通霊「トンリン芳香」

No.4805

通霊「トンリン芳香」
スペルカード
攻撃3 迎撃2 命中6 拡散
条件:青娥2
呪力3

追加代償(戦闘):道術1
[戦闘フェイズ]常時
このスペルでの戦闘中、自分のリーダーにダメージが与えられる場合、そのダメージを-1する。
[戦闘フェイズ]呪力3
フェイズ終了時まで、このスペルは「攻撃+1」「迎撃+1」を得る。
(フェイズにつき1回まで使用可能)

イラスト:伊関

考察

ダメージを軽減する永続効果、攻撃・迎撃を+する起動効果を持つスペル。
戦闘に道術1を要する。

軽減効果を含めれば、呪力3攻撃4迎撃3という攻撃迎撃両用・呪力相応の打点効率に、高命中と至りつくせりのスペック。
ただ、数値的には入魔「過剰ゾウフォルゥモォ」等と同程度の打点効率でしかないため、高命中が必要な状況で立てるのが望ましい。
下効果は効率が悪いため、呪力が余った時に使う程度。それでも有って困る効果ではない。

戦闘に道術コストを要求する点は大きな問題となる。
道術コストは青娥娘娘等で確保する必要があるが、少なくともこのカード単体ではコストを捻出する事は出来ない。
本来、迎撃スペルは相手の攻撃スペルに対し継続して対応出来る事が求められており、
回避4以上に達する攻撃スペルに対して迎撃に使用出来ない可能性があるのは、迎撃スペルとしては致命的な欠点といえる。
同様の問題は道符「タオ胎動」も抱える欠点でこそあるものの、
厳しい追加代償と使用条件を引き換えに相応のリターンを獲得出来る永続効果があるため、こちらほど大きな問題にはならない。

道符「タオ胎動」を採用出来ない陰陽道デッキでは採用の余地がある。
打点を軽減するスペルとしては防壁持ちの炎符「桜井寺炎上」もあるが、こちらはダメージ自体を軽減するため貫通持ちスペル相手でも軽減出来る点で使い分け出来る。
陰陽道自体は覚醒せずともバーンダメージは入るため、道術コストの管理にそこまで神経質になる必要がないのは救い。

青娥3以上では4枚目以降の道符「タオ胎動」として、それ以外のデッキでも相手次第で高命中を頼りに立てる運用となるか。
いずれのデッキでも、いざという時に戦闘に使用出来ない可能性を常に抱えているため、採用枚数には注意したい。

最終更新:2017年04月23日 04:59