2019-11-13

Twitterで公開されたSSを引用しています。
引用元:桜瀬彩香氏Twitter(@kusurinomamono https://twitter.com/kusurinomamono

前 2019-11-09 #運命の日
後 2019-11-20 #毛皮の日

ちょっとした贈り物


本日のお題は「ちょっとした贈り物」です。

出先で目に付いた、ちょっとしたお土産や贈り物。
大切な人の為に手に入れた、幸せの欠片のお話です。
https://twitter.com/kusurinomamono/status/1194546141368442880?s=19

グレアム
「これが福音のリボンで、こちらが前奏曲と夜霧のリボンなんだ」
「こ、これは買取らせて下さい!」
「はは、土産だから気にしないでくれ。ただ…」
「ふむ。何でもない日に、ディノへの贈り物として忍ばせるのですね?」
「ああ。シルハーンはそれが一番喜ぶからな」
「任せて下さい!」

ヒルド
「報告は以上です。それと、出先で目につきましたので」
「…万華鏡の魔術書、初期の写本ではないか!」
「今回の会談では苦労されておりましたからね。ただし、明日からの休暇でも、無理はしませんよう。聞いていますか?」
「…っ、ああ」
「読み始めていましたね?まったくあなたは…」

グラスト
ゼノーシュ、さっきの屋台で買ったんだが食べるか?」
「わぁ、チョコレートだ!」
「中に梨のゼリーが入っているらしい。仕事中だったが、頑張ってくれているからな」
「大事に食べるね。…グラスト、僕ね、グラストの事大好き!」
「…っ、…今度は休みの日に行こうな」
「うん!」

ヨシュア
「イーザ、これを受け取るといいよ」
「ヨシュア?…っ、これは!!」
「偶然シルハーンとネアに会ったんだ。使い終わった空の術符らしいよ。僕は偉大だし君の友達だから、ネアから貰ってきたんだ」
「こ、これが、噂のちびふわ符…」
アルテアに使ったみたいだね。ほぇ、泣いてる…」

アルテア
「これが新しいクリームだ。おい、何だその顔は」
「むぐ、お顔には化粧水で充分なのだ」
「その後にこれを塗るだけだろうが」
「む!ふわっと霧葡萄のいい匂いがします!じゅるり…」
「ったく。お前でもこの香りなら使えるだろう。いいか、くれぐれも食うなよ?」
「食べません…」

ウィリアム
「ネア、シュタルトに寄ったから買っておいたんだ。一緒に飲まないか?」
「まぁ、湖水メゾンの葡萄ジュースです!実は、ウィリアムさんが送ってくれたポストカードを受け取ったところなのですよ」
「ネアが好きそうな絵だったからな。今度、その町に連れて行こう」
「ぜ、絶対ですよ?」


「ドロシー、土産だ」

もうそこには誰もいないが、バンルは時々、最愛の使い魔が使っていたクッションに話しかける。

エーダリア様の行った式典の公式資料だ。俺達の大切なウィームの子は、随分と立派になっただろう?」

そうすると今も、ブニャゴと鳴くその声が聞こえる気がした。

会員
「手に入ったのか!」
「リドワーン落ち着け。ネア様のお気に入りの無花果の焼き菓子だが、注視するべきはこの紐だ」
「ミカは落ち着いているのだな」
「ワイアート、それならご主人様から何本もの縄を賜ったベージの方だろう」
「はは、それでもこの焼き菓子は嬉しい」
「ああ。違いない」

リュツイフェール
「土産だ」
「冗談ですよね?死んで下さい」
「魔物の肉か。調理すれば食べられそうだな」
「ニケ様?!」
「間違いなく階位は上がるぞ。食い残しじゃないから安心しろ」
「おやめ下さい!おかしなものを食べて倒れでもしたら…」
「香草を使うか?」
「香辛料だな」
「二ケ様!」

ノア
「みんな、お土産買ってきたよ!」
「なぬ、なぜコートが焦げているのだ」
「…うん。燃やされかけたんだよね」
「燃やされてしまったのかい?」
ノアベルト、これは何なのだ?」
「タキトワのチーズケーキだよ。祝福の葉で包んであるんだ」
「そ、その葉を貰っても?」
「エーダリア様…」

エーダリア
「エーダリア様?」
「そ、その、選べなくてだな」
「だからといって、なぜあなたはこの量を買って来たのですか」
「すまない…」
「ノアベルトが…」
「まぁ、狐さんがボールに埋もれています」
「この、青紫色のものが一番似合うと思ったのだが、この赤も人気だったのだ。ヒルド…」

ディノ
「…ネア」
「むむ、なぜ今日はずっと挙動不審なのですか?」
「その、…観に行くかい?」
「まぁ!歌劇場の新しい演目ですね!チケットを買ってくれたのですか?」
「お土産かな…」
「ふふ、さては皆さんのお土産に憧れてしまいました?」
「気に入ったかい?」
「私の伴侶は世界一です!」

ネア
「…ずるい」
「この前のチケットのお礼に、贈り物を手配しました」
「送ってくるなんて、可愛い…」
「あえての郵送ですよ!」
「これは、チケットかい?」
「はい。今度の週末に二人で森の音楽会に行きませんか?」
「君となら、どこにでも行くよ」
「む、なぜいつの間に椅子になったのだ…」

本日はここまでとなります。
お付き合いいただき、有難うございました。


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最終更新:2022年05月07日 12:02