【あらすじ】
A.S.(アド・ステラ)122。数多の企業が宇宙へ進出し、巨大な経済圏を構築する時代。
MS産業最大手「ベネリットグループ」が運営する「アスティカシア高等専門学園」に、辺境の地・水星から一人の少女が編入してきた。
名は、
スレッタ・マーキュリー。無垢なる胸に鮮紅の光をともし、少女は一歩ずつ、新たな世界を歩んでいく。
【作品解説】
2022年10月2日からMBS発TBS系で毎週日曜17時(「日5」)に放映されたガンダムシリーズのTVシリーズ作品の一つ。
バンダイナムコグループのIP事業「
ガンダムプロジェクト」の「作品軸」展開に含まれており、同事業の「ワールドワイド戦略軸」「GUDA軸」と同じく従来以上に挑戦的な要素が盛り込まれている。
本編の放送に先駆け、2022年夏からイベントや配信、更には地上波での放送局やCSチャンネル『AT-X』において、前日譚「PROLOGUE」が公開された。
TVアニメ作品としては前作「
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の放送から5年半振りの新作となると同時に令和最初の新作ガンダムでもある。
なお“初回放送”は、先述の通り日5枠での放送であるが、「鉄血」が原因で消滅して以来、5年半ぶりの新作放送であった。
現状では分割2クールの放送情報が公開されており、第1クール(Season1)が2023年1月8日放送の第12話まで、第2クール(Season2)は2023年4月の第13話から7月の第24話まで放送された。Season1とSeason2の間はTV放映用に再編集された「
閃光のハサウェイ」「
サンダーボルト」「
NT」が放映される。
また、第2クール放送前週には第1クール総復習ダイジェストが放送され、
ガンダム界のレジェンド声優がナレーションを担当した。
元々
視聴率低迷を理由に日5枠が消滅したという背景があるためか視聴率も意識しており、主人公機と同じ名前のスナック菓子「エアリアル」とのコラボや、コンビニ『セブンイレブン』でのキャンペーン展開など近年のTVシリーズの中でも積極的に宣伝がなされている。
また、外部ゲーム作品にも積極性に参戦しており、宇宙世紀が舞台の『U.C.ENGAGE』にもゲスト参戦している。
本vsシリーズにおいても、本編終了とほぼ同時に前半主役機とはいえ
エアリアルがEXVS2OBに早速参戦。
加えて、
声優や
パイロットのキャラが定まっていなかった過去の事例とは異なり、きちんと原作準拠の設定になっている。
本作ではTVシリーズのガンダム作品において初となる女主人公を採用しており、他ガンダム作品と比べて女性のパイロットが比較的多い。
加えて政治経済的なパワーが宇宙>>>地球となっているのは『Gガンダム』以来であり、ほぼ全話が宇宙(コロニー)が舞台となっている点でも他ガンダム作品と異なる特徴となっている。
現在ガンダムエース誌上ではノベライズ版が連載されている。著者はSF作家や考証家としても有名で『THE ORIGIN』にも携わった高島雄哉氏。
内容は台詞含めて本編とほぼ同じだが細かい補完も多い他、小説版独自要素としてグエルの前のミオリネの婚約者が登場するオリジナルストーリーが展開されている。
【VSシリーズ登場勢力】
シン・セー開発公社
ベネリットグループの傘下に属する水星の企業。
グループ内ではDランクの下位企業として位置付けられている。
表向きはMS開発と福祉工学に関わる企業とされている。
スレッタの母親であるプロスペラ・マーキュリーがCEOを務めており、エアリアルと共にスレッタを学園に送り出した。
しかし、プロスペラには別の思惑があり…
ペイル寮
アスティカシア高等専門学校の学生寮。
ベネリットグループ御三家の一つであるペイル・テクノロジーズ社の名を冠している。
主な所属者は
エラン・ケレス。
ジェターク寮
アスティカシア高等専門学校の学生寮。
ベネリットグループ御三家の一つであるジェターク・ヘビー・マシーナリー社の名を冠している。
主な所属者は
グエル・ジェターク。
【VSシリーズ関連BGM】
祝福
YOASOBIが歌うSeason1のOP主題歌。
16作目の配信限定シングルとして2022年10月1日にリリースされる。
シリーズ構成・脚本を担当する大河内一楼の書き下ろし小説「ゆりかごの星」をもとに制作された。
英語版の曲名は「The Blessing」。
また、本楽曲の歌詞の一節がサブタイトルにも採用されている。
最終更新:2024年05月09日 11:23