Pに翼/Place~ ◆7pf62HiyTE
PART.5 Place~
「ったく……大道といい良といい……」
『響君』
『響』
そんな中、再び背後から声が聞こえてくる。
「まさか……五代……それに一条!?」
眼前には五代と一条が並んで立っていた。
「五代……一条……すまない……俺の……俺の所為で……」
良牙の中には2人に対し罪悪感があった。
五代が死んだ戦いにおいて、良牙自身方向音痴で五代を振り回していた。
仮にそれが無ければ溝呂木への追撃も成功していただろうし、またそれとは別にはぐれたりしなければ五代がさやかに刺される前に良牙が対応が出来た可能性もあった。
一条に対しては言うまでも無くウェザーの力による電撃によるガドルの強化だ。それがなければ一条が敗れ去る事も無かっただろう。
俯く良牙に対し、
『気にしないで……短い間だったけど、俺、響君と村雨さんと一緒に旅が出来て良かったと思うから……』
意外にも五代は良牙に感謝していた。
『確かに方向音痴のお陰で道を間違えた事もあったけど……冒険なんてそんなものだって、間違えたりするからこそ冒険だから……だからこそ、目的地に着いたとき嬉しいんじゃないかな……』
「五代……」
そうだ、五代はこういう奴だった。戦いや争いを好まない、そんな五代といられた時間は良牙や村雨にとっては確かに穏やかで楽しいものだった。
『だから『ケ・セラセラ』、なるようになるさ……響君達ならこんな悲しい戦いからきっと抜け出せるって……みんなを助ける事が出来るから……』
変わらない笑顔で五代はそう口にする。
『五代の事、支えてくれたこと……礼を言わせてくれないか……』
続いて一条が良牙に対しそう口にする。
「支えた? 何の話だ?」
だが、良牙には心当たりが無い。むしろ逆だろうと思う。
『君も知っているだろう……五代は争いを好まない。だが、この殺し合いの場ではそれがどれだけ厳しい事か……君達の前では大丈夫だと笑顔で口にしていても心の中ではずっと泣いていた筈だ……』
「そうだな……だがそれと俺が……」
『さっき五代が話していただろう、響達と一緒に呪泉郷まで行く事ができたと……それは響達の友人と合流する為ではあったが、五代にとっては久々の冒険だった……未確認と戦う為にそれをしないでいた五代にとってどれだけ嬉しい事だったか……
それに、君がこの場所でも変わらず平然と笑っている姿、それは五代にとって大きな支えになった筈だ……』
「ちょっと待て、それだけしかしていないのにか?」
『五代にとってはそれだけでもう十分だ……だからもう気にするな……』
決して表情には出さないが、五代にとってこの殺し合いは非常に辛いものだった。
理不尽な襲撃と人の死、人ならざる者となる非常な現実、さやかを巡っての凪との対立と決別、それは五代の心を深く締め付けていた。
クウガの力があっても全てを救う事は出来ない。
だが、良牙(それと村雨)と行動を共にする事が出来たのは五代にとっては幸運だった。
どことなく楽天的な良牙と無愛想だが悪人では無い村雨との呪泉郷への旅路、無論良牙の友人と合流する事が主目的ではあったが五代にとっては争いとは関係無い久々の冒険だったのだ。
殺し合いの中にいても何時もの調子で旅をする良牙の姿は五代にとってささやかとはいえ決して小さくない救いとなっていたのだ。
そして何より、良牙達と行動を共にしていたからこそ最後の最後で一条と再会が出来たのだ。五代にとってはそれだけで感謝しきれない程だ。
『それに46号の事なら気にしなくて良い、その事を説明しなかった俺にも責任がある。
むしろ、響が最後に与えてくれた電撃のお陰で奴に少し報いる事が出来た……だから君がそれ以上責任を感じる必要は無い……』
「一条……」
一条もまた良牙を責める事は無い。
『むしろ、謝るのは俺の方だ……再び必ず会う、死なない、46号に勝つ、その約束を破ってしまった事……
そして何より、46号を部外者である君達に押しつけてしまった事……中途半端な形で投げ出してしまった事、どれだけ謝っても許される事じゃない……本当にすまない……』
「顔を上げてくれ……一条……俺はあんたに謝ってもらえる資格なんてない……俺のせいでまた1人……つぼみの友達を……」
『それでも君が責任を感じるなら……1つだけ頼めるか……』
「ガドルを倒せっていうのか……」
『いや違う……俺……いや、俺と五代が望むのは……君達が笑っている事、たったそれだけだ……』
「笑う……」
『ああ、五代……そして俺は皆の笑顔を守る為に戦ってきた……だから、笑ってくれ……こんな悲しい殺し合いを打破して……皆、笑顔で元の場所に帰るんだ……
そうでなければ……それこそ五代の戦いが報われない……だから……頼む……』
一条は戦いを求めたりしない。その為に笑顔が失われては本末転倒だからだ。
だからこそ願うのは『笑顔』なのだ、争いの無い世界で皆が笑っている、それこそが一条いや青空となった2人の冒険者の望みなのだ。
