ジャミール・アル=サレム(宇宙暦?年 - )は自由惑星同盟の軍人。原作登場人物である。

1 略歴

1-1 前世

 宇宙歴796年8月帝国領侵攻作戦「諸惑星の自由」参加した同盟軍第九艦隊司令官。アルヴィース星系でミッターマイヤー艦隊に急襲されて重傷を負い、副司令官モートン少将に指揮権を委ねた。宇宙歴801年、オーベルシュタインの草刈りで収監される。

1-2 逆行後

1-2-1 新版

 宇宙暦791年にイゼルローン方面辺境奪回を目的として行われた「自由の夜明け」作戦に第一二艦隊司令官ヨハネス・ヴィテルマンスの下でA分艦隊の司令官として従軍、11月29日惑星カラビュクを攻撃し、守備司令官エルディンク准将と装甲擲弾兵六万人を降伏させた。12月8日のエル・ファシル星域会戦では崩れかけた戦線を維持した。階級は少将。(11話)また、「自由の夜明け作戦」終了後、第三艦隊司令官シャルル・ルフェーブル中将の下で参謀長に転属している。(12話)
 宇宙暦793年、第三次タンムーズ星域会戦勝利後の大規模な昇格人事で中将に昇進、第一〇艦隊司令官に就任した。(15話)
 宇宙暦794年の第六次イゼルローン要塞攻防戦では第一〇艦隊を率いて第二陣を務めた。(24話)ワイドボーン代将が立案した対幽霊艦隊作戦では実行部隊の指揮を執った。幽霊艦隊に気を取られた結果、メルカッツ艦隊の急襲を受けるが、声を枯らして全軍を督励し続けた。(26話)
 宇宙暦795年時点で第六艦隊司令官ジルベール・シャフラン中将と共に正規艦隊司令官の中では比較的武勲が少ない。ただし、新任の第一一艦隊司令官クレメンス・ドーソン中将よりはずっと実績があるという。(31話)
 同年の第四次ティアマト会戦に第一〇艦隊司令官として参加するが敗北する。(37話)
 宇宙暦798年の「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦では第二統合軍集団所属、第九艦隊の司令官を務めた。
 宇宙暦799年の第二次ヴァルハラ会戦中はシャルル・ルフェーブル大将指揮下の第五統合軍集団と合流し、ミズガルズ戦線リッテンハイム派主力艦隊と激戦を繰り広げた。(67話)

 ラグナロック戦役後、宇宙軍大将に昇進し、バーラト方面艦隊司令官に就任する。ロボス派だったらしいが、ロボス元帥が失脚した今でも侮れない影響力を持つ。
 宇宙暦801年10月末、一〇月クーデター民主政治再建会議のクーデター)ではオリンピア市にいた為、即座に拘束される。鎮圧後、責任を感じ辞表を提出するが受理されなかった。同年、宇宙軍上級大将に昇進した上で宇宙軍幕僚総監に任命される。(91話)
 宇宙暦802年に銀河帝国ブラウンシュヴァイク公爵などが自由惑星同盟との講和を口にし始め、同盟内で講和派と抗戦派の対立が発生すると「この条件『では』講和できない」というスタンスの消極的講和派となる。(93話)その後、同盟分裂を避けたいという思いから徹底抗戦派に回った。(95話)
 宇宙歴804年3月時点で、ラグナロック以降は見るべき功績がなく、過去の人になりつつある。(118話)

1-2-2 旧版

2能力

 元々後方参謀出身で、本領は組織管理、戦術能力はどうにか及第点といったところらしい。(26話)艦隊指揮よりもデスクワークが得意らしい。(91話)

3座乗艦

  • 第一〇艦隊旗艦「パラミデュース」(中将:第一〇艦隊司令官として乗艦)
  第六次イゼルローン遠征軍(26話)
  • 第九艦隊旗艦「パラミデュース」(中将:第九艦隊司令官として乗艦)*1
  帝国領侵攻作戦「神々の黄昏(ラグナロック)作戦」(第56話 - 69話)



公職
先代:
不明         
    自由惑星同盟宇宙軍    
第一〇艦隊司令官
宇宙歴793年12月 - 宇宙歴796年12月
次代:
ハリッサ・オスマン   
先代:
ウランフ         
    自由惑星同盟宇宙軍    
第九艦隊司令官
宇宙歴796年12月 - 宇宙歴799年?月
次代:
解散         
先代:
新設         
    自由惑星同盟宇宙軍    
バーラト方面艦隊司令官
宇宙歴799年?月 - 宇宙歴802年1月
次代:
解散         
先代:
宇宙艦隊司令長官から分離   
    自由惑星同盟宇宙軍    
宇宙軍幕僚総監
宇宙歴802年1月 -
次代:
現職         
最終更新:2025年04月02日 10:46

*1 原文に記載はない。あくまで推測