リザイア

リザイア

FEシリーズ伝統の魔道書(攻撃魔法)の一つ。相手に与えたダメージを吸収して自分のHPを回復できるという特徴を持つ。
敵軍フェイズの反撃でHPを回復できるという特性上、単騎特攻戦術(通称地雷・無双など)と相性が良い。

しかし、HP吸収という反則的な効果を持つ分、命中や武器耐久など何らかの欠陥が付けられていたり、アイテムとしてのレア度自体が高かったり、使用者が限定されていたりする作品が少なくない。
また、実際にHPを減らした分しか吸収できないため低HPや高魔防の敵からの吸収量は落ちるし、攻撃を外せば元も子もない。そもそも使い手の魔道士系は紙耐久になりがち。
リザイア地雷を安定させるなら単純な使い手のパラメータに話を絞っても、確実に吸収するための高命中と吸収量を確保する魔力、吸収で相殺できない(あるいは吸収する前に死ぬ)量のダメージを貰わない守備や最大HP、追撃を貰わない程度の速さも必要。
これを忘れて安易に特攻させるとドツボに嵌まってしまうことだろう。

ちなみに、属性分類は光魔法だったり闇魔法だったりと安定せず、エフェクトも属性変更に伴い二転三転している。
作品毎の詳細は下記を参照。

外伝

初登場。黒魔法に分類され、シスターが攻撃魔法として最初から覚えている。
魔法の使用にHP消費する外伝において、シスター自身の回復用途としてか、HPを消費しない唯一の魔法となっている。
しかし、命中率が50%と低く、外伝の魔法命中率のシステム上非常に当たりにくく回復のための使用はオススメできない。
逆に、運良くげっこうを入手しているなら、その効果で必中状態になるため安定して使える。
外伝特有の偏った乱数によりげっこう装備時、対傭兵系時の例外を除き必殺の一撃が発生しない特徴がある。

バグなのか仕様なのかHP52以下のドーマにダメージを与えられるのはファルシオンを除けばリザイアのみである。
ちなみにリザイアでドーマを倒すとエンディングにおいて一部表記が崩れる不具合がある。

紋章の謎/新・紋章

外伝においてシスター専用の魔法として登場したためか、紋章では女性専用という変わった特徴を持っている。
特に何魔法と分類されている訳ではないがオーラの使い手であるリンダが所持している事や、戦闘中のエフェクトから光魔法と推測される。
リメイクの新・紋章ではゲームバランスが考えられたのか武器練成は不可。
なお女性専用なのはそのままである。

聖戦の系譜

光魔法に分類され、子世代にのみ登場するもオーラとの二択で、イザーク城制圧後にユリアセリスに話しかけると入手できる(ソファラ城制圧後・イザーク城制圧前に話しかけるとオーラ)。
この時の会話イベントオーラを選ぶと「リザイアの魔道書」はゲーム中で日の目を見ないことになる。
ユリア本人はオーラの魔道書に対して「懐かしく感じる」とまで発言したり…と、扱いが少し不遇と言える。
しかし、ゲーム中の実用性だけで言うとリザイアのほうが格別に上。

武器レベルAが必要なので実質ユリア専用だが、彼女にとっては頼もしい武器となる。
しかし、ナーガ入手後に使うのは趣味の領域になり、どちらかというと親世代から使える「大地の剣」で見る機会の方が多い。
敵側が追撃・連続持ちでなく、一撃で倒れるようなことが無ければ、吸血するが如く相手のHPを吸い取り返り討ちにしてしまう。CC前のユリアが闘技場で勝ち抜く際には存分に猛威を振るってくれるだろう。

トラキア776

光魔法に分類され、武器レベルBが必要、また性別制限が無くなった(聖戦は上記の通り)。
武器レベルBの資質を持つのはホメロス(セージにCCで光Bに。)、リノアンサイアスセティ
アスベル・サフィ・ティナ・スルーフもCCで光Eになるので、鍛えれば届く事には届くが、光魔法の最下級であるライトニング自体がレア販売であり、育成自体が困難である。

また入手できるのは色々忙しい14章の民家訪問と最終章のエルフの所持品のみと言うレア魔法。14章クリア後に加入するリノアン用に思えるが、ちょっと育成するなら怒り持ちのサラ(CC後に光C)という手もある。

聖戦以上に魔法剣大地の剣」で見る機会の方が多いはず。専用武器で使用回数が多い事から、怒りMを使用した怒りナンナによる地雷戦法は有名。

封印の剣/烈火の剣/聖魔の光石

HPを吸収するという特性によるイメージからか、変則的な効果のある魔法が多い闇魔法に回されている。
相変わらず使い手が少ないのが難点。烈火と聖魔では非売品で入手数は限られてしまっている。しかし烈火と同じ世界観である封印では量産化に成功したのか、なんと普通に販売されている。これも時代の流れだろうか?

