドに伝搬した瞬間、バチカン公会議が発生します。
スコアトップだが票を全く持たないイザベルには、ユスティの外交勝利を阻むことは出来ません。
参考までに少しさかのぼってAD1675の都市画面。
ビーカー1000を越えていますし、平和主義を捨てても全く問題ないでしょう。
研究は内燃機関まで行った後、プラスチックへ進めています。
アルミが二個も湧きました。
分かりづらいですが、上のツンドラ半島にてウランも文化圏に収めています。
聖堂*3と文化世界遺産によって、広大な国土を手に入れているのが分かると思います。
創造志向無+中世に戦争で後進国化+神権で聖堂が少ないイザベルだからこそ、これだけ囲まれても出来た芸当ですね。
左下にあるのは、インド国内コルドバ自治州です。(キリスト教の聖都)
とりあえずイザベルの制覇を遅くするために停戦を模索…と。
「イザベル様そのくらいでよろしいかと、彼奴も反省しておるようですし」
電気を渡したので今後チェックが必要。
マスメディアで国連を作るのはスコア二位のユスティの役目です。
さーて神権に変えようと思ったらなんと一神教が無い。
金で始皇帝から一神教を引っ張って、平和主義から神権政治に体制変更。
これでユスティのバチカン勝利を可能な限り遅らせます。
ユスティからの宗教制度変更要求があれば…現在の状況では受けるしかないですね。
ロックンロール後にコルコバードを建造しているので、危険を冒すのは最少ターンで済むはず。
あるいは突発宣戦の危険を冒してでも断りたいですが…
その場合、即座にユスティとイザベルの通商を切れるように対イザベル友好度を上げておかないと…
中編まとめ
古代からユダヤ同士で親睦を深めていたイザベル始皇帝による戦争…同じユダヤの民として心が痛みました。
終戦はAD1695で、時代はもうすぐ18世紀へと突入します。
とりあえず今回の外交操作により、始皇帝文化勝利の芽を、早期かつイザベル制覇に怯えない形で摘み取れました。
一定の満足感を得つつも、自らの宇宙船がアルファケンタウリに辿り着くのはまだ200年以上も先の話。
宇宙勝利を手に入れるその日まで、AIの足を引っ張り続けようと心に決めるガンジーでした。
But Gandhi, Gandhi Ain't it time we said goodbye? (でもガンジー、ガンジー もうそろそろ別れるときが来たんじゃないか?)
後編に続く