臨戦レウス戦記12
俺はレウス。モップ片手に戦っている。
俺は今、カゾルミアにいる。
あたりはまるでスチームパンクな街だ。
俺はこの街を支配しているヤツラを倒しにやってきた。
ヤツラはカゾルミアの支配者である黒竜。
黒竜の手下も強力だ。だが俺は屈しない。
黒竜を倒すその時まで。
俺がここへ来たのはある任務が下ったためだ。
この俺、レウスにしかできない任務が。
そのミッションとは、このカゾルミアにいる黒竜を倒し、その首をモップで切り落とすこと。
そう、本に書いてあった、黒龍ガルダンをな。
そして、俺はガルダンの前にいる。
レウス「ガルダン、お前の首、このモップで切り落としてやるぜ!」
ガルダンは……..
ガルダン「面白い。やってみろ。」
レウス「ぐ…ぐぬぬ……!」
ガルダンは強い。俺がこれまで戦ってきたヤツラとはわけが違う。
だが、俺には新しい武器や道具、秘策がある!」
ガルダンの攻撃。
俺は回避し、咄嗟にモップで右肩を切り裂いた!
どうやらガルダンは一撃が重いようだ。
あのハンマーで叩かれたら…なんて思ってる暇はない。次が来る!
ガルダン「これはどうか?」
レウス「…!横薙ぎ!まずい!」
咄嗟に飛び退き、ライフルで反撃する。
ガルダン「ぐ……!小癪な!」
ガルダンの連撃。だが俺も回避を続けて反撃する。しかし、こちらも爪でダメージを受けていく。
爪の攻撃、早いな…だが秘策がある!ガルダンの爪攻撃。俺はそれを紙一重で躱し、ロケット砲を喰らわせる。ガルダンはハンマーで防いだ。しかし!隙ができる。レウスはガルダンを飛びかかり、左目にモップを突き刺した! ガルダンは怯んだが、あまり効いてない。何か再生能力の秘密でもあるのか?ガルダンはハンマーで叩き潰そうとする!俺は地面に叩きつけられたが、ぎりぎりモップをガルダンの右腕に突き刺せた! だが、ハンマーで追撃され、
レウス「あぶねっ!(間一髪で防御)」
その時、ハンマーに何か光るものが見えた。
あれだ!再生能力の源は。
レウスは突進し、ハンマーに刺さったままのモップをハンマーごと回転させる。
ガルダン「甘い!」
ガルダンは俺を弾き飛ばす。簡単に倒せちゃあおかしいからな。ガルダンを倒すために派遣されてるんだ。俺は。弱いはずがない。
ガルダン「ぐぬぬ……。」
ガルダンはモップを強引に抜き、右腕から血を吹き出した。どうやら再生能力で傷を治すつもりだ。だが俺は……
レウスは何かを持ち、ガルダンに投げつけた。ガルダンはそれを叩き割る。だが、その隙を見逃さなかった! レウスはハンマーに刺さったままのモップを掴み、
レウス「隙ありだぜ!」
ガルダンの首を……切り落とした! ガルダンの首は、地面に転がった。ガルダンは首を拾って元通りにくっつける。ガルダンは激怒し、ハンマーで地面を叩きつけた! だが、もうそこにレウスはいない! レウスはガルダンの背後に回り込み、右腕を切り落とした! ガルダンのハンマーが地面に落ちる。
ガルダンは怒り狂い、再生しながらレウスに突撃する!
レウス「これだあああああ!!」
ガルダンを槍で貫き、ハンマーにつく宝石を叩き割った!これで再生能力は封じた。後は……
ガルダンは素早くハンマーを拾い上げ、俺を叩き潰そうとする!俺は槍を手放して回避し、ガルダンの体にモップを突き刺した! ガルダンは俺を薙ぎ払う。俺は地面に叩きつけられたが、すぐに立ち上がり攻撃を続ける! レウスはモップでガルダンの目を何度も突き刺す! ガルダンは怒り狂い、ハンマーを振り回してレウスを吹き飛ばす。
レウス「今だ!」
俺は岩を蹴り、一気に加速。
「SONIC・SWEEP」
でガルダンの右腕を切断した! 俺はそのまま体を回転させ、横薙ぎにガルダンを真っ二つにした。ガルダンはその場に崩れ落ちた。
俺はついに、黒竜の首をモップで切り落とした!
ガルダン「が…がはっ!」
ガルダンの首が地面に落ちる。レウスはモップでその首を殴りつけ、
「早くくたばれ、このクソ野郎!」
ガルダンの首を粉々にした。
俺はカゾルミアの支配者を倒し、カゾルミアにいっときの平和をもたらした。俺を恨むヤツラは多かった。が、俺の怒りは消えなかった。
カゾルミアのヤツラには、黒竜を倒した証としてこのガルダンの首を取ってきた。そして黒竜を倒したのは俺だとカゾルミアの支配者どもに知らしめた。
これで俺の任務は終わり、またあの野郎を探すため、とりあえずカゾルミアの民に情報を聞くことにした。俺は、カゾルミアの街の端の方にある酒場に向かった。そこには沢山の人で溢れていた。酒場の店主らしきヤツが俺に話しかけてきた。
マスターは……女だ。いや、エルフだな。エルフだ。
マスターは、黒竜を倒すなんてすごい!と言って俺に酒場でうまい酒をご馳走してくれた。俺はエルフの作る酒も、なかなか美味しいと思った。
マスターは俺を見て呟いた。マスターは、黒竜を倒したら人間に戻れる方法が見つかるかもしれないよ、と。俺は思わずそいつを救いたくなった。
この魔物に変えられたこの子、いや、この娘は元に戻る方法を探しながらガルダンを追いかけて旅をしているそうだ。
だが……ガルダンは倒した。だがなぜだ。なぜ元に戻らない?
俺はマスターにきく。マスターは、黒竜を倒せば人に戻れる方法も見つかるかもしれないと言ったのに……と。マスターは俺に、 マスターは、黒竜を倒してガルダンが人に戻れるなら私もあの黒竜を倒したい、と呟いた。
俺はマスターを励ました。が……その言葉に"あの野郎"の名前が…
レウス「知ってるのか!?」
俺は思わず、マスターの胸倉を掴んでしまった。
だが、その野郎の手がかりはあまり信用し難い
。
だが、マスターは……野郎はシロコを狙っていると言った。
(なんで野郎はシロコを狙ってるんだ?)
俺は、マスターを信じよう。そう思った。
その頃
ショウ少佐「アイツ…またやってるよ…」
俺がガルダンを倒してる間、、ショウ少佐はマクランバルドに戻ってきていた。この街は前に立ち寄ったことがある。あのガキのせいでえらい目にあった。ショウ少佐は、このマクランバルドの村で仲間と合流し、シュラを倒すための作戦を練っていた。
続く
最終更新:2024年11月29日 20:00