ラムゼイ・ワーツ(宇宙暦728年 - 宇宙暦796年)は自由惑星同盟の軍人。原作登場人物である。男性。

略歴

1 前世

 宇宙歴794年10月第六次イゼルローン攻防戦に参加した同盟軍第一〇艦隊A分艦隊司令官。*1ラインハルト に敗れ、参謀長マルコム・ワイドボーン代将ともども戦死した。

2 逆行後

 宇宙暦794年の第六次イゼルローン攻略戦において第二陣、アル=サレム宇宙軍中将指揮下の第一〇艦隊に「永久凍土」モートン少将などと共に所属している。階級は少将(24話)、A分艦隊司令官を務めた。(26話)兵卒上がりの叩き上げで熟練した用兵家と評価されている。イゼルローン攻略戦では参謀長ワイドボーン代将の補佐を受け、モートン少将と共に要塞外壁への直接攻撃を行った。
 宇宙暦796年、第四艦隊の司令官に内定したパストーレ中将が海賊討伐に駆り出されたため、その代役として第七次イゼルローン遠征軍で第一陣の第四艦隊司令官を務めた。(46話)
 同年9月、レグニツァの悲劇では巨大なガス惑星であるレグニツァの影響で索敵能力・通信能力・航法能力が弱体化した中、老練な将らしく連絡用シャトルをダース単位で飛ばし、単座式戦闘艇スパルタニアンからなる索敵部隊を数百部隊もばら撒き、慎重に前進した。しかし、帝国軍ローエングラム提督の神がかり的な用兵により、戦死。(47話)

能力

 レグニツァで大敗する前は「第五艦隊司令官ビュコック中将に比肩する」と評されたが、大敗後は無能として激しく糾弾された。生前に面識があったジェリコ・ブレツェリ大佐によると、
「六万隻で二万隻に負けた戦犯の一人だ。批判されるのは仕方ないと思うがね。最低最悪の無能みたいに言うのはいかんな。無能者が兵卒から提督になれるはずもないだろうに」
「マスコミが嘘ばかりとは言わんよ。ワーツ提督は功名心が並外れて強かった。兵卒あがり特有の勘と経験に頼りすぎるところもあった。しかし、そういう人だからこそ、あそこまで偉くなれたんだ」
とのこと。(56話)


公職
先代:
ヨハネス・ヴィテルマンス   
    自由惑星同盟宇宙軍    
第四艦隊司令官
宇宙歴796年?月~宇宙歴796年9月
次代:
不明(艦隊司令官代行)
その後第一三艦隊に統合される   
}
最終更新:2022年03月16日 23:05

*1 前世では別の分艦隊司令官だった可能性もある。あくまで推測