「ああ……今度こそ、中途半端はしない……最後の最後には笑ってやるぜ……みんな揃ってアンタ達にな……」
『頼んだぞ……!』
『負けないで……!』
3人は同時に親指を立ててサムズアップのサインを出した。
「五代……一条……待てよ……まさか……」
まだいるのかと思い振り返ると、
「さやか……いつき……それにスバルにティアナ……京水までいるのか……」
だが、距離が開きすぎているのか、何を言っているのかまでは聞こえない。
いや、むしろ今までマトモに会話できていた方が異常だったのだ、死者と話す事自体通常はあり得ない。
彼等は何を言っているのだろうか? 良牙を励ましているのか、それとも何かを託そうとしているのか、あるいは、それすらもわからない。
そんな中、京水の後ろに隠れていた1匹のアヒルが高く飛び上がり紙飛行機を飛ばしてきた。
「ムース……いや違う……シンケンレッドか……?」
紙飛行機は落ちる事無く良牙の上を通過していく、
「そうか、俺はまだ飛べるんだな……」
そのアヒルこと
志葉丈瑠が紙飛行機へと込めたメッセージ、それは良牙の推測とは少し違う。
だが、それは大した問題では無い。
真意の解釈が間違いではあっても、それが良牙にとって支えになるのであればある意味では正解だ。
死んだ者は最早飛ぶことは出来ない、誰を救うことも出来ない。
だが生きているならば幾らでもやり直せる。何度でも飛ぶ事が出来るのだ。
「わかった……お前等が何を願っているのかはわからん……だから願い事を叶えてはやれない……だが、俺は今度こそ……あかねさんを救い……つぼみやなのは達を守り……このフザケた殺し合いをぶっ壊してみせる……!」
そう皆に向かって宣言する。背後にいる『乙女達』と飛べないアヒルは笑っている様に見えた。
『はっ……なんだ……死んだくせに随分救われている連中じゃねぇか……どうやらあんたは知らず知らずの内に希望を与えていたらしいな……
なぁミーナ……お前はどうだったんだ……救われたのか……それとも……?』
その一方、ハーモニカの演奏を終え大道が天を仰ぎながら呟いている。
「大道、今までずーっとハーモニカ吹いていたのか? それに今なんて言った?」
『俺の勝手だ、それにあんたには関係無い話だ……それより顔つきが変わったみてぇじゃねぇか』
「ああ、俺はもう1人じゃねぇからな……何時までも泣いてられるか……」
『まぁあんたはどうせ筋金入りの方向音痴だ、だからこそエターナルが選んだのかもな』
「何言ってやがる、方向音痴とエターナルに何の関係がある?」
『過去に囚われる奴に永遠は微笑まない……それは下手に道を捜して迷路を抜け出せないでいる迷子と似ていると思わねぇか?』
唐突に謎の例えを出す大道に対し良牙は疑問符を浮かべる。
「よくわからねぇ例えだな……それがどうした?」
『過去は必要ない……と俺の考えをあんたに押しつけるつもりはないが……前だけを見続ければ良いって事だ……お前は目的地に行く時、何時も前だけ見て走るだろう、まぁ間違った道だろうがな』
「ケンカ売ってんじゃねぇ!」
『だがそれで良い、前だけを見続けろ、何が起ころうとも気にするな……例えそれが一瞬であっても歩いた道筋は永遠だ、お前に助けられた奴らの様にな……』
「方向音痴じゃ目的地に辿り着けねぇだろうが……」
『わかってねぇな……何でもかんでも決められた道やレールがあると思っているのか? 未開の地にある目的地へと進む時に都合の良い道案内なんてない……
俺のやって来た事はある意味そういう事だ……そして良牙、あんたもそういう意味じゃ俺と同じだ……
俺は過去という道案内を失い消えつつある現在だけを以て進み足掻き続けた、
あんたはそもそも道無き道をがむしゃらに前だけを見て走り続ける、つまりはそういう事だ』
「そうか……エターナルが青くなったり赤くなったりしたのは……」
思い返せば、初めてエターナルに変身した時、一条とつぼみを守りたいという一心だった。だからこそその炎は青かった。
ガドルとの戦いの時も眼前の敵を倒す為、だからこそ青かった。
しかし突如赤くなったのは自身の失敗による後悔の念によるものだ。
その後再び青くなったのはいつきの死の衝撃と無念さ、そして怒りの感情から後悔の念が消し飛んだからだ。
狼野郎と戦った時青かったのもつぼみ達を守る為だった。
そして、あかねとの戦いで赤くなったのは正体があかねだと知り迷いが生じたから、そしてその後も赤かったのはあかねを止められなかった後悔からだ。
『どうやら、漕ぎ出す為のオールは見つかった様だな……勿論、これは俺の仮説だ……だが的を射ていると思うぜ……過去も未来も関係無い、現在だけを全力で刻み込める奴だけが永遠を手に入れられる……だから良牙……進め』
「大道……結局教えてくれるんじゃねぇか……」
『はっ、俺を倒し永遠を手に入れた奴等がこんな所で無様な姿を晒すのを黙って見ていられなくなっただけだ……只の気まぐれだ……アンタが気にする事じゃねぇ』