封印では14章と23章の道具屋でのみ購入可能。ミィルが780Gに対して3000Gという高額で売られている。早めに買い込むのならば11章北ルートの闘技場で稼いだのちにナバタの里でどうぞ。
大量に用意すれば手持ちをリザイアで埋めて百回分の連続戦闘に備える事だって出来てしまう。
さらに使い手はGBA3部作中最多であり、なおかつ3人全員を支援関係で結ぶ事が可能で、その気になれば恐怖のリザイアトリオを組める。いわば全盛期。
ただ同クラスを3人も育てるのはかなりマニアックになるので、ニイメには隠居してもらってレイソフィーヤにするほうが現実的。

烈火ではカナスと終章限定のアトス専用。どこの道具屋でも取り扱っておらず購入は不可能だが、すべてカナスに使わせれば良いので管理などはラクだし頼もしさは変わらない。
しかし、前作に比べると少し寂しい。本作から急に女性の使い手が減る。

聖魔ではノールと、CC先によってはユアンも使用可能。
ノールは幸運が低すぎることで有名だが、少し支援を組んで必殺回避率をカバーしてやれば、そんじょそこらの雑兵や魔物たち相手なら彼でもリザイア無双が可能。
HP吸収という反則的な効果を再認識させてくれる。しかし理や光と比べ使い手が少なすぎるので、ユアンはシャーマンへのCCがよくオススメされる。
余談だが、ユアン本人は闇とは正反対の光属性である。ルーンソードが同等の効果を持つ。

蒼炎の軌跡/暁の女神

再び光魔法に。
蒼炎では光魔法が使える味方キャラはキルロイのみ。ルーンソードは暁で退場。

覚醒

またもや闇魔法扱いに。
HPの回復量が与えたダメージの半分に減少しているが、武器屋で普通に販売される点と、武器練成で強化出来る様になったため、今まで以上に地雷プレイに利用される様になった。
武器節約のスキルを組み合わせると更に安定性を上げられる。

HP吸収の効果を持ち、威力、命中ともに優れる上位武器インバースの暗闇が登場した。

大乱闘スマッシュブラザーズ

ルフレの下必殺技として登場。なお、原作では戦術士のルフレで使用することはできない。
相手にダメージを与えつつ%/HPを吸収する。判定、威力、回復量共に控えめで、使用回数は少なめ。
背後から攻撃、相手とのダメージ差が大きいと与ダメージ、回復量が上がる。
forではロングレンジリザイア、ゲーティアにカスタムできる。

if

今作唯一の闇魔法。
ダークマージ/ソーサラーが装備可能。
魔女のスキル「暗闇の加護」を装備する事で他の兵種でも魔道書が使用できるなら使えるようになる。

ifの共通のシステムとして武器が壊れなくなった。
覚醒のリザイアやインバースの暗闇が強すぎた反省からかなんと手槍手斧同様の追撃不可、必殺なし(必殺・奥義発動不可)の効果が入ってしまった。
これだけでももう十分だというのに回避も20下がってしまう。
一見するとどうしようもないレベルに弱体化したようにも見えるが、無双を諦めて「受け用」と割り切れば十分なスペック。
防陣でデュアルガードを発動すれば1回は一方的に回復できるため、追撃や必殺がなくても案外持ちこたえられる。
また、三すくみで有利な弓・斧相手への優位性がかなり高く(弓はソーサラーのスキル「弓殺し」で回避でき、斧はたいてい魔防が低いので回復量が多い)、それらを受けるのにも向く。

スキル「待ち伏せ」とダークマージ素質を両立可能なオーディンやシャラ、高い魔力で多くのHPを奪えるレオンなどは有効に使えるだろう。

幻影異聞録♯FE/Encore

霧亜専用のスキル。
魔法計算の霊性属性のスキル。
従来通り敵にダメージを与え、ダメージの半分を吸収する。
他の霊性/肉体魔法にも言えることだが霊性属性のせいで弱点を突いてもセッションができないという弱点を抱えている。

Encore版ではセッションが可能となり、使いやすくなった。

Echoes

外伝のリメイク作のEchoesでも勿論登場する。
外伝の時よりは少しはマシになったがそれでも命中は不安定。エフェクトは光魔法っぽい。
月光で命中を上げることはできなくなった。ドーマにトドメをさすことが出来るという特徴も仕様となった。

風花雪月

信仰LvD+で習得する白魔法。
威力は低いが命中は普通になった。魔法の中ではウィンドと同じく最も使用回数が多い。
与ダメージの50%自身のHPを回復するいつもの仕様。
メルセデスはこれかファイアーを覚えるまで攻撃魔法がない為早めに覚えたい。
アニメーションが短く、トリックスターに使わせて追撃条件を満たして倍速にすると銃を乱射しているようでかっこいい。

エンゲージ

通常の武器としては登場しないが、ミカヤのエンゲージ武器として登場する。
絆Lv10で使用可能。
風花雪月と比べて威力と命中が少し上がった。

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最終更新:2024年11月09日 13:05