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最終編集:八幕環境

このゲームのプレイ難易度を教えて

商業・同人を含めても全体的に難しい方。 都合がよければ気楽にプレイしても勝てるが、そうでないときは計算や見極めが重要になる。

まず、呪力や体力の計算ができるとできないのでは大きく戦い方が異なってくる。
例えば先手2ターン目の自分の呪力は3であるが、ここで呪力3のスペルを起動して次のターンに攻撃しようとするとどうなるだろうか。
攻撃そのものはおそらく問題ないだろう、しかし次のターンの起動フェイズで自分の呪力は2であり、呪力3のスペルを起動しなおすことはできない。
自分がスペルを起動しなければ、その隙に相手が攻めてくるのは明々白々である。
実は次のターンに自分が得る呪力は数えればわかる(準備状態のスペル枚数+1)ので、「いまこのスペルを起動したら次はどうなるか」というのは簡単に知ることができる。
この例であれば、1ターン我慢して先手3ターン目から始めたならば毎ターン起動し続けることができる。

体力の計算はもっと簡単で、相手の体力が20点だとしたら、(攻撃4点+迎撃1点)×4ターン=20点というふうに考えればよい。
もちろん自分の起動するスペルによってこれは変わってくるので、(攻撃5点+迎撃2点)×3ターン=21点ということも可能だ。

次に必要なのは見極めである。
このゲームにおいては「この状況で○○して△△されたら負ける」、「この状況で○○しなければ負ける」という状況が多く発生するが、始めたばかりの人はその見極めがなかなかつかないものである。
要するに回り道をしてもいいのか、もう後がないのかと言うこと。

前者のいい例としては相手の3ターン目の《高速詠唱》。
相手が持っているかどうかはわからないが、もし迎撃のためのスペルを起動しないでこのカードを使われてしまうと自分は大損になるので、受けスペルを立てておく。
そこで相手が持っておらず呪力をいくらか損しても、大損害を受けるよりは遥かにマシである。
別の例として、手札にある《パターン避け》を使えば相手のスペルを避けられそうな時を考えよう。
相手が《全方位攻撃》のような命中上昇イベントを持っていたらどうなるだろうか。もし《パターン避け》を使って相手の《全方位攻撃》で回避に失敗したら、自分は差し引きで呪力1を損したことになる。
また、《パターン避け》の呪力3を使ったことで他のイベントを使ったりスペルを起動するための呪力が足りなくならないかということも考えなければならない。

後者は主に中盤から終盤にかけて大事になってくる。
このターンからこのスペルで受けてこのスペルで攻めなければ負けてしまう。このターンで詰めなければ負けてしまう。
このように選択肢のない状況では、もはや相手の行動を考える必要はなく、全力を尽くすのみである。

初心者にオススメのデッキを教えて

幽々子4・萃香3↑・諏訪子3↑・燐3↑・にとり3↑・魔理沙3↑・驚天動地・大群などがおすすめ。
ある程度決まった勝ち筋があり、デッキパワーも高め。

スペルの枚数の目安を教えて

速攻は21~22、中速は22~23、低速は23~24以上が目安。(参考:確率論的にはこんな感じになるらしい。)
ただこれはあくまで目安で、最終的には組む人次第となる。
スペルを減らせばそれだけイベント・サポートを多く積めるようになるが、当然スペルは引きにくくなる。
1枚2枚減らして体感でわかるものでもないが、長い目で見ると確実に影響は出てくるだろう。

手札を増やすカードってデッキには入れるべき?

宴において手札の数の重要性は、他のカードゲームと比べるとかなり低いので入れない方が良い。
一部の特殊なデッキは別だが。

どんなスペルで攻撃すればいいの?

→「攻撃スペルについて」
ただ、書いてあることは基本的なことなので、カードの基本的な動かし方はつかめてきたかな?と思ったら、「まずはじめに」を参考にその場その場にあったプレイングを心がけよう。

迎撃って絶対にするもの?

基本的にはしたほうがよい。
迎撃しなければ相手はスペルを再び起動する呪力を払わなくて済むので、その分の呪力を他のことに使えてしまう。
だから少なくとも迎撃をして、準備状態にできればよし、そうでなくても回避するためのコストは(あるなら)払わせたほうがよい。
もちろん迎撃を立てないほうがよい場合もある。

命中しないスペルは起動したままでいい?

あまり良くない。
こうなることを避けられればベストだが、どうしてもそういう状況に出くわすことはあるだろう。
(相手が《無題「空を飛ぶ不思議な巫女」》を引いて今まで攻撃できていたスペルが当たらなくなった、など)
そのとき、「攻撃点は与えられないで、しかも迎撃点を食らっちゃうから…」とスペルを放置しておく前に、ちょっと考えなければならない。
宴では効率よく呪力を消費すれば、呪力1は体力1に置き換えることができるので、迎撃2点ぐらいなら我慢して、準備状態になったスペルから呪力を得ていく方が結果有利になることがある。
もちろん迎撃点をもらったら負けるという場合は攻撃などできないし、呪力に十分余裕があるなら放置してもかまわないのだが、わからないうちはスペルは寝かせておくのがいいだろう。

強化サポートってどんなスペルにつければいいの?