「礼は言わねぇぜ」
『いらねぇよ』
そう言って良牙は振り返る。
『行けよ
響良牙……いやエターナル、人々の新たな希望になってみせろ……』
「ああエターナル……いや
大道克己、地獄の底から見ていろよ……」
『あぁ、そしてエターナルのメモリ……今まで付き合ってくれてありがとな』
「じゃあな……もう、二度と会うことはない……」
そして良牙は歩き出す――まぶしい光が差す場所へと――
『……よかったんですか乱馬さん、良牙さんにあかねさんの事頼まなくて』
『けっ、誰がアイツにそんな事頼むかよ、俺はフヌケたツラしてるあの野郎を笑うつもりだっただけだ』
『ふぅ……心にも無い事を……』
『うるせぇ……それよりアインハルトこそ良かったのか? ヴィヴィオの事良牙に頼まなくて……』
『いいんです……あの子……ヴィヴィオさんは私が思っているよりもずっと強いですから……一人でもきっと大丈夫です……それに良牙さんだって頼まれなくてもきっとヴィヴィオさんの事守ってくれると思いますから……』
『そうだな……何っつったって良牙は……アイツが思っている以上にセンチでいいやつだからな……』
その言葉を最後に遠くで見ていたおさげの少年は振り返る。
『じゃあな……負けるなよ……Pちゃん……!!』
PART.6 良牙 現実に帰る
「……ん、ここは?」
気が付くと暗い森の中だった。遠くでは未だ戦いの音が響いている。
「夢か……」
先程までの現象は何だったのか? 恐らく最初にエターナルとZXの戦いの中で死にかけて
シャンプーと遭遇したのと似た現象だったのだろう。
激闘による消耗からほんの僅か意識を失った、それによる不思議な現象だと解釈することにした。
ともかく意識を失った時間はたかだか1,2分程度、早々に態勢を整える必要がある。周囲を見るとデイパックから幾つかものがこぼれている。その中にはハーモニカもあった。
「こいつは……克己が吹いていたハーモニカか……」
そのハーモニカを拾い上げる。その最中、
「……ん、デイパックの数、少なくねぇか?」
周囲を見渡す限りデイパックの数が2個ほど足りない事に気が付いた。
「まさか、あかねさんが……待てよ、どのデイパックを持って行かれた……?」
その最中、あるものを見つける。
「警察手帳……一条のか……確か……」
呪泉郷での騒動の後、一条は多少濡れた警察手帳を懐に入れずに自身のデイパックにしまっていた。
「持っていかれたのは一条の……」
そして大まかに確認した所奪われたデイパックの1つは一条のものだという事を確認した(ちなみにもう1つは
速水克彦のもの)。
「!! 確かあの中には……」
良牙は大事な事を思い出す。一条のデイパックにはある重要なものが入っていた。
そしてそれによる最悪な展開を予見してしまう。
「あかねさん……!!」
正直、今にも胸が張り裂けそうだ、だがもう俯くつもりはない。例えあかねが『それ』を使ったとしても、必ず取り戻す事を誓ったのだ。五代や一条のパターンだってある、今更絶望する理由にはなり得ない。
そんな中、あかねがいた所に妙な箱が落ちているのを見つけた。
「ん、なんだこりゃ……イービルテイル……只のハケじゃねぇか……『さえこ、わかな、らいと』……どっかで聞いた名前だが……まあいい、それよりもつぼみとなのはが心配だ……あいつらの所に戻らねぇと……」
その時、
『Why does the name of "Nanoha" come out!?(何故、『なのは』の名前が!?)』
声が響いてきた。
「!? 誰だ?」
周囲を見渡すと、すぐ近くに金色の三角形の物体があった。
「!! ……まさか……お前、マッハキャリバーの仲間か」
『Mach Calibur? Who is it?(マッハキャリバー? 何ですかそれは?)』
「レイジングハート……いや、バルディッシュか?」
『Why does it know my name?(何故私の名前を?)』
「あかねさんが持っていたのか……おい、時間が惜しい、手っ取り早く話してもらうぞ」
PART.7 あかね変身
良牙は一条にこんな事を聞いた事があった。
『そういや一条、あの遺跡で見つけたアレ、クウガのベルトだって言っていたが……そいつを着ければクウガになれるって事か』
『あのベルトがクウガのベルトと同一であるとするならそういう事になる……だが実際の所は調べてみないと何とも言えない所だ……』
『そうか……』
『ただ、他の誰にも着けさせるつもりはない……その理由はわかるな』
『ああ……一度身につけてしまえば……元に戻れなくなるって事だからな……一条、あんただってもう……』
『いや、俺はとっくの昔に覚悟はできている。だから気にしなくて良い……』
『ならいいが……ん、だったら悪用されない様に壊した方が良いんじゃねぇか?』
『悪用か……確かにその懸念はある……クウガと同一ならば恐らくは問題無いと思うが……』
