2-6 設定「巨神狩り」
【背景】
-奇跡だ。
誰かが呟いた言葉が静まり返った戦場に吸い込まれる。
戦場の絶対的存在である『巨神』が、崩れ落ちtていく。
『竜』を討ち、『狂戦士』を砕き、『戦乙女』を引き裂いて、王都に迫った『巨神』が、戦場にその躯を晒す。
-奇跡だ!
誰かが叫んだ言葉が、王都まで届く。
戦士としてはあまりに凡庸と評されていた君が、単身で巨神を倒した。
これを奇跡と呼ばずしてなんと言おう。
王都に響き渡る喚声を君は背中で受け止める。
-奇跡か。
君の呟きは誰にも気づかれる事はない。
君だけは知っている。
これは奇跡などではない事を。
君だけは知っている。
『無敵』と謳われる『巨神』にも、弱点はある事を。
君だけは知っている。
堅牢と脆さは紙一重である事を。
かつては『巨神』に愛され、『巨神』に裏切られ、今は『神刈り』と呼ばれている君だけは。
【設定】