アナザー製作用設定資料

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設定資料(順次ルールブックに移行)

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霊像能力の発現について

探索者参加等で霊像能力者が確認されたのは1999年からとあります。
それが公式設定であるのは間違いないのですが、あくまでもそれは霊像能力者間(※以後霊像社会と呼称)の共通認識です。
霊像能力を生まれ持った人々、神話的事件に相対しての覚醒、それらが爆発的に増加したのが1999年以降なのです。
故に霊像能力者ではないか、と推測される人物はそれ以前にも確認されており、カレイド教団創設者もその1人でした。
ただそうした推定能力者はあくまでも推定であり、つまるところ現在と比較すれば希少で、存在さえ疑わしいものです。
明かな事実としては特殊獲得物である「黒の鍵」等は1999年以前から存在し、またカレイド様と呼ばれる存在と接触したと主張する者はある程度存在しました。
霊像能力者に覚醒する方法、事象は原則として以下の通りです。

➀生まれながら能力を持つ、あるいは自然に覚醒する
➁神話的事件、または強烈な憎悪や絶望、つまり渇望を抱くに足る出来事に遭遇する
➂黒の鍵などを使用する
➃カレイド様と接触し、その祝福を受ける
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霊像能力の社会的認知度

霊像の社会的認知度ですが、能力者が増加傾向にある中で意外かもしれませんが社会は明確に霊像能力を公式に認知していません。
カレイド教団の本拠地である四葉町も例外ではなく、教団に関わりがない人間、政治的上位の関係者や現場で関与する人間等を除いては存在を知りません。
あくまでも霊像能力に関しては、カレイド教団が実証を以て政財界や各省庁と現場で接触するだろう一部の関係者にのみ根回ししている状況です。
ただ、カレイド教団はその影響力を四葉町だけに留めており、各国政府や犯罪組織、神話的組織がどの程度霊像を認知しているかは別です。
多くの各国政府や組織は、この未知の能力を解き明かす為に手段を選ばない実験を繰り返している可能性も高いでしょう。
ただ大抵の組織は持ちうる技術と資金を投じても、霊像能力という未知に指を掛けることも困難な状態です。
邪神が擁する魔術結社などはある程度解き明かす事に成功しているようですが、あくまで性質程度の触りであり、何かしらの儀式に利用できる程ではありません。
特筆すべき点として霊像能力という異常現象に対し、数いる邪神の中でも人類に積極的に干渉する"這い寄る混沌"は、静観をしている点です。
霊像能力者や非能力者関係なく神話的事象に巻き込む事は行うようですが、霊像能力を主体として大がかりな計画を企む、という事は一切ありません。
云わば能力者と非能力者を同じ括りの人間として、事件に巻き込み加害者や被害者にするというだけです。
霊像能力を主体とした大がかりな計画とは、霊像能力を用いて世界を破滅させるとか、霊像能力の真相を社会に流すとか、そういうものです。

霊像能力はその性質上、強い意思や強い欲求を抑えていた人物に発現し易い傾向にあります。
その為、抑圧された環境に居る人物やハングリー精神を持つ人物が発現し易く、そういった人物は多かれ少なかれ能力を利用した犯罪に走る傾向が強いです。
満たされた環境に居る人物が霊像能力を自発的に発現させるケースは少ないですが、仮に発現したとしてもそれを公表することは人柄によりますが少ないでしょう。
霊像は便利ですが、その能力は知られていないからこそ絶対的な武器となり、また非能力者とは違う特権なのです。
それを誇示するように使う人物は余程"凶悪かつ凶暴"か"抑圧され怨みを持つ"ような人たちでしょう。
仮に著名人が自ら霊像能力者であることを告白すれば、認知されていない為にジョーク、あるいは妄想家とも狂人とも扱われるでしょう。
もしそれを証明する為に能力を行使すれば、超能力者として持て囃されることが多いですが、同時に畏れられ迫害されることも多いです。
何より能力者であると明かした為に、カレイド教団を除く多くの組織にその身柄を狙われる事が発生するかもしれません。
つまり能力者であると明かし証明すれば、極めて人間社会に見られる迫害や擁護、利用が発生します。
四葉町に居る霊像能力者達、あるいは四葉町外に居ながらも教団と関わる霊像能力者達が平穏無事なのは、それら多くの障害をカレイド教団が抗している為です。
カレイド教団は水面下で政治的交渉を進めつつ、保護下の能力者がもし身柄を狙われた際には相手方の実態に応じて対抗します。
それが日本国、あるいは各国政府によるものならば対象を保護、警護しつつ政治的交渉による解決を。
それが犯罪者や犯罪結社、神話的結社ならば公権力に根回し、あるいは教団内の武闘派、あるいは協力者による外的排除や報復などです。
またカレイド教団は四葉町外で霊像能力者であると公表した人物に対し、少ないケースですが教団員を派遣する事があります。
つまりは霊像能力に関する説明や、それらコミュニティの存在、その能力を犯罪に用いないようにすることなどを説明します。
また身柄に不安を覚える人物は希望をすれば保護を受ける事もできますし、ある程度の支援も行うでしょう。
しかしカレイド教団も無尽蔵の資金や人員を持つわけではない為、四葉町内ならともかく、四葉町外なら余程の事態となるでしょう。
とはいえ野良の能力者が凶悪犯罪を起こし、政府から派遣依頼を受けた場合はその限りではありません。
カレイド教団は驚くべきことに"霊像能力を封印する技術"を持ち、主に凶悪犯罪者にそれを用います。
凶悪な能力者に対し派遣される教団員は、武闘的能力と魔術的装備や知識を携えており、ヴァンによるバックアップもある為に野良能力者などは勝ちえません。
無論、全ての戦いに勝利できる訳ではありません。
しかしカレイド教団が技術開示要求や四葉町の平和を乱そうとする外圧、組織に抗し得ているのはそうした武力もあってこそと言えるでしょう。
無論、それぞれの街や国にはそれぞれの能力者のコミュニティがあっても良いですし、基本的にカレイド教団は自らの流儀を押し付ける事もしません。
もしそれら別コミュニティが問題を解決できるのであれば、それに越したことは無いというスタンスです。
どういう国や地域にどんな霊像能力者のコミュニティがあるかは自由ですが、共通してそれらコミュニティは教団程霊像能力に詳しくありません。
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神話生物の社会的認知度