『どういう事だ?』
『五代の様な心清く健やかな躰を持つものでなければならないからだ』
『要するに、五代や一条の様な奴じゃなきゃ使えないってことか……なる程それなら殺し合いに乗った奴は使えないな……』
『だと良いが……』
『ん、何か言ったか?』
『いや、なんでもない……(だが、もしその前提が無いとするならば……いや、それ以前に……その条件を満たした者が何かの理由で殺し合いに乗っているとするならば……一見矛盾している様に見えるが、その矛盾がクリアされるならば……)』
先に
天道あかねについて起こった異変について解説しておこう。
まず、先の戦いの際、あかねの精神は致命的なレベルにまで追い詰められていた。
エターナルの使った技、それはあかねが自ら封印している良牙のものだったからだ。
だが、あくまでも眼前にいるのは永遠の悪魔エターナル、ここであかねの鈍さが上手く作用してくれた。
あかね自身、エターナルが良牙の技を使ってもすぐさま同一人物だと結びつけられなかったのだ。
普通の人ならば覚えた違和感から推測する事は十分に可能だが、あかねにはそれが出来なかったのだ。いや例えどれだけヒントを出してもあかねは気付かないだろう、それだけ鈍いのだ。
だからこそ先に正体に気付いた良牙は変身を解除し正体を晒した、そうする事でしか自身の存在を確認させる事が出来なかったからだ(ただ、あかねの場合、ここまでやってもまだ致命的な勘違いをして気付かない可能性があるのが恐ろしい所)。
そしてそれはある意味では成功した。だが、それは決して成功させてはいけなかったのだ。
あかねが記憶を封印したのは、乱馬達の為に凶行に及ぶ事を乱馬達が望まない為、乱馬達の想いを穢さない為に関係無いと引き離した事によるものだ。
つまり、あかねにとっては乱馬と良牙の存在を思い出してはならないのだ。乱馬と良牙に、人々を泣かせる悪魔となった自身の姿を見られたくなかったのだ。
それ故に、知らない様な反応を見せたのだ、もしかすると本当に忘れていたかの様に見えるかも知れないが――
だかそれがどれだけ精神に負担をかける? それでなくてもガイアメモリの乱用で汚染は大分進んでいる。その状態で無理矢理思い出す切欠を与えたら――
思い出すのを拒否するために更に精神に負担をかけて――そのまま限界を超えて崩壊してしまうだろう。
そして、ナスカの力を制御出来ずに暴走した。言ってしまえばそれだけの話だ。
とはいえ、それだけで良牙に勝てるわけも無い。
いや、あかねが知る範囲の良牙ならともかく、今の良牙はあかねは勿論ではあるが、他にも守りたい仲間がいる。その上、先程自身の失敗で仲間を死なせている以上、絶対に落とせない状況に追い詰められていた。
その結果、地に伏せられたという事だ。
何度も語られている事だがあかねの身体は度重なる激闘、ナスカのレベル3の乱用でボロボロとなっていた。ある意味生きているのが不思議なぐらいな状態、ゾンビに近いと言っても良い。
そして、屍に近い状態で精神が限界を超え、ある者に植え付けられた闇が芽吹いたのだ。
そう、闇の体現者ダークファウストとなったのだ。
だが、仮にファウストとなった所で限界を超えたあかねでは良牙を屠る事は出来ない。
赤い炎のエターナル、通称レッドフレアが幾ら本来の力を発揮出来ないとはいえ通常のWやアクセル並の力はある。良牙の能力を加味しても負ける可能性は低い――
が、ここで誰も知り得ない奇跡的な偶然が起こったのだ。
あかねにファウストの力を植え付けたのは
黒岩省吾、闇の力を得て闇黒皇帝と自称した彼はあかねを配下に加えこの殺し合いを勝ち抜こうとしていた。
ただ、実際はそこまで都合良く話は動かない。間の抜けた話ではあったが、黒岩は早々にあかねを見失っていた。
とはいえ闇黒皇帝がその程度でめげるわけもない。早々に頭を切り換え放送に怒りを覚えつつ街へと向かっていた。
そして、黒岩は中学校にて宿敵
涼村暁との決闘に挑んだ――
黒岩の裏切りに対し暁の怒りは凄まじく、加えて持ち前の機転(ヒーローとは言い難いずる賢さともいう)もあり圧倒されていた。
だが、黒岩はそんな暁に対し闇黒皇帝としての力、そうメフィストの力を繰り出した――
その力は絶大、普通に考えれば暁の敗北は必至――
しかし暁はダークザイドとしての誇りさえも捨て去った黒岩に激怒した、仲間達の協力すらも拒否し自らの力だけで挑もうとした。
『この俺のライバルは、暗黒騎士ガウザーだ!! ダークメフィストなんかになっちまったお前に、この俺の……超光戦士シャンゼリオンの、ライバルを名乗る資格はねえッッ!!!! お前に倒されても、俺は負けを認めねえッッ!!』
その言葉が黒岩の心を震わせ奇跡を起こした――黒岩は自身の中の完全な異物、つまりメフィストの闇の力を全て振り払ったのだ。
黒岩にその力を与えた存在、敢えて『アンノウンハンド』と呼ぼうか、彼すらもあり得ないと称した現象だ。
