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スチルマルダII

迎撃戦闘機スチルマルダII Intercepter Steelmalda-II
基本情報
種別 補助戦闘機
練習機(複座型)
設計 トゥラーヤ計画委員会
・バテンカイトス社
・ラィニッツァ開発局
・ルゲント先進発動機
所属 アーキル連邦
自由パンノニア共和国
他アーキル連邦条約加盟国
製造 X機 世代 第三紀
性能諸元
機関 CLizeiD級浮遊機関 1基 機関最大出力
最高速度 390km/h 航続距離 XXgaias
固定武装 20mull機関銃 2門
3finアーキリアム機関砲 2門
外部兵装 250kg爆弾x1
乗員 1名
二次創作
作者名 八分儀
文章校正 ハインケル

- 概要
吊下げ式航空母艦での運用を念頭に設計されたアーキル連邦軍の艦上戦闘機。
スチルマルダの名を冠する戦闘機としては二代目にあたる。

619年初頭、リューリア戦役で大損害を負ったアーキル連邦軍航空隊はギズレッツァの大量配備計画により再建の途上にあった。
一方で大型艦艇の補充は遅々として進まず、航空艦隊司令部は艦隊再建までの時間稼ぎとして旧式空母に白羽の矢を立て、予備役編入寸前だったトゥラーヤ級などの懸吊式空母を前線に復帰させた。

これら旧式空母で運用可能な艦載機はユーフーI(アゾレス)、デズレリアIなどであったが、艦隊再編に伴い複数の問題が浮き彫りとなった。
アゾレスはユーフーIの改修機であり、母体となったユーフーIの生産ラインは既に閉鎖されていた。
セズレIVをベースとするデズレリアIは発展性に乏しく、ギズレッツァ増産に注力するバテンカイトス社の供給能力は連邦軍の要求に応えられるものではなかった。
手元に残った航空母艦と艦載機の不和、そして戦局の逼迫に対し、連邦軍政部は懸吊式空母に対応した新型艦上戦闘機の開発を決定する。

この開発計画のため、かつてユーフーIの改修を担った“アゾレス計画委員会”が再び招集され、そこに主要航空機メーカーの技術者を加えた“トゥラーヤ計画委員会”が発足した。
設計に際し重視された要求は2点。廉価なCLizeiD浮遊機関を搭載すること、良好な操縦性および低速安定性を確保することであった。
搭載機関の指定は主力戦闘機ギズレッツァとの供給競合を避けるためであり、操縦性の重視は未熟な飛行士による発着艦を想定していたためである。
機動部隊再建までの応急策であったスチルマルダIIは徹底的に実用性を突き詰めた機体であり、その性質は特徴のない外見にも表れている。

配備が開始されたのは622年。
CLizeiC浮遊機関を搭載するギズレッツァと比較すると最高速度、上昇力で劣り火力は半減。そのカタログスペックは当時としても凡庸の一言に尽きる。
それでも性能でアゾレスやデズレリアを上回り、ギズレッツァより遥かに短い飛行時間で慣熟できる本機は艦隊航空隊から熱烈に歓迎された。

懸吊式空母で運用される補助戦闘機として少数配備に留まる筈だったスチルマルダIIだが、623年の停戦破棄が本機の運命を大きく変えた。
帝国軍が開始したザイル砂漠通商破壊作戦に対し護衛空母の需要が増大したためである。
懸吊式艦載機は商船空母や空防艦などの簡易的な発着艦装備しか持たない艦艇でも運用可能であり、商船空母からの発着艦はギズレッツァには不可能な芸当だった。
搭乗者の練度を問わない操縦性、主力機と競合しない機関選定など本機を構成するあらゆる要素が連邦空軍の置かれた時勢に適合し、発着艦機能を廃し複座化した練習機型等の派生型も含め本機の生産数は大幅に増加することとなる。

その素性の良さから輸出も積極的に行われ、自由パンノニア空軍では戦闘機型及び噴進弾を主兵装とする戦闘爆撃機型が多数運用され旧式化著しいフォイレの後継機の一角を担った。
ギズレッツァの普及により前線の陸上基地や艦隊航空隊等の一線級運用からは、徐々に退き帝国軍がシュピンネを配備すると性能も完全に陳腐化したものの生産と船団護衛部隊への配備は、継続され通商路の番犬として戦争終結まで活躍した。

かつてアキエリ朝が運用したスチルマルダは低性能ながらも貴重な航空戦力として重宝されたが、その名を引き継いだ本機もまた、南北戦争末期のアーキル連邦にとって欠かせぬ存在となったのである。
最終更新:2026年08月21日 20:37
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