ドーマ

ドーマ

外伝とそのリメイク版Echoesのラスボス

外伝

バレンシア大陸を創造した兄妹神の片割れ、女神ミラの兄。ミラが大陸南部ソフィアと豊穣を司るのに対し、ドーマは北部リゲルと力を司る。
かつて、人々に試練を与えるべきと考えるドーマと恵みを与えるべきと考えるミラは、信条の違いから長い闘争を繰り広げた末、バレンシアを二分し互いに不可侵とする盟約を結んだ。
二柱の神はゲーム本編の時代に至るまで人々の前に現れ信仰されていたが、神が人々に干渉し続けた結果としてリゲルの民は優しさを忘れ、ソフィアの民は豊穣に甘えて堕落。
時のリゲル皇帝ルドルフに、戦争を起こし自身を含む多くの犠牲を払ってでも、神を排除し神から大陸を自立させるという決意を抱かせるに至った。
…というのが旧外伝時点で確定している設定。

本作の時点で「邪神」とは呼ばれているものの、自身を崇める教団ごと狂気に飲まれるようになった経緯がイマイチ説明不足であり、
話の筋的にはドーマ教団の大司祭ジュダがバレンシア征服のために偶像として扱っている感が強い。
倒すと意志を取り戻し、アルムにバレンシアを「ドーマの強さとミラの愛」をもって導くように託し、二度と我らの眠りを妨げぬように頼んで散って行った。

5章の最後でクリーチャーのような存在として登場し、「しょくしゅ」や「アイビーム」といった強力な攻撃を放つ。
更にメサイアは習得していないにもかかわらずレベル5のビグルを次々と召喚したり、時折「メガクェイク」を放つと言った具合に、本作のラスボスらしく様々な行動パターンを持つ。
また、HP回復能力も持っており、HPが低くなると強力な「アイビーム」も使用してくる。

さらに、「ファルシオンでしか止めを刺せない」という特別な設定がされており、実際にゲーム上でファルシオン以外の攻撃でHPが0になるダメージを与えようとすると確実に回避されてしまう。
止め時はFCの限界に迫るようなダイナミックなアクションでアルムが飛び掛かって突き刺す。
…が、実はリザイアの魔法でも命中させて止めを刺すことは可能。

Echoes

本作では『紋章の謎』で語られていた竜の退化の設定が取り入れられ、ドーマ達の背景設定が大きく補完された。
二柱の神は元々バレンシアに渡った神竜族であり、人々に偏った加護を過剰に与えていたのは竜の狂気に飲まれてしまっていたためと理由付けられた。
そして、バレンシアにおけるファルシオンは、二人が狂った時に人々が止められるようナーガから託されたもの、つまりアカネイアのそれと同じ役割を持つものとされた。
各地ではドーマはもはや狂ってしまった神であると認知されており、一方でジュダはドーマの狂気に完全に感化されてしまい、バレンシア全土をドーマの狂気で支配する事を望む邪教徒と化した。

基本的な事は原作とほぼ同様で、やはり「ファルシオン」か「リザイア」でしか倒せない。
撃破可能な戦闘に入るとアルムとセリカがフルボイスで決意を語り、アルムの派手なアクションでトドメが刺される。もちろんドーマの遺言もフルボイスである。

本編では、竜が原型であることがわかるようアレンジされているが、やはり原作に倣ってクリーチャー染みた姿をしている。
しかし、記憶の欠片「神と人の大地」では正常時の人の姿で登場し、ミラと袂を分かつ様子を見ることができる。
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最終更新:2024年04月09日 04:22