そして、『アンノウンハンドが与えた力は全て』彼の元へと戻った――
しかし、黒岩の野心は強く闇の力は膨れあがっていた。そう、与えた力以外の余剰の闇の力が存在していたのだ。
『アンノウンハンド』すらあり得ないと断じた現象、それ故彼すらも読み切れなかった事が起こったのだ。
そう、黒岩と闇の力が繋がっているあかねにその力が流れ込んだのだ。
つまり――メフィストの力はあかねの方へと宿ったという事だ。
故に、ファウストと化したあかねはそのままメフィストへと変貌した。それだけ闇が深かったと言っても良い。
無論、これは通常では起こりえない現象だ。しかし、前述の通り通常ではあり得ない現象が起こっている、それがどのような結果を引き起こしても不思議ではないだろう。
ともかく長々と説明したが、要するにあかねは新たなメフィストとなった、纏めるとこういう事である。
メフィストと化したあかねにどれだけの自意識があったかは不明。しかし、あかねは冷徹なまでにこの場を切り抜けようとした。
そう、良牙の所持していたデイパックを幾つか奪い、ナスカの力で高速離脱を行ったのだ。
レベル3となったナスカのスピードは10数キロ程度の距離を僅か数分で移動できる。
元の姿に戻った時、そこは彼女にとっての約束の地、呪泉郷だった。
「はぁ……はぁ……」
だが、あかねの意識は朦朧としていた。
無理も無い、それでなくても限界を超えていた所に闇の力を更に受け、その上でナスカの力を使ったのだ。
それでも所持品を並べて中身の確認をする。その中にはメフィストの力を引き出すダークエボルバーもあるが気に留める余力は無い。
ウルトラマンの光、それを奪えと声が聞こえるがそんな事に構っていられる余力は無い。
手に入れた道具を見たがめぼしいものは殆ど無い。ライダースーツはともかく、今更梅干しやムカデのキーホルダー、それに印籠やディスク、おまけに本を出されても正直困る。がらくたと言っても良い。
が、その中であるものを見つけた――
「ベルト……」
それを手にした瞬間、何か大きな力を感じた――
確信があった。この力があればガドル、そしてエターナルを倒し『みんな』を守れると――
気が付けばベルトを腹部へと装着していた――
そして程なくベルトはあかねの体内へと同化していった――
ベルトに宿る聖なる石があかねの願いに反応し全身へと神経を伸ばしていく――
天道あかねはあまりにも純粋だった――
そして、殺し合いを好む様な残虐なわけもなかった――
血生臭い争い事とは無縁の騒がしくも楽しい日常を愛する者達と送っていた――
そして、格闘家故に健やかなる躰とそれなりに誰かを守りたいという感情もあった――
そして何より――理不尽な暴力に対する無念があった――
そう、『条件』は全てクリアされていたのだ。
一条、そして良牙が懸念した最悪な状況への――
消耗したあかねの躰の状態、それに加えあかねには頑固なまでの強い意志があった。
故に、アマダムが彼女の躰を作り替えるのにはそう時間はかからない――
そして今、夜の星に照らされて、呪泉郷の畔にて1人の戦士が復活した――
ゴ・ガドル・バとの戦いで完全に失われたクウガ、それより前に作られたもう1人の、プロトタイプのクウガ――
プロトタイプ故の仕様かあかね自身の精神の問題か、その姿は本来のクウガの赤ではなく白、角も本来のそれとは違い短い――
それでも単純なパワーだけで言えば本来のクウガと比べて劣るものではない、
しかし、プロトタイプ故に不完全。そう、致命的な欠陥を抱えていたのだ。
元々その力に精神的な要素が強く関わるクウガ、それ故に持ち主が闇に染まれば元々構造の近いグロンギと同じ存在となってしまう。
無論それはリントを守るという意味では本末転倒、故に安全装置が組み込まれていたのだ。究極の姿とその危険性を警告する形で――
だが、プロトタイプのそれには安全装置が存在しない。つまり全てを闇に葬る存在となる危険性が高いという事だ。
だからこそのプロトタイプ、その危険性があるからこそ後に作られたクウガには安全装置が組み込まれたという事だ。
もっとも、仮に安全装置があろうと無かろうと、あかねがその警告に従うかどうかは全くの別問題だ。
これは別に頑固なあかねに限った話ではない、五代以外の世界に存在するクウガ、そのクウガは他の要因があるとはいえ凄まじき戦士の姿を晒し、またある時はそれすら凌駕する姿となったのだ。
つまり、クウガという存在は決して安全な存在ではないという事だ。一条はそれを知っていた。だからこそその懸念を最期まで持ち続けていたのだ。
躰の調子が軽い――これでもうガドルにもエターナルにも負けやしない――
今度こそ、『みんな』との日常を取り戻せる――
何か大事な事を忘れている様な――そんな空しさを感じながら――
「アァァァァァァンンンンンンンアァァァァァァァッッッッッ!!!」
その叫びはどんな意味だったのだろうか?
