カードリスト > 蒼 > 第3弾 > 蒼113_孫武

武将名	そんぶ	孫子
	孫武	統一名称：孫武    生没年：不明 「こっちは真剣なんだ。鈍みたいな       考えを出すんじゃないよ」 古代中国、春秋戦国時代の武将。 兵法書「孫氏」の作者として知られ、軍略と政略に長けた諸氏百家のひとつ、兵家の代表的人物。 「戦わずして勝つ」を理想とした稀代の戦略家で、その思想は現代でも研究され続けるほど有効なものであった。
勢力	蒼
時代	春秋戦国
レアリティ	ER
コスト	2.0
兵種	弓兵
武力	5
知力	11
特技	昂揚 昂揚
計略	孫子兵法(そんしのへいほう)	選択した流派に応じて蒼の味方の武力が上がり、さらに以下の効果を得る 部隊：知力が上がり兵力が回復する 士気：効果終了時に自身が撤退していない場合、自軍の士気が上がる 城塞：敵を撃破すると敵城にダメージを与える 兵種：基本兵種アクションを当てた敵の武力を一定時間下げる
必要士気	7
効果時間	知力時間
Illust.	toi8
声優	石川界人

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計略内容

カテゴリ	士気	流派	武力	知力	兵力	効果時間	備考
英傑号令	7	部隊	+6	+3	+20%	9.0c(知力依存0.2c)	-
		士気	+6	-	-	9.4c(知力依存0.2c)	効果終了時に自身が撤退していない場合、士気+2
		城塞	+6	-	-	9.4c(知力依存0.2c)	敵1部隊撃破で敵城ダメージ5%
		兵種	+5	-	-	9.8c(知力依存0.2c)	基本兵種アクションを当てた敵の武力を一定時間下げる
		その他	+5	-	-	9.4c(知力依存0.2c)	流派：琥煌を選択

兵種流派で下がる武力値

兵種アクション	減少値	効果時間	備考
突撃	-3	2.9c	-
槍撃	-2	2.9c	-
弓攻撃	-1	2.1c	-
斬撃	-2	3.3c	-
射撃	-1	2.1c	1hitごとに重複する

(最新Ver.2.5.0E)

調整履歴

修正Ver.	変更点	内容	備考
Ver.2.1.0B	部隊流派 兵力　+30% → +20% 効果時間　9.4c → 9.0c	↓	-
Ver.2.5.0E	城塞流派 敵撃破時の敵城ダメージ　4% → 5% 兵種流派 効果時間　9.4c → 9.8c 突撃Hit時の武力低下時間　2.1c → 2.9c 槍撃Hit時の武力低下時間　2.1c → 2.9c 斬撃Hit時の武力低下時間　2.1c → 3.3c	↑	-

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所感

蒼の2コスト弓兵。
知力は11と非常に高く、特技も昂揚2個持ちと優秀。
一方で武力は2コストにしてわずか5で、特技が戦闘に寄与しないこともあり白兵面は最低レベル。
知力を活かした攻城要員にはなれるが、基本は計略目的での採用になる。

計略「孫子兵法」はVer.2.1.0Aの新テーマである、選択した流派によって効果が変わる英傑号令。
追加効果も流派に沿った形になっており、流派の長所を更に伸ばすよう設計されている。

流派：部隊

高めの武力上昇値に加え知力と兵力が上昇し、純粋なぶつかり合いに強く安定した効果。
自身も高知力の攻城要員としやすい。
シンプルながらも分かりやすい強さを持ち、特に扱いやすい効果になっている。

流派：士気

効果終了時まで自身が撤退しなければ士気が増加する。
自身さえ撤退しなければ味方は関係ないため、自身は弓攻撃による守城かマウントをすると生存しやすい。
実質的な消費士気が下がるのでコストパフォーマンスは非常に高く、相手に士気差をつけてからフルコンで一気に叩く戦法が強力。

流派：城塞

敵撃破時に城ダメージを与える。
性質上、多枚数デッキなど敵の撤退数が多くなりがちな相手に対しては滅法強い。
守りに強く攻城が入らなそうな構築の相手にも有効。

流派：兵種

兵種アクションを当てる事で敵の武力を下げる。武力低下値は兵種アクションによって異なる。
部隊ごとに武力低下が発生し、鉄砲以外は同一部隊で何度アクションを当てても武力低下は重複しない。
他の計略によって別兵種の兵種アクションが行えるようになった場合(例：PL神谷薫の「神谷活心流」)、その兵種アクションにも武力低下が発生する。
基本武力上昇値こそ若干低いが、複数部隊のアクションを当てたときは大きな武力差を生み出す事ができる。
各個撃破に向く効果で、城塞とは逆に少枚数デッキやワントップの相手に強い。

いずれも効果も非常に強力で、士気7相応以上の効果を持っている。
ただし効果が可変とはいっても流派に連動する関係上、マッチング後の流派を選択するタイミングでどの効果を使うかが決定される。
そのため相手の武将編成や相手が選ぶ流派を読んで流派を決める必要がある。
また特定の効果に特化したデッキを組んでしまうと、逆に流派を自由に選べなくなってしまう。