一般的なクトゥルフ神話TRPGと同じく、世間一般の人々はその存在を知りません。
その存在を知り得ているのは、変わらず魔術師や狂信者、一部政府機関や探索者達などでしょう。
因みにカレイド教団はその境遇と方針上、それら神話的存在を認知しているようです。
どこまで知り得ているかは探索者自身が探る必要があるでしょうが、カレイド教団の戦闘能力者は魔術的防護や専門の装備をしています。
まあそれに関しては公式クトゥルフ神話TRPGにも抗神組織などが存在し、そういった技術を有する為不思議ではないでしょう。
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霊像能力者の敵、あるいは神話生物について

NPCとして登場する霊像能力者は実際の作成ルールに計って作成してください。
とはいえ、幾つかのシナリオで登場するように霊像の全てが、作成ルール通りのものではありません。
いわば例外、特別ルールにより通常の霊像とは別の変化を遂げた、あるいは神話生物により変化させられたものが存在します。
霊像ルールに存在する「/アウター(スラッシュアウター)」が幾多の試練を乗り越え、辿り着いた正統な進化とするならば。
それらは暴走、外法と呼ばれる異端の変化であり、それらを乗り越え制御する事が「/アウター」に辿り着く為の試練やもしれません。
以下に、そうした現時点でNPC専用霊像の特殊作成ルールを簡易的に記載します(メインシナリオで正式実装されるまでの措置)。

手順

まず上記のキャラシートを参照してください。
作成する神話生物、あるいはNPC霊像能力者等の入力要項に順じて値を入力していってください。
未使用となる欄は黒く塗り潰し、また看破スキルに対応するよう塗り潰して作成してください。
このシートで霊像能力者を作成する場合、本体のデータも兼ねて記せますが、何であろうと「行動回数」は兼用です。
名称 説明
規格強度値 下級の神話生物や通常の霊像であれば「2」、上位の神話生物や特赦な霊像であれば「3」、グレート・オールド・ワンであれば「4」を目安に設定してください。
攻撃可能数 1ラウンドの手番で攻撃行動を行える回数を示します。(表記例:1回=1、2回=2、1回または2回=1~2)
マップサイズ 戦闘マップ上でのサイズ表記です。(表記例:1X1、2X2)
行動データ 攻撃や移動、回避、呪文などを記載する
特殊データ 神話生物でいえば、透過能力や空間跳躍、生来の体質や弱点、条件を記載する

特殊霊像作成

特殊霊像や霊像と融合した神話生物などを作成するといっても、そう難しいことではありません。
特殊な霊像であれば霊像特性に以下の特性を加えるだけで、神話生物であれば以下の特殊データを加えるだけです(進行に合わせて追加予定)。
特殊霊像特性 強度 説明
??? この特性を獲得している霊像を「????」化させる。この特性を獲得する事により、その霊像は通常とは異なる特殊データを獲得する。

神話生物データ 強度 説明
霊像融合体 この怪物は神話生物でありながら霊像としても扱う。故にこの怪物による肉体の攻撃は霊像属性を有し、霊像としての能力値を有する。その能力値は記載欄を参照すること。
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霊像能力の査定基準


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アナザーシナリオでのPCの特殊獲得物

基本的には「報酬制度」のアイテムを参考にして頂くか、事前に「はる」にアイテムの要望や提案をして頂く形です。
提案の場合は設定を加味しつつ、「はる」がアイテムのデータ化を行います。
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アナザーシナリオによるKPへの報酬制度

KPをして頂いた方は、事件の調査報告書など作成の報酬という扱い、名目でカレイド教団より報酬が支払われます。
以下のカタログから25センス内に収まるように現物支給を受けるか、現金報酬として15センスを受け取る事ができます。
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最終更新:2019年02月15日 17:13