こんな展開は他の誰も望んでいない――皆、あかねを止めようと声を届かせようとするだろう。
だが、あかねは他者の声に一切耳を傾けず、自分だけの世界を守る為、たった1人堕ちていく――
茜色の天の道は――深い奈落の底へと続いていた――
【1日目/夜中】
【C-7/呪泉郷】
【天道あかね@らんま1/2】
[状態]:アマダム吸収、メフィストの闇を継承、肉体内部に吐血する程のダメージ(回復中)、ダメージ(極大・回復中)、疲労(極大)、精神的疲労(極大)、胸骨骨折(回復中)、 とても強い後悔と悲しみ、ガイアメモリによる精神汚染(進行中)、伝説の道着装着中、自己矛盾による思考の差し替え、プロトタイプクウガに変身中
[装備]:伝説の道着@らんま1/2、T2ナスカメモリ@仮面ライダーW、T2バイオレンスメモリ@仮面ライダーW、二つに折れた裏正@侍戦隊シンケンジャー、ダークエボルバー@ウルトラマンネクサス、プロトタイプアークル@小説 仮面ライダークウガ
[道具]:支給品一式×4(あかね、溝呂木、一条、速水)、首輪×7(シャンプー、ゴオマ、まどか、なのは、流ノ介、本郷、
ノーザ)、女嫌香アップリケ@らんま1/2、斎田リコの絵(グシャグシャに丸められてます)@ウルトラマンネクサス、拡声器、双眼鏡、インロウマル&スーパーディスク@侍戦隊シンケンジャー、紀州特産の梅干し@超光戦士シャンゼリオン、ムカデのキーホルダー@超光戦士シャンゼリオン、滝和也のライダースーツ@仮面ライダーSPIRITS、『長いお別れ』@仮面ライダーW、ランダム支給品1~2(溝呂木1~2)
[思考]
基本:"東風先生達との日常を守る”ために”機械を破壊し”、ゲームに優勝する
0:何処に向かう?
1:ガドルを倒す。
2:ダグバが死んだ……。
3:ネクサスの力……
[備考]
※参戦時期は37巻で呪泉郷へ訪れるよりは前、少なくとも伝説の道着絡みの話終了後(32巻終了後)以降です。
※伝説の道着を着た上でドーパント、メフィスト、クウガに変身した場合、潜在能力を引き出された状態となっています。また、伝説の道着を解除した場合、全裸になります。
また同時にドーパント変身による肉体にかかる負担は最小限に抑える事が出来ます。但し、レベル3(Rナスカ)並のパワーによってかかる負荷は抑えきれません。
※Rナスカへの変身により肉体内部に致命的なダメージを受けています。伝説の道着無しでのドーパントへの変身、また道着ありであっても長時間のRナスカへの変身は命に関わります。
※ガイアメモリでの変身によって自我を失う事にも気づきました。
※
第二回放送を聞き逃しています。 但し、バルディッシュのお陰で禁止エリアは把握できました。
※バルディッシュが明確に機能している事に気付いていません。
※殺害した一文字が機械の身体であった事から、強い混乱とともに、周囲の人間が全て機械なのではないかと思い始めています。メモリの毒素によるものという可能性も高いです。
※黒岩が自力でメフィストの闇を振り払った事で、石堀に戻った分以外の余剰の闇があかねに流れ込みメフィストを継承しました(姿は不明)。今後ファウストに変身出来るかは不明です。
但し、これは本来起こりえないイレギュラーの為、メフィストの力がどれだけ使えるかは不明です。なお、ウルトラマンネクサスの光への執着心も生じました。
※二号との戦い~メフィスト戦の記憶が欠落しています。その為、その間の出来事を把握していません。但し、黒岩に指摘された(あかね自身が『機械』そのものである事)だけは薄々記憶しています。
※様々な要因から乱馬や良牙の事を思考しない様になっています。但し記憶を失っているわけではないので、何かの切欠で思考する事になるでしょう。
※ガミオのことをガドルだと思い込んでいます。
※プロトタイプアークルを吸収したため仮面ライダークウガ・プロトタイプへの変身が可能になりました。
PART.8 獅子に翼
「そうか、フェイトとユーノを殺したのもガドルの野郎か……ともかくこれでレイジングハートの誤解が解けるな……」
『Her name to her...(彼女の名前が彼女に……)』
良牙とバルディッシュは大まかに情報交換を済ませた。
最初はあかね(及び
パンスト太郎)の知り合いだった事もありバルディッシュは警戒していたが良牙の口にした『なのは』の名前が気に掛かり思わず反応してしまい接触してしまったのだ。
急を要する状況だったが両名にとって意義はあった。
バルディッシュの話によると
フェイト・テスタロッサ達がガドルに殺された後、2度目の放送後あかねによって回収された。
その後、あかねは2号を仕留め今度はある参加者に仕掛けたが敗北、その後森を彷徨い良牙達に仕掛けたという話だ。
だが問題はその参加者だ。あかねはその参加者によってファウストにさせられたという事を良牙は把握したが、
「なぁ、バルディッシュ……もう1度聞くがあかねさんをファウストにしやがったのは溝呂木じゃなかったんだな?」
