1・アスガルド半島と「黄昏の時代」
アスガルド半島は、「‘氷雪の監獄’北部大陸」の付け根に位置する半島である。
北部大陸の中では、数少ない人間の生息可能な地域であるため、人口が密集しているが、苛酷な自然現象と、雪原の魔獣との共存を余儀なくされている。
半島には二つの大国、すなわち「ミッドガルド王国」と「ヨルツヘルム」王国が、強大な軍事力を背景に無数の小国を従え、アスガルド半島の支配権を巡る900年以上の「戦争の歴史」を繰り返してきた。
この時代は後に「黄昏の時代」と呼ばれ、数多くの英雄と、同数の愚者の伝説を後世に残している。
参考:ミッドガルド王国
アスガルド半島の北部地域を中心に支配圏を所有していた「竜」を国家の象徴とする大国。
その王家の血筋は、『創生の時代に、半島を支える「世界樹」の葉より誕生した「神竜」に連なる』とされていた。
「神竜」を模して作られたといわれる巨大機動兵器「竜」。
卓越した戦士を死すら超越した魔戦士へと昇華させる「狂戦士(バーサーカー)」。
味方に勝利を、敵兵に死を運ぶといわれた「戦乙女(ヴァルキリー)」。
自然美を超えた造形美を所有する人工生命「マリオネット」。
これらの王家だけが所有する数多の「神世の技術」以外にも、ミッドガルド王家の血に連なるものは「奇跡」を纏うとされ、絶対の畏怖と共に君臨してきた。
「統一戦争末期」に、「聖騎士団」により首都を陥落させられ、滅亡となるが、その残党は、半島の各地に散らばり、水面下で組織的な抵抗を続けている。
参考:ヨルツヘルム王国
アスガルド半島の南部を中心とする支配権を所有していた「巨神」を国家の象徴とする大国。
その王家の血筋は、『世界樹の根より誕生した「巨神」』に連なるとされていた。
ミッドガルド王国の「竜」に対抗可能な「巨神」を所有し、同様の「神世の技術」を所有していた。
また、ヨルツヘルム王国は、ミッドガルド同様の「神世の技術」以外に、神話上の存在である「世界樹(ユグドラシル)」の存在場所を認知していた、とされている。
「統一戦争末期」に、「聖騎士団」により首都を陥落させられ、滅亡となるが、その際、第2王子を筆頭に数名の王族の遺体は発見されなかったため、現在でも「ヨルツヘルム王家の血統」を騙る者が出現する。