神銃の使い手
■背景:
残雪は、その本来の白さを失っていた。
踏み荒らされ、土と混じり合った茶色の雪。
掴み取られ、地肌をさらけ出す痩せた大地。
飛び散った血液が凝固し、黒く変色した雪。
蹂躙され、いや、『神の裁き』を受け天に召された村人達であった肉塊。
『任務完了です。これで新種のドラッグの流出を防げました』
君に囁きかける声。
脳裏に直接響く、この世で最も正しく、最も清らかな声。
君の腕に光る、法王庁より与えられたアーティファクト。
それが『彼女』だった。
アーティファクトの中には、自らの意志を持つものがある。
俗に『ロストアーティファクト』と呼ばれるもの。
『どうしました? どこか身体の具合でも悪いのですか?』
彼女は優しく気遣ってくれる。
もしも彼女の性格がプログラムされたものだったとしたら、作った奴は相当に性格が悪い奴に違いない。
「何でもないよ………ただ……」
ここの村人たちは、確かに麻薬の栽培をしていた。
しかし、この痩せた大地で生き残る為には仕方が無かったんじゃないか?
そんな言葉を飲み込む。
『…ただ?』
君を気遣う、心配そうな声がする。
彼女は優しい。
そして彼女は清らかで正しい。
「いや、何でもないよ。さあ、戻ろう。まだ排除すべき存在が蔓延(はびこ)っている。
奴らに苦しめられている人たちは多く居るからね」
『はい』
自分は、いや、彼女は間違ってなどいない。
君はそう再確認すると、焼け落ちた村を後にした。
■解説:
(俺は解説は苦手なので、誰か文語調で解説してくれ)
K村の作ったK村分たっぷりの『復讐の銃手』
それの法王庁版です。
(ヲタ)世間では、『魔剣使い』とか呼ばれてそうな奴。
意志を持つ武器と、それを操る能力者。
お約束です(笑)
ちなみに『魔剣使い』が多いと、GMの負担が増えるのでほどほどに(笑)