『He had declared himself darkness emperor Mephisto.(闇黒皇帝メフィストと名乗っていました)』
「溝呂木がそんな古いセンスな名乗りするわけねぇしなぁ……」
『He had called "Newly acquired power"(『新たに得た力』と言っていました)』
「……? 新たに得た力? それじゃまるでその野郎はついさっき溝呂木の力を手に入れたみたいじゃねぇか……待てよ……」
この時、良牙はある思い違いをしていたのではと考えた。
今まで良牙含めた多くの者は溝呂木が諸悪の根源だと考えていた。随分前につぼみが溝呂木を説得しようとしたが割と本気で呆れていたのが正直な話だ。だが、
「(もし、溝呂木の野郎が持っていた力、メフィストも誰かから与えられたものだったとしたら……溝呂木の野郎もスバル達と同じ被害者って事になるじゃねぇか……)」
そう解釈するならばつぼみの行動はある意味では正しい事になる。
とはいえ、仮にそうでも今更溝呂木を許すつもりは全く無い。しかし重要なのはそこではない。
「(で、誰だか知らねぇが、あかねさんをファウストにしやがった闇黒皇帝はメフィストの力を新たに得たって話だ……という事は……)」
導き出される結論は
「(メフィストの力を与えた奴がいるって事じゃねえか……そいつが全ての元凶……)」
多くの参加者を苦しめた溝呂木、そしてあかねをファウストに変えた闇黒皇帝、彼等に力を与えた存在が参加者の中にいる事に気付いたのだ。
「(つまりそいつが本当の元きょ……)」
が、ここである事に気が付いた。
「(ちょっと待て、それおかしくねぇか? 何でそれだけの事が出来る奴が参加者にされているんだよ……いやそれ以前にガドルやドウコクの様な連中もいる……
大体呪泉郷がこの島にあるのだっておかしいじゃねぇか……
そんな連中をこの殺し合いに巻き込んで殺し合いをさせようとして、呪泉郷まで用意する奴は一体どんな野郎なんだ!?)」
そう、メフィストの力を与えた存在、ガドルやドウコクすらも掌の上で転がせる者、それがこの殺し合いを司る真の黒幕なのだ。
その異様にして強大な存在に良牙は気付いたのだ。
「(まずいぜ……ガドルやそいつを倒せば済む話じゃねぇぞ……どうすれば……)」
だが悩んでいる間にも戦いの音は遠く響いている。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーーーーーーっっっ!! ええい考えていても仕方ねぇ、後で左やつぼみになのは、それに鋼牙に考えてもらえば良い」
正直考えたってどうにもならない。仲間ならきっと良い答えを出してくれるだろう。そう結論づけた。
『It asks once again, Mr.Left and Ms.Kyoko are safe?(もう一度聞きますが、左と杏子は無事なのですね?)』
「ああ、左とはさっき会ったから間違いねぇぜ、杏子の方は話に聞いただけだが警察署にいるらしい……(あれ、そういや五代が『杏子ちゃんについては気をつけた方が良いかも知れない』って言っていた様な……まいいか)」
『(Had not it ridden?(……あれ? 乗ってなかったっけ?))』
ちなみにバルディッシュは
佐倉杏子が殺し合いに乗っていて翔太郎達を利用していたと認識しており、
良牙も方も五代から杏子については少し気をつけた方が良いという注意を受けていた。
これはさやかが杏子が危険人物だと五代に伝えた事が原因で、五代はそこまで杏子を悪人と断じたくなかったがさやかの事も信じていたため念の為注意したという話だ。
ともかく、バルディッシュはパンスト太郎やあかねの事もあってから警戒していたが実際に話してみた所、良牙はそれなりに信頼出来る人物だと判断した。
「まぁいい、ともかくつぼみやなのは達を助けに行く。バルディッシュ、付き合ってくれ」
『Yes』
そして良牙はメモリを作動させ、
――Eternal――
「変身……!」
ドライバーへと挿入、
――Eternal――
その音声と共にエターナルへと変身した、その炎の色は――青、
だが、今更その事に一々反応したりはしない。
大道は運命と言っていたがそんな言葉で片付けるつもりはない。
運命だというのならあかねが闇に墜ちる事も運命だったという事になる。
そんな運命、絶対に認めてなるものか、だからこそその運命の道すらも振り払い進み続けるだけだ。
「方向音痴の俺じゃまずこの距離でも辿り着けねぇだろうが……」
取り出したる1本のメモリ、
――Weather――
気象の力を宿すメモリを作動させる。
――Weather Maximum Drive――
気象というのは雷に限らない、冷気、熱気、風、雨、ありとあらゆる現象が存在する。その1つを使い竜巻を発生させ自身に纏う。
そう、竜巻の力で自ら上空へと飛び上がるのだ。
良牙が考えた秘策、それは上空から現在進行形で戦う3人を見つけ出し空中から駆けつけるという方法だ。
目的地が明確に見えれば幾ら筋金入りの方向音痴な良牙でも辿り着ける。万が一間違える可能性があってもバルディッシュがサポートしてくれる。