高い対応力を持つ反面、ポテンシャルを活かしきるには求められるものが多い。
どの効果をどんな相手に対して選ぶのか入念に考えてデッキを組み、さらにこちらが有利になる立ち回り方も見極める必要がある。
まさに「戦う前に勝つ」ことが求められる戦略家らしい計略である。

解説

現代に至るまで兵学のバイブルとされる『孫子』の著者。
孫子の兵法は洋の東西を問わず重宝されており、西洋でもナポレオン1世が愛読した、第一次世界大戦で敗北したドイツ皇帝ヴィルヘルム2世が「もっと早く孫子を知っていたら負けなかった」と後悔したなどの逸話が知られる。

また、三国志の時代における孫堅の祖先、さらに中華民国の国父である孫文は孫権の末裔との説がある。
どちらも事実であれば孫武の末裔が現在の台湾政府の礎を築いたことになる。

死後数十年経ってから斉で武将として活躍し、孫臏兵法の著者として知られる孫臏も子孫とされる。
1972年に孫臏が書いた孫子兵法の写本が発見されるまでは孫子の著者と疑われていたこともあった。

後の世に春秋時代を研究した文献では、孫武にまつわる数多くの伝説が書かれている。
特に以下が有名。

伍子胥から兵法書を献上された呉王闔閭は宮廷に孫武を呼び出し、その兵法を説明させることにした。 孫武は将軍として宮中の婦人で部隊を作り、王の寵姫を部隊長に据えて、太鼓の音を合図に整然と動くよう指示した。 しかし婦人達は集中力に欠け、太鼓を打っても笑うばかりで動かない。 孫武は「部隊の統制は部隊長に責任がある」「将軍には部隊長の選定の権限がある」と言って、部隊長の寵姫をその場で斬ってしまった。 婦人達は震え上がり、新たに選んだ部隊長を先頭に太鼓の指示に完璧に従うようになった。 闔閭は孫武の才を認め将軍として登用した。

カードイラストで太鼓を叩いているのはこの伝説がベースと思われる。
ただ、実際には王の寵姫を斬って只で済むはずがなく、孫武の伝説として残されているエピソードは多くが後世の創作（兵法の奥義をあらわした寓話）であるとする説が現在では主流。

大戦シリーズにおいて

武将カードとしては当然ながら初登場。
ただし著作「孫子」については戦器などで登場している。
「戦国大戦」では、相手の武力と移動速度を減少させる家宝(戦器)であった。

台詞

＼	台詞
開幕	太鼓の音を合図に、敵を殲滅すべし！
計略	流派に応じて形を変える。これが兵法の極みだ
├絆武将	孫子の兵法。これぞ軍争の極みである
└蒼108_伍子胥　対象時	僕らが力を合わせ、兵法の極みを実現しようと言っているんだ！
兵種アクション	行け！
撤退	これは天の災いなんかじゃない！
復活	まだ戦は終わっていない！
伏兵	鳥の立つは伏なり、ご存知なかったかな？
攻城	城攻め、止む無し！
落城	将軍は勝利の責任を負っているからね。いつだって真剣さ
贈り物①	これより訓練を行う。なにを構えているんだい、 僕の言う通り動けば、誰も死んだりしないよ。
贈り物②	虎符(こふ)を僕に授けるか……いいだろう。 君には勝利の、その先をお見せしよう。
贈り物(お正月)	祈りや星の動きで戦が出来れば苦労はしない。 が、主を動かすのには使えるかもな。
贈り物(バレンタインデー)	軍記に私情は禁物だよ。 しまってくれ……君の気持は分かっているから。
贈り物(ホワイトデー)	そんな目で見ないでくれ。 君への想いは、戦(いくさ)で応えると決めている。
贈り物(ハロウィン)	こっちは真剣なんだ。 鈍(なまくら)みたいな児戯を僕の前で見せるなよ。
友好度上昇	まだ戦は終わっていない！
寵臣	孫子なんて恐れ多い。僕は孫武、戦上手の兵家さ

贈り物の特殊演出

①

対象武将：碧108_孔子
会話武将	台詞
孫武	これは"孔子"殿が僕に何用ですか？ 戦争とは無縁の貴方とは話も合わなそうだが。
孔子	あなたの説く兵法は 人を殺すだけのものではない。
孔子	「戦わずして人の兵を屈するは善の善」 これは仁義礼智に通じるものがある。
孫武	平和を求める心は同じ、と言いたい みたいだけど……
孫武	皆、同じ思想を持っている訳ではないからね。 だから僕は"孫武"として、戦場に立つのさ。

②

対象武将：緋021_曹操
会話武将	台詞
孫武	曹操、君だな。『孫子』に注釈をつけたのは。 ようやく会うことが叶った。
曹操	注釈だけではない。 読みやすく再編集してやったのだ。
曹操	俺の編集したものは広く知られ 日本の武将たちも喜んで読んでいる。
孫武	それは恐れ入った。そういうことなら…… ここでの戦は"多少"骨が折れそうだ。

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