基本的には、これからもガンガン使う(起動・戦闘する)スペルにつけるべき。
サポートはその使えば使うほど得をする性質があるので、「これからの使用回数」を考えて貼るといいだろう。

打点計算のコツを教えて

普通に足し算すればいい。
相手が体力20点なら、攻撃4のスペルで4回殴って、迎撃1点のスペルで4回受ければちょうどゼロ。
(攻撃+迎撃)×X=相手の体力 。これを基本として、後は相手の防壁や回避・回復等に合わせて戦闘に出すスペルを変えていけばいい。
ただし攻撃と迎撃では迎撃側の体力が先に減ることになっているので、勝つためにはなるべく自分の攻撃で終わらせるようにしよう。

場を組み立てるのと殴るのはどちらを優先した方がいいの?

デッキによる。速攻や中速のデッキならだいたい攻めた方が早い。
正直どちらもできるような手札ならそれは贅沢な悩みである。

この状況で○○のイベントを使われたらどうしよう

そのカードが手札にある以上、いつかは撃たれるのだからもっと前向きになろう。
怖れることは必要だが、まず考えなければならないのは そのカードを使われたとして対抗策があるのかないのか 、ということである。
なければどうしようもないのだから割り切ってまっすぐ進むしかないし、あるならその対抗策を使うべきかどうかを悩めばよい。
無駄に怖がっても仕方ないのである。

幽明境を異にする》などのバウンス系イベントへの対策を教えて

不用意にスペルとサポートのセットを作らない事。それをバウンスされるとサポートは捨て札にいってしまうので大きく不利になる。
また、終盤の一進一退の攻防をしている時など、「ここで撃たれたらマズイ」と言う状況でスペルを複数枚立てればいい。
これは《畏怖すべき存在》《時間停止》等の戦闘を阻害するイベントにも言える事である。

どんなカードを警戒すればいいのかわからない

リーダー

八雲紫 - 《八雲紫?
充填フェイズは本来サポートの配置が行えないが、このキャラだけはリーダー能力でそれが可能になる。
後述するがサポートの持つ弱点をひとつ克服しているので、サポートの警戒度があがるのである。
よく使われるカードとして《式神:八雲藍》や《ネクロファンタジア》など。

スペル

高速移動、低速移動、回避の上がる特殊能力を有するカード - 《死蝶「華胥の永眠」》、《錬丹「水銀の海」》、他多数
迎撃時はあまり気にしなくてもいい(迎撃できるスペルがないのなら仕方がない)が、攻撃時は自分が起動するスペルによく気をつけなければならない。
拡散 ( 集中 )のスペルを起こしておきながら相手の 低速移動 ( 高速移動 )で命中しなくなったり、
単純に回避が1上がるスペルで決死判定に持ち込まれたりするとこちらが不利になってしまう。
上のようなスペルはデッキによって入るものが決まっているので、一度身をもってやられてみればすぐにわかるだろう。

サポート

無暗にシーンを張らないこと。特に苦手なシーンを持つ相手に対して。
仮に維持できれば優位なシーンを持っていてもカウンターを警戒するプレイングは大事。
後は《ジャミング》《二次元と三次元の境界》などの妨害サポート。
それ以外の大抵のサポートは基本的に貼られてから考えればよい。
大概のサポートは《神隠し》《侵略》で手軽に対策できるのでそれを利用するのも手。

イベント

魔理沙2 - 《高速詠唱
早苗1神奈子1諏訪子1 - 《幻想入り
妹紅3 - 《永遠の苦輪
空3 - 《セルフトカマク
プリズムリバー1衣玖1 - 《ナイトフィーバー
充填フェイズにいきなりスペルが起き上がってくるイベントカード。前もって迎撃用のスペルを起こしておくのが吉。

妖夢2幽々子2 - 《永遠を斬る
紫1幽々子1 - 《幽明境を異にする
咲夜2 - 《時間停止
レミリア3 - 《畏怖すべき存在
萃香3 - 《小さな百鬼夜行
いずれもスペルでの戦闘が行えなくなるカード。対策は上に書いた通りであるが、《小さな百鬼夜行》だけは対抗手段がかなり限られているので諦めることが多い。《永遠を斬る》はサポートも狙われる可能性があることを覚えておこう。
他にも、プリバ2の《コンサート》や小町2の《無間の道》等、条件さえ揃えば同等の効果を発揮するカードは数多く存在する。

○○エラッタしろ

どこかでのたまうのは勝手だけど、だいたいは自分の腕の未熟さを棚に上げているだけ。
他人に迷惑をかけないように。
最終更新:2016年07月02日 16:39