ナスカ・ドーパントによって分断されてから約15分、まだ間に合うだろうが一刻の猶予も無い。
「何処だ……つぼみ……なのは……ブロッサム……ムーンライト……」
獅子咆哮弾――それは不幸を呼ぶ技だ。
それ故に、それを会得した者は崖から蹴落とされる獅子の如く、深い奈落の底へと堕ちていく。
「(あかねさん……今は貴方を追う事は出来ない……他にも守らなきゃならない奴等がいるから……だが、何時か必ず……あかねさんを闇から救い出し……笑顔を取り戻してみせる……!!)」
だが今の良牙はもう1人ではない、仲間達の想いがある、それに応えるのだ――
想いは翼となり、獅子へと与えられる。
獅子は高く飛び上がり、果て無き道を進む――
過去も未来も省みず、現在だけを見て走り続けた――
進み続けた道は間違いでは無かった。
その道程は輝いていた――永遠に――
「見つけたぜ……あそこか!!」
仲間達の声は響き渡り、良き牙と成りて空を舞う――
【D-8/森上空】
【響良牙@らんま1/2】
[状態]:全身にダメージ(大)、負傷(顔と腹に強い打撲、喉に手の痣)、疲労(大)、腹部に軽い斬傷、五代・乱馬・村雨の死に対する悲しみと後悔と決意、男溺泉によって体質改善、デストロン戦闘員スーツ着用、仮面ライダーエターナルに変身中
[装備]:ロストドライバー+エターナルメモリ@仮面ライダーW、T2ガイアメモリ(ゾーン、ヒート、ウェザー、パペティアー、ルナ、メタル)@仮面ライダーW、バルディッシュ(待機状態、破損中)@魔法少女リリカルなのは、
[道具]:支給品一式×14(食料二食分消費、(良牙、克己、五代、十臓、京水、タカヤ、シンヤ、丈瑠、パンスト、冴子、シャンプー、ノーザ、ゴオマ、
バラゴ))、水とお湯の入ったポット1つずつ×3、志葉家のモヂカラディスク@侍戦隊シンケンジャー、ムースの眼鏡@らんま1/2 、細胞維持酵素×6@仮面ライダーW、グリーフシード@魔法少女まどか☆マギカ、歳の数茸×2(7cm、7cm)@らんま1/2、デストロン戦闘員マスク@仮面ライダーSPIRITS、プラカード+サインペン&クリーナー@らんま1/2、呪泉郷の水(娘溺泉、男溺泉、数は不明)@らんま1/2、呪泉郷顧客名簿、呪泉郷地図、特殊i-pod、克己のハーモニカ@仮面ライダーW、バッドショット+バットメモリ@仮面ライダーW、スタッグフォン+スタッグメモリ@仮面ライダーW、テッククリスタル(シンヤ)@宇宙の騎士テッカマンブレード、スパイダーショック+スパイダーメモリ@仮面ライダーW、まねきねこ@侍戦隊シンケンジャー、黒子の装束@侍戦隊シンケンジャー、『戦争と平和』@仮面ライダークウガ、双眼鏡@現実、ランダム支給品1~6(ゴオマ0~1、バラゴ0~2、冴子1~3)、バグンダダ@仮面ライダークウガ、evil tail@仮面ライダーW、警察手帳
[思考]
基本:天道あかねを守り、自分の仲間も守る
0:バルディッシュと共に狼野郎(ガミオ)、つぼみ、“なのは”の戦いの場に戻る。
1:つぼみ、“なのは”とともに警察署に向かう。
2:あかねを必ず助け出す。仮にクウガになっていたとしても必ず救う。
3:誰かにメフィストの力を与えた存在と主催者について相談する。
4:いざというときは仮面ライダーとして戦う。
[備考]
※参戦時期は原作36巻PART.2『カミング・スーン』(高原での雲竜あかりとのデート)以降です。
※夢で遭遇したシャンプーの要望は「シャンプーが死にかけた良牙を救った、乱馬を助けるよう良牙に頼んだと乱馬に言う」
「乱馬が優勝したら『シャンプーを生き返らせて欲しい』という願いにしてもらうよう乱馬に頼む」です。
尚、乱馬が死亡したため、これについてどうするかは不明です。
※ゾーンメモリとの適合率は非常に悪いです。対し、エターナルとの適合率自体は良く、ブルーフレアに変身可能です。但し、迷いや後悔からレッドフレアになる事があります。
※エターナルでゾーンのマキシマムドライブを発動しても、本人が知覚していない位置からメモリを集めるのは不可能になっています。
(マップ中から集めたり、エターナルが知らない隠されているメモリを集めたりは不可能です)
※主催陣営人物の所属組織が財団XとBADAN、砂漠の使徒であることを知りました。
※第二回放送のなぞなぞの答えを全て知りました。
※つぼみ、一条、鋼牙と125話までの情報を交換し合いました。
※男溺泉に浸かったので、体質は改善され、普通の男の子に戻りました。
※あかねが殺し合いに乗った事を知りました。
※溝呂木及び闇黒皇帝(黒岩)に力を与えた存在が参加者にいると考えています。また、主催者はその存在よりも上だと考えています。
※バルディッシュと情報交換しました。バルディッシュは良牙をそれなりに信用しています。
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最終更新:2014年06月15日 22:49